第11話:始動!ダブル・ゼータ

#ガンダムZZ、遂に初お目見え。

「まったく、あんな女に大きな胸をされ… いや違った、大きな顔をされるとは!」(マシュマー)
  テレビレポーター気取りで部隊の状況を記録するキャラのお目付っぷりに辟易するマシュマー。
  だが、ちゃんと見てるところはしっかり見てるようで。ハマーン様一筋な筈じゃなかったのか。

  


「女って…複雑だから…」(キャラ)
「お前が複雑なんだ!」(マシュマー)
  「あたし、MSに乗ると、興奮しちゃって、疲れちゃって… 好きじゃないんですよ…」

  
とか言ってるわりにゃ、MSパイロットであることをマシュマーに全力で突っ込まれて、この一言。
  ハマーン自身は良き将だが、部下にはとことん恵まれなかった模様。

「ウォォォォ、まだ敵はいない…!しかし!.
 アーッ、MSは、あたしを…あたしを…アーッ!もう駄目だ、アーッ駄目ェ!」(キャラ)
「胸が苦しい!もう死ぬゥ、死んじゃうぞー!」.
「勝手に死ね!」(マシュマー)
  上述した本人の申告通り、MSに搭乗した途端、1人アクメに達して気をやり始めるキャラ。
  噂にたがわぬホンモノの変態さんっぷりをいかんなく見せつける。
  ちなみに乗っているMSは、かのギャンの後継機といわれる「R・ジャジャ」。
  ワンオフものの非常に貴重な機体、アピールポイントは銃剣付きのビームライフルね。

  


「アーッ、体が熱い、燃えるゥ、熱いんだよォー!」(キャラ)
「だからMSなんてキライだァ」.
体が… 体が熱いのよォォォォ!.
  まごうことなきそのキチっぷりとは裏腹に、操縦テクニックの方はジュドーをして「やる!」と
  言わしめるくらいの腕前だったりするから、余計に始末が悪かったりする。

  


「魂よ!魂の躍動なのよ!あたしの魂は宇宙を駆ける魂!宇宙を駆ける、魂!」(キャラ)
  遂にはマシュマーのハンマ・ハンマに抱きついて、意味不明な戯れ言をホザきはじめた。
  電波キャラという概念がまだ希薄だった当時において、ここまで突き抜けた存在感を見せつけるキャラも
  そうはいなかったと思われ。

「ややこしいことをやったって… 驚くものかよ!」(マシュマー)
  目の前でコアトップ、コアベース、コアファイターの3機が合体し、ZZへと変形していくのを
  見て驚きを隠せない様子のマシュマー。セリフの「驚くものかよ!」はビビりの裏返しか。

「なんと…!やっぱりわたくしめの力があればこそで」(ジュドー)
「これさえありゃ、もうマシュマーなんて、火に焼いて食べちゃいますよ!」.
  隕石を軽々と撫で斬り、ハンマ・ハンマの巨体を一撃で吹き飛ばすほどの圧倒的パワーを
  目の当たりにして、なんかテンションがおかしなことになっちゃってるジュドー。

  


<次回予告>
  やっとラビアンローズに接触できる時になっても、エンドラの女指揮官が楽をさせてくれない。
  ZZまでがRジャジャに捕まってしまった。が、なんだ?この感触? 
  その感触に迷っている間にリィナが… 
  次回、ガンダムZZ「リィナが消えた」。ルーの奴、カッコつけるだけで!

 

第12話:リィナが消えた

#アーガマとラビアンローズの接触を止める為、エンドラで特攻ぶちかますキャラの暴走っぷりに注目。
 ドサクサまぎれでビーチャに乳を揉みしだかれるエルのサービスカットや、あの噂のZザクにも傾注。

  


「お元気で!マシュマー様!」(ゴットン)
「行くよ、ゴットン」(キャラ)
「はいっ!キャラ様!」.
「ゴ、ゴットン、私を見捨てるのか…!」(マシュマー)
  キャラにエンドラの指揮権を奪われ、世渡り上手なゴットンには見捨てられ、
  残った部下はグレミー1人だけとなってしまった傷心のマシュマー、ここで表舞台を一旦去る。

  


「最近の子供はどうして、こう我がままなんだ….
 ウチの子はもっと素直だった… ハサウェイ、チェーミン… 元気にしてるんだろうか…」.
「悪いお父さんだな… 私は」(ブライト)
  ジュドー等にさんざ振り回され、何かと気苦労のたえないブライト。
  遂には1人愚痴りはじめるの図。中間管理職の悲哀を感じさせる1シーン。
  そりゃ同じく気苦労が多い筈のリィナにさえ「ブライト艦長ほどじゃないですから!」とか
  言われちゃうぐらいだしね。

  


「フンフンフン♪ このリズム、この振動!クーッ、感じるゥ!感じちゃうー!」(キャラ)
「キャ、キャラ様… 怖いわー(ゴットン)
  艦隊戦を前に興奮しまくり、部下をドン引かせまくるキャラ。
  彼女なりの「この風!この肌触りこそ戦争よ!」と言ったところか。

  


「あの時のお礼をさせてもらう。ママからケジメはちゃんとつけろと言われているんでね」
「ママァ〜? おーやだ! あんたマザコンなの?」(ルー)
「そう、通り一遍の解釈をすると、痛い目を見るぞ!」(グレミー)
  第10話における「アッー!ルー!」の恨みを返すべく、燃えまくるグレミー。
  その動機付けにママが出てきちゃう辺りの軟弱っぷりさえなければ…

「なんだ… この胸の高鳴りは…」(グレミー)
「ママ… もしかしてこれが恋というものですか…」.
  ガザCでルーのコアベースを捕獲した途端、いきなり「ときメモ化」しはじめるグレミー。
  こりゃキモい、かけねなしにキモい。

  


「あの女め。いちいち私の弱点を突く!」(グレミー)
「もう絶対に許してやるもんか!あの女め!」.
  ルーのとってつけたような「うわーハンサムー、美形〜」というおだて作戦に引っ掛かり、
  またまた出し抜かれる羽目になるグレミー。こりゃ酷い、かけねなしに救えない。

「降りなさいよ!」(ジュドー)
「そんなァ〜」(エル)
  ZZへと合体した時、コアトップのコクピットが右アーム部分に位置することを知らず、
  そのままブン回されて、挙句の果てにゃジュドーからこんなことを言われちゃうエルが不憫でならない。
  (同乗者のビーチャはどうでもいい)

「そんな息苦しいもの付けたら、戦場の気分が感じとれないよ!」(キャラ)
  「キャラ様、ノーマルスーツをお付けください!」と言われて、この返し。
  シャア、ハマーン、マシュマーに続くノーマルスーツ非着装派がこんなところにもいたよ。

「お前も感じるだろ!魂が宇宙を駆ける感じをさ!」(キャラ)
「宇宙が飛んでくる!トリップは楽しいよ!」.
  キャラのテンションに引っ張られ、能力覚醒のきっかけを掴むジュドー。
  ニュータイプへの目覚めを誘ったのはカミーユだが、その扉を本格的に開く手助けをしたのは、
  実はキャラだったというこの意外な事実。

<次回予告>
 
 モンドとビーチャが何をたくらんでいようが、俺はリィナを奪い返すのに必死だ。
  ブライト艦長、慎重だけで俺を閉じ込めちゃうなんて、話が逆でしょ。
  だから結局、敵に先を越されて損するんだ。
  コアトップがはずれたなら、後は俺の活躍に期待して…ンナロー
  次回、ガンダムZZ「妹よ!」。俺の涙は、人には見せない。




第13話:妹よ!

#リィナ救出に奔走するジュドーとか、それに巻き込まれる周囲のドタバタとか。

「リィナ… 俺は駄目な兄貴だ… 悔しいよ…」(ジュドー)
「リィナって羨ましいなァ」(エル)
「あたし一人っ子だから、そんな風に思ってくれる兄弟なんてさァ…」.
  グレミーにさらわれた(実際には保護された)リィナを取り返そうと、
  ZZでの単機出撃を目論むジュドーの必死っぷりを見ての一言。横顔が可愛いッス。
  ぎごちないながらも初搭乗でガンダム・マーク2を乗りこなす辺りの天稟にも注目。

  


「じゃ、ここでしちゃうもん!」(リィナ)
  グレミーにレディ教育を叩き込まれるリィナだが、食事中に「トイレ行きたい!」
  とか抜かしだす辺り、どうにも育ちの悪さは隠せないようで。
  実はこれ、グレミーから逃げる為の作戦なのだけれど、それにしてもややお下品、まあその逞しさが
  リィナの魅力の一つでもあるのだけれども。
  ちなみに一部のロリコンどもに向けたサービスカットに関しては、ノーコメントの方向で。

  


「格下げにするぞー!」(キャラ)
ZZなんて怖くない!怖いのは格下げだけだー!(ゴットン)
  ゴットン、彼には特に有効な制御魔法の一種「格下げ」を浴びせられて躍起になる。

「私はそれほど甘くない」(グレミー)
  子犬を散歩に連れ出すかのごとく、リィナ着用のノーマルスーツにわざわざヒモをつけて
  逃げ出せないよう気を配るグレミー。
  二度もルーに出し抜かれたせいで随分と疑い深くなった模様。

「だらしないぞゴットン、格下げだ!」(キャラ)
「私、頑張りましたよォ、キャラ様ァ!」(ゴットン)
「私は見てない!」.
「そんなあ〜」.
  奮闘虚しく「格下げ」になってしまう哀れなゴットンの必死ツラ。
  妙な面白さのあるキャラの「格下げだ!」ポーズと合わせてお楽しみください。

  


<次回予告>
  昔のコロニーに迷いこんだおかげで、エンドラのキャラには出くわすわ、
  サラサとかラサラとかって美人とは仲良くなるわで、リィナのことを忘れそうになった俺。
  こんなところでゴットンは汚い手段でくるのなら、やってみせようじゃないの!
  ガザCでもDでもRでも。次回、ガンダムZZ「幻のコロニー」。井の中の蛙は怖い。




第14話:幻のコロニー(前)

#ファーストでいうところの「ククルス・ドアン」的なお遊び回。
 得体の知れないコロニーへ入りこんでしまったアーガマ・クルー達の運命や如何に。
 あと、ブライトへ際どいモーションかけまくるラビアンローズ艦長エマリーさんにも注目。

  


「宇宙時代に着るファッションか!」(ブライト)
  確かにこりゃー酷い。というか、この回自体が酷すぎる。

  


「いつまでも泣いているんじゃない!.
 我々には哀しみを乗り越えて、しなければならんことがある…!」(ブライト)
  すっかりボケキャラが定着したように見えて、締めるところはきっちり締めてるブライト。
  後ろで「そうなの?」「そうかなー」と呟いているエルの存在が全てを台無しにしてるけど。

「…そりゃあ、出来ない美貌じゃないけどさ」(キャラ)
  「(エンドラの)艦長がリィナを返してくれるよう、その美貌で説得してくれ」と、
  ジュドーに頼まれるキャラ。でもさ、今の艦長はアンタ自身でしょ。

「あたしがあんな汚い手を使う美貌か!」(キャラ)
  上述セリフの直後、ガザDの頭頂部分にくくりつけられてるリィナを見たジュドーに詰め寄られて。
  ジュドーのおだて言葉「美貌」がすっかり気に入ってしまった模様。

「私はね! 周りにいる奴らは、誰も許してやらないんだよ!」(キャラ)
  
「あたしの美貌の証明しなけりゃね」と喜び勇んでリィナを助けに行った筈が、
  Rジャジャに搭乗した途端、いきなり暴れ出しちゃうキャラ様。どこまでも迷惑な…
  が、マシュマーやゴットンと同じく、どこか憎めない人物であることも確か。

<次回予告>
 
 結局、俺達はムーンムーンの牢屋に入れられそうになった。で、逃げる。
  逃げれば、モンドがラサラさんと現れて、俺達はZZを取り返す為に、裏切り者と一緒に働くことになる。
  挙句に、あのグレミーが戻ってきてリィナを連れ戻そうとするんだ。
  ガンダムZZ「幻のコロニー」。今日の続き。




第15話:幻のコロニー(後)

#コロニー内にて対立する部族同士の抗争に巻き込まれてしまったジュドー達。

「艦長!」(エマリー)
「いや…不倫は…」(ブライト)
  ムーン族に槍を突き付けられてる状況でもなおブライトに迫ることを止めないエマリー。
  わりと満更でもなさそうなツラしてるブライトの貞操や如何に?

  


「だからさー! アタシなんてノりやすいだろ!」(エル)
  「ちょっと綺麗な子を見るとすぐノっちゃうからな、ジュドー」というイーノのセリフに反応し、
  ここぞとばかりジュドーに自己アピールするエル。「ノり」が「乗り」なら最高なんだけど。

「そのままの方がいいんじゃない?」(ジュドー)
  捕虜としてエマリーと一緒に縛られていたブライトを見るや否や。
  ここにきてまたまた弄られキャラと化し始めたブライトがただただ不憫。

  


「なるほど。さすが新式。軽いな」(グレミー)
  ゴットンらの窮地を救うべく、新型MS龍飛こと「バウ」を駆って出撃するグレミー。
  上部バウアタッカーと下部バウナッターに分離可能な上、その下部を上部で遠隔操作可能。

  


「しかし… 忘れられたままは… 寂しい…」(ロール)
「老いれば老いるほど… ますますな…」.
「キザなこと、言うんじゃないよ!」(ジュドー)
  サラサを煽動するなどして、誰からも忘れ去られたムーンムーンからの脱出を試みたその心境を
  吐露し始めるロール。確かに褒められたことではないが、その心中たるや察するに余りある。
  そんな彼に対するこのジュドーの物言いはあまりに無慈悲と言わざるをえない。
  思わずファースト第7話における名も無き爺のセリフ「老人に子供の気持ちが分かるか!」を
  思い出してしまったり。

  


<次回予告>
 
 アーガマに補給物資を運んできたヘンなおじさんが、こともあろうにゴットンのMS隊を案内してきた。
  ゴットンはアーガマを無傷で手に入れようってんで、ラビアンローズを間にしてMS戦だ。
  えーい、チマチマと! 次回、ガンダムZZ「アーガマの白兵戦」。俺はいつリィナに会える?




第16話:アーガマの白兵戦

#やぶれかぶれのゴットン以下、エンドラ生き残り組によるアーガマ強襲作戦。

「だからおじさんは嫌いなんだよね!」(エル)
「………おじさん……フ…」(ブライト)
  普段の彼らしからぬ頭の巡りの悪さをエルに指摘され、落ち込むブライト。
  まだ24才なのに「オジサン」呼ばわりされたら、こりゃ傷つく。
  エルももう少しこう、考えた物言いを… そりゃトーレスからも「無神経」言われるわ。

「感謝してますよ」(ブライト)
「…………それだけですか…!」(エマリー)
「えっ!?」.
「ブライト艦長! 自分は…!自分は!」.
「まっ待ちたまえ、エマリー君! 私はっ艦長だ、いつも艦長として…」.
「言わないで!」.
「ああっ…!」.
  いよいよもってその苛烈さを増していくエマリーの不倫アタック。
  館長室に飾ってあったミライらの写真がたまたま目に入らなければ、今度ばっかりは
  陥落していたかもしれない。

  


「捕虜を虐待すると、南極条約違反で訴えるよ!」(キャラ)
  何故かアーガマ内部で家事手伝いをやらされる羽目になってるキャラ。
  妙に板についているところがまた怖い。

  


「分かりました! 私、責任とります!」(ミリィ)
  エンドラのMSに掴まった「責任を取れ」言われて、ランチごとMSに突っ込もうとする
  アナハイム社の技術者ミリィ・チルダー。またまたヘンなのが現れたな。

  


「せっかく畳んだのにー!」(ビーチャ)
「もう、こんな生活、嫌だよ!」(モンド)
「モンド!」.
「ビーチャ!」.
ひし!(両名)
  おさんどんをやらされてたのは、キャラだけではなかった。
  せっかく畳んだ洗濯ものをゴットンにバラまかれてしまい、涙にくれるビーチャとモンド。
  その場のノリでアクシズ側へ裏切ってはみたものの、その扱いはアーガマ以上に厳しかった模様。
 
  


「エンドラ隊?」(ゴットン)
「エンドラという名前を残そうと思ったんです」(部下A)
「自分達は、あの船のことは忘れたくないんです!」(部下B)
「お前達…… よく言った! マシュマー様がいたらこう言うだろう。.
 お前達こそ誠の騎士だ! エンドラの三銃士だと!」.
「そうです、私がその三人目の騎士です!」(部下C)
「いや、私が三人目です!」(部下D)
「エンドラは永遠に不滅です!」(部下E)
「お前達…(感涙にむせび泣く)そうだ!エンドラ万歳だ!」(ゴットン)
「エンドラ万歳ー! エンドラ万歳ー! エンドラ万歳ー!」.
  前話でエンドラを失ってグレミーの旗艦ミンドラに拾われた末、ほとんど部下同然の扱いを
  受けるまでに落ちぶれてしまったゴットン。これが因果応報という奴か。
  それでもまだ彼を慕ってくれる部下達がいるだけマシな方だと思う。

  


「貴様ァ、騎士道精神というものを知らんのか! それでも兵士か!」(エンドラ兵士)
「残念でしたー 僕、兵隊じゃないのー!」(ジュドー)
  銃を投げ捨てて「銃は使わずに、正々堂々とZを奪い取ってやる!」とか、
  得意げなツラしつつ「拳で勝負だ!」とか、この人は果たして正気なのだろうか?
  ジュドーにしてみりゃ自ら小バカにしてくれと言ってるようなもんだろう。

  


「嫌だ!こっちの方がいい!」(ゴットン)
  エマリーを人質にとったゴットン、ブライトから「私を人質にしろ!」と言われてこのセリフ。
  心底、自分に正直な人なんだなということが良く分かる。 

「チビの言うことなんか、聞いていられるか!」(キャラ)
「なんだよ!」「急にー!」(シンタ&クム)
「こういう時に急にやらなかったら、いつやるんだよ!」.
  ゴットンらの潜入を持ち前の第6感で察知するやいなや、いきなり暴れはじめるキャラ。
  ひょっとしてアクシズ側で一番ニュータイプとしての素養に恵まれていたのって、
  ハマーンやプルを別格とすれば、実はこのキャラだったんじゃないだろうか。

「エプロン姿も似合いますなー!」(ゴットン)
「いやだァ〜」(キャラ)
「無駄だ、諦めろ!」(ブライト)
「おだまり! この人は私の大事な人なんだからね! 指一本触れさせないよ!」
「キャラ様ァ〜 そんなに私のことを…!」.
  展開がようやく緊迫してきたかと思ったら、すぐこれだ。
  このおちゃらけ展開をトミノ監督が良しとしたとは、とても思えないのだが…

  


「このバウの性能、馬鹿にしてもらっては困る!」(ゴットン)
  いわゆる「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」的なMS戦前の見栄切り。
  やってる当人がゴットンでさえなければ、かなり様になるシーンなのだが。

<次回予告>
  
アーガマの大砲のテストをしようって時に、ガ・ゾウムの攻撃が来た。
  それに合わせて、キャラがシンタを楯にして、コアトップを盗んだんだからたまらない。
  前も後ろも敵って感じ。ZZになれるかどうかって時に、更に敵!
  次回、ガンダムZZ「奪回!コアトップ」。これでロボットものになるぞ!




第17話:奪回!コアトップ

#シンタを人質にしてコアトップを盗み、アーガマ脱走を試みるキャラ。
 あとこの回にて遂に「あのMS」と「彼女」が登場、その戦慄のビット攻撃に着目。

  


「エマリー……」(ブライト)
  自室の窓からラビアンローズを眺めてホッとため息をつくブライト。
  いよいよ情にほだされはじめたか。
  この件に関するエルのコメントは「艦長もやもめ暮らしが長いから」だそうで。

「そうだ少年、やってみろ」(メッチャー)
「よおーし、俺は、やるぞォーーー!」(ジュドー)
「こらニュータイプ、こんなところで頑張らんでよろしい」.
  皆に激励されて嬉しくなってしまった末、はしゃぎすぎてメッチャーからお小言を貰うジュドー。
  ジュドーを「少年」「ニュータイプ」と呼称、一向に名前で呼ぼうとしないメッチャーにも注目。

  


「指揮官って結構疲れるものだなあ… 最近つくづく思うよ」(ゴットン)
  部下のアホっぷりに翻弄される我が身を嘆くゴットン。
  上司ばかりか部下にまで振り回されちゃうとは、どこまでいっても不幸な男だ。

  


「ハッキリしなよォ。イエス?ノー?どっちなのォ?」(キャラ)
  キャラに裏取り引きを持ちかけられて、その豊満なる胸の中にて悩めるジュドー。
  健全な男子なら即座に陥落間違いなしな誘惑攻撃の筈なんだが、ジュドーは存外にしぶとい。
  14才程度じゃまだ巨乳の魅力は分からないのだろうか。

  


「あのオッパイお化けが!」(エル)
  エルのキャラに対するコメント。身も蓋もないとはまさにこの事。

「エル・ビアンノ、ガンダムMK2、いきまーす!」(エル)
「ルー・ルカ、Zガンダム、いきます!」(ルー)
  今後、ガンダムチームの脇を固めることになる紅2点、伝統のセリフとともに仲良く出撃。
  これにジュドーのZZとビーチャの百式が加わることでガンダムチームの完成となる。

  


「10年早いんだよ、そういう言い方は!」(ゴットン)
  ZZ合体前の先制攻撃は「卑怯じゃないですか」と攻撃を渋る部下を一喝するゴットン。
  これがマシュマーならおそらく逆の反応であったことを鑑みるに、上司の性格一つでやたらと
  振り回されるエンドラ隊の皆さん達は大変だ。
  ちなみにゴットンが搭乗している「ガ・ゾウム」は今回が初出。

  


<次回予告>
  こっちはハマーン様のアクシズなんて知らないから、強行手段に訴えたら簡単であった。
  見事にアクシズ侵入に成功!…が、なんだ?ヘンな子?え、プ…プル?
  リィナを知っているというので、言うことを聞くしかないわけで…
  次回、ガンダムZZ「ハマーンの黒い影」。ニュータイプ同士の出会いか!




第18話:ハマーンの黒い影

#この回より、ようやくハマーン登場。
 ジュドーとの運命的な邂逅をはたし、その存在を互いに認知しあう。

  


「ぷるぷる〜 それー、ほっほー」(プル)
「胸がキュンキュンする… でもとっても気持ちがいい…!どうしたんだろう?」.
「わかったぞ、このキュンキュン! あのパイロットだ!」.
ぷるぷるぷるぷるぷる〜.
  そのキャラ付けを象徴する名セリフとともにジュドーの波動を感知して喜ぶプル。
  ほぼ初出のシーンにていきなりサービスカットってな、トミノ御大も良く分かってらっしゃる。
  この回くらい「ぷるぷる〜」連呼な回もそうはないので、マニアは存分にチェキっておくように。

  


「この感じ… シャア・アズナブルか?いや、違うな… なんだ?」(ハマーン)
  アクシズの宮殿内へと入ってきたジュドーの存在を即座に感知するハマーン。
  ちなみにハマーン様の貴重な水着姿が見れるのはこの回だけ。

  


「プルみたいな子が人殺しを、しちゃいけない!.
 プルみたいな子がパイロットなんて、いけないよ!」(ジュドー)
「あたしはジュドーと遊んでほしいだけなのよ!」(プル)
「プル、いいかげんにしなさい!」.
  プル操るキュベレイと、ジュドーのZZが初激突。
  戦闘動機の「遊んでほしいだけ」ってのもまた凄い。
  しかしまあロリで無邪気で天真爛漫で我が儘で、そのうえ可愛くってしかも強化されてるせいで
  メンヘル気味って、どれだけ萌え(ヤンデレ混じり)要素を詰め込んでいるんだ、このキャラは。

  


<次回予告>
  ZZを手みやげにしてアクシズに乗り込んだのもリィナの為だ。
  が、ビーチャとモンドがそれを持ち出すとは思わなかった。
  そのうえ、アーガマは新しい主砲をテストするってんだから、ターゲットにされるのは俺じゃない!
  プル、目覚めなさい!
  次回、ガンダムZZ「プルとアクシズと」。撃たないで、ブライトさん!




第19話:プルとアクシズと

#前話に続いて、再度単独でアクシズに乗り込むジュドー。

「ルーさんは…!ルーさんはそんな!」(グレミー)
  ビーチャとモンドから、ルーとジュドーが付き合っているかもしれないと吹きこまれ、
  ジュドーにとんでもなく了簡の狭い悪意を持つグレミー。どこまでも小物な…
  このとばっちりをもろに受ける羽目になるジュドーにゃえらくいい迷惑だ。

  


「なんと下品な…」(グレミー)
「やはりパイロットに品性を求めてはいけないのか?」.
「ならば、ルー・ルカはパイロットをやっていてはいけない…いけないのだ!ルー・ルカ!」.
  プルから受けたアカンベーを、自らに都合のいい解釈へと置き換えるグレミー。
  人に品性を求める前に、まず自分のそれから磨けというお話じゃないかと。
  この矮小な男がのちのニュージオン総裁になるってんだから、世の中はよく分からない。

「南無三!」(ルー)
「やれた…?すごい!こんな私を愛しちゃう!.
  ガザD3体&ガルスJによる4機からの波状攻撃を見事かわし、これを返り討ちにするルー、
  嬉しさのあまり思わず出てしまった一言がこれ。

「私を邪魔だと思ってるんだー!」(プル)
「私が目の前にいるのに、リィナばっかりで、私を虐める! 意地悪ー!」.
「人を傷つけてるんだぞ!殺してるんだぞ!」(ジュドー)
「お兄ちゃんがあたしにさせてるんじゃないかー!」.
  リィナに目がいきすぎたあまり、ないがしろにされたと思ったプルの怒りに触れてしまうジュドー。
  激情に流されるがままキュベレイを操ってアクシズ内でファンネルをブっ放した挙句にサイコミュを
  オーバーヒートさせてしまうプルの暴走っぷりに注目。

  


「ブライト艦長、撃っちゃ駄目だ!.
 アクシズにだって大勢の市民がいる!子供だっている!」(ジュドー)
「アクシズの市民のことは知っている。.
 だが我々はもっと大勢の人々を助けるために…」(ブライト)
「だからって…だからってアクシズの市民まで、巻き添えにしていいのかよ!.
 それで正義が通るってのか!」.
「………ジュドー…!」.
答えられないのか! だから…だから大人って!.
  ハイメガ砲をアクシズに向けるアーガマに対し、100人を救うには1人を犠牲にしなければ
  ならないとする大人の理屈に対して、その憤りを思うがままに子供らしくぶつけるジュドー。
  その思いをしっかり受け止めて照準から居住区をはずしたブライトも正直、甘いといえば甘い、
  …が、それもまた良しかと。

  


<次回予告>
  アーガマがグラナダに呼ばれたのは大きな作戦があるからだ。
  しかしマメなゴットンさんも潜入してきて、トーレスの友達のセシリアを担ぎだした。
  ビーチャとモンドは名誉挽回を狙うし、俺はアーガマから追い出されそうになって、
  ゴットンの隠れている港を叩くしかなくなった。
  次回、ガンダムZZ「泣き虫セシリア(前)」。1人でもやってみる!



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