Scissor Sisters.
<2011年2月9日: ZEPP・TOKYO>
あのガガもリスペクト、ポップでファンクでダンシンかつガチでモーホーな世界一の
パーティ・バンド、現代のサタデー・ナイト・フィーバー野郎ズこと「Scissor Sisters」
のライブを見に、お台場はゼップまで行ってきました。
開演予定時間から登場までにかなり間があいて、正直ダレまくってたんですが、
これ以上ないというくらいきっちり横流しに撫で付けた頭に、筋肉隆々な上半身
もろだしの中期フレディ・タイツ、でもって下は膨らみ丸分かりなピッチピチの
ゴムパンという、あからさまなゲイ・ファッションで登場したジェイクを見るなり、
一気にテンション、トップまでいきましたね、魅せ方分かってるわーって感じで。
でもってのっけの"Night Work"のサビからビージーズばりの裏声全開、いや今日は
このブレないファルセットを聞きにきたようなもんすから、そりゃアガりますわ。
でもって"Any
Which Way"・"She's
My Man"と、ともにPVが面白かった両曲でも
この体の芯にズンズン響くビートとシンクロしたジェイクの妙になまめかしい踊りが
ツボにハマってガチ盛り上がり。特に後ろ向きで両手広げて左右に動きつつケツふる
アクションがめっちゃキモ格好良かったです。
ただ中盤最大の聞きどころと思ってた"Take Your Mama"は、最高にカッコいい筈の
サビのギターフレーズがいまいち聞こえなくてチョイ消化不良に。
まあ陰鬱なメロが特徴的なかのフロイドの名曲をすっかり様変わりさせてしまった
"Comfortably Numb"から、拳振り上げによる観客参加型のお祭りソング"Night
Life"、
そして猥雑にうねりまくるダンシン・グルーヴが売りな代表曲"Filthy/Gorgeous"へと
繋げた終盤の畳み掛けが見事すぎて、そんな不満はあっという間に霧散してしまったわけですが。
今までのポップテイストとは若干毛色の異なるドラマティズムなノリで迫った
"Fire With Fire"に、彼等の代表曲中の代表曲"I Don't
Feel Like Dancin"で
圧してきたアンコール以降のセットも強力でしたね。正直、興味本位7割方で
見にいったライブでしたが、一昨年見た「Earth, Wind & Fire」と時と同じくらい
楽しめました。バスの関係で見れなかったフジのクロージングん時のリベンジがこれで
出来たかな。
<今日の一枚>
「Night
Work」/ SCISSOR SISTERS
現代ダンスロックの最高傑作とまで言われたデビュー作、それと同クオリティを
誇るセカンドを世に送り出し、これ以上のものはもう作れないだろうと言われた中、
その重圧を跳ねのけて生み出された一枚。
聞いてるだけで踊りだしたくなるような弾けるリズムはそのままに、ちょっと息を
抜いて遊んでみたっぽい「抜き」のカッコ良さも感じられる快盤だと思うので、
まだ未聴の方は是非とも!
<今日の無駄T>
#もろ「そっち系でーす!」的なスメルがムンムンの前面。
もし万が一、道を違えることがあったとしたら、ハッテン場に着てい… いやいや!