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#2:主要キャラクター

さて、上記紹介文にも記載されていた通り、女性をレイプする稼業を営むプロのレイパー、
主人公「岩崎圭介」
の職業は、なんと「女子高の教師」です。



うーん、素モードで欲情しているところを見る限り、なんかあんましプロっぽくない
ような気がせんでもないですが、そんな心配は御無用。彼こそプロの中のプロなのです。
まずはそれを証明する下記コマを参照ください。



売春三昧の娘に対しもうセックスはこりごりだと思わせる為、実の娘、それも中学生
レイプしてくれと土下座までして頼む、この本末転倒極まる鬼畜な依頼に対して、はたして
プロのレイパーである主人公が如何に対応するか…! 汝、姿勢を正して刮目せよ!



「ボカァ、これでも女子高の教師ですよオッ!!」

あ、流石に難色示してら。あんた、わりかしいい人やった。

むしろ
真のプロフェショナルは、
そんな主人公に対して、わかってまんがなの一言で懐柔をはかり、
 1:お前は女子高の教師だ
 2:だから子どもの扱いに長けている
 3:持ってこいの仕事じゃないか!
という、こじつけもこじつけな
意味不明の三段論法で無理くりゴリ押ししてしまおうとした
レイプマンのマネージャー、通称:おやっさんの方だったようです。ですか。

そしてわかってまんがなのこの一言に、あっさり依頼を引き受けてしまう主人公も主人公。
「わかってまんがな」って、アンタわかっているわけねえだろ。
狂牛病にかかって頭がスカスカになった実験ザルでさえ三秒で分かると思います。
あんたいい人だけど、存外にバカやね。

この後、くだんの女子高生は、以下のごとく処理されちゃいました。




「男をなめるな!」 バッ ドドドドド.

ジョジョの擬音もびっくりです。(首もブンブン振ってます)

それにしても幾ら売春三昧のヤリマン女とは言え、まだ年端もいかない
いたいけな少女に対し、手錠を首にフックしての逆駅弁ファックを敢行!?
流石プロ。マニアックにも程がありすぎる。



しかもこんだけ酷いことしておいて、演歌風のナレーションをバックにこの憂い顔。

あの娘の心に簡単には癒すことのできない、セックスに対する恐怖を植えつけた。
それを取り除いてくれるのは、いつか、めぐりあうであろう、心から愛する相手だけなのだ…

なるほど、確かに「人情系」。まあ、心暖まること暖まること。

さて。そんなハートウォーミング・テイスト溢れる「人情系ストーリー」。
この世界の更なる魅力を、もう少し深く掘り下げてみることにいたしましょう。




<何故、レイプマンは「人情系」? 法則その1>

→ ルールを遵守



コミック界きってのプロフェッショナルであるゴルゴ13が、
・依頼理由は嘘偽りなく話させる・裏切りは絶対に許さない・依頼者とは一度しか会わない
などの独自ルールを設けて、己と相手を律しているように、
プロのレイパーであるレイプマンとその相棒にも、独自の依頼ルールがあるようです。

 ・1:どんな依頼でもお互いの一存では断らないこと。
 ・2:いったん受けた依頼は勝手におりないこと。

このルールのおかげで、おやっさんの元女房はレイプマンにピーされる事となり、
主人公自身も初恋の人を自らレイプする羽目になってしまいます。



自分の都合で仕事を断るわけにはいかないと、元女房のレイプ依頼を黙認するおやっさん。
アンタ、プロだけどアホやわ。




しかもおやっさんの元女房、滅茶苦茶にヤリマンでした。
救われなさすぎるにも程がある。

別の一件では、主人公も仕事なら仕方ないと、涙を飲んで初恋の人のレイプ依頼を敢行。



初恋の人が単なる淫売と化していたことに心を傷め、
レイプのみならず、お説教まではじめます。あまつさえクライした。

そんなにツラいなら始めからやらなきゃいいのに、とか思ったりもしましたが、
それ以前に、レイプされた挙句 説教までされなきゃならない彼女の気持ち
をもう少し考えてあげてほしいなとも思ったり。

そんなわけで、己を律するどころか、思いっきり害してしまっているこのルール、
存在理由が皆目分かりませんが、この辺りの抜け具合が、この作品全体に漂う人情テイスト
を演出しているとも言えるでしょう。




<何故、レイプマンは「人情系」? 法則その2>

→ お約束のドタバタ劇がある

優れた人情系作品には、お約束のリアクションとでもいうか、ドタバタ劇とでもいうか、
例えば「美味しんぼ」における富井部長と山岡の絡みしかり、まったく脈絡ない場面で乱発
される「だから笑介」の「ズッ」しかり、つまりは「決まった型」が付きものです。

「レイプマン」作中における、そのお約束的リアクションがコレ。



・常にラーメンを食べている

ホント、暇さえあれば、いつも食ってます。

ちなみに、おやっさんが依頼者と対談している最中、主人公は隣の部屋で
ラーメン食いながらその様子を伺うのが習わしとなっているようでして。



依頼内容が気に入らないと「ウガガ〜〜!!」と奇声をあげながら部屋に
飛び込んできたりもします。あ、その「あががが」、富井部長っぽくて良いね。



ついでにかなりの確率で、食べているラーメンを吹きます。
そんでもって毎回、おやっさんはひっかけられる。
うーん、これぞお約束中のお約束。



おやっさんの方もそのうちそれに慣れてきて、後半の方じゃ避けるようになったり。
極めて古典的なやりとりですが、でも、そこが味だったり。

この手の「味」は他にもあって、時折、新婚さんいらっしゃいの桂三枝ばりに、
椅子から豪快に転げ落ちたりもします。



いいですね、この親しみあふれるキャラクター像。さすが、人情系ですね。

でも、ほら、そこはやっぱし「レイプマン」



気を許そうもんなら、2ページぶちぬきでコレモンです。
うっかり娘が見ようもんなら、その後性格が歪むこと間違いなしのこのショット。
さすが、人情系ですね。




<何故、レイプマンは「人情系」? 法則その3>

→ 曲がったことが大嫌い

プロだからって、なんでもかんでも依頼を受けるわけじゃないみたいで、
時折、依頼内容について、主人公とおやっさんの間で激論が交わされたり
することがあります。



「筋の通らない依頼は受けない」 うん、流石は人情系。
クソ真面目なくらい実直な方が、キャラの親しみやすさにつながりますからね。

だから「こりゃ汚ねえじゃない!!」とか激昂されても、
レイパー行為そのものがとびっきりのブラックじゃん?とか思っちゃいけません。
「これじゃまるで悪党の手先じゃない!」
とかの熱い語りに対して、
レイパー行為そのものがすこぶるつきのワルじゃない?とか思うのはもってのほか。

だって、ねえ… 人情系 だもの。



人情系なので、結婚を間近に控えたお嬢さんの懇願などまるで意に介しません。
ハッ」の一言でパンツはぎとってました。並の人非人とは一味も二味も違いますね。
人情系なめんなゴルァ




<何故、レイプマンは「人情系」? 法則その4>

→ とてつもなくつまらない駄ジャレを言うことがある

これについては、黙って下記シーンを御覧ください。



面白いつまんない以前にまず本気でびっくり。
で、あらためて見てみると、これまた目眩するほどつまんない。

でも、ちょっと待ってください。
よくよく考えれば、両さんしかり、釣りバカ日記しかり、クソつまんない駄ジャレこそ、
人情系の王道じゃないですか。
そりゃ、あ、オレ今うまいこといった風したりツラで、「レイプは零賦!」とか、
のたまわったりもしちゃいますわ、ねえ、人情系だもの。



だから人情系は、こうやって小便します。
そして不思議なことに着地点にはウーマンが。もうこれでもかってぐらいかけられてます。

ちなみにこれやった理由は



だそうです。どうですか、このド許せぬ大理不尽っぷり。
これこそが人情系です。

恥を承知で告白すると僕自身も大学生時代、酩酊した挙句、当時サークルに
入ったばかりの新入生を便器と勘違いして、これやったことがあるそうです。
当然、彼女は辞めました。でも人情系なので仕方がない!人情系、最高ー


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