北海道行きが8月8〜10日前後、帰りが8月15〜18日前後だと、フェリーも列車も予約開始後、すぐに満席になると思われます。なるべく早く押さえた方が、その後の準備も進めやすいでしょう。混雑期のフェリーに乗りたい場合、予約開始日は、電話がかかりにくくなります。あまりやってはいけないのかもしれませんが、内地(本州側)の受付番号ではなく道内の受付電話にかけると、予約が取れることもあります(内地の番号にかけ直すよう怒られることもありますが)(^^;)。フェリーの傾向として、日本海航路の便は値段も安く、評判が良いようです。休航日もあるので、行程を決める前に早めに確認しましょう! ブルーハイウェイラインではホームページ上で空席状況を確認できますので、他社便を利用する場合でも混雑度の予想に役立ちます。 もし、希望のフェリーが満席だったら・・・。やむを得ず、東北道を一路陸走という手もありますが、余程の混雑期でない限り、キャンセル待ちが有効です。実際問題、この7年間のツーリングで、苦労はしたものの希望の便に乗れなかったことは一度もありませんでした。出港前日までにキャンセル待ちで確保できなかった場合、あとは、出港当日にフェリーターミナルでキャンセル待ちを受け付けます。ただ、飛行機や新幹線と異なるところは、フェリーはでかいため、「当日のキャンセル待ち」で数十人規模で乗船できることが多いですから、時間に余裕のある人は、当日のキャンセル待ちに賭けてみる手もあるかもしれません(ただし乗船できなかったとしても当方は一切保証しかねますが)(^^;)。当日のキャンセル待ちで乗船すると、ドライバーズルーム(長距離トラック運転手向けの専用室)に入れられることが多いのですが、通常の客室よりも設備が良いことも多く、前日に駆け込みで2等カーペット室を予約した人より、当日、キャンセル待ちで2等寝台(ドライバーズルーム)で乗船した人の方が、おいしい思いをすることもあるようです。
予約の際に注意する点は、必ず「大人○人、バイク○○○ccが○台」と告げることです。混雑時は、人間が満員の場合とバイクが満員の場合とがあり、なかなかうまく予約できないこともあります(東京航路の場合は人間の方が先に満員になるような気がする)(^^;)。フェリー会社の一覧は |
北海道を走るライダーは1日の走行距離をだいたい250〜350kmとみているようです。ただし、雨が終日降った場合、300km以上はきついかもしれない(最近の私は雨が降ると150〜200kmで宿に入ってしまいます)(^^;)。また、私のようなミーハーライダー!?は、珍しい景色、変わった観光地などがあると、ついつい長居してしまいますので、その分の時間も考慮すると250〜300kmか、それ以下とみておいた方がいいかもしれません。
傾向として、初めての北海道ツーリングでは無我夢中で長距離を走りガチですが、2度、3度と北海道を走っているライダーは1日の走行距離が短くなるようです。(これはライダーの性格にもよります。走りが好きな人と道草が好きな人とか。400km当たり前って人も多いし)(^^;) |
行程を決める際の注意点ですが、道東は見る場所、行きたい場所がきっと多いはずです。日程の余裕を見ておくと、現地で知り合った人から教えてもらった取って置きのスポットに寄り道する時間も取れるでしょう。また、岬、島に寄る場合は、それだけ日数が余計に必要となります。道東と言っても、納沙布岬に行くなら+1日。知床岬でゆっくりしたいなら+1日。宗谷岬に行きたいなら+1日 or 2日、利尻・礼文島に渡るならさらに+2〜3日といった感じです。=地図:7年間で走った全部の行程ですが、やはりライダーのメッカ(聖地)が多い道東、道北は要チェック=
基本的に北海道ツーリングは、綿密な計画を立てたはずでも、行程半ばで悲惨なぐらいに日程が狂ってくるもんです。(残り2、3日で千何百kmも走らないといけない計算になったりする)(^^;) そうした場合に備えて、2週間程度のツーリングなら丸1日、3週間以上なら2日前後、まったく何もしない空白の日を用意しておくのも、一つの手です。だいたい行程の真ん中あたり(恐らく網走や宗谷岬あたり?)に、そうした日を設けてはどうでしょうか。精神的にもだいぶ楽になります。(北海道ツーリングは長い距離を、天候の変化が激しい自然の中を走りますから相当疲れます。“無理”“パワー”が要求されるような行程は絶対に組まない方がいいです)
あと、これもライダーの性格によりますが、道内入りしてから、他のライダーの話を聞いているうち、どんどん行程が変わってしまう「付和雷同型」ライダーと、まるでストップウォッチを持っているかのように、きっかり時間通り、予定通りに着々と走る「独立独歩型」ライダーといるでしょう。付和雷同型は、もう少し主体性を持って自分の目的を見据えながら走った方が良いですし、独立独歩型は、周囲の人のアドバイスも取り入れて走った方が、結局は楽しいツーリングになると思います(^^;)。私は付和雷同型の傾向が強い上に、他のライダーに現地でいろいろ見所を教えて、相手の行程を崩そうとする悪いクセがあったりする(^^;) |