しばらくすると、何も見えなくなりました。北マーレ環礁から目指すラスドゥ環礁の
間には海しかありません。
遠くに小さな島が見えてきました。
とても小さい島です。真ん中には木々が繁り、周りは白い砂浜の、それはとても奇麗
でかわいい感じの島に見えました。
でも、思っていた水上コテージは見えません。バロス島などのように砂浜から桟橋で
行く水上コテージを想像していましたが、ヴェリガンドゥ島の水上コテージは半水上
でした。
お昼ごろの満ち潮になると階段の下から3段目まで海面が来ますが、明け方や夕方の
引き潮になると、階段よりもさらに海面は低くなって、砂浜が広くなります。
カヌーのことを考えると、完全な水上コテージよりも、目の前に砂浜が広がる半水上
コテージの方がとても便利です。
砂浜にカヌーを置いて、乗り込み、波とともに出発することもできるし、乗らない時
の置き場所はテラスに確保できるし(流石に部屋の中に置くわけにはいきません)。
水上飛行機が着水しました。西の方へ伸びた桟橋を越え、バーの傍の海岸へ飛行機を
付けました。
普通は、南側の桟橋に付けて、南北に伸びた奇麗な砂浜を左右に見ながらバーの方へ
歩いていくようです。桟橋には、「Welcome」という文字も書いてありました。
私たちはハネムーン扱いだからなのか、バーのすぐ近くの砂浜に飛行機が着きました。
飛行機から降りると、すぐにバーに案内されて、ウェルカムドリンクが出ました。
ウェルカムドリンクを飲みながら、このヴェリガンドゥ島の案内とホテルの説明を聞
きました。
その後、レセプションの前を通り、西側の海岸を見て歩き、私たちの泊る部屋、No.8
に案内されました。
それが、下の写真にある水上コテージ(東向き)です。
お家の中にはいると、そこはとても大きなお部屋でした。
天井はとても高く、ベットは藤でできたかわいらしいものでした。
シャワーは、モルディブ式のお家の外にあるタイプです。しかも2つありました。
実は部屋の写真は次の日に撮っていましたので、また明日説明しますね。
着替えなどを部屋に備え付けの棚に出した後、食事の時間になったので、レストラン
へ行きました。
ホテルの説明を聞いているときも、何回か聞きこぼしたフレーズもあったので、その
確認ついでにレセプションへ寄ることにしました。
現金の入ったお財布やパスポートをセーフティボックスへ預け、食事の時間、潮流な
どの話を聞きました。
レストランに行くと、何組みかがすでに食事をしていましたが、テーブルはまだ沢山
空いていました。その中の中心あたりにある2名用の小さなテーブルに案内されまし
た。
お昼は、ビュッフェスタイルで、好きなものを取ってくれば良いだけです。
ガイドブック通り、テーブル付きのポーイさんがいました。
片言の日本語というか、「おいしい?」とか「こんにちは」「おはよござます」「こ
んばんわ」という言葉を話しました。
レセプションで聞いた話では、ヴェリガンドゥ島にやってきた日本人は3年振りだそ
うです。
以前来た日本人が教えたからか、ホテルスクールの日本語教師が教えたからか、稲川
じゅんじ(漢字忘れました!)に似ているというボーイさんもいました。
ホテルの人達は、日本人はとてもフレンドリーだと思っていてくれています。
前に来た日本人の方、とてもありがとう。私たちもできる限り、日本人=フレンドリ
のイメージを崩さずにいたいと思いました。せっかく良く思ってくれているのだから。
遠い異国の地で、やっぱり片言でも日本語を話したり、日本語を勉強しているという
人を見ると、とてもうれしくなりました。
食事を終え、お家へ戻る頃には、とても日差しが強くなってきました。
日本で買った麦わら帽子がとても役に立ちます。
部屋に入ると、荷物の整理より先に、カヌーの無事を確認するために、カヌーを組み
立てることにしました。
もうカヌーの組み立てにも慣れました。20分ほどで組み上がりました。
初めて海をカヌーで探検するので、今度はラダーも付けようと思いました。ラダーの
説明書をよく読み、組み立てていくと、どうも部品(ワイヤー)が足りません。
この部品がないと、ラダーを付けても向きを変えることができません。
しかたなく、ラダーを付けるのは止めました。
カヌーが完成すると、テラスの上の、なるべく日陰のところへ置きました。
よっしいは、日が暮れないうちにスノーケルがしたくてたまらないみたいです。
まあさんは、スノーケルは初めてなので、明日からするということで、よっしいに付
き合って散歩することにしました。
スノーケルは、南の砂浜へ行きました。
よっしいは南の砂浜の遠浅の海へスノーケルしに行きました。
まあさんは、その近くを探検することにしました。
南の砂浜をさらに進むと、桟橋があります。
この桟橋には、とても大きなドーニがいつも繋いであります。また、南側には水上飛
行機が着く場所もありました。今はもう水上飛行機はありません。
桟橋の上からは、とても沢山の魚が見えました。
北側を向くと、ベリガンドゥ島が一望できます。
中央にはとても大きな椰子の葉でできた屋根を持った「バー」があります。バーは海
へも伸びていて、テラスがあります。
そのテラスの奥には、書棚があって、洋書がおいてあります。その横にはダーツがあ
って親子で来ている家族が遊んだりしてました。
テレビもあって、モルディブのビデオとかも見れる様ですが、まあさんもよっしいも
そこには一度しか立ち寄りませんでした。
さらにその奥にドーニが置いてあって、「レストラン」があります。