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#7:続・名エピソード

メスじゃないわよ、ランナーよォ!(挨拶)
人間よォ、って言わないところがすごいと思いました、自分の中じゃランナーの方が上なんだ?

さて、今回は、前回の「心に残る名エピソード集」にひき続き、より哀愁度合の濃い
お話を二つほどピックアップして紹介してみたいと思います。
とてもいいお話しだけれど、でもホロ苦さで胸が一杯… みたいな、作中にこめられた
そんなフィールを感じとって頂ければ幸いです。




さて、今回のエピソードは、いつにないマジモードの主人公から発せられる、
このいきなりの衝撃発言に端を発することになります。



「俺…………… 結婚するんです!」

畜生、せっかくこの商売が軌道にのってきたのに…!
そう思っていたかどうかはともかく、いきなり結婚宣言されてあせりまくるおやっさん。

畜生、強姦魔だって結婚できるのに、この俺は…!

ついでに言うなら祝日の真っ昼間、この文章を書きつつキーボードを涙で濡らしていた
男がいたといいます。まったく世の中ってやつは、どんだけ不公平なんだ。



おやっさんが呆然としてる間にも、着々と進んでいく結婚準備。
ついには、検事をやっていらっしゃるという、相手方のお姉様と会うところにまで至ります。

とんとん拍子にことが運んで内心 
 かと思いきや



お相手のお姉様を見た瞬間、滅茶苦茶いい表情になるレイプマン。
わーい、どころか、ガーン、でした。一体、何がどうしたというんだ?



実はそのお姉様は、依頼があったからとはいえ、かつて主人公がさんざっぱら
ドドドドやってしまっていたお相手でした。因果応報とはまさにこのこと。
何せ、そのとき、めちゃくちゃ怒ってましたからね。



「負けるもんかーーーっ!!」
「いつか見つけだして思い知らせてやるわ!!」

って、もう、怒髪天を衝く勢いで憤怒してましたからね。



何故か法廷台の上で。下半身だけスッパ状態で。
思いっきり異義アリ!と突っ込まざるを得ないほどの大狂行
おい、そこは裁判長の机だぞ、分かってんのか。ここは法廷なんだぞ




とまあ、過去、両者の間にはそんな出来事があったというわけで。
そりゃ彼女の顔を見た瞬間、こんな顔しちゃったのも、頷ける話です。
ついでに言うなら頭の中の方は、きっとこんなふうになっていたに違いありません。








………って、あれ?



あ、本当に波に打たれてら。



更には青春真っ盛りのティーンエイジャーよろしく、海に向かって絶叫してら。

 「ざまぁ みやがれ−っ!!」

ね? ホロ苦い感、一杯でしょ?



遂には砂浜に腰を下ろして、やさぐれだす始末。

 「フッ………」
 「さんざ犯ってきたんだ!」
 「こんなことも…………あるさ!」

ねえよ



とりあえず、おやっさん的には結婚話がなくなってラッキッキとばかり、
もはやドツボ状態にハマってる主人公に、すかさず仕事をブチこみます。
彼こそジャーマネの鑑だと思いました。



しかも相手は中国拳法の使い手。

通常のコンディションならともかく、傷心のダメージで精神面がボロボロに
なっているこの時に、よりにもよって最強の敵? 大丈夫なのか、レイプマン!




大丈夫どころかまるで問題としませんでした。
最初の一撃をかわしざま、すかさず拘束して、ブチッ グルッグルッ 
グエッ.

相手のネックレスをチンコの真珠がわりに使うという、途方もない大技が炸裂。
そりゃ中国拳法の使い手も一瞬にしてヒキガエルになりますわ。

カーッときているときのレイプマンの強さ、マジ半端ねー



鬼神のごとき強さであっという間に仕事を片付け、アジトに戻れば、
そこにはいつもにも増して、やたらと御機嫌なおやっさんの姿が。

「ま、結婚なんて大それた考えは捨てて、ワシといっしょにレイプ稼業で一生いこ!」

レイプをオタクに置き換えたら、何故か無性に腹がたってきた。



「わたしはコレで結婚をやめました」
クゥ−ッ!

今回も、明らかにド間違った方向へ手加減なしの人情パワーが容赦なく炸裂。 
当時の時事ネタもお寒く飛び出したところで、今はホロ苦いを超越して、むしろ
苦々しさで一杯の気分です。





しかも、このお話には続きがありました。
まだまだ苦々しくなれそうです。



そりゃね。自らのネックレスを性玩具がわりに使用された上、ヒキガエルのごとき
みじめな咆哮をあげさせられる羽目になってしまったんだもの。


だから、復讐に燃えるのはすごく良く分かりますよ。でもね…



何故にこうなるのかが分からない。
イエ〜〜〜〜〜〜〜ッ!って、なんでいきなり修行してんのアンタ。



成る程。
自分に対するレイプ依頼をした上で、レイプマンと直接対決しようという
魂胆だったわけですね。溢れんばかりのこの熱意、素直に素晴らしいと思います。
おしむらくは、それを向ける方向さえ間違っていなければなー



彼女の挑戦を受けたレイプマン側も、今回ばっかしは
褌締めてかからないとヤバいとばかり、
街のチンピラを1人頭三万円で雇って彼女にけしかけさせ、その戦闘力を見極めようとします。
どうですか、成層圏の彼方まで突き抜けまくったこの鬼畜力。心底、見習いたくないものですね。



しかしそんなおやっさん達の思惑をものともせず、次から次へと襲いくる
チンピラ達を一瞬にして屠ってしまう彼女。
この凄まじいまでの強さ、よっぽど「グエッ」が悔しかったに違いありません。



更には、既に倒した筈のチンピラ達の脇腹に、次々とニースタンプを叩き込んでいく彼女。
なんだ?いったい何をやっているんだ?



すかさず解説する主人公。

 「アバラ刈りだ………」
 「ああやっておくと、腸にアバラ骨がささって、一ヶ月は動けない

なんだ、その、この世でもっとも役に立たなそうな豆知識。
男塾か、このマンガは。



結局のところ一番可哀想だったのは、三万円ぽっちの金で腸にアバラ骨ブっ刺されて、
路上にうめき悶える街のチンピラさん達なんじゃないかなと思いましたうおおお〜〜〜



こりゃ、このままじゃマジでやられちまうとばかり、録画したビデオで
彼女の動きを必死に研究し、どうにか対抗策を見つけだそうとするレイプマン。

 「コンマ何秒だが、次の攻撃目標に目を向ける一瞬がある」
 「その一瞬に相打ち覚悟で、こっちの致命傷をはずせば、勝機はある!……かも知れない」

単なる強姦人情ものだった筈が、すっかり板垣マンガに早変わり。
たぶんそのうちカマキリとかレイプしだすんだと思います。




そんなこんなしてるうちに、いよいよ対決の日を迎え、遂に相まみえる両者。
フフフ、風下に立ったがうぬの不覚よ… そんなセリフが最高に似合いそうなこの場面。
いざ、尋常に勝負か!と思ったその刹那。



やっぱりターゲットと併走しだすレイプマン
相変わらずの忍者ノリ。ナルトにでもなったつもりか、お前は。

が、ここから先の展開が、並の忍者マンガとは一味も二味も違いました。



なんとレイプマン、
併走しつつ、おもむろにズボンを脱ぎ捨てます
サスケやナルトにゃ、到底こんな真似はできまいて。



下半身をオペローンさせて、相手の気勢をずらしたところで、
お次は口をベタッする用のガムテープをうまく使い、彼女の動きを封じていくレイプマン。

本来ならすごくカッコいいシーンの筈なのに、何故か失笑が漏れちゃうのは、
僕の感性がどこかおかしいからでしょうか?



なにはともあれ、どうにかこうにかテイクダウンに持ち込み、
すかさずブチこんだところで、何故か笑助ばりの「ズッ」マークを頭に付けるレイプマン。
なんだ、今度は一体、何が起こったんだ? 



中には小ぶりのカマキリがー! というようなことも別段なく、

 「ぬれている…………」
 「やっぱりそうか!」

って、やっぱり、の意味が僕にはさっぱり分かりません。



あげく、ギュッあ………… 

って、なに? これツンデレ? あの噂の。



とりあえず人情ものの世界では、相手のネックレスをチンコにグルグルした上で、
グエッと言わせると、相手がツンデレ女と化してアバラ刈りを仕掛けてくるので、
それを上手くかわして再度ブチこめば、もう完璧に惚れるということがすごくよく
分かりましたよ。

 「行か… な……」

イカ納豆かってこい、だったら、いいのにな。



なんや、それ? うおおお〜〜〜


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