![]() はじめに E28-M535iのエンジンオーバーホール後の慣らしもほぼ終りの10月のある日、エアコン(実は単なるクーラー)のスイッチをONにすると突然コンプレッサからジャリジャリと異音が出てヒューズが飛び、クーラーが効かなくなってしまいました。どうやらコンプレッサの電磁クラッチが異常摩耗し、オーバーロードとなったようです。度重なる高速道走行のせいかもしれませんが、コンプレッサも所詮は中期の消耗品(?)、13年間も良くもってくれたものです。どうやって修理するのが良いか思案するうちに秋も深まりクーラーの不要な季節となったので、ここはじっくり春までに修理を行なうことにしました。以下はその顛末です。 どうやって修理するか? なるべく安く修理したいのですが、かといってやっつけで修理しまたすぐ壊れてしまっても困ります。幸い(?)私の場合壊れたのはコンプレッサ本体だけ。この2年間冷媒ガス補給は不要で酷いガス洩れは無い為、コンプレッサを交換すれば良いのですがそう簡単にもいきません。現行コンプレッサと同一仕様の新品はもう現存しないからです。E28はじめ1992年ぐらいまでのBMWのコンプレッサはR-12という古い冷媒仕様のもので、規制により現在これらは製造中止とのこと。よってBMW正規ディーラーでは、R-12用コンプレッサの修理はレトロフィットキットといって、新型のR-134aという冷媒対応の新品コンプレッサとその他の関連する部品を交換する方式をとっています。 ということで、修理の選択肢は概ね以下に思われます。
どれもメリット、デメリットがあり、いまひとつ乗り切れません。
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