何のお礼もできませんが、
せめてこれを…
この「お守りの鈴」は、持ち主の
大切なものを守るそうです。
私は、あなたをお助けできませんから、
代わりに…。
こんな小娘が魔王さまの花嫁?
…フン、この泥棒ネコが!
お前が逃がしたのかい?
魔王さまは大変お怒りだよ?
助けたところで、どうせ
見向きもされないのにさぁ…
早いトコ失敗して、2人とも
消えてくれるのを祈ってるわ…♪
(ト書きオンリー)
危なっかしいわねぇ…
アタシが魔王さまに怒られちゃうじゃない
この小娘は、アンタが失敗して
消してくれなくちゃ♪
そうすれば、アタシは晴れて魔王さまの
…コホン!
まぁ、せいぜいがんばってよね!
痛いわねぇ…何してくれんのよ!
まったく…お前、
いつまでアタシの邪魔する気?
まぁいいが…この先は魔王さまの庭。
あの小娘じゃ、永遠に迷子ね!
(ト書きオンリー)
…最悪! これじゃ、魔王さまは、
小娘と結婚しちゃうじゃない!
アタシが魔王さまに嫌われずに、
小娘も消せる名案のはずが…
…目ざわりだわ! その役立たず、どこかに捨てておしまい!!
(ト書きオンリー)
魔王さま…いついかなる時も、姫を」
あなたの所有物として愛でることを誓いますか?
魔王「ウム、誓うぞ」 姫は、いかがですかな? いかなる時も、魔王さまのためだけに
生きることを誓いますか?
姫「…」
どうしました?
早く誓いの言葉を…
イケメン「そうはさせない!」
姫にたかる虫は、ここで潰しましょう。
どうぞ私めにお任せを…
さぁ、姫を助けたくば
私の元にたどり着いてみせなさい…!
どいつもこいつも、余計なことばかり…
そんなに、その小娘がいいのかい!
結婚なんて認めないよ!
魔王さまは…
魔王さまは、アタシのものなんだからね!
よくも…このアタシを…
なまいきな…ただのドクロの分際で…
あぁ…魔王さま…
無様な正体を知られ、拒絶され…
それでも、まだ姫を助けるか?
フン…しつこい奴だ。
姫よ…そんなにワシが嫌いならば
それも良かろう。
ワシの力で、2人仲良く暮らせるようにしてやる。
…永遠に苦しめる、地獄の一等地でな!
[エンディング]