出荷指示のポイント

 出荷指示において重要となるのは、出荷指図書の分類方法だ。多数の商品出荷を取り扱う配送センターになればなるほど出荷ミスなどのトラブルが起こりやすい。
 納期日時別に分け、さらに場合によっては顧客別や、商品別にも分類しておく必要があるだろう。
 また、納期遅れを避けるためには、あらかじめ出荷の3日前くらいに出荷予定を知らせておくことも必要だ。
 出荷指示において難しいのは、顧客からの要望で注文の品の全てはそろっていないが、その一部だけを先に出荷するという分納のケースだろう。
 出荷指示の業務をコンピュータ活用する場合、一部出荷についての対策が不可欠である。
 利用するパッケージソフトが一部出荷に対応していない場合には、データ入力をどのようにするのかについて運用規則をつくっておく必要がある。
 製造業の場合では、製造工程の途中で分納が発生した場合、工程作業が二つに分かれることになる。
 販売管理と工程管理が密接に関連してくるのだ。受注データから製造指図書や進捗管理表が作成され、工程終了時によって出荷データが作成される。
 販売管理のデータと工程管理のデータがデータベース化による連携が図られていなければ実現できないしくみだ。

 出荷の完了入力は売上計上のために不可欠だ。データ登録作業の負荷が問題となる場合は、出荷指図書に注文コードをバーコード印刷しておいたり、出荷指図書をOCR用紙化しておいて出荷完了時点で読み取らせ、一部出荷の場合のみキーボードによるデータ入力を行うような方法が考えられる。
 最近のOCRは非常に性能がよくなっており、読み込み速度は速く、字も人工知能の技術を取り入れて普通の人の字はまず問題なく読むことができる。
 しかも機械自体はコンパクトで低価格化している。
 漢字も読取り可能で、住所や氏名は熟語登録されていて英数字より推測がきくために読み取りがかえって正確なほどだ。
 ただし、出荷指図書をOCR化する場合、各メーカーのプリンタによってフォント、つまり字の形が違うことに注意が必要である。
 印字した帳票を再度入力に使う形態をターンアラウンドシステムと呼ぶが、プリンタとOCRのメーカーが異なる場合は注意が必要だろう。
 OCRについてはインターネット上のヤフーなどで検索してみれば最新情報が入手できるはずだ。


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