川村渇真の「知性の泉」

浮遊思考記録には...


普段得られた情報に意見を述べたい

 本サイトでは、重要なテーマごとにコーナーを作り、コーナーごとに体系化して書き進めている。現在の細かな現象を取り上げるのではなく、より大きな流れを見て、重要と思われる現象を優先して扱う。コーナーごとの完成度を重視すれば、このような方法がベストである。
 しかし、体系化の中では低い位置付けなので取り上げないとか、書き進み具合が遅いために取り上げにくい現象などが出てくる。また、どのコーナーにも関係ない話題だと、取り上げる機会がない。そんな欠点を解消する意味で「気ままな浮遊思考記録」を用意した。世の中に起こった現象は、それが記憶している間に取り上げたほうが説得力が大きいので、古くならないうちに取り上げる必要があるからだ。
 実際、新聞やテレビを見ていると、「おいおい」と突っ込みたくなる内容に何度も出会う。視点や位置付けが不適切で、誤った評価や価値観を広めていると感じるためだ。気になった全部に突っ込みを入れるのは無理だが、重要なものにはコメントを付けたい。
 扱う対象は、世の中で話題になっている事件、それに対する誰かの発言など。それに対するコメントという形で、自分が考えた内容を紹介したい。誰かの発言に関しては、発言した内容が納得できず、世の中への影響が大きい場合だけにコメントするつもりだ。その他、友人との会話に登場した話題も取り上げる。

意見の背景をできるだけ紹介するつもり

 書き方の基本としては、意見の背景にある理由をきちんと述べ、可能な限り論理的に仕上げる点を重視する。そのため、単にコメントを付けるのではなく、考え方や視点を提供する意味が大きい。それに納得する人もしない人もいるだろうが、異なる考え方を知ることは非常に重要だ。
 複数の考え方を提供された場合、善し悪しを感情的に判断することは避けたい。両方の意見を“できるだけ論理的に”分析して、どちらが妥当なのか考えてほしい。そうすれば、論理的な思考能力が次第に高まるだろう。それは適切な判断の基礎となる。
 以上のような目的で用意したので、名前を「浮遊思考記録」とした。出来る限り、考える過程を説明しながら書いていきたい。この中で取り上げた内容は、後になって他のコーナーで本格的に取り上げたり、独立した新コーナーになるかも知れない。

自分が面白いと感じた話題も紹介したい

 もう1つ、気軽に書くことも重要なので、自由気ままに思考しながら、その中身を文章にしたい。重いテーマだけに限定せず、他のコーナーにない軽い話題も含めようと思っている。基本的には、自分が面白いと思った内容を優先して紹介するつもりだ。そのような話題だと、「浮遊思考」の範囲からは外れぎみで、書き方も気軽な形になるだろう。テーマの数としては、こちらのほうが多くなるかも知れない。
 とにかく、他のコーナーで紹介できない様々な話題を取り上げようと思っている。正直なところ、どんな内容になるかは予想できないので、自分にとっても“書いてみてのお楽しみ”としておきたい。

(1999年1月3日)


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