Discharge, The Exploited, G.B.H..
＜２００９年９月２０日： 横浜ベイホール＞
「MAGMA」という極めてインディ色濃いフェス形式の音楽イベントをご存知でしょうか。
これ、07年初年度は存在知らなくて行けなかったんですが、２回目となる08年はメンツに
「Bad Brains」「Newyork Dolls」という、ほぼ伝説級のバンドが２つ含まれていた事もあって、
参加しようとチケ買って楽しみにしていたわけです。
それが蓋を開けてみたらアンタ、開催１週間前に「Bad Brains」の来日がポシャって、
東京公演もなし崩し的に中止て。どんだけいいかげ…いやフリーダムなイベントなんだと、
そう思って、ニヤニヤしながら少し過去の経緯とか現状況とか調べてみたわけですよ。
＜１回目＞
※日時
2007年5月26日 ＠沖縄ナムラホール
2007年6月2日 ＠横浜文化体育館
※出演バンド
・Murphy's Law
・Harley's War
・Madball
・H2O
・Underdog
・Sick Of It All
・Bouncing Souls
・Hazen Street
・Parkway Drive 他
※板状況
・しっかしスカスカだね。
・チケット安くするってどんだけ売れてないんだろう…
でもスカスカって逆にすごい楽しみじゃない？イベンターには申し訳ないけど。
・客入りどうなの？ チケット売れてないらしいけど…
・今会場なんだが…とんでもない事になっている…
・UDOフェスの再来ですか？
・踊ってたのほとんど俺だけだぞ
・なんか主催者が相当クソだったみたいだね。今回出た国内外のバンドがみんな怒ってたって話。
・なんか見切り発車的なイベントではあったな。
会場も町の体育館だし、ロッカーがないのはかなり痛い。
1バンドの持ち時間も短すぎ。ケータリングしょぼすぎ。
でもあれだけのメンツだけあって、パフォーマンスは圧巻。
客も満杯じゃなかったぶん、思いっきり暴れられたし。
チケの売れ行きが悪かったらしいけど、あれぐらいでちょうどイイ感じだった。
H2O、MADBALL、SOIAの流れは完璧。まあ行ってよかったよ。
・同意見 主催者のせいで大失敗…。
これ以上ないNY勢のメンツで、こんなことになるとは本当に残念。
ケータリングも普通の近所の祭りの出店みたいなもんだし。
メインステージの国内の誰かわからんような中途半端なBANDの身内ノリみたいの
死ぬほどウザかった。
・仕切は本当に最悪。メンツをかんがえるとあり得ないぐらい。
セキュリティー？？？入り口のみ？あれれ？？って感じ。
無法地帯だね。夕方だと入り口の管理がゆるすぎてチケット切ってないと
思われる人がバンバン入ってるようにも思えた。
・本当に手作り感満載。でもその密接さがたまらなく味を出していたのだが…
・イベントとしては最悪。規模やメンツの割に音、仕切が信じられないほど。
メンツは本当に良かった。（外人部隊）
チケット代高くてもメンツで満足。なのにそう思わせなかったのがこんな結果だと思う。
前後のライブスイッチをちゃんとこなし、
メインの出演は外タレのみ。後ろを日本人のみと分けてくれれば良かったのに。
（どうやらステージは２つあった模様）
そうすれば数をこなさずにスムーズに、なおかつ演奏時間長く取れたであろうに…
３０分そこそこで終わるのが名残惜しかった。だが、後半の有名どころは時間長くやってた。
間入れずに後ろ見て前見てって客を休ませてくれないみたいな魅力がそんなに続かなかった。
何度か後ろ終わって前やって後ろって続いたが。
そんでもってこりゃぁ～ないでしょぉってのがもう一つ。
ＮＵＭＢの前はＳＴＡＢ４ＲＥＡＳＯＮでしたっけ？
終わってこれからＨ２Ｏって時にメインではＳＥ流れて…
なのにアンコールやり出してさぁ～
格好良かったけど… Ｈ２ＯのＳＥ流れてるんですけど…
メインもＳＥすぐ切ればいいのにさぁ、あんなに流すなよ
アンコール終わってまたＳＥなんて格好悪いよなんて思わせられた。
きっちりやって欲しいとかいま見た瞬間でした。始まればそんなこと忘れたがね！
・MAGMAの連中は結局何がしたかったの？ギャラも払わず、丸々総取りの金儲け？
こんなイベントやって、外タレ呼んでる俺達まぢ最高とか思われたかっただけ？
バンドと揉めてる姿は痛々しかったよ。
＜２回目＞
※日時
2008年12月3・4日 ＠横浜BLITZ ←中止
2008年12月8・10日 ＠名古屋ダイアモンドホール
2008年12月11・12日 ＠ゼップ大阪
※出演バンド
・Bad Brains ←来日せず
・Newyork Dolls
・Harley's War
・Biohazard
・50回転ズ 他
※板状況
・東京公演中止。
・裏側の情報を教えてやろうか。
名古屋と大阪はアホなバンドマンにギャラ買いさせているんだよ、
どのバンドマンかは言えないけどね。だから弘司は一銭もリスクが無い訳。
横浜は市からの助成金で事足りる訳よ。
今回の原因は弘司が段取りサボった為に発表が遅れたこと。会場は春から押さえてあった。
交渉相手のハーレーの取り巻きデビーからは当初は旬なビッグネームの候補がリストにあった。
あれが実現していたら今回の発表した規模は成功したはず。
ちなみに横浜公演は延期ではなく実質中止。
チケット持っているやつ、いつまで持っていても振替公演はないぜ。
そして払い戻し期限の15日過ぎたら絶対に返金は受け付けないらしい。
・販売枚数50枚でも開催すんの？
・身内モッシュ最高！！！
・「ソールドアウト寸前」「売り切れ間近」「チケット残り少ない」
らしいのに一向に売り切れる気配が無いという不思議なイベント。
・現地組レポまだかよ
・現地に人がいないから、レポのしょうがない
・現地組、現地組、応答頼む！
・へんじがない。ただのしかばねのようだ。
・２００人位？いたのは奇跡だったな
・昨日は２００人もいなかったな。１５人位だった。
・明日は１００人位集まりそうだな
・前売り 0人
当日券 1人
ゲスト 19人
ダイアモンドホールの伝説の記録となったそうです
・開場済
ただいま客5人！
大盛況
大丈夫なわけない
・見やすくていいな。
・バイオのカッコ良さを全てぶち壊しにしたイベント。ある意味すごいわ
・mixiのバイオハザードコミュの書き込み、一部抜粋
名古屋は、関係者が多かったからか
あれだけメンバーがひっしに頼み込んでるのに後ろのほうが…だったので
残りのオオサカはどうか、全体で盛り上げたいです。
盛り上がらないからWrong Side Of The Tracksの曲が
ライブ中やり直しになるとか、あり得なくて。
・あぁ、サークルピットを作ってくれってバイオが言ってるのに
数人しか回ってなくて、やり直ししてたな
アレはテンション落ちた…
関東でやろうが、あの客の人数と関係者ばっかの雰囲気じゃ、結果は同じ。
・でも本気で楽しんでる人もいたよ。10人くらい。
・今日の大阪公演はかなりやばかったらしいね…ガラッガラみたいな…
その点名古屋は盛り上がり云々そこそこ人入ったみたい、まあ良かったのかな…
・ミクシィから感想引用
かっこよかった。でもラウドパークによんでほしかったな
客は少ないわ棒立ちだわ最悪 あんなんで暴れれんわ
ビリーがステージからおりてきてサークルピットの仕方を教えていたけど、それでも棒立ち
エヴァンが頼むのジェスチャーつきで前に来てくれといってもこない
こんなライヴ体感したの初めてだわ
テコンダーはチラホラいたけど....やっぱ自分はメタルフェスの方がいいわ
あぁ...せっかくのリ・ユニオンツアーなのに
サークルのやり方まで教えてくれたのにガン無視かよ・・・
・やばいのは客入りだろ
・客入りもやばかったけどｗ
プライベートライブ状態になってたが、ドールズは楽しそうに延々とやってたわｗ
・ガラガラってレベルじゃなったぜ大阪。さすがマグマ
・某三糞の某日記によると、昨日は５０回転ずのときには、２０人もの客がいたらしい。
・これぞ伝説
・ガラガラじゃない、モッシュピットが異常にでかいと考えるんだ！
・クソなイベントに間違いはない。でもバイオはやばかった
・大阪30人弱だったらしいな
・横浜BLITZ-チケットが30枚程度しか売れず開催中止
名古屋DIAMONDHALL-チケットが30枚程度しか売れていないが開催。もちろんガラガラ。
ZEPP大阪-チケットが30枚程度しか売れていないが開催。もちろんガラガラ。
ガラガラは辛いのでサクラ募集するも会場はもちろんガラガラ。
・出演バンドのブログにもあったけど
大阪はキャパ2500で30人弱も集まったみたいね
・『伝説のバンドと、それに憧れた田舎の少年が突然共演する』
という、ただでさえ 「あるあ… ねーよｗｗｗｗｗ」 な
モンゴリアンチョップスクワッド状態にさらに 拍車をかけるが如く
この 奇跡の目撃者の数が ３０人弱、と
ほぼ皆無といって等しい 人数なのですから 集団幻覚だったと言われても
こっちがナットクしてしまいそうであります
えぇ あなたの 見間違いではありません
収容人数 約２５００名のZEPP大阪にて
ひさしぶりの来日となる ニューヨーク・ドールズと
再結成したばかりの へヴィロック界の重鎮・バイオハザード
これらを擁して
この日の動員数は ３０人弱
指差し確認しましたから 間違いございません
や ヘンなハナシね
この日ひさしぶりに一緒だった５０回転ズと僕らだけでやってもね
もちょっと 入りますよ
（↑「毛皮のマリーズ」Voのブログから、らしいです）
・ある意味で伝説になったよね・・・
・すげーな どうやったらあのメンツでこんなに客少なくできるんだ？
……えー、上記によるとミーが買った横浜公演のチケは1/30だったらしいです。ある意味レアだわー
てことでね、ここまでやらかしちゃったらもう次の開催はないだろーなと思ってたら。
「MAGMA'09」開催、ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
＜３回目＞
※日時
2009年9月20・21日 ＠横浜BAYHALL
※出演バンド
・Discharge
・G.B.H.
・The Exploited
・Harley's War
・鉄アレイ 他
※そして相変わらず荒れる板
・潰します★(^o^)/
（以降、語尾に★が付くコメは「かつた」なる人物のもの）
・やっぱり協力します★(笑)
・かつたさん、オレも最初怪しげに感じてたんだけど
法外なギャラ ＆ チケ代じゃなけりゃ応援してあげてよ。
かつたさんがバックにつくつかないで盛り上がり変わるから。よろしく頼みます！
・自分がいつまでもシーンの顔役だと思っている勘違いは老害だな
・顔役になれない奴は ２ちゃんねるで こそこそ 悪口(笑)★
・「なんで俺達に無断でDISCHARGE呼んでるんだよ！」何様だよwww 老害必死スギww
・俺はタイバン決めるの頼まれただけだよ～★(^o^)/
・かつたさんはマグマやってるおっさんと知り合いなんですか？
・社長はあまり知らないけど その下の人間は知ってるよ～★
・しかしこのイベントで黒字になるとは思えないし、
もちろん去年のマグマも赤字だろうし この会社の本業はなに？
マグマは道楽イベントなのかな？
・メジャーレーベルって名前のレーベルと流通やってるようです★
横浜を盛り上げようとしてる 先行投資型のおっちゃんです★
企画をやったことなくて やる気はあるが天然のおっさん～★(^o^)/(笑)
・なんで最初はつぶそうとしていたんですか？
・日本における状況や、世界的に見たギャラの相場の問題や
いろいろ話し合いして調整とれなかったから。今はいいと思います★
・妨害も大人げないから 協力してみました～★(^o^)/(笑)
・お客さんも海外ゲストバンドも企画も みんな喜ぶバランスが同じになるように頑張ります★(^o^)/
・呼ばれて来ちゃうディスチャージがアレだね
パンクに幻想持ちたいけど、まー仕方ないのか
・ディスチャージもきたがってたんだから 来ますよ★
ギャラ法外な請求する奴らだったけど
こんかいみんなヨーロッパの昔から繋がってるプロデューサーを通してるから
安く収まってるから今回協力しました～★ ギャラは内緒だよ～★(^o^)/(笑)
・金にうるさいおっさんもいますよ～★
日本は沢山出すと思い込んでやがるから
客が入っただけ以上を請求するやつらもいるから
日本に来るゲストバンドのギャラバランスとるの難しいのよ～★(^o^)/
・何が悲しゅうて仕事休んで飛行機に14時間も乗って
わざわざ日本くんだりまで来てライブやらなあかんのよｗ
呼んだからにはせめて最低１バンド５０万ぐらいは渡したり～なｗｗｗ
・５０万ぐらいは渡したり～なｗｗｗ
ワンステージ 七十万請求してくる奴らだよ(笑)
今回は沢山値切ったけど五十万以上はもってかえるよ～★(笑)
てことでね、
出演メンツ「Discharge」「G.B.H」「The Exploited」って、メッチャ豪華だけど、
どこまでが本当なのか、まったく判断できないのが怖すぎるー（普通は全部本当です）
でもってイベ前には「かつた」なる界隈の顔役キャラが裏事情を暴露しまくりと、
（元「鉄アレイ」、現「EXTINCT GOVERNMENT」のベーシストだそうです）
こんな予測不能な（斜め方向から見て）イベント、見逃せるわけないっしょ！
そんなわけで、昨日のスラドミの疲れを引きずったまま、だけど内心ワクテカしながら、
元町・中華街駅は横浜ベイホールまで行ってきました。
裏寂れた湾岸区域といった風情の場所に、どこからともなく無造作に集まるパンクスと
いった雰囲気が「え、ここ本当に日本？」みたいな雰囲気を醸し出しまくりでしたね。
てか、会場に入る前からこんなに身の危険を感じるライブって初めてかも。
＜Harley's War＞
１７時くらいに会場入りしたら、知る人ぞ知る「NYHC」界屈指のチンピラこと、
ハーリーさん率いるバンドのプレイが始まってたんで、物販チェックは後回しにして
とりあえず視聴。背はそんなに高くないけど全身これマッスル状態なハーリーさんの
上腕二頭筋に見入りつつ、まんまそのイメージであんま賢くなさそうだけど芯だけは
骨太そうな厚みあるサウンドにしばし聞き入ってみたり。
そいやこの人、この後に出てきた外タレ・バンドの演奏、全部ステージ袖で見ていて、
時折乱入してきて楽しそうに歌ってましたね。どっちかってとステージでのそれより、
その姿の方が印象的だったかも。
＜SMASH RAID＞
セットチェンジ中、メイン左後方のミニステージにて「SMASH RAID」とかいう
ジャパコア系の童貞エキス迸りまくりなバンドが出てきて、ステージ上からビールとか
スタンドとか、あと調子こきすぎたあまりパイプ椅子ブン投げて頭上のシャンデリアを
思いきりブッ壊してたのには笑いました。なんだったんだ一体。
＜鉄アレイ＞
邦楽ハードコア・パンクのはぐれ狼的存在「鉄アレイ」は初見だったんですが、
メッチャ演奏重い上に滅法速くて、いやー思ってたより全然やりおるわと。
ただその演奏パフォーマンス自体より、太ったキラーカーンみたいなシンガーが
かましてたＭＣの方が目立っちゃってたのは、少し残念だったかも。
「起こっちゃいけねえことが起きてんだよ！」
「ケータリングさあ、日本人は食っちゃいけないんだと！」
あ、待遇差文句だ。サマソニで「Dragon Ash」のドラムが言ってたのと同じこと
言ってるわー、みたいな。ごめん、それ俺みたいなパンピーの客的には死ぬほど
どーでもいいのでもっとプレイを見せてください。
てかもっと表舞台に出てきてもいい人達だと思うんだけど、そこはやっぱアングラ
出身のポリシーとかあるんだろーな、きっと。
＜Discharge＞
で、いよいよ本日の目玉３連発の一つ、ハードコアの開拓者「Discharge」登場。
１曲目からいきなり"Hear Nothing…"ですからね、そりゃあっというまにフロア、
阿鼻叫喚状態になっちゃいますわ。その後もほぼ２分に満たない曲を次から次へと
矢継ぎ早に演奏。その様や、究極的なストップ＆ゴーの凄まじさとでもいうか、
メリハリ要素を中心軸に据える初期ハードコア・パンクのすごみって奴をとことん
見せつけられましたね。まあ贅沢を言えばシンガーは今のラット（太りすぎ？）より、
全盛期を支えたキャルで見たかったけど、まあ特徴の一つである超攻撃的ギターと、
音の骨格をなすベース担当はオリジナルなんで、文句いいっこナシ。
てかスピードパンクは出尽くしたと思われる今にあって、1978当時からこの速さ？
的なボーンズのピッキングがその仙人然としたヒゲ面と相まって、驚異的オーラを
醸しだしてました。あと楽器隊はほぼ直立不動状態なのに、そのタイトな演奏力で
もってして、実際に動く以上に「躍動感」的なフィールを体感させられたってのが
実に印象的でしたね。あ、ダイバーの踵落としをもろにくらったセキュリティの
黒人がマジ切れしかけたのを何気に抑えてくれたラットもＧＪだったと思います。
０１：Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing
０２：The Nightmare Continues
０３：Ain't No Feeble Bastard
０４：Corpse Decadence
０５：The Blood Runs Red
０６：Realities War
０７：A Look at Tomorrow
０８：Protest and Survive
０９：Visions of War
１０：Hype Overload
１１：Hell on Earth
１２：War Is Hell
１３：Never Again
１４：State Violence State Control
１５：Decontrol
１６：The End
＜THE EXPLOITED＞
ほとんど待ち時間なしで、英ハードコアパンクの重鎮「THE EXPLOITED」登場。
バンドの顔たるワッティは先程のラットと同様に小太ってたけど、トレードマークの
赤モヒカンを振り乱しつつ、頭にマイクをゴツゴツぶつけながら歌うその様から迸る
オーラ力は未だに健在でした。しかもこっちのバンドはほぼ全員が激しく動く上に、
ソロがメロスピばりの超絶技巧でかなりメタリック色の強い音造りときたもんだから、
とにかくノリやすいんですよね。あの「Discharge」の後じゃ流石に速度的には見劣り
するかと思いきやむしろこっちの方が速いくらいで、その勢いに引っ張られたフロアの
アガり度合がこれまた天井知らず。"Fuck The U.S.A."・"UK82"辺りのそれが特に
ヤバかったような。でもって何故かバンドに帯同していた「UK Subs」のチャーリーと
ともに歌った"Sex and Violence"から代表曲"Punks Not Dead"へと繋げた必殺展開、
これに加えて周囲のパンクス達の鋲ジャンによる棘アタックをくらいまくった日には
もう完璧に仕上げられるしか。パフォーマンス力という意味じゃメイン３組の中では
頭一つ抜けていたんじゃないでしょうか。
０１：Lets Start a War
０２：Beat the Bastards
０３：Alternative
０４：Fuck the System
０５：I Believe In Anarchy
０６：Chaos Is My Life
０７：Porno Slut
０８：Exploited Barmy Army
０９：Troops of Tomorrow
１０：Army Life
１１：Fuck The U.S.A.
１２：UK82
１３：Sex and Violence
１４：Punks Not Dead
＜G.B.H.＞
本日のトリは、前２バンド同様、英ハードコアパンクの重鎮にして、
「RANCID」のフェイバリット・バンドとしても名を馳せた「G.B.H.」。
当時はその声のみならず、ルックス的にもイケてることで知られていたフロントマンの
コリンは体型もほぼ当時のまま、更にはヒョイとスタンドを放り投げたり蹴り上げたり
といったアクションも手伝って、一番見栄えが利いてましたね。
内容的には、野生的かつ本能的な攻撃色という意味では前２バンドに譲る感じでしたが、
じわじわ迫りくるフィール感、ビリビリとくるドライブ感、そしてメロウかつクールな
リフが形造るメロディの良さという部分では一番良かったかも。
特に"Diplomatic Immunity"・"Give Me Fire"・"Sick Boy"・"No Survivors"
辺りのキレキレなヴァイブは最高でしたね。加えてラス前にワッティと"White Riot"を、
ラスト曲ではチャーリーとともに共演してくれるという、初期ハードコアファンにゃ
感涙ものの光景も拝めたしで、本当にいいもん見せてもらったわーという満足感で一杯に。
０１：Unique
０２：Race Against Time
０３：Ha Ha
０４：Falling Down
０５：Diplomatic Immunity
０６：Time Bomb
０７：Kids Get Down
０８：Crush 'Em
０９：I Feel Alright(The Stooges)
１０：Give Me Fire
１１：Sick Boy
１２：City Baby Attacked by Rats
１３：City Baby's Revenge
１４：No Survivors
１５：Generals
１６：Alcohol
１７：White Riot(The Clash)
１８：Big Women
というわけで開催前の悪評は何処へやら。蓋を開けてみれば目一杯楽しめた良質のイベント
だったと思います。隅っこの方で刺青屋が出張出店してたり、グッズコーナーの売り子が
ほぼ強面系のお兄さんで固められてたりといった独特色も含めて、かなり面白かったので、
もし次回があったら、メンツさえ悪くなければまた行くと思います。
＜今日の一枚＞
「Punks
Not Dead」/ THE EXPLOITED「THE EXPLOITED」の記念すべきファースト作。
パンクがアングラからメインシーンへと舞台を変えつつあった時代背景に唾を
吐きかけるかのごとく、そんな奴等と一緒にするなとばかり、どこまでも野生的に
暴走しまくる圧倒的エネルギーの奔流は、パンク好きなら必ず通過すべき洗礼。
メロディック要素からは程遠い、不器用かつ下品でゴツゴツとしたこのサウンド、
ハマる奴は滅法ハマるんじゃないかと。カッコいいか否かでいったら間違いなく
とびっきりの前者です。
＜今日の無駄Ｔ＞
＃今回はデザイン的に一番はっちゃけてた「G.B.H.」Ｔを購入。
ハードコア・パンク専用Ｔという、極端に場を選びそうな一枚になること必至かも。