超おもしろいゲームソフトの詰め合わせ

小学1年生のときに友達の家でやらせてもらった、任天堂『ファミリーコンピュータ』。 “人の家の屋根に登る”、“走り幅飛びの要領で川を飛び越える”、 “セミでキャッチボール”のようなクロマニヨン人以下の遊びしか知らなかった僕にとって、 想像しえない世界をもたらした製品です。

「ファミコン欲しい!」、「買えば?」という簡潔な交渉もあり、 お年玉や月々のこづかいを貯めた僕は、 1年後に自分のファミコンを購入しました。 そのさい、本体と同時に買ったソフトが、 『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』です。

スーパーモンキー大冒険は、戦闘シーンは1画面アクション、 キャラクターの移動シーンはマップ見下ろし型RPGの体裁をとるゲームです。

戦闘中にジャンプボタンを2回押すと主人公の猿は雲に乗り、 画面内を自由に動き回って戦います。 動きの速さと、敵が地面をはいずり回るのを見おろせるという2つの快感がありますが、 攻撃は運で当てるというアクションゲームにあるまじき仕様のため、 結局のところ戦闘シーンは不快です。

移動シーンである台湾から中国最西端までの旅も雲に乗ってくれたらありがたいのですが、 残念ながら徒歩のみです。 このゲームの秀逸な点のひとつは、中国大陸の広さを忠実に再現していることです。

もう1度書きます。移動は徒歩のみです。

僕はみっちりプレーして、ゲームクリアである天竺に辿りつきました。 どういうわけかクリア後は見向きもしなくなり、 同じく本体と同時購入した『マイティーボンジャック』に夢中になるのですが、 それはまた別のお話。

この詰め合わせには上記のスーパーモンキー大冒険に加え、 RPG史上最高傑作との呼び声高いプレイステーション『里見の謎』や、 アドベンチャーゲームの頂点といわれるセガサターン『NIGHTRUTH #1 "闇の扉"』など、 クオリティの高いゲームソフトが複数ついてきます。

「最近のゲームは画一的で、オリジナリティーあふれるものがないよなあ」とお嘆きのかたや、 「生活が優雅すぎて困るなあ。時間をドブに捨てたいなあ」とお望みのかたにオススメの賞品です。

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