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無題

こういう風に書きたい事もないのにとりあえず書き出すところにテキストサイトの快楽があるんですよね、なんてわかったような事でも書こうかと思ったのですが、これが結構キツい、僕は普段こうやって流れ作業で書いた文章を後で並べなおしたりしながら更新しているので結構このように、止まらない編集できないって縛りはキツいんですよね、あとで書き直しナシですか困ったなあ。とりあえず「書き出し」についての決まり事じゃなかったアイディアじゃない、ええと、考察、そう、考察でも書こうかと思います、開始時間は深夜の一時十一分、へえ、こういう時間が揃った時の気持ちよさってのはなんなんでしょうね、さあて困った別に書きたい事ないぞ、否あった、テキストサイトについて僕は痙攣という例えを持ち出した、事がある、過去に、句読点というのは思考を断絶否途切れさせる仕組みを持っているような気がするぞ、これでは、結構、楽では、ないか。そうでもない、結局止まりながらもタイプスピードは変わらないのだから、句読点の分だけ思考もズレてしまうのだ、だからこうやって打っているのに打っているのにちっとも進まない進まない、タイプミスも多すぎる、早く打ちすぎているのか、これ少しスピードダウンしたほうが書きやすいかもしれないなあ、あまた間違えた、これ書き出してから気付くの辛いんだけど、誤字を大幅に直したい時に今「時に」って打つのに六回打ち直した、アホか、こういう風に間違えた時に直すのが結構時間稼ぎに有用かもしれないと考えて間違いに気付いた、打ち直している時はその単語を何度も何度も頭の中で繰り返しているのです。困ったなあ、前の方を読み返せないからちっとも話が前に進まない、アレ?前?後ろ?言葉はメモ帳を使って打っているので右に進んでいるのだけど、上、既に書かれた文章は上に蓄積されていくのだなあ、これは昔時間の概念を考えていた事につながった、人間の時間感覚が前と後ろに分かれている、むしろ前から後ろに去っていくという風に認識されるのは、僕らの感覚器官が前を向いているからで、あああああああああああ、今鼻の下を掻いたのでその間時間稼ぎをしてみた。あああああこれは楽だなあ、いかん遺憾。あー、耳痒い、困った。まあいい、話の続きだ。脊椎動物の多くは、というかほとんどは感覚器官が進行方向を向いていて、脳が肥大した人間だけが言葉で「時間」なんつってわかってるような顔をしているけれど、これがもしアレだ、前も後ろもないような生物、例えばクラゲだったなら、時間はどう進むのか、という事を昔ふと考えた、すぐに出た結論、クラゲは上下の時間間隔を持っている。おそらく単体のクラゲとして活動できるようになる為に、なんだ、植物みたいな状態から、分裂して単体になる時に下に向かって別れていくので、上が過去、下が未来。くらげは。という事でテキストは右が未来で左が過去。あるいは上が過去で下が未来。僕らの未来は右下にある。お、なんとなく格好がついた、今時間を調べたら、これ、えーっうそ、マジ、一時二十五分、前の時間が十一分だから、何分、コレ、えーと、文章書きながら計算できねー、頭が悪いのがバレるなあ、ええと、十四分、十四分かかってこれだけしか書けないのかよ、うわー、死のう、死のう、明日死のう、明日は檜の木で首を吊ろう、僕の友達で親が首吊って死んだ人がいて、僕は平気で言ってしまうし、友達も平気なんだけど、なんだか今ふと気になってしまった。木になってしまった、ストレンジフルーツだ、ああああ、CDでもかけておけばよかったなあ、これ退屈だなあ、なんだそれ退屈って、いや、退屈?頭に浮かんだ言葉を書くのは楽しいだろう?しかしもはや苦痛の域に達してきた、今ちょっと「域」って出すのに時間がかかったせいで少し楽だった、ちょっとと少しが重複した、わああああああああああああああああああグルーミーサンデー、暗い日曜日、自殺者続出、友人のUさんが以前「読んだ人が死ぬような文章が書きたい」と言ってたのを思い出した、グルーミー、暗い、冥い、くらいにちようび、サイト名を考えよう、くらいにちようび、は、わたりろうか、と同じくらいイカしている、イカしている、異化している、異化効果をゲテモノと評したのは誰だっけなあ、あ、思い出した、月刊俳句の最終号一回前に載ってた悪魔の俳句辞典だった、異化効果、俳句、ハードコア俳句、ハードコア、折り紙ハードコアだよなあ、あんまりハードコアって言葉に深い意味を考えず使ってます、音楽は詳しくない、というよりむしろ何も知らないのでそういうのが得意な人はうらやましいなあ、と思う。というか映画にしろ小説にしろ僕はろくな感想が書けない、上手い事読み取れた気がしない、正しい解釈、をしたいのではなく、単に読んだ人が面白いと思う解釈、気付かない解釈をモノにしたいという欲望もあるし、やっぱほめられたいだけなのか、いやらしいなあ、気持ち悪い。おおおおおおおおおおおおおおお今左手で鼻をもんだ、揉んだ、右手でおおおおおおと打つ。揉んだ、モダン、ダジャレ得意な人は尊敬する、本当に尊敬する、困った、書いたら恥ずかしい事を一杯書いてしまいそうだ、只今一時三十五分、ええと、二十五分、うっそ、もうそんなに経ったのか、いくらなんでも早すぎる、困った、何も書けてない、困った、全然何も、意味斧、意味のある事が書けない、本当にこれは苦行だ、サカイさンはアホだ、サカイさン困った、助けて、どうしよう、意外と何も書けない、もう頭に何も浮かばない、連想がきかない、普通に空白だけが続いている、空白、空白、度一切空。助けて、もう何も書けないよ、僕の頭には何も浮かばないよ、助けて、泣き言、泣き言、僕はよく泣く、泣くんです、映画見てはなく、人に会っては泣く、夕日見ては泣く、朝日見ては泣く、ビルと空見て泣いた時は心底自分をバカだと認識した、あと夕暮れ時の青くそまったマンションの屋上にある、給水塔の横の小さな階段に取り付けられた、小さなオレンジ色のランプが、青い世界の中で、ぽつんと灯っているのを見た時泣いた、ワンワン泣いた。僕は子供の頃季節を覚えられなくて、毎年毎年夏が来ると暑くて驚いて、夏の終りの影の長さに驚いて、雪が降るとその静かさに驚いた、多分少し頭の弱い方だったから、記憶するのが下手だったんだと思う。なんだこりゃ、ピュア自慢か、脳味噌がナチュラルですね、カラっぽですね、バカバカ、死ね、首吊って死ね。只今一時四十四分、目に見えてペースが下がってる気がします、本当にダメ、ええええと、三十三分がんばった、これ以上、六十分ですか、続けるのですか、絶対に誰も読みませんよこんなもの、ええ、僕は読みっません、けっして、いや、読み直しますけども、送る前に、サカイさンに送る前に読んで「ダメだこりゃ」って叫んで送っちゃいます僕、こういう時はボ・クって片仮名でね、うん。もうだめ。脳が焼けた、焼け付いた、ヒャー、頭も手も痛い、頭は痛くないや、うん、腕が痛い、結構、痛い。もう結構です、勘弁してください、勘弁してつかぁさいや、ほんとに、ふんとにもう。さあてもう少しで五十分、通算四十分の壁を越えるわけですが、少しペースダウンしたせいで結構書けそうな気がしてきましたよ、ええ、これって苦行ってだけあって、乗り越えたらいい感じの何かにナニかになるんじゃないですかね、なりませんかね、ならないか、なれよ、なるよ、なりますよ、あああああああああ、こうやって時間を使うのも、ヘンなパズルゲームで時間つぶすよりは、脳みそを痛めつけるだけかもしれないけど、いくらかは有意義なんじゃないかなあ、そうでもないのかなあ、読みかえすの嫌だなあ、困ったなあ。困ったって何回書いてるか後で数えよう、それくらいしか思いつかないよ、終わったら何をしようかしら、そうだ、お茶を飲もう、いや、コーヒーを煎れて、砂糖を一杯ブチこもう、それで脳味噌に休憩をやろう、うん。本当はもっと何を書くか決めていたはずなのになあ、何も書けなかった、ああああああああああ、鼻が痒い、痒い、ヘンなムシでもいるんじゃないだろうか、痒いって思ったら全身が痒く、痒く、痒くない、ワハハ、ガハハ、ケヒヒ、僕の普段の笑い声はケヒヒって感じなのでとても嫌だ、治らない、そう、病気みたいなものだ、オタクはワハハと笑えない、歯を隠してケヒヒと笑う。今日新宿で同じエレベーターに乗ったオタカップルが僕の方を見て「呪詛」と言って笑っていた、プヒヒって不細工面で、いや、わかる、呼び込みの兄ちゃんにも「なんすかそのヒゲ、すげえ」って言われるくらい今時ないほどヒゲを伸ばしているのだから、自分と世界の区別がつかない人々に面と向かって笑われてもどうという事はない、けれど気になるのはその単語だ、なんだ呪詛って、何かを呪っているのか、呪詛?だったか、何だか忘れてしまった、どうでもいい、本当にどうでもいい、ああああああ一時五十四分、わー、一時間まであと十何分ですか、誰か助けて、誰か助けて、レクーッ!テケスターッ!ていうのは子供の頃に読んだ雑誌に載っていた小話の中で、裏返った人が叫んだ言葉、レクーッ!テケスターッ!でもおかしいよな、逆さまにしたらタスケテーッ!クレーッ!s普通はそこでわけないから、ね、わけないから、ね。ループさせるともっと長くなる、今どのくらい打ってるのか気になる、モニターの二分の一で、あの、ウィンドウのサイズが、そのモニター二分の一サイズウィンドウのおよそ半分がスクロールバーなのね、右っ側の、おおおおおおおおおおおおお鼻が痒い、揉む。揉む。ああああああああああいよいよ無理っぽい、あきらめようかな、六十分は無理だったかもしれない、でもあと二分で二時になるんだよね、一時間文章を打ち続けるってのはまあ、仕事じゃあるけど、こんなスピードじゃねえし、少しは休むし、考えるし、とにかくえらい修行になるって事はわかった、何の修行だ、アレか、我慢強さ。とにかく意味のある事を少しでも残しておかないと巣犬ええええええ、今タイプミスで出たんだけど巣犬ってすごいな、スイヌ、ユイヌってのは饂飩のような食べ物の事なんですが、この名前を冠した掲示板のあるサイトは最近ちっとも更新されません、さみしい。あああああああああああああああ、もうダメ、もづあめ、二時なったー、ニアッター、クルッター、キヒャー、キヘウヤイン!ガンブルザバッポイ!サットウゥンヌルス!ちょっとサチュルヌ!湿っぽいホウントウルンデクス、大きな角の生えたゴウロウエヲボヴィギルス、人を喰う事で有名、紀元前二世紀にギリシャの兵士ノゥラクルトゥルスによって征伐された。なんてな、ワハハハハハハハハハハハハハハハハ、あと八分間をハハハハハで埋め尽くしてしまおうかしら、ワハハハハハハ、やめた。卍卍卍卍まんじって入力すると出て来るのコレ、卍、ワハハ、卍だってバカ、ちなみに顔はクスリともしておりません!小生の愚息もピクリともしておりません船長!船長?大変だ!船長がいない!この船はどこへ向かうんだ!知るか!なんだか欠陥バスの突撃みたいになってきた、タイトルうろおぼえだ。筒井が随筆で欠陥バスの後に作られたウディアレンのセックスについての全てがなんか似てるとか書いてたけどまああんあの似るに決まってるよなあ、似てたのがうれしかったんじゃないか、と思うんです僕、ジュンって、濡れちゃうんです、目が変だ、今キーボード見たらモニターの文字列らしきものが網膜に焼き付いているように見えた、わー、もうダメー助けてー焼き切れるー脳がー電気蟻ー、フィリップKディックに限らずサンリオSF文庫には読んだ方がいい作品が一杯あるので古書マニアの友達は二人くらいいるとよろしい、読ませてもらったらお礼を言おう。とりあえずオススメはロバートシルヴァーバーグの内死、あのあれね、ニューシルヴァーバーグってやつね、ああ、八分、二時八分、もう少し、もう少しで終わるのですね、この、ああ、耳の奥で、ゆっくりと、テープレコーダーが、認識テープが、ギュルギュルと巻き取られて、いよいよ、僕のこの旅も、終わるイのですね、やった、あはは、只今二時九分三十九秒、わはは、もう少しだ、あと数秒、うん、二十秒を切った、終わる、終わる、終わる、終わる、終わる


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