平成15年２月６日

　今は会社なんですけど、そういうのは一切関係無く、いや関係無くはないんですけど、無視して、サカイさんの提唱するナチュラル・ペイン・ダウンワード・スパイラル・テキスト・プレイに乗っからせて頂こうと思います。すげぇ楽しそう。幸いなことに今日は、僕の部署の人達が全員午後出社という、天が用意してくれたかのような好条件にありますので、気兼ねなく打ち込めます。神様ありがとう！それにしても全員午後出社ってどうなんでしょうね。こんなことする僕も。あっ、いきなり「こんな俺ってどうよ」なこと書いちゃった！やばいやばい。気を付けなきゃね。んで、この企画ですけど、サカイさんは一時間で6996文字くらいをタイプしていたわけで、コレは我々読者や参加者からすると、「あ、この人頭おかしいな」と判断するに妥当な数字だと思います。すごいなー。僕は大体１時間に4000文字くらいしか書けないので、サカイさんという偉大な前例の影に隠れる形になるので助かります。ここで５分。５行くらい前に書いた「んで、この企画ですけど」が文章の流れ的におかしい。企画の説明しようと思ったのに、サカイさんの凶行について説明してる。でも、流れとか気にしないでいいんですよね。むしろそういう瑣末なことを取り払い、文章タイプのトリップにのみ、身を任せることが本企画の主旨、本懐、テーマらしいので、関係ないですよね。企画の説明は、サカイさん作成のインフォメーションを読んでください！しかし会社で打つのやっぱこえーなあ。自分の部署の人が誰もいないといっても、他の部署の人はいますから気を付けないと。さしあたっては、僕の隣の席の、業務中ずっとアニソンかアニメCDドラマ聴いてるデブ。こいつが急に立ち上がったり、イスをクルクル回しだしたりするんで、気が気じゃないですよ。昼休みにニュータイプ見せられても話できないっつの！「エヴァくらいなら、いくらなんでも知ってるでしょ？」ってアニメ知識を自分自慢の材料や自我立脚の土台にするなっつの！俺は実はエヴァは、周囲に取り残されないように興味あるフリしてただけだっつの！えへへ。いやいやいや、脱線しました。ちなみに僕はよく、「あっ」「いやいやいや」みたいなのを使いますが、これは言わずもがな、字数と時間稼ぎですよ。当然この釈明と開き直りも時間稼ぎです。ここで10分。もう腕が痛くなってきた。そしてだんだん気持ちよくなってきた。そういやこれって、写経とか読経とか千羽鶴とか修行とか、そうしたミニマリズムに貫かれたでトランシーな行為にある、繰り返しの気持ち良さがありますね。加えて修行も、滝に打たれたり、棒で叩かれたり、女を断ったり、葷酒山門に入るを許さずみたいなことしたりと、きつければきついほどいいらしいので、僕の今置かれている「職場」という環境は、本企画を行う上で割かし良いのかもしれない。知らないけど。千羽鶴といえば、今思い出したんですけど、２年くらい前のサンデーの「メジャー」で、「集中力をつける特訓」とかいって、密室に閉じこめて１週間くらい千羽鶴折りをやらせた話があったなァ、と思い出しましたよ。あれは笑った。狂うっての。あのマンガはすごいよなぁ。サンデー史上屈指のグダグダさを誇りながらも作者の都合でトーナメント勝ちあがってるところが最高！そういやなんでフェイスレス司令は生きてますか。今の黒賀の里編って、時系列的には真夜中のサーカス撃滅作戦の前なの？いや、でも、あのときのフェイスレス司令はなんかいい人だったしなぁ。よく分からないので、誰か教えてください！だんだん流れがマンガのほうに向いてきましたね。残り45分、ずーっと好きなマンガの名前連ねたりしてたら楽なんだろうね、つまんないけど。そんなことしないですよ見損なわないでください！！あっ、デブのマシンが落ちたらしくて、「ぴーんち！」って言ってる。30歳が。爆笑。パーテーションあって助かりました。こんな文章書いてるところ見られたら集団リンチですから。たぶんあいつら加減も手加減もしらないから、コンクリで後頭部を平気で殴ってくると思う。あな恐ろしや。状況説明ばかりしてるってのもどうかと思うんで、他のこと書いていきます。それで今思い出したんですけど、気付いたんですけど、この修行を音楽聴きながらやろうとしましてね、気持ちよいミニマルでもかけつつ、気持ちよく書こうとしてたんですけど、うっかり、CDプレイヤーに入れっぱなしだった、ゆらゆら帝国ってバンドの「グレープフルーツちょうだい」って曲をリピートにしたままスタートさせていました、ヤベエ。さっきからなんか同じ曲ばっかだなーって思ってたら。注意力足りないなあ。この曲は、「暗くて何にも喋らない僕ですけど、これはですね、あなたを目の前にしてると頭の中がえらい大変なことなってしまって、あなたをどうこうしてやりてえ、って衝動を必死で押さえているだけなんです」って思ってる奴の歌でしてね、僕みたいな、コミュニケーション不全のせいで不遇な青春時代を送ってきた人間達に対するアンセムなんですよ。超かっこいい。これ３分の曲なんで、うわあ、20回もリピートして聴かなきゃいけないんですか。勘弁してくださいよ。でも、「２秒以上打鍵を止めてはいけない」という厳格なルールがあるので、停止ボタン押せない。誰か助けて。ブツブツ言ってる曲なんで、僕もつられて途中でブツブツ言い始めてしまうかもしれませんが、隣のデブも業務中にいきなりアニソン歌い出すんで気にしないことにしました。ちなみにデブのビジュアルは、キングゲイナーカラオケコンテストに出てた、目から光線出てた人にそっくりです。生き写し。っていうかコイツなんじゃねえの。ちなみにサカイさんは本企画実行中、興奮のあまり開始わずか12分で自身のオットセイが屹立なされたと仰っておられましたが、私も大変気持ちよくなっております。僕は尖端恐怖症で、尖ったものを向けられると、額と頭頂部の真ん中あたりの脳を、指でグリグリとされているようなすっげえ気持ち悪い感覚に襲われるのですが、何らかの気持ち良い状況になっているときは、同じところがぽわぽわーとなります。なんかこの辺に大事な部分があるんでしょうね。知らないですけど。屹立はしていません。んで、今はそこがほわんほわんとなっていて、午後の仕事はとてもスッキリとした気持ちでやれそうです。もしくは使い物になりません。あー、そろそろあれですか。サイトについて書いたり、気にくわないサイトについて書いたりする頃合いなんでしょうか。「思考や推敲取っ払って」ってあるのに、そのつもりでやってるのに「頃合いなんでしょうか」って言ってるね僕。どうでもいいんだよ流れなんて。あとで書こうっと。たぶん書かないけど。支離滅裂になってきた。デブのマシンが落ちたと思ったら、なんか壊れたみたい。再インストールだ〜！って言ってる。マジ笑えるなあ。デブ「竹田くん、XP持ってない？」僕「無いです、すいませんー。宮野さん持ってますよ」デブ「トホホ〜」だから話しかけんなっての！いい加減にしてくれよ。僕の崇高な挑戦に水を差しやがって……。今思ったんですけど、「60分」っていう区切りがあるってのも、ちょっとどうなんでしょうね。企画としてはそうしたルールは必要なんでしょうけど、あくまで僕は、書く行為の気持ちよさを得ようとしてやっているわけなんですから、手が止まるまで、お腹が空くまで、上司に呼ばれるまで続けるのが礼儀なんじゃないでしょうか。礼儀？ というわけで、時間は気にせずに、ただただエディタのみを見つめ続けながら進めようと思います。ただ僕の信念は「前言撤回」ですので、60分経ったら平気で止め、巡回を開始するかもしれませんが何か？あ、寒い。「何か？」を使うのも、アンチテーゼとして使うのも、揶揄的な意味で使うのも、全部寒いね。寒いっていうより、気持ち悪い。勘弁願いたいと思う次第ですよ。使っちゃいましたけど。消してぇ。気にくわない言葉や言い回しについて続けると、「ありえない」「べき」「とか」が嫌いです。「ありえない」は氾濫しすぎて使う気にならないし、「べき」は同じく氾濫しすぎて重みが全然無くなっちゃったし、「とか」は、用法がムチャクチャだしで、全くもって使う気になりません。自分も使ってたわけなんで、あんまり大きなこと言えないわけですけど。つーか「とか」は使ってますけど。あっ、今、僕、パイオニア気取りでしたよ！「俺、有り得ないって流行る前から使ってたから」っていう！やばいですね。気持ち悪い。自戒。なんだか、だんだん自虐っていうか、自嘲っていうか、自分語りみたいな流れになってきました。どうしてもいいよ自分語りなんて。じゃあ仕事の話でもしますか。やっぱしません。恥ずかしいし。そういや、僕が文章書くときに、「辞書から適当に３つくらい単語を拾って、それを無理矢理関連づけて組み立てる」っていう手法を取ることがあるんですけど、これはそれに似てる感じがします。単語をあらかじめ決めてるわけじゃないですけど、無作為に単語を抽出しながら書いてるみたいです。よく分からないです。自分の頭の中くらいは正確に把握できるくらい頭良くなりたかったなー。「くらい」を二回続けて使ってしまいました頭悪い。あっ、また自嘲だ！！！！どんどん「ボクはダメな男だ」な感じになっていってますね。お前はレオスカラックスかよ、気持ちわりーんだよ。さっきから「気持ち悪い」が多発してますね。いや、これは本当に語彙の少なさが露呈するなあ。恐ろしい。煙草吸いたい。早くjackass日本公開してほしい。40分。やっぱ時間見てる。これ誰も読まねーよなあ。僕ですら読みたくない。でも読む人を意識する必要は無いんだよね。反射的にキーをタイプし続けることによって、己の内面から目を逸らさずに向き合い、ジョージ秋山な世界へ向かうことが主旨だし。主旨なのかな。知らないけど。「知らないけど」も使いすぎ。あ、今、「自分は会社にいる」って事実が消えてた。音も全然耳に入ってなかった。あと少しで何か見えるのか。嫌だなあ。でも、座禅なんかでも、仏が見えちゃうことは割とよくあることで、それを「幻影だ」と払拭してからが、本当の大悟への道の始まり、って聞くし、見えることは実は大したことじゃないのかもしれないね。というわけでこの行為は結構、無いものが見える割合が高いと思うので、実行後は駅のホームや断崖絶壁などの場所には、しばらく近付かないことをお勧めします。ホームに入ってくる快速電車の先頭部分に、新世界へのワープホールを見つけちゃったら大変だからね。それでダイブしちゃったら、サカイさんは何らかの責任を取らされるのかな。ここは是非、無理矢理、「後催眠による自殺幇助」みたいな罪状をでっちあげて、サカイさんを獄中に追い込んでほしいですね。カズヤさんによる偽証言も手伝い、見事懲役刑が確定。せめて留置場には行ってほしいですよね。そしてテキスト界の花輪和一か鶴見済みたいな地位を手に入れてください。獄中で牢名主とその取り巻きにいいようにされながらも不退転の決意で日記を書き、誰かに渡して、それをアップ。いや、これ絶対受けますよ！たぶん即座に没収されますけど。そして最期は獄中死が理想的ですよね。ハードゲイの受刑者に、首絞めプレイを強要されている途中、窒息死。完璧。これは一大ムーブメントになると思うのですが……。「サカイ・チルドレン」みたいな、サカイさんの生き方、思想に強く影響を受けた世代が現れるかもしれません。なんかさっきから、ことあるごとにサカイさんを文中に出してるなァ。これはいいのでしょうか。まあいいか。ごめんなさい。さて、理想としてるサイトが幾つかあります。そのうち一つが「Inferno Prison」っていう、映画レビューサイトなんですけど、ここはコンテンツが豊富で、そのどれもクオリティーが高く、映画のデータベースが分かり易く構築してあり、レビューのスタイルは確立されており、今まで見てきたサイトの中で一番完成度が高いところです。ナチ映画や女囚映画やトロマを扱うこともあり、内容は好き嫌いが別れるところなんですけど（僕は大好き）、サイトの完成度や、情報を発信する側の姿勢としては、完璧に近いです。本当にかっこいい。こういうサイトつくりてえ。クソ、やってやる。やってやるぞ！あとはワカバ。イラストサイトはここが一番好き。大好きです。目がすごい。打ちのめされる。メール返さないでごめんなさい。今日書きます。いきなり何を言い出すんだ、といった風情ですが、つまり僕はもっと面白いサイトを作って、サイト上で、ネット上でガシガシ面白いことをやっていきたいんですね。面白いこと、すごいことの方法論や仕組みを作る技術、能力が足りず、未熟もいいところなため、なかなか上手いこといってないですが、精進していきます。考えるの面倒だなんて言ってる場合じゃないぜ。ネットは本当に危険な場所で、とにかくぬるい。居心地が良い。別に気張ったり理想が無くても、何となく心地よく過ごせる。けどそれが危険で、あっという間に馴れて、安心して、落ち着いてしまう。梶君も、停滞するってことは腐ってくってことだよ！と激昂し、真島君を困らせていたが、僕も同じ気持ちだ。停滞は怖い。気を付けていても、居心地の良さに飲まれてしまう。まあ停滞するのは、単に僕の意志が弱いせいなんだけど。停滞はしたくないね。あと今週（ヤンジャン30号）のエルフェンリートの幼女ヌードはあれはいいのか。60分。終わり。