地球環境


地球環境の一口メモシリーズです。プルダウンメニューより項目を選択して下さい。



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森が消える?

 森は、その樹木の働きによる、CO2の吸収と固定のために、とても大きな役割をはたしているといえます。ところが世界で、森林が減少し続けています。
国連食糧農業機関(FAO)によりますと、地球上の森林は1990年から95年の間に全世界で5,630万ha減少したといいます。1年あたり1,130万haの森林が失われていることになります。
日本の面積は、3,770万haですから、日本国土の約30%、本州の約半分の面積に相当します。(平成10年版「環境白書」より)

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緑が酸素を生成する力

 森林が大切だというのは、なんとなく分かります。しかし、数字で把握するともっとよく理解できそうです。
緑には、いったいどのくらいの酸素生成能力があるのでしょうか?
1haの常緑広葉樹は、1年間に大気中の 30t のCO2を吸収しているそうです。これを光合成で変換して吐き出される酸素は、約 22t 程度ということです。
この酸素 22t は、80人の人間が1年間呼吸する酸素量に匹敵します。

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私達の利用できる水

 地球は水で満ちているといった感覚がありますが、私たちやリクガメが直接利用する水は、どの程度あるのでしょう?
地球上に存在する水は約 14億km3 といわれています。その97%は海水です。ということは、淡水はわずかに3%しかありません。さらに、そのうちのほとんどは、南極や北極などにある氷で、私たちが利用できる水は、なんと0.8%にすぎないそうです。この0.8%の水のまた大部分が地下水です。
(「地下水汚染を考える」(財)日本環境協会より) 河川の水の大切さがわかります。

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80/169?

 なんの数字でしょう?日本に生息する169種のほ乳類のうち、約半数の80種に絶滅の恐れがあるそうです。都市化や農地化などによって、生息地が奪われてしまっていることが原因です。心が痛みます。

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1本=50kg?

 毎日目にする新聞紙ですが、27週間分の重さは、約50kgとのこと。これを焼却してしまえば、灰や二酸化炭素を生じます。しかし、リサイクルして再生紙にした場合の紙の量は、直径14cm、高さ8mの立木1本からとれる紙の量と同じなのだそうです。 紙のリサイクルが、森を救うことにもつながります。

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1kg=10kg?

 1kgの牛肉をとるためには、その牛に食べさせる約10kgのエサが必要だそうです。
私たちが食べている肉には、大量の飼料が使われていることになります。

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1900:1998=1:40000?

1900年頃は1年間に絶滅する生き物の数は1種程度であったそうです。ところが、現在では、なんと4万種もの生物が絶滅しているといわれています。

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1羽=420ha

1羽のハイタカが1年間生活するためには、シジュウカラにすると、779羽が必要で、シジュウカラが1年間生きるためには、1羽につき12万5000匹のマツシャクトリムシが必要だということです。すると、779羽のシジュウカラを支えるマツシャクトリムシは、9737万5000匹となります。
このマツシャクトリムシを養うのには、420haのキハダの森が必要だということです。このような換算が人でできるとしたら、恐ろしくて書けません。

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4t=50kg

ゾウの体重は約4tで、人間は約50kgです。
一方日本人の標準代謝量は2200ワットとのこと。標準代謝量というのは、絶食して暑くもなく、寒くもない状態で安静にして生命を維持していくのに必要なエネルギーの消費量をいいます。
この2200ワットという数字はゾウの標準代謝量とほぼ同じなのだそうです。体重が80倍ものゾウと同じぐらいのエネルギーを使っているとは、燃費の悪い生き物ですね。

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2.8 go up to 26.3

東京都の熱帯夜の日数は、1920年代には1年間に2.8日だったそうです。それが90年代には26.3日に増えてしまいました。
主な原因は、車、空調機、道路の舗装、緑地の減少です。
ちなみに熱帯夜は最低気温が25度以上の夜のことです。

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1日=10分

オゾン層の破壊によって、強い紫外線が降り注ぐようになってきているのを御存知だと思います。アメリカ、カナダ、オーストラリアなど多くの国が天気予報で紫外線警報を出すようになってきました。
たとえばカナダでは、紫外線の強さを数値で表して、「紫外線の強さは8、直射日光を浴びていい許容時間は10分」といった注意が出されているとのことです。
日本では、どうでしょう。TORTOISE LANDのTOP PAGE MENUでアップしていく紫外線量などが参考になるとよいのですが。

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44年?

地球上には、現在約175万種の生き物が確認されています。しかし、現在1年間に4万種の生き物が絶滅しているといわれています。もし、このペースのままですと、約44年ですべての種が全滅してしまうことになります。

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7%=40%?

熱帯雨林の面積は、地球の陸地面積の7%にすぎません。しかし、そこには地球上の生き物の約40%が生息しています。
熱帯林の減少は、生物の種の減少でもあるのです。

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1杯のみそ汁

1杯のみそ汁を下水に流したときに、魚が棲めるBOD5mg/ιの水質に戻すためには、約5200倍の水が必要となるそうです。
これが、てんぷら油の場合、約20万倍の水が必要になります。
ちなみに、BODは、水中の微生物が消費する酸素量のことです。

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参考・参照:東京ガス 環境エネルギー館 WONDER SHIP