96/08/22空模様を見ながら網走観光!(網走市街〜能取岬〜網走オホーツク水族館〜網走市街 = 31.5km) |
昼前になって雨が一段落したので、カッパを荷台に積み、能取岬へ。ここと摩周湖は毎年のように来ている。観光客もそれほど多くなく、牛や馬たちがのんびり牧草をはむ様子を眺めていると心が落ち着く。売店でカニラーメンを食べたりしながら、ゆったり過ごす。売店のおばちゃんは「今度は冬に流氷を見においでぇ〜」と言ってくれたが、冬は北海道に来てもゲレンデに向かってしまうもんで(^^;)
続いて、天都山にでも登り、晴れている方角に行こうと思って走り出したら、いきなり大降りになってくる。仕方なく、能取岬の付け根にある「網走オホーツク水族館」に走り込む。「雨宿りとは言え、水族館に入るのもなぁ〜」と入り口で悩んでいると、ライダー2人連れが中から出てきた。入る価値ありますか?と尋ねると、「アザラシが面白いよ」とのこと。何のことか分からなかったが、入ってみることにする。
水族館に入ると、屋外の水槽でゴマアザラシとゼニガタアザラシが飼われているのを発見。手前には餌の入ったバケツが掛けてある。なんとアザラシに餌付けができるとは(^^;) さっそく餌を買ってアザラシにあげることにする。ここのアザラシは人間に慣れているというか何というか、バケツを持って近寄ると、一斉にこちらに向かって大声で鳴き始めた。おまけに賢い奴は、前ビレ(前足?)で脇腹をパンパン叩き、「餌をくれー!」と盛んにアピールしている。おかげで3杯も餌を買う羽目になった(^^;)
これは、網走オホーツク水族館にいたクリオネたち(写真左)。確かに宿で聞いた通り、たくさん採れたらしく、うぢゃうぢゃ泳いでいました。(その後、「クリオネ」の名前もこのオホーツク水族館が出所?というような話を知った)
この日も網走で一泊。飯がうまいのと、酒を飲みながらの大将の話が面白いので、ついつい夜更かししてしまう。明日は釧路方面に向かわないと(^^;)
96/08/23風雨の強い美深峠、濃霧と強風の摩周湖!(網走〜美幌峠〜摩周湖〜札友内 = 122.4km) |
ここでも「連泊してきなよ!」攻撃に会うが、明日は北海道最終日。できるだけ釧路に近付いておきたいので、意を決して出発する。パラパラと雨が降っており、カッパ、グローブカバー、ブーツカバーのフル装備となる。R39沿いに女満別、美幌へ。ここからR243に入り美幌峠に差し掛かるころは、雨もひと段落していた。ただ、路面はまだ濡れており、上り坂では雨水が川になって流れている。
美幌峠に到着。昨年に続いて相当の悪天候。おまけに台風並みの強風が吹いており、ペケJが吹き飛ばされるのではないかと心配になるほど。レストランに入って、ラーメンで身体を温める。北海道ツーリング5度目になるが、思えば美幌峠が晴れていたのは一度しかなかったような(^^;)
美幌峠を下りると、屈斜路湖沿いに川湯経由で、今度は摩周湖に向かう。毎年、摩周湖に来ているが、今年は濃霧&強風で立ってるのも辛いぐらい。こんな摩周湖は初めて。道道52号を登っている時に、対向のライダーが大きく「×印」を出して見せた理由が分かった。よって、写真を撮っても真っ白な霧しか撮れないような状況で、お見せできる写真はないです。(^^;)
摩周湖はいつでもライダーがたくさんいるはずなのに、今日は見る影もなし(^^;) 第1展望台では、北海道初めて組の学生ライダー3人がいたが、「寒いっすよ!!」「カッパ取り替えてくださいよぉ!!」「北海道、舐めてました!!」と口々に(^^;) 1人はカッパが破れてしまったとのことで、ビニル製のゴミ袋(東京都のイチョウのマーク入り)(^^;)を頭からすっぽりかぶり、首だけ出してました。あの3人、無事に東京に帰ってきたかなぁ!?
今晩の宿は弟子屈町札友内。大きなログハウスでペンションのような作りに驚く。さすがに長旅の疲れが出たのか、早めに寝入ってしまう。さて、明日は北海道を発つ日!