Last Update: 01/06/22


Football Jungle

U-20日本代表


Result

世界ユース選手権 Argentina 2001

 → 別ページ参照

 

ツーロン国際トーナメント

 世界ユース選手権を目前に控え、フランスで行われるツーロン国際トーナメントで力試しです。グループリーグが4チームによる戦いとなるため、世界ユースのシミュレーションとなります。

 しかし日本はフランスに引分けるのが精一杯で、1次ラウンド最下位でなって敗退しました。1位となったポルトガルが、A組2位のオランダ、同1位のコロンビアを破って優勝しています。この他、A組にはアメリカ、イタリアが参加していました。

・1次ラウンド

B組 勝点
U-20ポルトガル代表 9 3     5
U-20フランス代表 4 1 1 1 1
U-20ポーランド代表 3 1   2 -1
U-20日本代表 1   1 2 -5

勝点:勝ち点(勝ち=3, 引き分け=1) / 差:得失点差

2001年5月25日 U-20日本代表 1 - 3 U-20ポーランド代表 ニーム
5月27日 U-20日本代表 1 - 1 U-20フランス代表 ツーロン
5月29日 U-20日本代表 1 - 4 U-20ポルトガル代表 フレジャス

日本の試合結果のみ掲載

 

ジャパンユースカップ2001

 24日(日本時間・25日早朝)に行われたA代表のフランス戦が惨敗だったことと対照的だったのか「U-20は強かった」といった論調の報道がありましたが、1回戦を実際に観戦してみて、そして決勝戦のTV報道を見る限りでは「強くて勝った」ということはまったくなく、逆に全体的な力は不足しているように思えます。しかしこれからの成長を見ていけるところがユース世代のよいところですから、アテネオリンピック本番までの3年間が楽しみです。

・決勝 & 3位決定戦

3月25日 U-20日本代表(優勝) 1 4PK2 0 U-20メキシコ代表(準優勝) 埼玉:駒場スタジアム
  U-20チリ代表(3位) 3 - 0 U-20ウクライナ代表(4位)  

・1回戦

2001年3月23日 U-20メキシコ代表 2 - 1 U-20ウクライナ代表 東京スタジアム
  U-20日本代表 4 - 3 U-20チリ代表  

 試合は前半と後半でまったく別のチームを観ているようでした。立ち上がりはチリがアウェーの鉄則通り相手の様子をうかがいます。その分日本は自由にボールを持たせてもらえるのですが、バランスと連携が悪く、ゴール前に達してもそこまでという展開が続きました。特に(12)山瀬功治(札幌)と(14)前田遼一(磐田)との3トップと思えるほどMF登録の(10)石川直宏(横浜FM)が前掛かりとなっており、彼の左サイドにボールが集中していました。当然DFがつくので左は混雑しますが、がら空きの右サイドは使われず、スタンドにはイライラが募ります。

 空いている左サイドにはDF(2)平島崇(福岡)がときどき上がってきますがこれが活かされることはほとんどなく、逆に最終ライン近くのバランスが崩れてチリのカウンターにさらされるようになります。チリは2トップを残して8人のフィールドプレーヤーが自陣に残り、そこから縦パス一本でFWへ。対する日本のDFは3バックで左右の二人がその2トップに対応しようとしていましたが、全体が前線に偏っているために完全にケアできず、一気に突破されて11分と20分に失点しました。失点の形は最悪で「ざるー!!」という野次も出るほどでした。

 36分に(2)平島に替えてFW(13)大久保嘉人(セ大阪)がされ、石川のいた左の高い位置に入り、石川は平島のポジションへコンバートされたようです。大久保が入ったことにより、また失点していることもあって日本はより積極的にゴールへ向かいますが、前半は0-2のまま終了しました。

 後半開始時にはDF(3)中澤聡太(柏)に替ってFW(9)田原豊(横浜FM)が入ります。これでFWの選手が4人となりましたが、(12)山瀬と(14)前田とかち合うことはなく、逆にそれまでのバランスの悪さがうそのように中盤にタメができるようになりました。右サイドの石川はさらに元気にドリブル突破を見せるようになり、またボールを持たない選手が持つ選手をサポートする動きがやっと見られるようになります。そして後半13分、ゴール前のゴタゴタから大久保が押し込み1点を返します。後は時間さえかければ追いつけるといった雰囲気となり事実、17分と30分に田原が得点して逆転に成功しました。

 調子が上がってこれからという35分。ゴール前のファールでFKを与えてしまいます。これをチリの2点目を決めたバルデスが見事な弾道で日本ゴールに吸い込ませてスタンドのどよめきを誘います。これで同点となり、勝利のための1点を狙うここからの10分が前半からは想像もつかなかった面白いサッカーとなりました。

 そして後半42分。田原がハットトリックとなる勝ち越し点を挙げ、スタンドは大騒ぎ。いくつかにわかれていたサポーター団、酔っ払い気味のオッサンたち、そして私のようにポツンポツンと点在する個人客がいつのまにか一体になっていました。

 後はロスタイムを含めて6分を耐えるだけ。不必要な攻めを避け、上手にボールキープすると「それでいいぞ」という拍手が起こります。当然、何度かチリにボールは渡ってしまいましたが大したピンチもなくそのまま試合終了。前半終了時にはつまらないものを観に来てしまったなと思っていたのに、それが大きな満足に変わって帰途につきました。交代出場してゴールという結果を出した田原と大久保に注目されがちですが、得点こそなかったものの後半はDF陣を助ける動きまで見せた石川が印象に残った一戦でした。

 またこれとは別にこの試合の4審判がすべて日本人であった点が気になりました。公平なジャッジであったとは思いますが、展開上、日本に有利な笛と見える場面が何度かあり、チリの選手にはイライラが募っていました。特にバルデスはファール宣告時にボールを蹴ってしまう場面がありました。その行為は許されるものではありませんが、日本と対戦するチームに冷静さを求める上でも、余計な疑念を避けるためにもせめて主審だけでも別の国から用意する必要があったと思いました。(スタジアム観戦)

 

U-20サッカートーナメント香港2001

 6-7月の世界ユース選手権に出場を決めているU-20日本代表は、香港での国際大会でブラジルと対戦。PK戦で敗れたものの、0-2から後半4分に石川直宏(横浜FM)、25分に飯尾一慶(東京V)のゴールで追いつく大健闘を見せました。日本がブラジルから2得点を奪ったのは史上初です。PK戦は一種のくじ引きのようなものですから、試合は「引き分け」。「マイアミの奇蹟」に次ぐ快挙というべきか、それともこの世代ではもう当たり前のことなのでしょうか。

 3位決定戦ではアルゼンチンに惜敗して残念ながら日本は最下位となりました。若年齢層ほど世界との距離が縮んでいるように思いますが、勝負を分けるポイントとなるとまだ差があるようです。いろいろな場面での小さな技術の差がスコアとなって現れたと言えます。報道によると選手の口からは、課題点を見出し次へのレベルアップを期するコメントがあったようですから、期待できそうです。

・決勝 & 3位決定戦

2月25日 U-20中国代表(準優勝) 0 ext 1 U-20ブラジル代表(優勝) 香港スタジアム
  U-20日本代表(4位) 0 - 1 U-20アルゼンチン代表(3位)  

・1回戦

2001年2月23日 U-20日本代表 2 1PK3 2 U-20ブラジル代表 香港スタジアム
  U-20中国代表 3 - 1 U-20アルゼンチン代表  

Link

2000年 U-19日本代表 昨年の同世代のスコアです。
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