NINE INCH NAILS.
<2007年5月20日: 新木場コースト>
マリリン・マンソンと並ぶインダストリアルロックの帝王と呼ばれるトレント・レズナー様
率いる「NIN」が、サマソニ05のヘッドライナー以来2年ぶりの来日を果たすというので、
当時ライブにてファーストインパクトという名の天啓を授かってしまったミーとしては何を
さておきチェキっておかねばなるまいとばかり、ホモの群生地として名を馳せる新木場は
コーストまで行ってまいりました。
で、購入したTシャツの中にすかさずペットボトルを巻き込んで、飲料一切持ち込み禁止の
コースト名物「やたらとウザいボディチェック」を無事クリアしたミーは、早速観戦ポジション
取りを始めたわけですが、とりあえず昨日のライブ状況を調べた限りでは、
・昨日は最前エリア、酸欠すごかった
・変な外人が多くて盛り上げまくり投げまくり状態。
・ヤバいぐらい盛り上がって、トレントが「どうしたんだ?」って言うくらいだった。
・死にそうになったんで途中で抜けたよ。
・圧死しそうになって大変な思いをした。
・何がどう?とかじゃなくて、まじヤバイと思った。
・ライブ始まる前はSサイズだった俺のTシャツが、終了後はLサイズになっちまった!
と前方から中ほどにかけてのエリアが大変に悲惨極まりない様相を呈していた模様だったので、
本日はステージ向かって左端後方に陣取り、基本下がり目で見ることに。
そいや今回は、本来ならアリーナクラスがお約束な筈のNINが、都内最大とは言えライブ
ハウス級のハコでプレイするレアケースということもあってか、チケ争奪戦の方もかなりの
激戦になっていた模様で、当日は電車男ならぬ「看板男」も某巨大掲示板上に出現。
33 :名盤さん:2007/05/20(日) 12:38:48 ID:/IaUd2Tr
看板抱えて、出陣します。
とりあえず、新木場駅出口のロッテリア付近で頑張ってみます。
譲ってもいいと思っている方、宜しくお願いします。いってきます。
36 :名盤さん:2007/05/20(日) 12:40:55
>>33
マジ熱いなぁww
その熱気と根気が伝わってくるよw 俺も負けてられねぇ!
38 :名盤さん:2007/05/20(日) 12:45:54
ID:/IaUd2Tr
>>36
ありがとう!がんばるよ!
65 :名盤さん:2007/05/20(日) 13:26:41 ID:MchptOxI
33です。
もうすぐ着きます。緊張してきた…
98 :名盤さん:2007/05/20(日) 14:40:22 ID:MchptOxI
33です。
今、温かい人から、「チケット無いけどがんばって!」とビール貰いました…
泣きそうだ… くれた人、本当にありがとう!!
126 :名盤さん:2007/05/20(日) 15:13:48 ID:MchptOxI
33です。
たった今、神が来て下さいました!
無事、チケットを手に入れる事が出来ました!!
譲って下さった方、本当にありがとう…
温か過ぎたわ、みんな。列並ぶ時、改めてお礼いいます!
ホントに看板作って良かったなぁ…
励まして下さった住人の方、ありがとうございました。
127 :名盤さん:2007/05/20(日)
15:15:59 ID:LRLqjylh
>>126
おめ乙。燃え尽きようぜ。
132 :名盤さん:2007/05/20(日) 15:16:54 ID:4xQ2oqzK
>>126
おめでとう!良かったね。一緒に盛り上がろう!
133 :名盤さん:2007/05/20(日) 15:16:57 ID:fqLEMaV6
>>126
人を信じたお前が神だ
134 :名盤さん:2007/05/20(日) 15:17:01 ID:qSbvi1xW
>>126
おめー!さあ楽しもうぜ!
151 :名盤さん:2007/05/20(日) 15:26:01 ID:yIRZNRFm
>>126
おめ!君こそが心からのNINファンだ!
まだまだ人も捨てたもんじゃないと開幕前からほんのり暖かな気分にさせられたり。
で、ライブの方ですが、いやもう、開幕の"The Beginningof the End"にて場内の音像
密度をじわじわ高めておいてから、続く"Survivalism"と"Terrible
Lie"で曲調全体を
司る洗練された重厚サウンドとともにプリミティブ極まりない咆哮を披露という出だしの
勢いがマジ半端じゃありませんでした。しかも「静→動」へのコントラスト効果で存分に
タメが利いてるもんだからその破壊力も通常の三倍という。
次に轟音ノイズを多用した"Heresy"で、こちらの破壊衝動をふんだんに煽っておいて
次曲の"March of the Pigs"にてその凝縮されたエナジーを一気に解放、そこから先程
とは真逆の「動→静」リズム遷移でもって今度は残響による余韻を深く静かに味わせる
という、これら一連の流れも圧倒的という他ない程の印象度。
その後"The Frail〜The Wretched"にて、そのノリが縦から横へのまったり風味へと
急激に変化したのを気に"Capital G"や"Me, I'm Not"などのポストロック的なサウンド
が続いたもんだから場内はすっかりアシッドテイストほのかに漂うユルユルムード一色に。
前半の緊張感みなぎる流れにエクトプラズムをダダもらしまくってたミー的には今いち好み
の路線じゃなかったこともあり、この辺り若干ダレかけてすっかり油断していたわけなん
ですが、そんなところへ唐突にセカンドインパクト襲来、そう、いきなりの"Wish"ですよ。
これにより前方エリアでいきなり巻き起こった激情という名のモッシュ、そして渇望という
名のダイブによる絶対的波動がミーの位置する後方エリアまでをも侵食。その結果として
僕の周囲を固めるほぼ全員がとんでもなく頭のおかしい人へとメモタルフォーゼを遂げることに。
そこへ駄目押しとばかり放たれた"Mr.Self Destuct"の戦慄的グルーヴをもろくらう羽目となり、
遅まきながらこの時点で僕も単なる一匹のバーサーカーと化し、混沌逆巻く前方の死地へと
進軍を開始することとなるのでした。
そんな汲めども尽きぬ衝動がNIN持ち曲の中でも異色を誇るバラード"Hurt"により
更に純度の高いものへと錬成されて以降の展開が序盤のテンションを更に凌駕する勢いで
素晴らしく神。"The Hand That Feeds"にて高揚に次ぐ昂揚を繰り返し、凝縮を上回る
爆縮レベルで溜まりに溜まったその熱気が"StarFuckers,Inc"におけるサビ合唱で大爆発を
起こした後、それまでのシリアスムードから一転、お祭りムード満載の"Head Like A Hole"
にて昇華され、フロア中に霧散していく有様はまさに圧巻の一言。アンコールなしで一気に
押し通した末、光と音の洪水の中、そのまま挨拶一つなしで掻き消えるという、立つ鳥
あとを濁さず的な去り際までをも含めて、ほぼ隙のない完璧なステージだったと思います。
<今日のパーフォマンス大賞>
マイクスタンドにミドルキック、ドラムセットにギターをぶつけるなど、かなり気合の
入ったステージングを披露してくれていたトレントさんを抑えて、本日のナンバーワンに
輝いたのはギター担当のアーロン先生。そのキレっぷりたるやざっと挙げただけでも
・ギターをヌンチャクのごとく四方八方に振り回す
・アンプの上に登り始めたかと思いきや、そこから唐突に垂直ジャンプ。
・床を転がりついでに、キーボードを水面蹴りで蹴倒そうとする
・満タンのペットボトル爆弾をサイリウムと間違えてるばりの勢いで次から次へと投下。
・終了間際、アンプセットを意味なくステージ下に投げこもうとする
・アーロン先生の過去ヤバすぎ
などなど、もうやりたい放題ですわ。その過激度・激しさたるや小細工なしの身一つだけ
で行っているという点から鑑みても、04年のスリップノット、去年のアンドリュー兄貴、
今年のサティリコン等を抑えて堂々ナンバーワンのパフォーマンスだったと思います。
そして終了から3時間後、「看板男」からこんなコメントが。
521 :名盤さん:2007/05/21(月)
00:00:21 ID:yZQyzP+Q
帰ってきました。
今は、腕も上げることが出来ないくらい筋肉ハッテマスw
本当に、何もかもあの場所に置いてきた感じです。
初日の汗の量を上回るダクダクさでした。帰りに、江戸川橋駅のトイレで吐きました…
すきっ腹に、アルコール入れたからでしょうw 今日は本当に、会場に行って良かったです。
新木場駅で看板持って待ってる時に「モルツ」くれたお兄さん、ありがとう!
一人は初めてで寂しかったけど、救われた気分でした。
そしてチケットを譲ってくださった方、再度きちんとお礼が言いたかったけど
会場入って見失ってしまった。。。 とても感じの良い方でした。
今日のネ申セットリストはあなたがいなければ聴けませんでした。
改めて、ありがとうございました。
公演終了後、おそらく長蛇の列に並ぶのが嫌でドリンクチケット下さったカップルさん、
全部使って飲んだよw ありがとうね。
暖かかった…とにかく、NINファンは暖かい。
モルツくれた方も、スパイラル会員のようでした。
2000年の初来日が、僕が行ったライブの中で最高位でしたが、
本日のライブが、一番の思い出になりました。
みんな、ア リ ガ ト ウ。
#というわけでハッピーエンド尽くしの公演だったんじゃないかと。
<今日の一枚>
BROKEN / Nine Inch Neils
ただでさえ陰鬱とした攻撃性を誇るNIN初期作の中でも際立った凶暴性を内包する一枚。
出だしのPinion〜Wishの流れ一つをとってみても、とにかく直情的かつ激情的、その上
どちらかといえば分かりにくさが先に来るグランジ系の中にあって、そういった掴みどころ
のなさとは真逆の同調しやすさをも併せもつヘヴィロック名盤中の名盤。鋼鉄色も濃いので、
旧来からのメタラーさんにもオススメしやすい逸品。あ、ミニアルバムのわりに99曲入り
なのでリッピングの際には要注意ね。
<今日の無駄T>
#¥4000と通常より¥500高い上にわりかし生地もペラ気味という、
一見するとまるで良いところのなさそげなこのTですが、しかし、このTには一つだけ
他のものにはなかった素晴らしい長所が存在します。そう、「普通に着れそう」ということ。
こんなに嬉しいことはない…!(アムロ風に)