パソコンは業務改善やリエンジニアリングにこそ不可欠な道具である
従来のコンピュータ活用では先に利用者がどのようにコンピュータを利用するのか、あるいは利用できる仕事の範囲が決まっていた。
これに対してパソコンはまさしく人の仕事を選ばない。
ある場合は仕事の一部分だけにパソコンを使い、ある場合には仕事そのものをパソコンに任せることが可能である。
たとえば、販売管理業務において表計算ソフトで売上の集計だけを行ってもよいし、販売管理パッケージソフトで業務全体を管理してもよいだろう。
あるいは併用することだってかまわない。
では、コンピュータにはどんな仕事をさせればよいのだろうか。
このことについて答える前に従来、大型コンピュータを使っていた場合の問題点について考えてみることにする。
一番大きな問題点はシステム開発に長い時間がかかりすぎたことである。
人の仕事はいつまでも同じではない。取り扱う商品が変わったり、業務自体のやり方が変わることもある。
ましてや組織は固定のものではないから、それに対応する仕事のやり方もどんどん変っていくべきなのだ。
コンピュータという道具をどうやって使っていけばよいのかということも、コンピュータそのものを使ってみてはじめてわかってくることが多い。
人の仕事がまずあって、これにコンピュータを使ってみることによって新たに仕事の改善すべき点がわかり、その結果仕事のやり方を変え、またコンピュータの使い方も変えていくという流れがあるのである。
従来のコンピュータでは情報システムの構築に時間も金もかかることから、一度決めた仕様(仕事のやり方)は相当の理由がない限り変更できないものであった。
これに対して、パソコンを使った場合には、表計算ソフトやデータベースソフトなどを利用することによって、スクラップアンドビルド(つくっては壊し、壊してはつくる)によってコンピュータの活用方法を探っていくことができる。
パソコンは人の仕事を選ばないと述べたが、これは見方を変えればパソコンを活用すべき仕事と活用方法は誰も始めからわからないのだということになる。
コンピュータにどんな仕事をさせるのが適しているかどうかは、コンピュータを使ってみてはじめてわかってくることである。
業務改善、リエンジニアリングを実施する上でコンピュータを活用し、その活用の中でさらによりよいコンピュータの活用方法が見えてくるものなのだ。
逆にいえば、業務改善やリエンジニアリングはこうした自由度の高い道具パソコンを使ってはじめて可能になってくるものといえるだろう。
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