Simple Plan.


2012年1月23日: 渋谷AX>

「フジロックの『ホワイト』トリであったがゆえ、バスの時間の都合上、つい見逃して
しまったバンドをリベンジ観戦」のシリーズ、これまでも「ASH」「Scissor Sisters」に
「NGMT」と見てきましたが、今回はそれに「俺たち、シンプルプラン!」のキャッチでお馴染み、
カナダ出身のポップパンク・バンド「Simple Plan」が加わることになりました。
ちなみに会場内、10代と見られる女子率のあまりの高さを前に、アラフォーのミー的には
かなり萎縮しまくりでした。早く始まれー始ってくれー、ってずっと願ってたり。



ライブの方は「Zebrahead」系のお馬鹿ノリ、アゲアゲ直球系の"Shut Up"からスタート。
ここから高速エモ系の良メロ曲"Can't Keep My Hands Off You"、その名の通りサビでは
皆がジャンプしまくり、ついでに曲中で「Black Eyed Peas」の"I Gotta Feeling"を挟むという
反則技も加わった"Jump"と繋いでいって、そこから更にサビメロ最高の"When I'm Gone"へ
もっていくんだから、そりゃ盛り上がらないわけないでしょと、序盤のセット良すぎだろと。
ドラムの人ががシンバルをターンテーブル代わりにDJ気取りのアクションきめたイントロも
実に面白くて、その盛り上げに一役買ってましたね。

その他の見どころとしては、"Thank You"のサビを日本語の「アリガトー」にしたり、
お遊びメドレーの中に"マル・マル・モリ・モリ"を入れてきたり、
MCに「キミ、カワウィ〜ネ」「ショウチ、シマシタ!」とお笑いギャグやドラマネタを
挟んだり、曲間にてわざとバカっぽく振舞った感じのダンスで会場を沸かせたりと、
終始フロア側に対するサービス精神が目立っていました。
パンク系は大抵サービス精神が旺盛なものだけれど、それに輪をかけて旺盛とでもいうか、
「Zebrahead」とタメはるレベルで際立っていたんじゃないかなと。

他に特筆すべき箇所としては、やっぱし終盤での盛り上げですかね。
このバンド最大のヒット曲と象徴曲たる"Welcome To My Life"と"I'd Do Anything"を
並べての堂々たる本編シメと、アンコールでの"I'm Just A Kid"中にベースとギターを
途中で入れ替えてしかもピックを互いに投げ合うという、難度が高いわりに目立たない
小技を繰り出したかと思いきや、そのまま客席にダイブという、脈絡ないにも程がある
ハチャメチャっぷりは確実に面白かったですね。


<今日の一枚>

 「Still Not Getting Any」/ Simple Plan

「Metallica / Metallica」「Dr FeelGood / Motley Crue」で有名な敏腕プロデューサ、
ボブ・ロックにより手掛けられたセカンド作にして、全世界で300万枚を売り上げた
彼ら最大のヒット作。そのポップでキャッチーなメロに内包された汎用性・普遍性の高さは
ともすれば「商業ロック」的な見方をされなくもないけど、聞いていて「そこ!」的な
気持ちいいツボを押されまくることは確か。「Green Day」や「Sum 41」好きならハマる筈。


<今日の無駄T>



#挑発的な文字で埋め尽された、いかにもパンクTといった風のデザイン。
 攻撃色の強いライブに行く時に着ていこうと思っています。



<セット・リスト>

01:Shut Up
02:Can't Keep My Hands Off You
03:Jump
04:When I'm Gone
05:Addicted
06:The Worst Day Ever
07:You Suck At Love
08:Thank You
09:Your Love Is A Lie
10:Astronaut
11:Summer Paradise
12:Maru Maru Mori Mori〜Fuck You(Cee-Lo Green)〜Dynamite(Taio Cruz)〜Raise Your Glass(Pink)〜Crying In The Rain
13:Jet Lag
14:This Song Saved My Life
15:Welcome To My Life
16:I'd Do Anything

17:Loser Of The Year
18:I'm Just A Kid
19:Perfect


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