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2:リサーチ


そんなわけで、遂にこの”起業プロジェクト”はスタートしてしまいました。
が、ここで僕は根本的な問題点にふと気づきました。

や、起業起業っつって盛り上がってンのはいいンだけどさ?


そもそも俺達は何を売るンだ?


したら天下の公認会計士であるところの(同時に公認駄目人間)アダチ君がその疑問に答えてくれました。

「フッ、そんなことか。そのことについては当然俺も考えている。何の問題もない」
「ほう?」
「まずは俺達が目指すビジネスモデルを入念にリサーチし、そこから我々が進むべき方向性を模索すれば良いのだよ」
「ほう?して、そのビジネスモデルとは!」
「これだ!(バサッ)」
「おおっ!これは!」


というわけで、そのリサーチ・レポートを下記に列挙いたしました。
ぶっちゃけワード文章の中味そのものは、一切いじっておりません。
その驚愕のリサーチ内容を存分に閲覧ください。




で、ビジネスリサーチと書かれてある、その文書の表紙をペラっとめくってみました。

どれどれ?何が書いてあるのかな…と… ん?


1:ブロッコリー研究

にょーー!?.

プロジェクト 終 了ー(あーいい汗かいたー)

…って、ご、ごめんなさい!ごめんなさい!
怒るならまだしも、そんなケンシロウが夢想転生を会得したときのような悲しそうな眼で僕をみないでー! 
ちゃ、ちゃんと読むッス、読むっスから!

え、えーと…


(1) 事業内容
ブロッコリーの事業内容は以下の4つに細分される。

 1:コンテンツ開発事業
   自社でオリジナルキャラクターを企画・開発
   (代表例「デ・ジ・キャラット」、「アクエリアンエイジ」、「ギャラクシーエンジェル」)
   社員と社外クリエーターが協同で開発。
   ここでいう企画・開発とは全くゼロの状態からキャラクターを創作し、世界観を構築すること

す、すみません!すみません! 
この時点で既にこめかみがイタいンですけど。耳がキーン!ってするンですけど。
口の中がものすごく酸っぱいンですけど。
どドリーマーとかクリエイターとかいう言葉が、僕の脳内をぐるぐる巡ってるンスけど…
(獣の目で睨まれる) …はハイ、だ黙って読みます。



 2:製品化事業(メーカー機能)
   製品化は以下の3パターンがある。
   ア)オリジナルキャラクターの製品化。
   イ)社外から著作権を購入することによる製品化。
   ウ)ライセンサーから商品化権を取得することによる製品化。

   製品とはトレーディングカードゲーム、書籍、CD、DVD、玩具、ゲームソフト、アニメーション等である。
   ゲームソフトは自社内にグラッフィッカー、プログラマー等の制作社員を雇用し、
   かつ他社にも外注しており、協力して作成している。アニメーションも同様である。
   オリジナルキャラクターに関しては、商品化権の許諾を与えるライセンサーとしての活動も行っている。
   (ロイヤリティー収入を得る事業)。

 3:卸売・小売事業
   卸売の取引先は約300社(商社としての機能)。
   小売は直営店舗「ゲーマーズ」の運営事業で全国に
15店舗を展開。
   自社製品のうち2分の1は卸売し、残りの2分の1は「ゲーマーズ」(直営店)で販売している。
   「ゲーマーズ」では自社製品2に対して他社製品(他社から仕入れた商品)8の割合で販売している。

 4:情報受信・発信事業
   上記1〜3の事業を効果的に行うため、顧客からの情報の受信及び顧客への情報の発信を行っている。
   具体的には情報誌「フロムゲーマーズ」の発行、イベント(コンサート等)の開催によるコミュニケーション
   
及び ホームページによるコミュニケーションである。
   同社オリジナルキャラクター「デ・ジ・キャラット」は「フロムゲーマーズ」の4コママンがから生まれた
   「フロムゲーマーズ」は毎月15万部から20万部発行しており、ホームページのアクセス数は毎日平均1万件以上
   
となっている。なお、ブロッコリーにおいてこれら4つの事業は独立したものではなく、相互に関連し合い、
   シナジー効果を発揮している。


シナジー? ん〜どういう意味? もぞもぞ…(辞書を引く) → 「相乗効果
つまりは、アニメ(事業内容)とフィギュア(製品化)とアキバ(店鋪)とホームページ(情報)の相乗ってこと?
こ、これって僕達そのものじゃん! オタクそのものじゃん! …そ、それがゲーマーズなの? 
つまり僕達はゲーマーズの欠片!? ギャー!ワー!ヒョー 
ぶギっ!

「うっさい」

はい御免なさい、だ黙って読まさせて頂きます…


(2) 沿革
 平成6年3月 :株式会社ブロッコリー設立(資本金20百万円)
 平成8年7月 :直営小売店「ゲーマーズ」1号店を池袋にて開店
 平成10年7月 :情報誌「フロムゲーマーズ」を創刊し、「デ・ジ・キャラット」4コママンガ掲載開始
 平成11年7月 :オリジナル・キャラクター・カードゲーム「アクエリアンエイジ」を開発・販売
 平成11年11月 :「ゲーマーズ本店」を秋葉原中央通りに開店
(そいやこの辺りからだっけ?アキバがおかしくなってきたの?)
 平成13年3月 :米国デジタルマンガ社に出資
 平成13年9月 :株式店頭公開

 驚くべきは、設立わずか8年で株式を公開していることである。
 なお、これによって社長は
5億1千万円もうけた。

ええええええええええええええ! ごごごごご!?五億?

「アダチ先生! 僕が…! 僕が悪うございました!」
「フフフフフ。分かればいいのだよ、分かれば」

ぐぐぐっ、そんな「君の父上がいけないのだよフフフフフ」みたいな面で勝ち誇られた日にゃあ、
180度回頭して自らの体ごとゲーマーズにカミカゼよろしく突っ込まざるを得ないのがこの世の
常識ですが、まあ、そこは僕も大人です。

血が滲むくらい唇をかみしめながら、先を読みすすめることにしました。


(3) ブロッコリーの戦略
 ア)ブロッコリーの戦略見解
  対象:
  1:マス(一般・大規模市場):取扱い商品→ゲームソフト等 :市場状況→大企業による寡占状態
  2:ニッチ(特定・小規模市場):取扱い商品→同人誌 :市場状況→未成熟
 ブロッコリーは上記2の市場を選択。

 イ)ブロッコリーの戦略
 ブロッコリーの本質は、顧客(おたく)ニーズをつかみ、ニーズにあったものを売るという当たり前の行動である。
  1:キャラクターグッズ、トレーディングカード、デジタルコンテンツの企画・制作、
  2:卸売り、
  3:直営店による小売(ゲーマーズ)
 という一連の業務により、顧客(おたく)のニーズを正確に反映して業績を伸ばしてきた。
 さらに具体的な業務のポイントとして以下のものが上げられる。
  A) イベント(声優によるコンサート等)企画、ホームページ、情報誌「フロムゲーマーズ」による情報発信。
  B) 直営小売店「ゲーマーズ」、ホームページ書込みによる情報受信。
  C) これらA)、B)の行動を踏まえた顧客(おたく)ニーズに合った高付加価値な製品の企画・制作・販売、商品の販売。

顧客(おたく)ニーズをつかみ、ニーズにあったものを売るという当たり前の行動”

「え、えーっと、アダチ先生? ここって簡単なようですげえ難しい部分だと思うのですが?」
「それでもやるのだよ…我々の手で」
「(誰だこのキャラ?)あと、この”顧客”って文字のあとに必ずカッコで(おたく)って付いてるのが
 何となく気になるンですけど。というよりすげえイヤなんですけど…」
「ん?そうか?」
「せ先生?先生? 先生ひょっとしてオタクのこと、思いっきりコバカにしてませんか?」
「ん?そんなことはないぞ?ハッハッハ! さ、次だ次」
「先生?先生? ねえちょっと?先生?」


(4) 取扱い製・商品利益率分析(平成13年2月期)(単位:千円)

<自社製品>

売上高

原価

粗利益率
本・CD・ゲーム

442,846

189,763

57%

トレカ

1,104,264

591,095

46%

グッズ

173,114

105,873

39%

その他

300,369

193,927

35%

合計

2,020,593

1,080,658

46%



<他者製品>

売上高

原価

粗利益率
本・CD・ゲーム

2,236,387

1,954,380

12%

トレカ

1,099,942

841,362

23%

グッズ

75,547

55,901

26%

その他

425,327

230,476

46%

合計

3,847,203

3,082,119

20%



「カー!我々心美しき糞オタクから金品を貪り取ったその悪魔の所業の集大成がコレですかー」
「むう、オタクの目ェくらますだけで億の世界だ、流石に涎がでてくるわな、クヒヒヒヒヒ」
 (このセリフ言った時の先生のお顔、バキのお父さんみたいになってました)

「よし、サカイ! 上記の2つの表を見て、顕著に分かることを述べよ!」
「ハイ 先生!」
「うむっ」

「一つ! オタクは金を持っている!」
「…や、確かにそれも正解だが、言いたいのはそうではなく…」

「一つ! 金が欲しけりゃオタク狩れ!
「いや、俺達、別に犯罪組織を結成しようというわけではなくて…」

「一つ! 今やビッグサイトは狩猟場だぜ! ヤッフウウウウウ!」
「・・・・・」

ガツンッ

「うううう…」
「話し聞け?な?」
「うううううう…イタいおう」
「話し聞け?なっ?(ギシギシギシギシ)」
「あっあっあっアイアンクロー駄目ー 聞く!聞きます!聞きますから!」

「つまりだな、
上記のように、仕入商品(単に商品を仕入れて売るもの)より、
 自社製造品(自社で企画・制作した製品)のほうが、断然利益率が高い、というわけだ」
「ワー ソレハスゴイヤー」
「つまりここから考える、にだ」
「ヘー スゴイヤー」
「…自社製品、つまりオリジナルのアイデアをいかにスタンダード化させるかがキーに…」
「スゴインダネッ」
「・・・・・
(ギシギシギシギシ)」
アギャーーーーーーーー!


(5) 我々が参考にすべきこと
 ブロッコリーは我々の将来的にやりたいことのほぼ全てを現在行っている。
 従って、我々がブロッコリーから学ぶべき点は非常に多い。
 顧客(おたく)のニーズに合った商品の提供、顧客(おたく)からの情報収集方法、顧客(おたく)への情報発信方法等である。
 ブロッコリーは設立当初、資本金2千万円の企業であり、設立時はコンテンツ開発事業及び製品化事業のみ行っていた。
 その後、事業が順調になってから直営小売店「ゲーマーズ」を運営して、売上を急拡大させている。
 我々としても、設立当初から事業が順調になってゆくまでが大事だと考えられる。

 すなわち、
  1:少額の資金で設立し、
  2:事業を軌道に乗せ、
  3:規模を拡大し、
  4:成長路線に乗せる
 という過程をいかに進むかということである。

 「1:少額の資金で設立」ということは誰でもできることであるが、「2:事業を軌道に乗せ」ということは難しい。
 「2:事業を軌道に乗せ」「3:規模を拡大し」ということは顧客(おたく)のニーズに合致した上で、
 販売センス・経営センスが求められる。
 「3:規模を拡大し」が実現できれば「C成長路線に乗せる」はほぼ達成できるであろう。
 以上より、我々が集中すべき点は以下の点といえる。

 ア) 顧客(おたく)からビジネスにつながるニーズを収集する。
 イ) 顧客(おたく)のニーズと我々のやりたいことの一致する点を特定する。
 ウ) 一致点を確認した上でビジネス形態を特定し、ビジネスをスタートする。

「…先生、おっしゃることはごもっともだと思うのですが」
「だろ?」
「だけど、その、非常に申し上げにくいのですが、どうも、カッコ内の表記が無性にムカつくと言うか…」
「ん?」
「しかも(オタク)ならまだしも、わざわざ平仮名で御丁寧に(おたく)と表記してある辺り、
 こう自分自身を否定されているような気がしてすげえイヤなんですけど…」
「ん?そうか?」
「せ先生?先生? 先生やっぱりオタクのこと、思いっきりコバカにしてませんか?」
「ん?そんなことはないぞ?ハッハッハ オタク…いいねェ〜クー! さ、次だ!次!」
「先生?先生? 自分のクソオタクっぷり棚にあげといて、軽々とそういうことホザいちゃう口はこの口ですか?
 この口ですか? え?このヤロウ? この口かあ!?アン?この口かああああああああああああ!
「いっデデデデデデデデデデデデデデ」
「謝れ!オタクの皆さんに謝れ!何よりも僕に謝れ!」
「いてて!いてて!いててててててててててててっンメー!

ボゴっ!


つまり30秒後には、
コンクリ道路上にてきっちり正座しつつ、何を言われてもニワトリのような目で
ただ「クー…」と呟くだけの僕がそこにいたというわけでして。

「俺に逆らわないか?」
「ハ…イ」
「俺の言う事を聞くか?」
「ハ…イ」
「お前はオタクか?」
「ハ…イ」
「オタクは屑か?」
「ハ…イ」(オマエモナー)
「よーし、先を読め」
「ハ…イ」



2:まんだらけ研究

モギャー!?

むむむ、むりむりむりむりむり無理! 無!理!

床でうんこカマして怒られーのしょげまくってる子犬のような目で、許しを乞おうとアダチ君の方を振り向いた途端、
そこに「まだだ、まだ終わらんよ、ククク」とでもいいたげな超得意満面ヅラを発見してしまった僕としては、
「さ‥さては次は虎の穴だな、見破ったり!フハハハハ!」などとお茶を濁すくらいの選択肢しかないことが僅か
3秒で分かってしまったので、完全固定された上むりやり交配させられる1秒前のチワワのような目で、この死界文書
の先を読みすすめるのでありました。


(1) 事業内容
 同社は、まんが古書、まんがキャラクターTOYS、同人誌等の小売販売のみを行っており、ビジネス事態非常にシンプルである。
 競業形態として一般の古本屋、希少品中心に扱う古本屋、同人誌専門店、多店舗展開古本チェーン店、まんが喫茶等がある。

 <出版物> (売上高構成比率:1% )
  ・「まんだらけZENBU」
  ・コミックシリーズ

 <古書> (売上高構成比率:35% )
  ・少年・少女まんが
  ・ビンテージ品

 <TOYS> (売上高構成比率:18% )
  ・キャラクターグッズ
  ・超合金
  ・ガレージキット
  ・フィギュア
  ・おもちゃのビンテージ品

 <同人誌> (売上高構成比率:23% )
  ・まんが同人誌
  ・小説同人誌

 <CG> (売上高構成比率:2% )
  ・CGスクール
  ・CGソフトウェア、ハードウェア

 <その他> (売上高構成比率:20% )
  ・原画、セル画
  ・ポスター
  ・CD、テレホンカード、トレーディングカード
  ・ビデオ等

「よし、サカイ、各商品に対する売上高 構成比率を見て、顕著に分かることを述べよ」
「(またこのパターンかよ) え…えーと、おもちゃビンテージ品ってのが凄まじく気になるくらいで、あとは特に…」
「そうじゃねーだろ。ちゃんと見ろよもう一度。目を皿のようにして」
「ハ…ハイ… えーえーと… あっ!分かった!」
「うむ、分かったか」
まんだらけ独自特撮映画マスク・ザ・シャドウを買った人は、果していたのだろうか?」
「…もういい、お前に聞いた俺がバカだった」
「つか、結局正解はなんなのですか?」
「フ…サカイ、まずはこの
古書同人誌の売上比率の高さにアテンションするのだ!」
「(とってつけたように)あっそう言えば! …で?」
「つまりだ。この”同人”というキーワードなくして我々に成功はありえない、ということなのだよ、フフフ」
「い…いや、そんな「どうだ!目のつけどころがシャープだろ!」みたいな顔で、そんな情けないセリフ言われても…
 ついでに目のつけどころがシャープどころか、それ、究極的にレイトですって感じで、その鉱脈10年以上も前に既に
 掘りつくされてるっぽい…し」
「… … …」(再び獣のような目で睨まれる)
「ハイごめんなさい僕が悪かったです、や、やっぱ夢は諦めちゃいけないンだよね!まずは行動することが重要なんだよね!
 どこまーでも続いーてるーあの青いーそら−♪ しんーじてーいるかーぎーりー夢はーおわらないー♪(終わってくれー)」


(2) 沿革
 昭和55年 古書店まんだらけを開業。
 昭和62年2月 古書店まんだらけを会社化。株式会社まんだらけを中野に設立。当初資本金は200万円。店舗は2店舗とした。
 平成元年5月 中野に「※ 1マニア館」を開店。
 平成3年12月 まんが古書カタログ「まんだらけ」を発行。
 平成5年5月 中野に「※2 スペシャル館」を開店。
 平成6年3月 まんだらけ渋谷店(150坪)を開店。
 平成8年4月 まんだらけ大阪店(600坪)を開店。
 平成9年4月 「まんだらけ流通センター」を開設。
 平成9年4月 アメリカに「Mandarake USA Inc.」を設立。
 平成9年8月 中野にコンピュータグラフィックスのスクールを開校、並びに関連品の販売ショップを開設。
 平成9年10月 中野に「※3 LIVE館」を開店。
 平成10年12月 中野に「※4 DEEP館」を開店。
 平成11年8月 ロサンゼルスに「ろす・まんだらけ」を開店
 平成12年3月 まんだらけ福岡店を開店。
  ※1:マニア館:ビンテージ品(絶版及び限定品等、定価以上の価格で流通可能な品)を扱う店。
  ※2:スペシャル館:TOYSを扱う店。
  ※3:DEEP館:成人向けコミック本及びポスターを扱う店。
  ※4:LIVE館:同人誌を扱う店。

「どうだ、サカイ。たかが古本屋と侮るがなかれ。相当なものだろう」
「そうですなあ。スペシャルとかマニアならまだしも
DEEPだのLIVEだのなんか大変なことになっちゃってますなあ
 命名者のその溢れまくったビッグセンスにゃあ、ミーもウィリスも思わずシックスセンス覚醒!って感じでビックリっスよ
 で、中に入ったパンピーが何秒間LIVEしていられるかという事への配慮はなかったんですかね?」

バカヤロー!バキッ!!) そのやる気のない態度は何だ!真剣に聞け!」
「な、なにも殴らなくったって‥話せば…(ううう)」
「本気だからこそ殴る!」
「そ‥そんな野蛮な…」.
「そうだよ、サカイ、気合いの問題なんだ」

#なんか無性にビグザムかなんかに向かって突っ込みたい気分になってきました。
 母さん、これが洗脳っていうものでしょうか? だけど絶対なにかが間違ってるような気がします、ううう。


(3) まんだらけのビジネスの特徴
 ア)商品の仕入について
  ・ 仕入商品の大部分は一般個人からの店頭買取又は送付買取(宅配便等により送られてくる品物を査定して買取る)による。
  ・ 仕入商品は規定による基準に合致するもののみを仕入れている。
  ・ 仕入価格は販売価格の50%を原則としている。
  ・ 仕入価格、販売価格は保存状態、希少性、需給状況等を勘案して随時見直している。

 イ)商品について
  ・ 販売価格1万円以上の商品については、
   「万が一その商品が偽物だった場合、販売価格を全額保証する」という保証制度を設けている。
  ・ 商品アイテムは30万点。総商品数は400万点。現在個別管理及びデータベースの作成は進んでいないが進捗中。

 ウ)事業上の制度・問題点について
  ・委託販売制度
   自社出版物は以下の業界慣行に従う必要がある。すなわち、「自社出版物は問屋に納品後、
   6ヶ月間はいつでも返品要請があれば応じなければならず、6ヶ月間据え置いた後に売上代金を精算する」というものである。

  ・古物営業法
   古本等(ゲームも同様)の買取及び販売は古物営業法の規制を受ける。
   古物営業法とは、古物の売買等はその性質上盗品等の犯罪被害品が混入することも多く、
   これを野放しにすれば結果的に犯罪の手助けになる惧れがあることを防止するために設けられた制度である。
   規制の要旨は以下のとおり。
   1:事業を開始する場合は、所在地を管轄する都道府県の公安委員会の許可を必要とする。
   2: 取引相手(買取時)の住所、氏名、及び年齢等の確認義務がある。

  ・同人誌の著作権問題
   同社は同人誌の中古販売を実施している。
   同人誌については市販漫画のパロディーであることを著作権侵害として問題視されたケースと、
   わいせつ物として
当局から問題視されたケースがある。

「先生!先生! 最後の1文がすっごく気になるンですけど! 
わいせつ物として当局から問題視されたケースって!
「サカイ、よく覚えておけ。何時の時代も、革新的思考及び行動には、常に弾圧がつきまとうものなのだよ…」
「いや、おかしいですよ、その考え方、ってかそんなものにつきまとわれたくないし」
「サカイ、よく覚えておけ。それら障害を乗り越えてこそ、我々の前に道が開けるということを…」
「いや、だからおかしいっつってんですよアダチさん! 大体そんな障害ブブカでも乗り越えらんねえよ、
 ついでに言うなら、お前の頭の障害をまず乗り越えたいよって話しですよ、実際」
「サカイ、よく覚えておけ。キジも鳴かずば打たれまいという言葉を」
「えっ?えっ?えっ?えっ?」

#この後、僕はアダチ君が極真出身だったというその事実を忘却していたことを、死ぬ程後悔するのでありました。
 (問題:ここまでで僕は果たして何発殴られたでしょうか?: 当った人にはもれなくこのレポートをプレゼンツ!)





「お…お前、よくぞここまで、こんな(無駄な)ものを…」

「フ… 公認会計士の称号じゃ伊達ではないのだよ… どうだサカイ、そろそろ気づいたろう?
 今のままだったら貴様は虫ケラ以下だということに!」

ハイ、キミ自身の存在そのものが公認会計士という職業そのものを危うくしているという事実に
すかさず気づいちゃいましたー(駄目ですよーこんなバカ合格させちゃー☆)
ついでに公認会計士を目指して日夜 死に者狂いで頑張ってらっしゃる全国約2万人の受験生達の
血と汗をコバカにしまくってるのとほぼ同義なコイツの存在というのを考えるに僕は、もう僕は…
世の中というものが愉快でなりませんですよアッハッハ!


「そうか、気づいたか… 
 つまりここまでの内容で、我々が目指すビジネスモデルのコアがだいたい理解できたということなのだな?」

「(えーそう来ちゃうかー) な…なんとなく…(理解したくなかったけど…)」

「よし!ではそのポイントを延べてみよ」

「つ、つまり、つまり全てのオタクは、砂糖に群がるアリのごとく、魅力あるキャラに群がってくると、
 そういうことなのですね?」

「そうだ、全ての成功モデルはキャラクター・ビジネスに収束していくのだ。
 商品のイメージに特化したキャラを売り出し、それをヒットさせることにより、
 その利益はさらなる横展開を産み出し、その結果、それはさらなる利益となって還元されるというわけだ」

「な…なるほど?」

「サカイ、オタクには2種類ある。消費するだけのオタクと、創造するオタクだ。
 前者はまさにうんこだ、クソにしかならん。だがクソであるがゆえ肥料にはなりえるのだ。
 彼等が作品を買うことによる産まれる利益はモチベーションの向上に繋がり、それはクリエイト側を
 成長させる肥料となり。その肥料がさらなる作品という名の夢を作り出し、消費オタク共に還元されていく…
 この仁義なき食物連鎖の一角に我々もくいこむのだよ!」

「(すでに一番最下層にくいこんでるじゃん、そらもうカミキリムシの幼虫並にガッチリとさあ)」
 そ、ソウデ、ス、ネ」

「おお! やっと分かってくれたかサカイ!」


やー分かるわけねえっスわ。
このレポートの内容がどうのこうのじゃなくて、こういうレベルでものを語っている時点であまりにも駄目すぎますわー
ついでにコイツのポジティヴ・オンリーの話し聞いてるうちに実際何とかなるんじゃないかって僕まで思いはじめちゃった
ところが永遠に救いのない物語って感じでネバーエンディング駄目人間一直線?ファルコーン!(マイ・サンをオペローン)

ささささいてエ

どーすんだ、このクソ話しのこの先の展開をよう。


(次回: 魅力ある商品をイメージせよ! に気が向いたら続きます)



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