何よりもマリア・ラーネッドの存在が大きい。そん存在ゆえに、ドラキュラという ゲームのイメージを逸脱した作品に仕上がっている。
難易度的には、ドラキュラシリーズの中では簡単は方である。警告メッセージの代わりに入っている、『ぺけ』も素敵。
イースのIとIIを、うまくカップリングして、より楽しめる作品にしてある。
とりわけ、音楽が素晴らしい。うーむ、素晴らしいゲームは、素晴らしいとしか表現できないなあ(^^;
このゲームは、ゲームよりも会話に注目して欲しい。
某氏曰く「このシナリオは、3日寝ないでいた人が作ったに違いない」
とにかく、会話は変だし、時々誤植してるし、脈略のない展開をしてるし、 下手な駄洒落もあったりするし、繭羅姫は裸だし、ティーゲル種子島は弱いし…
真面目な忍者ものを作ろうとしたのか、単なるドタバタ喜劇を作りたかったのか、 非常に謎である。興味のある人は、台詞集を 御覧下さい。
その練られまくったステージ構成は、プレイヤーに思考錯誤の連続を要求する。 ノーマルならば復活も不可能ではないが、数時間のプレイでは、とてもゴールに 辿りつけないであろう。でも、敵キャラは良く喋るし、ボスの弱点はヒロインが教えてくれるしと、遊んで いて結構楽しいのも事実である。
典型的なデジコミながらも、光の救世主チーム間の漫才や、暗黒お嬢様13人衆との 掛け合いなどは、秀逸である。後半シリアスになり過ぎてるのが、難点ではあるが。それと、なんと言っても、ユナのCVの横山智佐さんの演技が光る。ユナシリーズで 唯一の、是非とも抑えておくべき作品。
体を鍛えるのが何より好きな男ジムが、拐われた大統領の娘を助けるというもの。
私の心に、マイクロワールドという会社の存在を深く刻み込ませたゲーム。
などと、数々の難点があるにも関わらず、スコアアタックまでしてしまった のは、単に、私がこういうゲームが好きだかららしい(最近判明)
- 捕らわれの少女が可愛くない
- ジャンプの微調整が困難
- 死亡しそうな程の覚えゲーさ
- でかいだけで攻撃は単調なボス
- 避けるのがメインになってしまうシューティング面
- 横から当たっただけで死に至らしめる恐怖の移動岩
- ちっとも使えないスマートボム
- 衝撃的過ぎて怒りさえ覚えるED
そういう意味では、元祖庄田ゲーなのかもしれない(笑)でも、音楽は素晴らしいですよ。もし売っていたら、音楽CDのつもりで、是非 買いましょう:)
ちなみに、欧州では大人気とか(本当かなあ)
「ふるふる、サイコロ。さっちゃんでーす。みっちゃんでーす。 今から二人でサイコロふるわね。合わせて幾つになるのかな?」本当にインパクトあったよなあ…。ディバンもかっこいいぞ。
「ふるふるぅ、さいころぉん。さっちゃんよーん。みっちゃんよーん。 今から二人でサイコロふるわねぇん。合わせて幾つになるかしら?」2に比べるとねえ…。セイバーエンジェルの配役なんて見事としか言いようが ないし、それにシャルロットがぁ…。
麻雀+ファンタジーという無茶苦茶な取り合わせを見事に融合している作品。
たまに、こういうものを出すから、ニチブツは油断ならない。旧システムカードで立ち上げてもゲームが出来てしまうという優れ物でもある。
素晴らしいゲーム
とにかく、全てを語り尽くすのは不可能だし、とにかく、まずやってみて下さい、 としか言いようがないです。
このゲームを発端に、数々の似たようなタイプの恋愛シミュレーションゲームが 出ましたが、いまだに、ときめきメモリアルは、その最高峰であり、これからも そうでしょう。
ただ、残念なことに、このゲームを作ったスタッフは、作成後コナミを退職されて います。それゆえに、以降出るPS版,SS版は、腐ったセンスにより作られていたり、 宣伝過剰と難易度の変更によりただのギャルゲーと化してしまったのは、 悲しいことです。
幸いにも、このゲームを作ったスタッフは、今、Hunexという会社でPC-FXのゲーム を作ってくれています。その第一弾が、BLUE BREAKEER なのです。
ミニゲームが思いのほか楽しい。また、ミニゲームにクリア条件をつけて、それに より、見れるビジュアル数を増やしていったというアイデアも憎い。しかし、亜美ちゃんのクイズが難し過ぎるのだぁ、過ぎるのだぁ(エコー)
レベルアップしまくれば何てことないじゃん、というヌルイCRPGに漬かった 発言をする前に、是非このゲームをやって欲しいところである。
特に、第3話。ここのゲームバランスは絶妙である。残り弾丸数、体力回復剤の 残量等を常に考え、緊迫した状態で先の展開にドキドキするという感覚だけを 取れば、これを超えるものはないと今でも思っている。
そして、その後に待ち受ける衝撃の第4話。バベルを最後まで遊んだ人間が、 最初に話題にするのは、この第4話であるのは間違いないと思う。
それぐらい、この第4話の衝撃は、大きいのである。
柴田由美子さんの演技が光る、PCゲーム『FRAY』の移植版。
PCの方は、かの、ここまひ氏がキャラデザをしており、その筋の人から、「これは、 FRAYではない、フレイCDである。でも、素晴らしい」との言を授かっている。シナリオは、後半シリアスになりすぎて、ちょっと食傷したが、それを補って余り あるものがある。伝説の丸太渡りというものもあるので、難易度は低くはない。
流行語:「ごめんくっださーい」(明るくはきはきと)
「成仏してね」(ポツリとはっきりと)
他、多数。
何と言っても、「つぶやき」システムこれに尽きる。このシステムにより、 シナリオ進行のアクセントをうまくつけており、退屈させるということを少なく してくれた。参考:ぽっぷるメイルの手引きゲーム自体も、オリジナル(PC版)にかなり近いらしい。ちなみに、MCD版の方が ゲームとしての出来は良いが、あっちには、100回ジャンプ(100回に1回しか成功 しそうもないジャンプ)を要求されていたため、私はこちらを推す。
SCDギャルゲーの最高峰
ゲームがクソだろうが何だろうが関係ない。
シナリオ、キャラクタ間の掛け合い、声優さんの配役、お遊び…と、何をとっても 素晴らしいの言葉しか出てこない見事なまでのギャルゲー。私が、ギャルゲーを褒め言葉として取り扱うようになったのは、このゲームに、 出会ってからに他ならないです。