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少年時代

間違いない、町画はいないよ、いやほんと間違いない。僕はね、やばすぎるスキル持ってるって。あのね、小学生の頃ですよ。僕ね、いじめ、いじめられてたんですよ、たぶん。いや、そうなのかな?いや、たぶん、いじめですよ。僕ね、それをネタ振りだと思ってたんですよ。ほら、僕って関西人じゃないですか。なんでやね〜んってな感じで神戸人なんですよ。やっぱりね、関西人といえば吉本新喜劇なんですよ。土曜日に学校から帰ってきて、すぐにテレビをつける、これ最強、ほんまやで。おもろいねんって。かんぺいはんとか内場さんとかがごめんやっしおくれやっし言うて池野めだかがにゃ〜んとか言うてはるんですよ。アクション!!メイクマネー!!名句マネてたんですよ、小学生時代の僕は。吉本新喜劇が基本にあるんですよ。そうね、だからね、ほら筆箱とか隠されるじゃないですか、初歩的ないじめって。ね、それは僕にとってイジメじゃないんですよ。そう、むしろチャンスなんですよね。ほら、ボケ、ボケてみな、ってね、僕の目にはそう映るんですよ。よ〜し、じゃあボケちゃうぞ〜って思いながらワザとオドオドして的外れなところを探して笑いを取るんですよ。ね、簡単でしょ?もうね、馬鹿小学生を笑わせるのって単純でね、簡単。ちょっと自分よりもレベルが低い人間を演じてあげればいいんですよ、あいつら勝手に笑いよるんですよ。他にもね、あれ牛乳飲むときあるじゃないですか?そこで変な顔して笑わせて牛乳を吹き出させるってなやつやりませんでした?あのね、僕あれ、全然笑えない。お前ら面白くない、と思いましたね。何?変な顔って?志村けんに勝てると思ってんの?お前ら小学生なら小学生らしくボケてみろよ、と思うんですよ。もう口からでまかせ。僕はほんと笑わなかったんですよ。ね、それを連中は僕のことを寒いって言うよるんですよ、寒いって。あのな、その言葉は関西人にとって死の宣告を意味してるんだよ。そんなことを軽々しく使うなと、その言葉を言えるのはこの中では僕だけや、と思ってたわけですよ。その時はっきりわかったんです。はい、こいつら寒い。ああ、やっぱり僕はいじめられてたんか〜、ってな感じですよ。小6でやっと気付きましたよ。6年間僕はネタ振りされてるものやと思ってました。いやいや、長い勘違いやったわ、古今東西。でね、そんな空気を感じてしまったら僕も引いてしまいますよ、コミニケーションブレイクダンスなんて踊ってる場合じゃありません。ちぇけらっちょ。で、一回すごく暗くなったんですよ。もうこの世の終わり〜ってな具合に。不良ですよ、不良。不良の友達が増えました。でもね、やっぱそれもダサいんですよ。親の金で悪さしても寒いんですよ。僕なんて中学生からバイトしてましたからね。労働基準法なんて無視ですよ、GO HOME。で、何に逃げたかと言うとね、読書です、読書。がんがん読みましたよ。ノンフィクションから純文学や歴史書や推理小説とかね。おかげでね、ひねくれていきましたよ。勉強する不良。うわ〜、意味わからへん。学年トップが不良グループ所属ですよ。コレ、気持ちいいよ。ね?いや、もう不良嫌いだったけど。その快感のためだけに不良と付き合ってましたね。もう変態。今考えれば、その頃の僕ってめっさ馬鹿。アホじゃなくて馬鹿。人生なめくさってるガキですよ。今も大してかわらへんけどね。まあ、そんなこんなで今の僕があるわけです。そんなこんなでまとめちゃった、なにそれ。寒い。せもし寒い。うわ〜ん、ですよ。今日からは吉本興業に足を向けて眠ります。寒い上等じゃい!!大胆に。どうせやるなら、大胆に。派手にかますぜ、寒い!!唯物論最高なんじゃい!!世界中の宗教を嫌いになるために日々宗教の本を読んでいる変態せもしをよろしく〜。ファンク。誰が誰、我は我。軽くふっとばしちゃうよ〜、既成概念。コンプレックス武器にして叫んじゃうよ〜。一生懸命が茶化されてしまうような世の中ですよ、でもね、こんなご時世でも俺はオレ、それはそれ。ね?はりきっていきましょ〜。一蓮托生。以上、せもしでした〜。やっぱ僕は中学生の頃から見てもあんまり成長してへんな〜。寒い。


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