LOUD PARK 10.


<2010年10月16・17日: さいたまスーパーアリーナ>

はい、今年も無事にやってまいりましたね。メタルの秋、ラウパーの秋が。
というわけで06年度の第1回から数えて、とうとう5回目となった今年のラウパー。
ちなみに気になるメンツの方はというと、ミクスチャーメタルの覇者「KOЯN」に、
メタルの帝王「Ozzy Osbourne」と、トリ・クラスはまあ言うことなし。
その脇を固めるメンツも、メロパワ勢として「Edguy」「Angra」、正統派メタルからは
「Accept」「Halford」の重鎮が。LAメタル枠にこれまた大御所の「Ratt」。
はたまた近年破竹の勢いを誇る「Stone Sour」に「A7X」、そして何よりも嬉しいのは
今メンツの中じゃオジーと並んで一番のキャリアを誇るあの「MotorHead」が参加してること
じゃないかと。あ、今のところ皆勤賞のアモット兄貴も「Sporitual Beggars」にて記録を更新と、
蓋を開けてみれば実にエクセレントなメンツ揃いときたもんで、今年も迷うことなく、
海浜幕張はメッセまで行ってまいりました。



*16日(一日目).

Amon Amarth



着くやいなやまず見たのが、メロデスの中にフォークやヴァイキング要素を混ぜ込んだ
ちょい変り種バンド、スウェーデンの「Amon Amarth」。
メタル的にはどちらかといえばクラシックなメロなんですが、シンガーの漢汁ほとばしり
まくりな野太いトーンとそれに時折被さるバックのクワイヤ、そして流麗なタッピングが
(ちと多用しすぎだけど)が非常にいいアクセントになっていて、体感的にはかなり心地
よかったですね。特に"Death in Fire"が盛り上がっていたかな。
いつか同系統の「Turisas」やフォークメタルの雄「Korpiklaani」辺りとの組み合わせで、
「ヴァイキング・フェス」とかやってほしいですね。なんか酒瓶とか乱れ飛びそう。

 01:Twilight of the Thunder God
 02:Runes To My Memory
 03:Guardians of Asgaard
 04:Varyags of Miklagaard
 05:Asator
 06:Death in Fire
 07:Cry of the Black Birds
 08:Live for the Kill
 09:The Pursuit of Vikings


EDGUY



次に見たのは初期ジャーマンメタルのフォロワーとしてはおそらく筆頭格の「EDGUY」。
「Avantasia」としては見たことがあったものの、トビアス本来のホームバンドを
見るのはこれが初でした。で、序盤のギタートラブルをカバーする為、曲の入りを急遽
コール&レスポンスに切り替えるなどのステージ巧者っぷりはなかなか見事だったし、
「Avantasia」でもお馴染みの突き抜けるハイトーンも素晴らしかったんですが、選曲の
方がイマイチだった分、若干盛り上がりに欠けていたような…
いや"Mysteria"から"Vain Glory Opera"への攻め攻めな繋ぎは良かったんですけど、
その後の矢が続かなか… てか時間的な制約があるから仕方ない部分もありますし、
今回はその実績に比べて出演位置が前すぎたかもしれません。なので今回はノーカン、
単独できちんと味わうまでその評価は保留ってことで。

 01:Dead Or Rock
 02:Speedhoven
 03:Lavatory Love Machine 
 04:Mysteria
 05:Vain Glory Opera
 06:Superheroes
 07:King Of Fools


HELLYEAH



ステージにお立ち台をもちこんで厨房っぽい絶叫シャウトしてる「Dir En Gray」を
横目に体力回復して、次に見たのは「HELLYEAH」。
看板の一つが元「Pantera」出身のドラマーなだけあって、テキサス系の野卑満点な
うねるグルーヴがそこかしこで炸裂。その音風に引っ張られたか、その客ノリの方も
これまでに比べると2割増しで極悪。あっという間にドでかいサークルが出来たかと
思いきや、四方八方でおしくらモッシュが発生して、最前のチョイ後ろ辺りはかなり
危険ゾーンになっていましたね。でもって肩の力抜いて楽しめる横ノリ曲はラスト以外
ほとんどやらなかったもんだから、とにかく体力が削られまくるという。まあミー的には
もう一つの看板である「Mudvayne」のシンガーの声質が元々好きだったもんで、どうにか
脱落せずに最後まで楽しむことができましたけど、これ一般メタラーにゃかなりキツい
ノリだったんじゃないかと。あ、そいやヴィニーが「ヘルイェーって叫べ!」と煽った
MCにはみんな普通に「イェー!」返していて、お兄ちゃん思わず苦笑してましたww

 01:Hellyeah!
 02:Goddamn
 03:Cowboy Way
 04:Matter of Time
 05:Debt That All Men Pay
 06:You Wouldn't Know
 07:Stampede
 08:Alcohaulin' Ass


RATT



『BIG ROCK』で「HELLYEAH」を見た後、そのまま左の『ULTIMATE』側にスライドして、
モトリーに続くLAメタルの代名詞「RATT」を視聴。
ええ、「RATT」の売りの一つであり、あの甘くてクドくてアクのあるヴィンスの声を更に
こもらせたようなスティーブンの声量は正直ギリといった感じで劣化は否めませんでした。
が、やっぱりこの声質は唯一だなァって、まあ思い出補正があるかも知れませんが、当時
リアルタイムで聴いてた組としては、多少胸にくるものがありました。
でもって、たぶんわざとこのPA設定にしているとは思うんですけど、この音のコモり方は
むしろ悪くないなって。いや確かに聴きにくいんですけど、何故かその抜けの悪さが
「らしさ」っていうか、地下室的なB級のアングラ感とでもいうか、その持ち味を際立たせ
ているような気がしちゃうほど、その雰囲気にはマッチしてましたね。
あ、看板ギタリストのウォーレンは前に見た時より痩せてたし、プレイもシャープだったし、
かなりいい出来だったとミー的には思っていたんですけど、後でライブ評判を見てみたら
わりとボロクソw なんか若手メタラーって、LAメタルのオッサンバンドにゃ厳しいのなー

 01:Walkin' the Dog
 02:I'm Insane
 03:Way Cool Jr
 04:Back for More
 05:Wanted Man
 06:Nobody Rides
 07:You're in Love
 08:Lay it Down
 09:Lack of Communication
 10:Best of Me
 11:Eat Me Up Alive
 12:Round and Round


ACCEPT



はい、この辺りからラウパー名物「休憩ゼロの連続ライブ参戦」「インターバルなしの耐久
ヘドバン・タイム」の時間帯がやってまいりました。というわけで休む間もなく今度は右へ
スライドして、ジャーマンメタルの硬派組「ACCEPT」を視聴。
まーね、正直ウド抜きの「ACCEPT」なんて…といじけてた時期がこんなミーにもありましたが、
心配されてた新Voは小っちゃいけどパワフルだし(しかももろウド声!)、ウルフの硬質リフの
刻みと流麗なソロとの融合プレイは相変らず血潮を滾らせるし、フロント陣によるベタベタの
フォーメーションはそこかしこで飛び出すし、それ見てる観客はほぼ全部の曲サビでクワイヤ
かましてくれるわと、ホント笑っちゃうくらいにド・メタルすぎて、メッチャ安心すると同時に、
やっぱりメタルいいわーと心底実感させてくれる内容。もうね「このソリッドな刻み、そして
このツインリード…!これこそがジャーマンメタルよ!」とランバ・ラルばりに拳を握りしめて
最前特攻かまさざるえをえなくなる程の盛り上がりでしたね。

その中でも「特に!」という箇所を挙げるなら、まずは"Restless And Wild"でのサビ大合唱、
それから"Metal Heart"での「エリーゼ」ソロにおける観客の熱気ですかね。何せギターソロ
なのに全編「オーオー♪」で合わせて歌っちゃうくらいでしたからね。
でもって"Fast As A Shark"ね、アリーナが爆発すんのは当然として、ステージから結構離れた
スタンド席の客までもが立ち上がって拳やらメロイックサインやら振り回しているのには結構
驚かされましたね。いや、ここまで見てきたバンドには失礼だけど、これは正直格が違うわー
的な凄みが随所に満載、たぶん初日のベストパフォーマンスだったんじゃないでしょうか。

 01:Starlight
 02:Living For Tonite
 03:Breaker
 04:Teutonic Terror
 05:Pandemic
 06:Restless And Wild
 07:Princess Of The Dawn
 08:Metal Heart
 09:Up To The Limit
 10:Fast As A Shark
 11:Balls To The Wall


Stone Sour



流石に体力がなくなってきたので『ULTIMATE』側のスタンドに座って「Stone Sour」視聴。
なんか早々にアリーナ入場規制がかかったみたいだし、フロントに陣取ったファンの熱気は
今日イチだしで、「Slipnot」関連におけるここ数年の人気の拡大っぷりが如実に伺えました。
ライブの方はまず"Reborn"で火が点いて、"Get Inside"で爆発&モッシュへと誘爆、
その後、しっとり歌い上げる"Bother"に"Through Glass"で一旦鎮火したかと思いきや、
"Hell & Consequences"のうねりグルーヴで再点火して、ラストの"30/30-150"で爆発、
ざっと所感を述べればまあそんな感じでした。髪を剃って外見的に凄みが増したコリィの
充実パフォーマンスは次アクトのロブ大先輩とタメはるぐらいの仕上がりに見えましたね。
シンガー部門で量るなら今日1・2を争う出来だったかも。

 01:Mission Statement
 02:Reborn
 03:Made of Scars
 04:Say You'll Haunt Me
 05:Get Inside
 06:Unfinished
 07:Your God
 08:Bother
 09:Through Glass
 10:Digital (Did You Tell)
 11:Hell & Consequences
 12:30/30-150


HALFORD



体力が復活してきたので『BIG ROCK』のアリーナ内でロブ御大率いる「HALFORD」観戦。
でもって出だしの"Resurrection"から必殺のハイトーン・シャウト炸裂。これで還暦?
なんなんだこのお爺ちゃんはと、1曲めで早々と燃え尽きるつもりかと。そんくらい声
出てました。更には曲を構成するリフもバッキングも本家のプリーストより硬質的かつ
エッジ利いてて攻め攻めな感じだし、曲自体の知名度がないのが玉に瑕だけどそれさえ
除けばメッチャ極上のメタルソングが連発ときたもんで、おまけにプリーストの持ち曲も
3曲程やってくれるわと(代表曲の特に"Green Manalishi"は特に嬉しかったかも)、
オールドメタル好きにとっちゃ、かなり至福の時間帯でしたね。
一番の盛り上がりどころは、立ち上がりを除けば、"Jawbreaker"から"Cyberworld"
へと繋げた流れかな。この刻みかまされて頭ふらなきゃメタラーじゃないでしょ的な波動を
音圧から浴びまくった超ヘドバン・タイムだったんじゃないかと。
そいやギタリストの人がミーと同じ「CHILDREN OF BODOM」アレクシ・モデルの黄色を
使ってて、ちょっと嬉しくなりました。

 01:Resurrection
 02:Made In Hell
 03:Locked And Loaded
 04:Drop Out
 05:Made of Metal
 06:Undisputed
 07:Nailed To The Gun (Fight)
 08:Golgotha
 09:Fire And Ice
 10:Green Manalishi (Judas Priest)
 11:Diamonds and Rust (Judas Priest)
 12:Jawbreaker (Judas Priest)
 13:Cyberworld
 14:Like There1s No Tomorrow
 15:Thunder And Lighting


KORN



ラウパー10初日のトリである「KORN」は、明日もあることだしあまり無理しちゃいかんと
思って、『ULTIMATE』側のスタンドからゆとり見物。
その辺のオッサンがフツーに休日に着てるようなよれよれのジャージ姿で出てきたジョナサンは、
そのヘアスタイルも手伝って、どこをどこからどう見ても単なるホームレスさんにしか見えない
んですが、その感情むきだしな痙攣しながらシャウトで"Right Now"とか歌われちゃうと、
その異常な迫力が異様にカッコいいというか、その尋常ならざるテンションには惹きこまれざるを
えないというか、加えてベースの鬼弾きっぷりとドラムの狂い叩きっぷりがホント半端なく凄すぎ
たもんで、こら堪らんと思って、途中からアリーナに行っちゃいましたよ。

そしてこの「KORN」てな、CD聴いて「いいわー」思うタイプでは断じてなく、その「ヘヴィ」
メタルそのものなライブ・パフォーマンスの凄さでもってこれだけの求心力を得ているバンドで
あるということを骨髄浸透レベルで最実感しましたね。雰囲気で魅せる音づくりというか。
そのハイライトはおそらく本日最大直径かつ最高風速のサークルモッシュを叩き出した"Blind"、
もしくはお馴染みのバグタイプ演奏から、横→縦へとノリを引き上げていって「METALLICA」の
"One"へと繋げて締め括った"Shoots and Ladders"じゃないかと。
で、蓋を開けてみればなんだかんだで今日一番盛り上がったの、結局この「KORN」だったという。
正直トリはメタル的には「HALFORD」の方がいいんじゃないかと思ってました、サーセンでした!

 01:4 U
 02:Right Now
 03:Need To
 04:Coming Undone
 05:Pop a Pill
 06:Here to Stay
 07:Oildale (Leave Me Alone)
 08:Falling Away From Me
 09:Did My Time
 10:Let the Guilt Go
 11:Freak on a Leash
 12:Another Brick in the Wall (Pink Floyd)
 13:Blind
 14:Shoots and Ladders / One
 15:Clown
 16:Got the Life


<今日の無駄T>



#初日は、デザインがアメコミちっくでカッコ良かった「KORN」Tを購入。
 メタル・ジャンル以外のライブでも使えそう。



*17日(二日目).

2日目は多少出遅れて、"バトルメタル"wを看板にする「Turisas」とハードコア系の元気印
「Alexisonfire」を見逃す羽目に。で、日本発のプチ・アメリカンドリーム体現者「KUNI」を
途中から見始めたわけなんですが、何せ被ってる仮面がチープすぎる上に小男かつ体型が貧相、
しかも音が軽いもんだから、完全に(笑)視点で見物しちゃってました。
もうね、ステージ上でスローターとぶつかってムっとされてるわ、コールの「KUNI! HI!HI!」が
「クンニ!ハイハイ!」に聞こえちゃうわ、メンバー紹介でベースの名前を噛んだ上になおかつ
間違ってもろ睨みつけられてるわで、まさに散々の出来。いや「Quiet Riot」に「Slaughter」と
メンバーは結構豪華だった筈なんですけどねwwww もう無惨すぎて笑うしか。


Spiritual Beggars



で、口直しとばかり『BIG ROCK』でラウパ皆勤賞男のマイケル・アモット率いる別プロジェクト、
ストーナー系のハードロック・バンド、通称「スピベガ」を鑑賞。
テラ太っといリフにしっかりしたメロはズンズン腹に響くし、演奏的には「Arch Enemy」の凄腕
フロントを二人擁しているだけだけあって、非常に安心して楽しめてはいたですが、いかんせん
曲が「地味」なんですよね、ソロも含めて。いや「Arch Enemy」とは方向性がダンチなんで比較
しちゃいけないのは分かってるんですけど、けれん味不足は否めないというか。
"Left Brain Ambassadors"・"Throwing Your Life Away"辺りの「うねり」ヴァイブや、
サバス・テイスト含みの"Euphoria"は文句なく楽しめたんですが、その他で「これ!」という
感動がなかったのが若干物足りなかったかも。

 01:Left Brain Ambassadors
 02:Beneath the Skin
 03:Coming Home
 04:One Man Army
 05:Wonderful World
 06:Fools Gold
 07:〜 Guitar Solo 〜
 08:Star Born
 09:Concrete Horizon
 10:Throwing Your Life Away
 11:Euphoria


ANGRA



そのまま左側の『ULTIMATE』へとシフトして、ブラジルのメタル至宝「ANGRA」見物。
で、「ANGRA」といえば恐怖のヤギ男、エドゥーのVo安定度にそのライブの出来が左右されがちな
わけですが、相変らず音程はずしはあったものの声はよく出ているし、何よりも髪をなびかせつつの
ナイスガイ的な笑顔が素敵すぎるわで、まずまずの立ち上がり。
加えて今ステージの売りであるメンツにバイオリンを加えてのシンフォニック感も、今PAの
音質の素晴らしさが後押しとなって綺麗に仕上がってましたね。超絶技巧フロント陣のただでさえ
キメ細かい演奏を更に1クラス上のレベルへと引き立てるのに一役買っていました。

選曲もアゲ安定の"Carry On"・"Nothing to Say"に、コアファンにはちょい嬉しい"Lisbon"、
でもって超絶疾走感炸裂の"Spread Your Fire"と、かなりおいしいとこチョイスしてきてるし、
それに引っ張られた客ノリもパワメロ系にしては珍しいサークルまで出来てるしと、LP06の不調を
ものの見事に跳ね返す渾身パフォーマンスだったので、ミー的には大満足。
あ、恒例の太鼓祭りでタオルを振り回してるファンが何人もいるのを見て「湘南乃風かよ!」と
心の中で密かに突っ込みを入れたのはなかった方向で。

 01:Arising Thunder
 02:Angels Cry
 03:Carry On/Nova Era
 04:Lisbon
 05:〜Percucao〜
 06:Awake From Darkness
 07:Nothing to Say
 08:Rebirth
 09:Spread Your Fire


MOTORHEAD



そして、いよいよ今日の本命「MOTORHEAD」が『BIG ROCK』に登場。
てか演奏前の前口上「We are Motorhead!We play rock'n'roll!」がいざ放たれた時点で、
アリーナの密度は相当厳しい状態になってましたからね。そこへ代表曲の一つにして
ドライブ感マキシマムの"Iron Fist"が炸裂して、大量のメタラーが一斉に蜘蛛の子を散らす
状態になったもんだからそのカオス度はおして知るべし。マジで酸素足りなさすぎだろって。
その混乱が一段落するまでに大体20分くらいかかったんじゃないでしょうか。なもんだから
そのエネルギッシュなステージをちゃんと落ち着いて聴けるようになったのはほぼ中盤過ぎでした。
何せ"Iron Fist"を"Ace Of Spades"と勘違いして、こんなんなっちゃうネラーもいたくらいの
大混乱でしたからね。

 543 :名無しさんのみボーナストラック収録:2010/10/17(日) 18:10:55
 AoSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
 545 :名無しさんのみボーナストラック収録:2010/10/17(日) 18:12:14
 ちがうお
 546 :名無しさんのみボーナストラック収録:2010/10/17(日) 18:12:34
 ちごうた…(´・ω・`) ごめん
 547 :名無しさんのみボーナストラック収録:2010/10/17(日) 18:13:57
 きにすんなお

ただこの流れは後で見て和みました。しかしよくこんなの書ける余裕あったなwww
しかしまあトリオ編成にもかかわらずこの凄まじいパワーたるや… それだけでも凄いのに、
センターを張るレミーさんは御歳65ですからね。ほぼ初老だろうにこのタフネスっぷりにゃ
本当頭が下がるとしか。加えてほぼ全曲が「うねり」と「疾走感」を兼ね備えたライブ映え
する曲ばっかなもんだから、ライブの流れがまったく滞ることがないってのもスゲーなあと。
そんな中でも特にデカいアガり場をあげるとするなら、ミッキーのビートラッシュとともに
スティックが次から次へと宙へ放り投げられる曲芸も併せて披露された"Going To Brazil"、
そして彼らの象徴曲"Ace Of Spades"から"Overkill"へ繋げて、場のボルテージが最高潮に
高まったところでいきなり演奏をピタっと止めて、溜めて焦らしてのアイドリング・タイムを
たっぷり設けて「からの〜」、再始動時の盛り上がりは存分に助走がついてた分、その狂騒
度合はヤバいくらいにパなかったです。

 01:Iron Fist
 02:Stay Clean
 03:Be My Baby
 04:Rock Out
 05:Metropolis
 06:Over the Top
 07:One Night Stand
 08:The Thousand Names Of God
 09:Cradle to the Grave
 10:In the Name of Tragedy
 11:Going To Brazil
 12:Killed By Death
 13:Ace Of Spades
 14:Overkill


Avenged Sevenfold



モタヘで体力を完全に使い切ってしまったので、『BIG ROCK』側のスタンドから遠目で
対角線上『ULTIMATE』側の「A7X」を観賞。
Voのシャドウは声のノリが前回(LP08)とはダンチ、今日は気合入ってるわーって様が
出だしの"Nightmare"のシャウトから見てとれるほど、安定パフォーマンスしてました。
演奏の方も相変らずのピロピロっぷりだけど、これまた前回とは荒々しさが一枚上といった感じ。
でもって2枚看板のザッキーとシニスターがそれぞれ左と右弾きなので、ツインソロ時に
正面から見ると綺麗にVの字が描かれて、それがメチャ見栄えするんですよね。

ハイライトとしては、ブレイクのきっかけとなった「City Of Evil」からの"Beast and…"、
それから初期のハードコア路線曲"Unholy Confessions"辺りが特に盛り上がってました。
それから"Afterlife"はバラードな曲調も手伝って「ザ・レヴ」追悼的な雰囲気に(R.I.P…)。
急逝してしまったレヴの代わりに臨時加入した「Dream Theater」のDrスター:マイキー効果も
あったろうけど、それにしたってヒット曲"Bat Country"を封印してのこの場内アガり様は
確かにコイツらやるなと。正直モタヘより後の位置はいかがなものかと思ってたけど、まあ
それを納得させるだけの力量は見せつけてくれました。

 01:Nightmare
 02:Critical Acclaim
 03:Welcome to the Family
 04:Beast and the Harlot
 05:Buried Alive
 06:So Far Away
 07:Afterlife
 08:God Hates Us
 09:Unholy Confessions
 10:Almost Easy


Ozzy Osbourne



で、おそらくメタルというジャンル的には最大級の大物である「帝王」が2日目トリとして
ここ『BIG ROCK』に光臨。全体が短縮仕様になった以外、曲進行とその印象はほぼ単独時と同様
だったので、その辺りは単独レポートの方を見ていただくとして、一番大きく違って見えたのは
会場規模がデカい分、全体の空気の波動感、てか感動の共有感がかなり半端なかったという。
何せ会場の一番後方のスタンドで見ていたにもかかわらず、ほぼ皆が座席から総立ちですからね。
しかも有名曲じゃ皆ヘドバン&フィストバングの嵐ですからね。ステージ最後方でこのアガり様?
これ座席ない幕張会場での開催はともかく、ここ「たまアリ」で開かれたラウパを思い出す限り、
ほぼ見られなかった光景かも。なもんだから、おそらくその盛り上がりもこれまでの歴代で最高と
思われるLP06の「Slayer」、LP08の「Slipnot」を僅かに抜いて最大級だったんじゃないかと。
生けるメタル界の伝説なだけあり、ここ2・3世代に渡ってスターなもんだから、そのファン層が
途方もなく広いってな相当強い武器ですね。

というわけで、"Crazy Train"でサーフ天国になってるアリーナ前方と右前で感極まりすぎて
涙チョチョ切れちゃってる子供連れをお父さんを見やりつつ、オジー様のその貫禄オーラを存分に
浴び賜りつつ、改めてメタルを好きで本当に良かったと思えた夜でした。来年もまたよろしく!

 01:Bark At the Moon
 02:Let Me Hear You Scream
 03:Mr. Crowley
 04:I Don't Know
 05:Fairies Wear Boots (Black Sabbath)
 06:Suicide Solution
 07:War Pigs (Black Sabbath)
 08:Shot In the Dark
 09:Rat Salad (Black Sabbath)
 10:Iron Man
 11:I Don't Want to Change the World
 12:Crazy Train
 13:Mama, I'm Coming Home
 14:Paranoid


<今日の無駄T>



#欲しかったTシャツが全部売れ切れだったので、初日に気になっていた「
HELLYEAH」Tを購入。
 テーマがまるで掴めないデザインだけど、その野卑らしさはよく出てるので全然アリ。 


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