8都県市合同防災訓練

庄戸会場 平成21年度横浜市総合防災訓練(第30回8都県市合同防災訓練)が8月30日(日)の栄区中央会場と庄戸会場における、実践的な訓練を皮切りとして実施されました。
中央会場の住友電気工業(株)では第一、第二分団が出場して救出救助訓練が、庄戸会場の庄戸1丁目先では第四分団が出場して緊急交通路確保・道路啓開訓練が実施されました。

事故車両 訓練想定は、南関東地域(相模湾)を震源とするマグニチュード7.9、市内最大震度7の地震が発生し、特に栄区内の被害は甚大で家屋の倒壊や道路の損害をはじめ、電気・ガス・水道等のライフラインにも大きな被害が発生している。
また、各所で火災が発生し、多数の死傷者が出ている状況とのことです。

土木パトロールカー 近隣住民よりの災害発生通報を受理した栄土木事務所より、栄警察署へ連絡すると共に、土木パトロールカーが現地確認に急行します。
被害状況は車両2台が被災しており、前の車のしたに通行人が挟まれており、後の車両の運転席では負傷者が脱出出来ない状態で取り残されている。
さらにその先には路線バスが運行できない状態で停車しており、乗客も何人か負傷している状況です。

消防車到着 消防団に対する救助要請を受けて第四分団第一班の団員達が救助資機材を搭載した消防車で災害現場に到着しました。
さらに、第二班の団員達も徒歩にて災害現場に駆け付けてきます。

救助指示 福島第一班班長の『事故車両及び路線バス乗客の救助に当たれ。』との指示のもと、団員が4つのグループに分かれ救助を開始します。
A班は仮救護所を設置すると共に応急担架を準備します。B班は路線バスの状況を確認し、避難誘導すると共に負傷者を仮救護所に誘導し、三角巾による応急処置を施します。

バールによる救出 C班は事故車両に閉じ込められた被災者をバールを使ってドアを開放し、救出をはかります。

油圧ジャッキ D班は、事故車両の下に挟まれてしまった通行人を油圧式救助器具及び角材を活用して救出をはかります。

救出 事故車両の下に挟まれてしまった通行人の方が救出されました。
しかし心肺機能が停止してしまったいる様子、すぐに仮救護所に搬送します。

心肺蘇生法 仮救護所では心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)を使って救急救命が実施されます。

救出2 残る1名の被災者もドア空けることに成功し、救出できました。
訓練を見学されていた住民の皆さんからも声援が送られ、救出完了時には大きな歓声があがりました。


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