製造業における表計算ソフトの活用
生産管理の世界においても表計算ソフトは品質管理に必要となるデータ分析機能を十分に備えており、線形計画法による生産計画のシミュレーションや生産実績の集計分析といった様々な利用が考えられるだろう。
あるいはパソコンLANとの組み合わせによって、生産計画のシミュレーションから各工程への作業指示、作業実績の収集、計画と実績の差異分析といった一連の流れを表計算ソフトを使って実現することも可能である。
シミュレーション化された全体の生産計画ワークシートの内容を個々の工程管理者用の作業計画ワークシートに展開し、個々の工程の実績収集ワークシートの内容は全体の差異分析用ワークシートに統合していけばよい。
計画と実績の差異分析に必要なデータの動きは表計算ソフトの連結貼り付けや串ざし計算などの機能を使えば簡単に実現できるものだ。
計画データは全体計画のワークシートから各個別計画のワークシートに連結貼り付けを設定しておけば、全体計画ワークシートの数値の変更が個別計画ワークシート全てに反映され、実績データでは各工程実績ワークシートの合計値をその上位の工程実績ワークシートに連結貼り付けや串刺し計算を設定しておけば自動的に実績データを積み上げ計算させることができる。
また、各工程の計画ワークシート(A)と実績ワークシート(B)との間の差異(AーB)や達成率(B/A)を計算したワークシートを用意しておけば日々実績が入力されるだけでリアルタイムに業務状況を把握することができるはずである。
ここに示した手順は生産管理だけでなく、販売管理など他の業務においても同様に実用できるだろう。
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