２００３年７月２２日、時折雨が降るあいにくの天候の中で、白旗神社例大祭が執り行われ た。境内にはところ狭しと出店が出て、氏子たちがひっきりなしに、白旗大明神に、手を合わせて祈っている。この若い女性は、何を祈っているのだろう。人そ れぞれに、祈りたいことは違っていても、一心に祈れば、白旗大明神九郎判官義経公は、人々の祈りを聞いてくれるはずだ。

一心に祈る人あり夕立の雨も気にせず大明神に

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藤沢本町駅前の山車の先導を務めるお囃子の子供たち
（２００３．７．21　２時半頃　撮影）

　今年の例大祭最終日は、雨に見舞われて、山車に参加した子供たちや親は大変だった。それ でも子供たちは、年期の入った山車に乗って、雨をものともせずに笑顔で、白旗神社に向かった。

山車に乗る小さき子らを囃子つつ笛吹く少女の笑顔か な

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年季の入った山車に乗る少女たちの眼が輝いている
（２００３．７．21　２時半頃　撮影）

穢れなき子らの未来もこの山車は藤沢宿の心伝えむ
 
 

義経公首荒い井戸のノウゼンカズラは夕立にたちまち散ってしまった
（７月２１日　２時００分頃）

雷鳴が轟く中で首塚の花弔ひか散り給ふなり

 

Last update 2004.1.20 Ｈ.Sato
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