LOUD PARK 09.
<2009年10月17・18日: 幕張メッセ>
今回を入れて早4回目。
日本全国のメタラーにとっての年間最大イベントにまで成長したと思われるラウパーの
季節が今年もまたやってまいりました。
ちなみに今年のラインアップは、
サバス、メイデンと並ぶ正統派メタル屈指の重鎮たる「JUDAS PRIEST」を筆頭に、
「SLAYER」「MEGADETH」「ANTHRAX」とメタリカを除くスラッシャー四天王が揃い踏み、
メロデス枠からは毎度おなじみ「ARCH ENEMY」とこれまた常連組の「CHILDREN OF BODOM」、
モッシャー狂喜乱舞なハードコア枠に「HATEBREED」「NAPALM DEATH」、
年長者メタラーご用達のオールドメタル枠で「DOKKEN」「LYNCH MOB」「ANVIL」、
そして根強い人気を誇るメロハー系に「ROYAL HUNT」「GOTTHARD」「FAIR WARNING」、
他「PAPA ROACH」「ROB ZOMBIE」「STEEL PANTHER」「FIREBIRD」など個性派揃い。
ことラウパーに関しちゃこれで文句あるならもうメタル聴くのやめろっていうくらい
本ッ当にいいメンツを揃えてくれますよねクリマンさんは。
というわけで心身ともにワクテカさせつつ今年も海浜幕張はメッセまで行ってまいりました。
*17日(一日目).
<Steel Panther>
まず初っ端に見たのは80年LAものをパロったコミカル系バンド「Steel Panther」。
美形というだけでベースに選ばれたメンバーがまったく楽器を弾いていなかったり、
かと思えばギターのサッチェルはバカテクで、マイクをとるマイケルの声質&声量も
文句なしだったりと演奏面においては非常に危うい筈のバランスを成立させきっちゃう
ワイルド極まりない強引さや、高身長のベースが自分に合わせてマイク位置を高くすると、
背の低いギターがそれ見て怒る、みたいなコント面においての面白さが売りなバンドで、
その楽しさは8月の来日時でも味わせてもらった通り。まあ今ステージでも自由奔放に
伸び伸びプレイしまくってました。あ、メタルの各名曲のおいしいとこを抜き出して
ミックスさせたサッチェルのソロは相変わらず最高でした。この日はプリーストがトリ
なだけ特に"Breaking the Law"のパートが特に盛り上がってましたね。
てかフェスで長々ソロ?という突っ込みはナシの方向で。それがステパン・クオリティ。
ついでに「俺とやりたいやつは誰だ?」というマイケルのガールズに向けた定番MCに
対してむしろ野郎が「イエー」返しまくってた惨劇についても聞かなかった方向で。
まあ火付け役ということから見れば、抜群のスターターだったんじゃないでしょうか。
01:Eyes Of A Panther
02:Asian Hooker
03:Fat Girl
04:Community Property
05:〜Guitar Solo〜
06:Party All Day (F*Ck All Night)
07:Death To All But Metal
<FIREBIRD>
一旦休憩した後、「Carcas」のビル・スティアー率いる「FIREBIRD」を『ULTIMATE』後方
からのんびり視聴。いや知ってはいたけど「リヴァプールの残虐王」ことデスメタルの雄
である「Carcas」とはドえらい音楽性の差。ってか、めちゃブルース路線なんでこの枠だけ
完全にラウドパークのノリじゃなくなってました。こんなんじゃ周囲の反応もイマイチ?
ってと全然そんなことはなくて、派手な盛り上がりこそないもののビル織り成す情感豊かな
ギタープレイと渋めでガッツリ芯のあるリズムに皆、聞きほれてる感じでしたね。
まあ押せ押せの爆音ばっかでも疲れちゃうしね、リラックスどころとしては最適な時間帯
だったと思います。
01:Blue Flame
02:Jack the Lad
03:Horse Drawn Man
04:Silent Stranger
05:Fool for You
06:Meantime
07:Hardened Sole
08:Wild Honey
09:Torn Down
10:Zoltana
11:Four Day Creep
12:Slow Blues
<LOUDNESS>
ビル先生のステージ終了後、そのまま左『BIG ROCK』側へスライドして「LOUDNESS」視聴。
HR系ジャンルの中じゃ日本を代表するバンドたる彼等を見るのは、これが初めてだったわけ
ですが、正直これまで未見だったことを恥じるくらい圧倒されまくりました。
てかなに?この威風堂々たる貫禄?周囲のバンドがこれだけ豪華だと日本系バンドの場合、
わりと気負いが空回っちゃうパターンがよく見られるんですが、そういった浮わつきとか
ホントまるでなし。日本のギターキングたる高崎が紡ぎだす濃厚かつ重厚なリフ&ソロの
数々はそのほとんどが王道ド真ん中のクラシックサウンドでありながら「そのパターンは
もうDPやZEPで聞き飽きたよ」的な古臭さをほとんど感じないという。
なによりも"Crazy Doctor"におけるインギばりのネオクラ・フレーズうなりまくりなソロ
には心底痺れまくりました。同じ日本人として誇らしさすら感じるほど。
まあ二井原の声質は流石にクドすぎて少々時代を感じないでもなかったんですがそれにも
増して曲が良いのでほとんど気にもなりませんでしたね。国宝認定級のステージだったと思います。
01:Fire Of Spirit
02:Hell Rider
03:Crazy Night
04:Heavy Chains
05:Crazy Doctor
06:In The Mirror
07:アレスの嘆き
08:Like Hell
09:S.D.I.
10:Hit The Rails
<DOKKEN>
でもって息つく間もなく今度は右の『ULTIMATE』でLAメタル異色の重鎮「DOKKEN」登場。
いよいよラウパー名物、インターバルなしの耐久ヘドバン・タイムが今年もやってきたかと
思いきや、バンドの顔でもあるドンが単なるパートのおばさんと化したそのルックス劣化を
超えてあまりある無惨な歌唱力を万人の前に晒け出しちゃったもんだから、頭振るどころか、
失望を通り越してもはや無気力に笑うしかありませんでした。いやーこんな酷いの初めてだ。
唯一の収穫といえば"Tooth And Nail"でのよもやのジョージ先生光臨と、その攻撃色全開な
ソロへ華麗に絡んでいく新ギタリスト、ジョン・レヴィンの奮闘っぷりくらいでしょうか。
てか本来ならジョージ・リンチとドン・ドッケンが同じステージでプレイしているだけでも
血液沸騰モンな筈なんですが、誇張抜きで猪八戒と化したドンの姿とパフォーマンスの酷さが
見事にその感動を打ち消してくれていましたね。期待していただけにこれはキツかったかも。
01:Kiss Of Death
02:Breakin' The Chains
03:The Hunter
04:Just Got Lucky
05:Dream Warriors
06:Into The Fire
07:Alone Again
08:This Fire
09:Tooth And Nail
10:In My Dreams
<LYNCH MOB>
あまりに酷いの見ちゃったもんで、口直しとばかり壁を隔てた『SANCTUARY』ステージへ、
ジョージ先生の華麗なるギタープレイを堪能し尽くすべく移動することに。
同時間帯の「ANTHRAX」と相当迷ったけど、レア度を考えたらやっぱこっちだろと思って。
出だしが懐かしの「Wicked Sensation」からの"She's Evil But…"で早速テンション上昇、
抜群のプレイアビリティに流石のエンタ力でもって魅せてくるマルコ・メンドーサのベースに
見とれつつ(次はサイクスと来日よろです)、さてお目当てであるジョージ先生のご調子は
いかがかなと視線を向けてみれば、そのパフォーマンスは文句なしなものの立ち振る舞いが
メチャ地味すぎて、あれ?このバンドの華って実はマルコ?みたいな。
あと「LYNCH MOB」の持ち曲は元々ミドルのグルーヴ重視系が多いんで、セットのメリハリが
希薄だとやっぱこんな感じの、どこかモッサリした流れになっちゃうかなって。
まあ終盤の"Mr Scary"と"Wicked Sensation"じゃ、往年を彷彿とさせる切れたプレイでもって
存分にアガれたんで特に強い不満はないんですけど、どこか物足りなさを感じたのもまた事実。
「ジョージ・リンチ」という名前に過度な期待を抱きすぎだったのかなー(でも抱くよね?)
01:She's Evil But She's Mine
02:River Of Love
03:All I Want
04:Hell Child
05:Revolution Hero
06:Let The Music Be Your Master
07:21st Century Man
08:Time Keepers
09:Mr Scary
10:Wicked Sensation
<ARCH ENEMY>
再びメインフロアに戻って、ラウパー皆勤賞のアモット先輩率いる「ARCH ENEMY」見物。
「LYNCH MOB」をフル視聴してたせいで、ほぼ中盤過ぎからしか見れなかったんですけど、
兄弟揃い踏んでの泣きのソロが堪能しまくれた"Snow Bound"はやっぱり素晴らしかったし、
ここ最近やってなかった初期の定番曲"Pilgrim"がアンジェラ姉さんバージョンで再び聴けた
のも嬉しかったし、ラスト近くの爆発的畳み掛けはホント半端なかったし、しかも今回は
音響がかなりマシだったせいもあって終始圧倒されまくり。
特に"Nemesis"「One for all〜All for one〜」の部分で万人単位のメタラーが一斉に腕を
振り上げた光景は圧巻という他なし、本当にメタルを好きで良かったと心の底から思わせる
最高のシーンでした。この期待を裏切らない・ハズさないっぷりはもはやトリ級でしょう。
次回は流石に無理だろうけど、その次の次あたり本当にありえるかも。
01:Bury Me An Angel
02:Revolution Begins
03:The Immortal
04:Ravenous
05:Beast Of Man
06:Snow Bound
07:Pilgrim
08:The Last Enemy
09:I Will Live Again
10:Demonic Science
11:Bridge Of Destiny
12:Nemesis
<MEGADETH>
で、いよいよスラッシュ界隈における重鎮中の重鎮、デイヴ・ムスティン大佐登場。
このクラスにおいてすらまだトリ前ってところに今年のメンツの豪華さが伺いしれますね。
しかしまあ特に客を煽るでもなく、ただそこに佇んでフロアをチラと一瞥するだけで大歓声
というこの圧倒的貫禄は一体全体なにごとでしょうか?黙っていてさえそれですからね。
そりゃ「ラウドパーク、サイコー、ダジェ!」とか「ドウモ、ファッキン、アリガトー」
とか言ってくれた日にゃ、こっちのテンションもビンビンにアガリまくるってもんですよ。
加えてセットがのっけからクライマックスの短期決戦用ですからね。
序盤の"Wake Up Dead"に"Hangar 18"、中盤の"She-Wolf"に"Tornado
of Souls"辺りは
曲の出だしから必殺リフで構成されてる名曲なだけあって盛り上がりまくってました。
元「Nevermore」の新ギタリスト:クリス・ブロデリックの超絶タッピングっぷりも半端
なかったし、一度は生でと前々から思ってた(よもや!)"Rattlehead"は遂に聴けたし、
これぞメガデス節!なメロ心に溢れた"Kick The Chair"のソロは本当に素晴らしかったし、
ムス大佐の「礼儀正しいメタルファンの口癖を知ってるか?こう言うんだぜ!」な音頭に
のっかって万人レベルでの「Fuck You!!」を大合唱できたしで、頭のてっぺんから爪先に
至るまでメタル分に染められまくりな文句ナシの1時間でした。
01:Set The World Afire
02:Wake Up Dead
03:Hangar 18
04:Skin O' My Teeth
05:Headcrusher
06:She-Wolf
07:In My Darkest Hour
08:Tornado of Souls
09:1,320
10:Devil's Island
11:Kick The Chair
12:Sweating Bullets
13:Rattlehead
14:Symphony Of Destruction
15:Peace Sells
16:Holy Wars...Punishment Due
<JUDAS PRIEST>
でもって、いよいよ初日トリ。
絶え間なく起こる「プリースト!」コールの中、JPをスタンディング観戦出来ることへの
幸せを噛み締めたり、名盤「British Steel」に由来する工場が緑色のレーザーで描かれていく
オープニング演出に打ち震えたり、「British Steel」完全再現ショーの切り込み曲たる
"Rapid Fire"中盤のハモってシンクロナイズしていく鋼鉄リフに狂喜乱舞したり、
"Breaking the Law"後半の掛け合い部分で声も枯れよとばかり絶叫してたら、至極あっさり
燃え尽きる羽目になりました。なんで"Grinder"以降のミドル速で重厚に迫りくるBパートは
フロア後方から見物。ミー的には"The Rage"のサバスばりに重々しさ極まった濃厚リフが
再現プレイの中じゃ一番の聴きどころだったかなと。
他にも"Victim Of Changes"での血管キレ寸シャウトとか、情感マックスで歌い上げてくれた
"Diamonds And Rust"とかまあ見どころは色々ありましたけど、今回最大のビッグサプライズは
なんといっても"Freewheel Burning"でしょう。何せプリーストの中じゃ一番聞きたかった曲で
あるにもかかわらず、05の再結成時も去年の来日でもプレイなしでしたからね。
どーせ今回も…と思ってたらよもやの…!しかもハーレーにまたがってのおまけ付き。
正直高音がメチャきつそうだったけど、それでも曲全体を支配する圧倒的ドライブ感とこれぞ
メタル!的な高揚感を目一杯詰めこんだ至高ソロの前にゃ感動せざるをえませんでした。
まあその代わり"Hell Bent For Leather"・"Painkiller"といった最強の定番曲がセトリから
落ちてましたけど、今回はそれを補ってあまりある興奮が得られたのでミー的にはノー問題。
やっぱメタル歴に残る名曲を多数レパートリーに持ってるバンドは強いですね。貫禄のトリ。
そんな彼等に敬意を表すべく、2ch発信のメタルギャグ定番コピペを最後に貼っとく試み。
面接官「趣味が音楽鑑賞とありますが普段どのような音楽を聴くんですか?」
俺 「主にハードロック・ヘヴィメタルを中心に聴いています」
面接官「どのようなバンドが好きですか?」
俺 「ミスタービッグやジューダス・プリーストですね」
面接官「wwwwww では Breaking the What?」
俺 「えっ?」
面接官「Breaking the…… W h a t ?」
俺 「ろっ…………Law?」
面接官「ブレキンザロー!ブレキンザロー!」
俺 「ブレキンザロー!ブレキンザロー!」
面接官「ハイ君即採用!!」
01:Rapid Fire
02:Metal Gods
03:Breaking the Law
04:Grinder
05:United
06:You Don't Have to Be Old to Be Wise
07:Living After Midnight
08:The Rage
09:Steeler
10:The Ripper
11:Prophecy
12:Hell Patrol
13:Victim Of Changes
14:Freewheel Burning
15:Diamonds And Rust
16:You've Got Another Thing Coming
<今日の無駄T>
#よりにもよって一番酷いパフォーマンスしてたドン率いるドッケンのTシャツを購入。
なんのかんの言っても来日したら観に行っちゃうんだろうなあ。
*18日(二日目).
はい、でもって二日目。仕事関係の用事が急遽入っちゃって「HIBRIA」「HATEBREED」
「ROYAL HUNT」「GOTTHARD」「PAPA ROACH」「NAPALM DEATH」と軒並み見れなくて、
正直出だしはかなりショボーンなテンションでした。よもやメンツの良さが逆にたたる
ことになろうとは思ってもみませんでしたね。
<Fair Warning>
そんなローなモードをブチ壊してくれたのが「Fair Warning」。
ビッグ・イン・ジャパンの恩恵受けまくりなありきたりメロディアスHRバンドかと思いきや、
これがメロ・リフともにかなり良好ときたもんで、特にヘルゲ・エンゲルケ紡ぎだすギターの
音色の澄み具合と「流麗」という言葉自体がチープになりかねない程のラインの美しさにゃ
本気でブっ飛びました。ついでにフロントをはるトミーのエネルギッシュかつアグレッシブな
動きにもかなりテンション引っ張られましたね、煽りどころ盛り上げ方のタイミングがすごく
自然で上手いなァって。(まあ妙なチョビ髭面だけは頂けないけど)
これは単独でもう一度じっくり堪能したいバンドかも。バンドと関わり深いジーノも今日本に
住んでいることだし、カップリングかなんかで企画立ててくれたら嬉しいですね。
01:Angel Of Heaven
02:Save Me
03:Generation Jedi
04:Out On The Run
05:Here Comes A Heartache
06:Long Gone
07:Longing For Love
08:I Fight
09:Don't Give Up
10:Burning heart
11:Get a Little Closer
12:When Love Fails
<Anvil>
で、次アクト。どーせ音がブッ潰れて正直何をやってるのか訳わからん状態だろうチルボド
よりも、映画で一発当てて今が旬(結成から26年後に旬でよく考えたら凄くね?)であり、
ここで抑えておかなきゃもう見れないかもしれない「Anvil」をチョイスしてみたわけですが、
これ存外に激熱でした。いや正直、曲自体にそれほど面白みはないんですよ。だけど演奏から
迸るアングラ臭漂う熱気、これがマジで熱いわけですよ。この重くて湿ってて、かつ抜けの
悪いサウンドに加えて不器用極まりないバタくささ漂うメロディ。だけどこれこそがメタル
だと確実に感じさせてくれるこのライブ感&ヴァイブ感たるや。
後方で流し見する筈が"Metal On Metal"で遂に耐え切れなくなってフロント突っ込んじゃ
いました。なるほど、これが「Anvil」かと意気感ずるに十分の説得力をもったステージング
だったと思います、こりゃー映画も必ず見ないと。
01:March of the Crabs
02:666
03:School Love
04:Jackhammer
05:Winged Assassins
06:This Is Thirteen
07:Mothra
08:White Rhino
09:Forged In Fire
10:Metal On Metal
11:Flying Blind
<Rob Zombie>
今「LP09」上、おそらく最大の目玉であろう「Rob Zombie」を見に『ULTIMATE』へ。
何せ1994年「White Zombie」としてパンテラの前座を務めて以来、15年ぶりの来日ですからね、
そりゃ確実に抑えておかないと。てなわけでわりかしステージ直近で見物。
実際、ステージ前面にドでかいモニターを3つ並べて、その上を渡り歩きながらダミ声で
ガナりたてるパフォーマンスは迫力満点でした。徹底的にホラー系にこだわった後方スクリーン
の映像も、彼等の風貌や音イメージとマッチしてて実に良かったし、あとメイデンのマスコット
キャラ「エディ」ばりのデカさのETが出てくるところも意表をついてて面白かったです。
盛り上がりどころは、ウネりまくるモダンへヴィネス的なサウンドがメタラーの音ツボを
押しまくった"Super Charger Heaven"、それから「White Zombie」時代の代表曲
"Thunder Kiss"辺りかな。まあ「ゾンビ」コールを強要されすぎて、少々辟易してしまう
場面もありましたがそれを除けば概ね満足、プロダクション的に相当造り込まれた完成度の
高いステージングだったと思います。この手のジャンルまとめて見たら絶対楽しいだろうなー
大手の呼び屋さんが「Alice Cooper」や「KISS」、「Lordi」や「GWAR」辺りと組み合わせて
「ショックロック・フェス」とかやってくれないかなー
01:Sawdust In The Blood 〜 American Witch
02:Superbeast
03:Living Dead Girl
04:Super Charger Heaven
05:More Human Than Human
06:House Of 1000 Corpses
07:Demon Speeding
08:Demonoid Phenomenon
09:Never Gonna Stop (The Red Red Kroovy)
10:The Devil's Rejects
11:Thunder Kiss '65
12:Dragula
13:What?
14:Lords Of Salem
<SLAYER>
で、「LP09」のラストをしめるアクトは「LP06」に続く大トリの「帝王」こと「SLAYER」。
基本的にはただ棒立ちでひたすら演奏しているだけのスタイルなのに、そこから強烈に感じる
アグレッシブな暗黒波動は相変わらず凄いと思いましたね。特に"War Ensemble"、
"Mandatory Suicide"・"Dead Skin Mask"辺りの盛り上がりがもう異常と言えるくらい
パなかったです。なんかフロア中央に今まで見たこともないような「8の字」サークルが
出現してたし。最大の山場である"Raining Blood"のイントロ直後にゃこの中心部のカオス度合が
本気で大変なことになってました、くわばらくわばら。
ということで「SLAYER」が「SLAYER」であるということを改めて、それも徹底的に証明されて
しまった50分でしたね。あ、体調悪いと報じられてたアラヤ先輩がやたら元気なパフォーマンスを
見せてくれた辺りが個人的には一番良かったかも、
01:World Painted Blood
02:War Ensemble
03:Jihad
04:Psychopathy Red
05:Born Of Fire
06:Spirit In Black
07:At Dawn They Sleep
08:Mandatory Suicide
09:Chemical Warfare
10:Ghosts Of War
11:Seasons In The Abyss
12:Hate Worldwide
13:Disciple
14:Dead Skin Mask
15:Hell Awaits
16:Angel Of Death
17:South Of Heaven
18:Raining Blood
<今日の無駄T>
#本日は「知名度」よりも「熱さ」指数で評価した結果で「ANVIL」Tを購入。
もちろん今回見た中じゃ、再来日したら馳せ参じる候補の筆頭です。