【No.05】春の七草(2002.1.07)
★★★★★

この時期になるとスーパーの野菜売り場に『春の七草セット』なるものが並ぶ。
七草とは、ご存知のように「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」のことで、古くから春先になれば 身近に生えていた野草なのであろう。正月7日にこれらを粥に入れ、お節料理で疲れた内臓を休めるとともに、一年の健康を祈願する習わしがある。 ゴギョウはハハコグサ、ホトケノザはコオニタビラコのこと、スズナはカブ、スズシロはダイコンをそれぞれ差す。こうやって みると、実はシーズンになればカメたちのメニューに加わるものばかりだ。

我が家では、年頭にこの七草セットをカメたちにふるまい、一年間の 彼らの健康祈願する。自然のもので七草が揃えば理想的なのだが、東京ではままならない。それにハコベやスズナ、スズシロ以外 は、時期的にももう少し経たないと食べごろにならないようだ。というワケで、たかだかその辺に生えてる野草と思いつつも高価なパックを買ってきてしまう。安いパックは、ちゃんと七草が揃っていなかったり、間に合わせで 適当な野菜が入ってたりするので買わないことにしている。

カメさんたちの評判は言うまでもなく良好。
うちのカメたちは、ハコベが今一つ好きではないのだが、久し振りだと残さず平らげてくれる。
はやく本当の野草をもりもり食べられる季節になるといいなあ。

写真モデルは、天照@2000年孵化ギリシャ。