96/08/21

オホーツク沿いに網走へ!

(浜頓別〜紋別オホーツクタワー〜網走 = 255.2km)

 浜頓別では、何とのんびり3泊もしてしまった。ツーリングも後半に入ると、帰りの船が気になり出す。そろそろ東に向かわないと(^^;) そこで宿の方々の「連泊すれば!?」攻撃を振り切り(^^;)、今晩の宿は網走に決める。本来、浜頓別〜網走の約250kmは、普通のライダーなら半日で走りきってしまうような距離だが....今年のツーリングはのんびりマイペース。気に入ったところがあれば、昼寝で時間をつぶしてしまう。果たして今日中に着けるのだろうか(^^;)

 宿のオーナーさんたちに別れを告げ、R238を一路南下。途中、ウスタイベ千畳岩(枝幸町)、日の出岬(雄武町)に寄るも、順調に走り続ける。R238は景色が延々とほとんど変わらないので、居眠り運転 or スピードの出しすぎには注意しましょう。興部町では「おこっぺ道の駅」に立ち寄る。興浜南線の興部駅の敷地をそのまま道の駅に作り直した形で、列車2両がライダーハウスになっていた。休憩所の中には興部の発展に鉄道が果たした役割を写真などで紹介していた。(ここら辺からペースが落ち、のんびりムードが漂い始めてしまう)(^^;)



 紋別市では、昨夏は建設中だった「紋別オホーツクタワー」(写真右)が完成していたのを発見。時間がないにもかかわらず、ついつい入ってしまった。紋別港の堤防は大きな「逆Lの字」型で、オホーツクの流氷が流れ込むと港内に滞留させ、観光客が見学しやすいような構造になっている。

 堤防の途中ではゴマアザラシたちが飼われていた。ゴマアザラシは水中に潜ると仰向けになって泳ぐのが習性のよう。どうも目を海底の側に向けて獲物を探す or 底にぶつからないようにしているようだが、その姿が何とも滑稽で、思わず見入ってしまう。(時間がないのに)(^^;)

 港の入り口に立つ同タワーは水中展望塔になっており、オホーツクの海の生き物たちを近くで見ることができる。これはなんかの魚(名前を忘れてしまった)(写真下左)(^^;)

 こちらはカニの一種(写真下右)で、海藻を身に付けて移動するのが特徴とか!? この2枚の写真は横を向いてるように見えますが、実際に魚もカニもこんな感じで泳ぎ(歩き)回ってました(^^;)



 クラゲ(写真下左)。右は流氷の下に住むと言われる「クリオネ」(写真下右)。1〜2cmほどの大きさで、貝の一種らしく、両脇にある羽のようなものをパタパタはためかしながら、水中を泳ぎ回る。大きめの水槽の中に1匹しかいなかったために、探すのに苦労した(^^;)



 これは紋別の堤防にあった大きな笛(写真右)。堤防の下まで波が流れ込んでくる構造になっており、海面が波打つたびに、この鉄パイプから空気が吹き出し、低い音で鳴る仕掛けになっている。

 興部、紋別とのんびりしてしまったために、時間がどんどん無くなってしまった。湧別からサロマ湖沿いに網走へ。竜宮台や計呂地、幌岩展望台にも寄るつもりだったのに、全部パス(^^;) 地元車の後を快調に飛ばしながら能取湖畔を走る。車がやたらと増えてきて、道路が片側2車線に広がると、やっと網走に着いた。宿の大将は今年も、「お!久しぶり!!」と出迎えてくれた。1年ぶりながら、実家に帰ってきたような安心感が甦る。(^^;)

日景 聡/hikage@st.rim.or.jp
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