第1話:プレリュードZZ

#ガンダムワールドの背景、その歴史、また様々な用語の説明に終始した第1回。
 ZZの第1回というよりも、ファーストからZ最終回に至るまでの総集編に近い内容。
 シンタとクムによる「最新モビルスーツカタログ」も見どころ。
.
宇宙。それは人類の第2のふるさとである。.
増えすぎた人口を地球が支えきれなくなった時、人々は宇宙に新しい大地を造り、街を造った。.
それがスペースコロニーである。最初の大型コロニーで4000万人近い人が生活し始めた時から、.
宇宙世紀は始まった。.

  


白いモビルスーツと恐れられたガンダムの驚異的戦闘力、.
アムロ・レイは、ニュータイプとしての目覚めであった。人はそれを時代の革新と呼んだ。.
  「機動戦士ガンダム」の背景は、もちろんアムロを中心に語られる。
  ちなみに下記は「すごい…五倍以上のエネルギーゲインが…」の場面。

  


時の涙は止まらない。戦いの中に散っていった人々の想いは、いつ満たされるのであろうか。.
  そして「機動戦士Zガンダム」の背景説明。フォーカスの中心は無論カミーユ。
  この「Z」の最終回直後から、ZZのストーリーは展開されることになる。

  


<次回予告>
 
 サイド1のコロニーは俺達の生まれ育ったコロニーだ。違った、俺はまだ育っている最中!
  生活は、真実苦しい…!こんなとこにくたびれたアーガマが入港したってのが運の尽きだ。
  Zは生活費の為にイタダキね! 
  次回、ガンダムZZ「シャングリラの少年」。ニュータイプの修羅場が見れるぞ!

 

第2話:シャングリラの少年

#あのヤザンと組んでのZ奪取作戦、パート1。
 ジュドーとカミーユ、新旧ニュータイプ同士の邂逅も見どころ。

 


「スーツなんかなくたって、この程度の仕事なら出来るさ」(ジュドー)
  サイド1のシャングリラにてジャンク屋を営むジュドー、その自信の程が伺える登場シーン。
  が、運悪いことに、この日回収した脱出ポットの中には、あのヤザンが…

  


「アンタ達、学校へも行かずに、いつもこんなしてるの?.
 親を泣かせることばかりしてて、何が楽しいの?」(ファ)
「学校なんて一体何を教えてくれるのさ、そんな暇があったら」(イーノ)
「稼がなきゃならないのさ。戦争のおかげで、親は二人とも出稼ぎなんだぜ」(ジュドー)
「お母さんも?」.
「他のコロニーへ出稼ぎさ。.
 仕送りしてくれるけど、空気や電気の料金は、税金以上に取り立てられるからな」.
  ヤザンと共謀して、Zガンダム乗っ取りをたくらむジュドー達。
  その際のファのやり取りに、彼等の背景やコロニーを取り巻く厳しい現実が垣間見える。
  
「なに…! あの子!」(ブライト)
  ジュドーに秘められた能力をすかさず察知するブライト。さすがはニュータイプ目利き人。
  この直後、ジュドーにあえなく足蹴にされてしまう辺りの情けなっぷりもお変わりないようで。

  


だから大人って…! なんの見境もないんだからー!」(ジュドー)
  サエグサに重症を負わせたヤザンの蛮行にキレるジュドー。
  そのキャラ像を分かりやすく示す、非常に象徴的な名セリフ。
  また、初搭乗だというのに
「なんとなく分かっちゃうなー」の一言でZを軽々と操縦する辺り、
  その原ニュータイプ能力はアムロやカミーユより上をいくかも。
  
「またも…ガンダムに敗れたァ… この俺が…!」(ヤザン)
  工業用のミドルモビルスーツでZに挑み、あえなく返り討ちにされるヤザン。
  が、なんのかんの言ってもちゃっかり生き残ってる辺り、その無類のしぶとさは健在の模様。

  


<次回予告>
 
 アーガマがコロニーの中に逃げ込んできた事情? そんなの知りません。
  こちらはZ頂ければいいの。と、なんだって?マシュマロ…じゃない、マシュマー・セロだって?
  冗談、Zにツバつけたのはこっちが先だ。アンタなんかにあげないよ。出てっておらおうって!
  次回、ガンダムZZ「エンドラの騎士」。ニュータイプの修羅場が見れるぞ!

 

第3話:エンドラの騎士

#ジュドー達によるZ奪取作戦パート2。
 見どころはマシュマー駆るガルスJとジュドーのZとのぶつかり合い。

「力強さの中にも優美さと気品を失わない… いいMSだ。まるでこのバラのように…」(マシュマー)
  ハマーン配下一の忠義ものにして戦慄の自己陶酔男、マシュマー・セロ、登場。
  このとき「いいMSだ」と絶賛したのはガルスJのこと。

  


「よく持ちますね、そのバラ」(ゴットン)
「ちゃんとコーティングしてある!」(マシュマー)
  ハマーンから貰ったバラを愛でているところをゴットンに突っ込まれるマシュマー。
  この後、血気盛んなあまり、ハッチなしのガルスJでそのまま出撃するという愚挙に出る。
  その際のセリフは「
風通しがよくて結構!」。どっちかというとコイツの頭の中身の方が…

  


「女を苛めて気持ちいいのかよ!」(ジュドー)
「苛めだと? ライオンは生きるために全力でウサギを倒すものだ。.
 私もこのバラに誓って… 私はこの香りに応える使命を持っている」(マシュマー)
  ファ搭乗のメタスを追い詰めたところで、いきなり自己陶酔し始めるマシュマー。
  初戦からその天然っぷりをあますことなく見せつける。

「私の名はマシュマー・セロ。アクシズの巡洋艦エンドラの指揮官である!」(マシュマー)
ジュドー・アーシタ。学校はズルけてる!(ジュドー)
  自称「バラの騎士」らしく名乗りをあげるマシュマー。対するジュドーの返しが面白い。

「これが… Z…!」(マシュマー)
  互いにサーベルを用いての差しあいは、野生の勘で勝るジュドーに軍配が上がった模様。
  ジェネレータ出力、スラスター推力ともにZより勝る機体に搭乗しておいて、しかもほぼ素人を相手に
  この腑甲斐なさはいかがなものかと思う。

  


<次回予告>
 
 俺ん家の近くの病院で、マシュマーとファがなんかあったらしいんだが、そりゃいいんだ。
  マシュマーさんがすっかり本気で、あのガルスの足を止めなければアーガマに近付けない。
  素手でMSに取り付くのって、見てるほど楽じゃない。しんどいよー?
  次回、ガンダムZZ「熱血のマシュマー」。ニュータイプの修羅場が見れるぞ!




第4話:熱血のマシュマー

#ジュドー達によるZ奪取作戦パート3。
 ますますエスカレートしていくマシュマーのナルっぷりに注目。

「やめなさいよ!」(エル)
「はやく着替えて…!」.
  ジュドーの半裸を見て、思わず照れるエル。
  気が強くて恥ずかしがり屋という当時のヒロイン像の典型例。
  個人的にはプルに並ぶ…いやそれ以上の、ZZ屈指の萌えキャラじゃないかと。

  


「あっ…天使どの…!」(マシュマー)
「下町に咲く一輪の華か….
 乱れた社会が彼女を悲劇へと追い込んだのだ。彼女には、暗い未来しか見えていない」.
  
カミーユを看病するファと遭遇するマシュマー。
  その献身っぷりにいたく感動した末、さっそくお得意の自己陶酔モードへと突入し始める。
  修造もどうかというそのド天然っぷりを影から眺めて、思わず嘆息するゴットンのアクションにも注目。

  


「なんで酒瓶だ。バラの花で覆うとか、思い付かなかったのか」(マシュマー)
  大量の酒瓶ケースでカモフラージュ工作されたガルスJを見て。

「子供のやることと言っても、許せんことがある!」(マシュマー)
  ガルスJを巡って、ジュドーとドタバタを繰り広げるマシュマー。
  よもや「ガンダム」という名を冠する作品にて、こんなコミカルなシーンを見る事になろうとは。

  


「マシュマー、古いコロニーの社会は、腐りきっていると聞く。.
 そんな社会では、子供達が歪んでいても、それは社会の被害者である。
 もっと慈しみ、見守らなければならない存在である」

  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート1。
  とどまるところを知らないマシュマーの激昂を抑えて、本来の目的を思いださせる。

「これで未来を変えられるな」(マシュマー)
「やられるかー!」(ジュドー)
  宇宙にその舞台を移してのマシュマーとの第2ラウンド。
  ガルスを蹴り一発で撃退するも、機内エア漏れの対応に四苦八苦するジュドー。

  


「邪心が失敗に繋がったかもしれん。.
 ハマーン様、私はきっと、貴女の望む未来を作り上げます」(マシュマー)
  で、素人に二度も敗れ去ったマシュマー、敗戦の弁がコレ。
  この場合の邪心というのは、ファに一瞬でも心奪われてしまったことね。

<次回予告>
  ゲモンってのは、ジャンク屋仲間で評判悪いんだよね。それがマシュマーに味方した。
  ファだってカミーユが元気ないから元気ない。
  結局、俺が出ていくしかないったって、Zがこれまた調子よくないときている。それが困るゥー
  次回、ガンダムZZ「ジュドーの決意」。ダハハ、偉そう〜




第5話:ジュドーの決意

#シャングリラのジャンク屋ゲモンとの緊張感の欠片もない初対決。

「デカいことをやるのが俺は好きでね」(ゲモン)
  ヤザン、マシュマーに続く、第3のお笑いキャラ「ゲモン」登場。
  その協力動機は
「アクシズをゼダンの門にブツけたって話を聞いてから、アンタ達のファンになっちまってね」
  だそうで。

  


「よいかマシュマー、コロニーに住む人々の協力を得ることは大事なことだ。.
 我々の仕事がやりやすくなる。よく心に止めておけよ」(ハマーン)
  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート2。
  ゲモンを門前払いしかけたところで頭に響くはまたもやハマーン様の声。

「我々はコロニーの住人とお友達になる必要がある。それがハマーン様のお考えなのだ」(マシュマー)
「またハマーン様ですかー」(ゴットン)
「そういう言い方は、よせ」.
  ハマーンからの助言を一方的に盲信するマシュマー。
  そんな彼の補佐役であるゴットンの苦労は尽きることを知らない。
 
「我が愛しのハマーン様。私は貴女の国の、救いを求める哀れな小羊です….
 どうか、この小羊に知恵と勇気をお与えください。お願いいたします、ハマーン様….
 ああハマーン様、ハマーン様、ハマーン様…!」(マシュマー)
  脈絡なく空中浮遊しつつハマーンに想いを馳せたかと思えば、祈祷まで始めてしまうマシュマー。
  こりゃ同情の余地なしにキモい。そして一番可哀想だったのはこれを盗み聞きしていたゴットン。
  「小羊のことなど何も知りません!」とか下手な言い訳してりゃ、そら首の一つも絞められる。

  


「ゲモン様と言え。お前は部下だ」(ゲモン)
「隊長を抜く奴があるか!クビにするぞ!」.
  ゴットンの災難はまだまだ終わらない。
  この後、一時的とはいえ今度はゲモンの部下になることをマシュマーから命じられ、
  憮然顔しつつ
「ゲモン! …様」という屈辱的セリフを口にしなければならない羽目になる。

「短足、ズン胴、よちよち歩きー」(ジュドー)
  そうジュドーに酷評されたこの「ゲゼ」だが、その移動式コクピットだけは画期的だったと思う。

  


「大人をなめるんじゃない!」(ゲモン)
  ジュドーの「だから大人って!」に対するアンチテーゼが感じられるセリフ。
  ヤザン辺りに言わせておけば様になったろうが、ゲモンじゃいまいち役者不足か。

「思いきりの悪いパイロットだな!」(ジュドー)
  ファのZ操縦を見たジュドーのキッツい一言。
  「パワーがありすぎて遠慮しているのを知らないで!」がその言い訳らしいけど、
  ゲモンごときにあしらわれているようじゃ、こう言われても仕方ないかも。

「そうだ、疲れは判断を間違わせる。急ぐと敵にしなくてよい人民まで敵に回す。.
 くれぐれも気をつけよ、マシュマー」(ハマーン)
  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート3。
  コロニーの破壊をも厭わずアーガマ撃墜を優先させようとしたマシュマーの乱心を押しとどめる。

<次回予告>
  エンドラの新型MS「ズサ」は新型。つまりね、強いのよ。俺達の予定メチャメチャ。
  商売は上がったりで、なんかこう…アーガマのクルーではないのかって、十分錯覚してる。
  でもね、お金の亡者ダマールさん家が迷惑だったっての、いいんじゃない〜
  次回、ガンダムZZ「ズサの脅威」。ニュータイプの修羅場が見れるぞ!




第6話:ズサの脅威

#アーガマは落とせずZには適わず、いよいよ進退極まってきたマシュマー。
 試作用MS「ズサ」までをも持ち出して、Zを撃墜しようと躍起になるも…

「マシュマー、型通りにはまらぬ事も時としてある。.
 綺麗ごとだけでは済まないということも、心に止めておくのだぞ」(ハマーン)
  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート4。
  結局のところ、マシュマーが強行手段に出るのは時間の問題のようだ。

「お‥男の顔をひっぱたいたな!」(ジュドー)
「あんな昼飯一つで、青少年を働かせようってのが大間違いなんだよ!」.
  ジュドー一派をアーガマにスカウトしようと躍起になるブライト達、
  苦しい台所事情をおしてまで昼飯を大盤振る舞いするもジュドーには通じず。
  その不遜な態度にキレたファに引っ叩かれ、気まずい思いでアーガマを飛び出すジュドー。
  その背に浴びせられるシンタの
「あっ食い逃げだ!」の一言が痛すぎる。

「ええい、重力とはなんとやっかいなものだ!」(マシュマー)
  試作用MS「ズサ」を駆り、隠密のZ追撃作戦に出るマシュマー。
  ドサクサまぎれに家を一つ踏みつぶしておいてこのセリフ。

  


「俺だって、出来るじゃないのー!」(アストナージ)
  ジュドーにばかり固執するブライトを見返そうと、強引にZで出撃してしまうアストナージ。
  案の定、マシュマーに
「所詮、私の敵ではないな」レベルで一蹴、ジュドーには「おじさんじゃ無理だよ」
  
呼ばわりされる始末となる。出来てない出来てない。

  


「何故、よけるか!」(マシュマー)
  ズサのサーベル攻撃を避けられてこの一言、傲慢にも程がある。
  せっかくのミサイルポッドを有効活用せず、サーベルばかりを多用するマシュマーの操縦自体にも疑問が。

「言っとくけど弁当食べたぶん、働くだけだからな」(ジュドー)
「借りを作っとくのはイヤなんだ」.
  エルの「見損なったねジュドー」、リィナの「お金もうけだけに一生懸命なお兄ちゃんなんてキライだ!」
  という一言を受けてようやく奮起するジュドー。上手くのせられてるとも言うけど。

「バラが…! バラが折れた!」(マシュマー)
  一瞬の隙をジュドーに突かれてシンボルのバラを傷つけてしまいマジ切れるマシュマー。
  そこまで追い詰められてなお適わなかったというのに、捨てゼリフが「侮りすぎた…!」って。
  そもそもが切り札のミサイルポッドを「邪魔だ」の一言で放棄しちゃってる辺りで既に勝ち目を
  失っているんじゃないかと。

  


「兄貴がだらしないと、妹が苦労するね」(ビーチャ)
「なにィ!」(ジュドー)
「本当のことを言われて怒んないの!」(エル)
  リィナに再度アーガマで働くよう説得され、ビーチャとエルにはからかわれと、もはや
  立つ瀬のないジュドー。同じく妹を持つ者としてビーチャのセリフは身につまされるものがあるね。

  


<次回予告>
  エンドラは軍艦なんだから、中には出来る人物がいます。
  戦闘になっても演説して、自分の正当性をアピールするなんて、尊敬したいもんだ。
  しかし俺の命と引き換えにしろと言われたら「ごめん」って言っちゃう。
  ガザのなんとかって攻撃、コロニーに穴を空けちまうんだぜ。
  次回、ガンダムZZ「ガザの嵐」。ニュータイプの修羅場が見れるぞ!




第7話:ガザの嵐

#vs「ガザの嵐隊」、その間抜け度合いに注目。
 何故かニワトリを追うブライトの姿も見もの。あとこの回からルー・ルカ合流。

  


「ワイム、ビアン、例の奴、いくぞ!」(パンパ)
「憎いことを… ガザの嵐、せいぜい吹き荒れるが良い」(マシュマー)
  パンパ、ワイム、ビアンによる「ガザD」3機の編成チーム「ガザの嵐隊」。
  スモークを使った編隊飛行により、青天の空に見事なバラを咲かせて、その一糸乱れぬ
  チームワークをマシュマーにアピールする。 

  


「出ろと言っている!」(ブライト)
「は、はい!」(トーレス)
  ジュドー不在のせいで、Zに乗るファをメタスで支援するよう命令されちゃうトーレス。
  つい「じ…自分がでありますか?」と聞き返したばっかりにブライトから一喝される羽目になる。

  


「止めろ、ビアン! 後ろから撃つのは卑怯もののすることだぞ!」(ワイム)
「なっ… そ、そうか」(ビアン)
  こ、こいつ等、どんだけー 止められてる奴も「そ、そうか」じゃないっつの。
  マシュマーの勘違いしまくりな騎士道精神は、どうやらその部下にまでしっかり根付いている模様。

  


「間合いが甘いんだよ!」(ワイム)
  単なる雑魚キャラAかと思いきや、あのガデムの「間合いが遠いわ!」や、
  かのヤザンの「まだ、子供の間合いだな!」と同列の間合い講釈をたれてくるとは。
  まあ、ファ相手じゃね。

「好きにやっていいの?」(ビーチャ)
  アーガマの操艦を任された直後のセリフ。そらアストナージも「駄目!」言うわ。
  その後も「調節するんだって、どこだー」とか「これかな?」とか、そのノリの軽いこと軽いこと。

「アーガマはみんなの迷惑だ!」(パンパ)
「迷惑ついでにやってやる!」(ビーチャ)
  自らの正当性を振りかざすことで、アーガマを悪者にしようとたくらむパンパ。
  が、非常に残念ながら、元から何も考えてないビーチャ達にはあまり効果がなかったようで。

「やだー、あれZらしいのに、始めて見るZがなんでやられてんの!? はー嫌悪感!」(ルー)
「Z! なに木偶人形のように立っているの!」.
  ラビアンローズのルー・ルカ、初登場。
  初回からその気の強さを存分に伺わせる物言いを連発する。

  


「ガザ・ストーム・フォーメーション!」(パンパ)
「GO!」(三人全員)
  JSAばりの御大層な前振りで、必殺フォーメーションを繰り出すガザの嵐隊。
  が、よくよく見てみれば無駄に煙を捲き散らかすだけの技。
  加えてミノフスキー粒子でレーダーを殺されたことにより自らも相手同様めくら同然になってしまう
  という冗談のような弱点をあえなく晒け出すことに。

  
(左から、ビアン、パンパ、ワイム)

「立場が同じなら、数の分だけこっちが有利だ! 見当つけてやれ!」(パンパ)
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるわ!」.
  この状況をどうやってリカバリーすんのかと思いきや、よりにもよってこのセリフ。  
  シナプスにビタイチたりとも信号が流れてるとは思えない程の愚策。こりゃー雑魚い、雑魚すぎる。

<次回予告>
 
 しょうがない人というのはいつでもいるもんだ。
  ヤザンさんは元々俺達が助けた人だぜ? それが今度は2機のゲゼで攻めてきた。
  こっちはZはいうことはきかないし、って、ちゃんと動けってんだよ!
  俺はニュータイプ、信じやすいんだから。
  次回、ガンダムZZ「鎮魂の鐘は二度鳴る」。渋いね。




第8話:鎮魂の鐘は二度鳴る

#ゲモン、ヤザンのゲゼ・コンビ、加えてエンドラによる強襲を見事退けて
 宇宙への脱出に成功するアーガマ。

「ハマーン様が戦没者慰霊衛星を作って下さるだけでは不満か!」(マシュマー)
「もっと暖かいお肌の触れあいが欲しいんですよ…!」(ゴットン)
  一向に終わりそうのない「ガザの嵐隊」の葬式に業煮やすマシュマーとそれを諌めるゴットン。
  歴代ガンダム史において、あまりよくない意味で最も波長の合った凸凹コンビといえるかも。
  ちなみに右の画像が建造予定の戦没者慰霊衛星。

  


「マシュマー、墓を作るだけでは済まないのだ。お前も兵士ならば分かるだろう」(ハマーン)
  もはやお馴染みとなったマシュマー回想によるハマーン様箴言パート5。
  今回のそれは「戦死者に対しての一番の慰めとは」。これに対するハマーンの解は「その者達の仇を討つこと」。
  それを思い出し自らを鼓舞するマシュマー。

「飯を食わせたら、いくらでも働くといったのはお前だろ!」(ゲモン)
「男には、一度立てた志というものがある!」(ヤザン)
  いつの間にかゲモンのところに身を寄せていたヤザン。どこまで落ちていくんだこの人。
  口ではエラソーなこと言ってるけど、ブタの肉くわえたまま言われても説得力まるでなし。

  


「Z!またお前か!」「お前も、いつも俺の邪魔をする!」(ヤザン)
「ティターンズの俺が、惨めな生活をしなけりゃならなかったのも」.
「ジャンク屋ごときに身分を隠して、へいこらしなきゃならなかったのも」.
「どれもこれも、みんなお前のせいだ!」.
「大体、こんなコロニーに来なきゃならなかったのも、前の戦いでお前にやられたせいじゃないか!」.
「俺じゃないよ!」(ジュドー)
「しらを切る気か! 大体お前のせいで何度死にそうになったと思っているんだ!」.
「俺じゃないってば!」.
俺じゃないってばー!.
  積年の恨みをここぞとばかり大爆発させるヤザン。その恨み節の全てをノーカットでどうぞ。
  そのとばっちりをもろに受ける羽目となったジュドーにゃいい迷惑以外の何者でもないけど。

  


「アーガマ、逃げろ! 俺も逃げる!」(ジュドー)
  コイツの中に「ここは俺がおさえるから!」的な犠牲論はない模様。
  主人公だと言うにもかかわらずね。パロムとポロムの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。

「必殺、身替わりの術ってんだ!」(ジュドー)
  MS形態からウェーブライダー形態へと変形しただけだが、ジュドーにとってはそうらしい。
  そのままヤザン搭乗のゲゼをエンドラ側へ押し出して、その主砲を潰すことに見事成功。
  そのドサクサまぎれに、ムササビの術を駆使して脱出しているヤザンのしぶとさにも注目。

  


「Z…! なにやってんの! どけィ!」(ブライト)
  ZZ編、初「なにやってんの」炸裂。
  ジュドーのZが邪魔してメガ粒子砲が撃てないことに業を煮やして。

  


「俺は、ニュータイプなんだってよー!」(ジュドー)
  今度はウェーブライダー形態へからMS形態へと戻れなくなったジュドー。
  まだまだニュータイプを名乗るには時期早尚といったところか。

「よいかマシュマー、今まで色々とお前に教えたが、一番大切なことは、地球圏に馴染むことだ」.
「その土地の人々や習慣を理解して、始めて地球圏を自分のものにすることが出来る」(ハマーン)
  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート6。
  ヤザンがくわえていたブタの肉の骨を戦死者達とともに弔ってやることで、その答えとした模様。

<次回予告>
  広い宇宙に出れば大丈夫って考えたんだな。
  が、マシュマーはバラの花にかけてしつっこい。巨大なMSハンマハンマは怖い、強そう!
  挙句に俺はビームライフルのエネルギーパックを忘れた。
  ならば出るのは必殺でもなんでもない、必死の作戦。
  次回、ガンダムZZ「宇宙のジュドー」。ニュータイプの修羅場が見られる!




第9話:宇宙のジュドー

#ジュドー、宇宙に出ての初戦闘。その相手は重機動MS「ハンマ・ハンマ」。
 
 

 劇中に出てくるこの「ダミー隕石製造機」はマメ知識として有用性が高いと思われ。
 宇宙空間に出すと50倍くらいの大きさになるらしい。
 コロニーの残骸を真似たダミーなども作れるらしい。

「…ったくゥ、どうなってんの…!」(ブライト)
  お馴染みの名セリフ「なにやってんの」の変形例。
  ラビアンローズの位置を把握できないどころか、迷子になっちゃってるらしきルー機を見て。

「俺達、大人なんてあてにしないで生きてきたじゃないか!」(ビーチャ)
  宇宙に出た途端、態度が厳しくなったブライトに反感を持ち、エンドラにアーガマを売り渡そう
  とするビーチャとモンド。作品全体にこめられたテーマを象徴しているセリフだと思われ。

「よいなマシュマー、市民に信頼されてこそ、指揮官としての良い働きができるというものだ」.
「その為には住人を労り慈しまなければならない。そういう気配りこそ、指導者には必要なのだ。.
 分かるな、マシュマー」(ハマーン)
  マシュマー回想によるハマーン様箴言パート7。
  ビーチャとモンドの発進した信号をキャッチしたマシュマー、彼いわく「最強MS」ハンマ・ハンマで出撃。

  


「私は、良い部下をもった…!」(マシュマー)
  単騎出撃するつもりが、断固として護衛につくと言い放ってきかない部下達を見て、感動するマシュマー。
  その中にはまだ顔だちの幼いグレミー・トトの姿も。その際のセリフは以下。
  
「パパ、ママ。ようやく私もMSの実戦に出ます。御覧になっていってください」

「かっ…可愛い…!」(グレミー)
  ルーのコアファイターをエンドラまで運ぶようマシュマーに言われて思わずブーたれるも、
  ルーの姿を見た途端、あっという間に表情をほころばすグレミー。女にうつつを抜かす奴は早死にするで。

  


「ジュドー・アーシタ、Zガンダム、いきます!」(ジュドー).
  敵の数は?と聞いたら「よく分かんない」、他に出られるMSは?と問うても「よく分かんない」と
  ブリッジから返されてすっかりやる気をなくしたところへ、今度はアストナージからおだてとスカしをくらい、
  
「おだてちゃってー!そんな俺のらないよ!」とかなんとか言っておきながら、結局のところやる気に
  なっちゃってるジュドーの単細胞っぷりが、結構好きだったり。
  でも、ライフルのエネルギーパックは忘れちゃダメだろ。

アッー!ルー!(グレミー)
  ルーにまんまと裏切られ、「背後から」狙撃されちゃう哀れなグレミー。
  冗談と思うかもしれないけど、本当にコレ言ってたり。

  


「ノーマルスーツを着ていれば!」(マシュマー)
  圧倒的戦力差を誇る機体に搭乗していながら、ダミー隕石をうまく使われ、足下を救われるマシュマー。
  そんな彼、今週の言い訳がコレ。ハマーンに心酔してるからって、そんな悪癖まで真似しなくても。

<次回予告>
  
ラビアンローズが近くならないから、ファさんはおセンチになったり、
  どぎつく迫ったりで、ヒステリー気味だ。
  なのにアーガマからマシュマーに手を貸そうとする奴がいる。
  しかしルーは偉い。ラビアンローズから新型のファイターを持ってきた。
  ダミー隕石なんか当てにはしないぞ!
  次回、ガンダムZZ「さよならファ」。可哀想なファさん。




第10話:さよならファ

#ビーチャとモンドの裏切りに乗じて、アーガマに攻撃を仕掛けてくるハンマ・ハンマ。
 己の進退をかけたマシュマーの意地と、カミーユの意志を継いだファの矜持との真っ向勝負。

「ノーマルスーツ着ちゃって、トイレ行くのも難しいのよ」(ルー)
「スーツの中にしちゃえばいいじゃないか」(ジュドー)
  いいわけない。けど、ルーならそれもまたアリ。
  あの高慢チキなツラが恥辱に歪む様を一秒でも早く見たくて仕方ない。

「ファさん、そんなキリキリしてると、男が振り向いてくれないよ」(ルー)
「じゃあアンタは自分が可愛いと思ってるんだ、ドジなのに」(ファ)
「カッコいい女の子がドジやるから、可愛いってさ」.
  シャングリラに残してきたカミーユのことが気になりすぎてイライラ気味なファ。
  そこを自意識過剰成分200%のルーに突っ込まれてますますイライラの悪循環。
  ハロにまで
「ファ、キリキリ!キリキリ!」とか言われちゃってるし。

「妬けるねえ〜」(キャラ)
「私にとっての女性は、ハマーン様のみ!」(マシュマー)
  絶世の美女なのに髪型パンクでそのうえ性格がヘン?電波女のはしり、キャラ・スーン登場。 
  登場早々、マシュマーのハマーンに対する忠誠心をからかって、あせった彼を手玉にとる。
  パイロットとしての腕もA級の筈だが
「あたしはMSに乗ると疲れるからゴメンだね」だそうで。

  


「出来の悪い上司を持つと、フォローするのも命がけだ!」(ゴットン)
  ここに至って、いよいよ本音をダダ洩らすゴットン。
  そりゃ隕石に擬装した偵察機に乗せられて、敵さんのまっただ中へ叩きこまれりゃね。

「うーるさい!姑ババア!」(エル)
  ファのヒステリーに耐えかねて、遂にエルが大爆発。それにしても凄い顔だ。

  


「ダミーを利用するのよ!分かって…」(ファ)
「ます!」(ジュドー)
  そのヒステリーの余波はジュドーにも及ぶが… こちらはリィナ相手で流石に手慣れてる様子。
  相手に二の句をつがせぬ見事な受け流しっぷり。

「出せ!当てにはなる!」(ブライト)
  ビームライフルのプラグがはずれてることに気づかず出撃してしまったジュドーの尻拭いをすべく、
  故障中のメタスで強行出撃しようとするファ。そんな彼女に対するブライトの信頼は想像以上に厚かった。
  伊達に生き残っていないということか。

「一度、Zに乗ったらね。敵を倒すのが貴男の任務でしょ!.
 そうしなければ、宇宙(そら)では死んじゃうのよ!」(ファ)
  「脱出ポッドで逃げりゃいいんだから」と、どこか自覚の足りないジュドーに対して、
  エースパイロットとしての心構えを叩きこむファ。あの泣き虫だったファがよくぞここまで…

  


「私は胸のバラに賭けて、お前を倒す!ゼータ!」(マシュマー)
  進退を賭けて臨んだ筈の戦いも中途半端に終わり、頼りのゴットンもあっさり捕獲されと、
  どこまでも散々なマシュマー。でも次回こそは…次回こそは…!(やっぱり駄目なんだけどね)

「ジュドーならやってくれるわよ… さよなら、アーガマのみんな…」(ファ)
「私は、あそこに帰る…」.
  戦いの最中に被弾し、メタスごとシャングリラへと漂流していくファ。 
  今、ここにその役目を終え、1人カミーユの元へ帰っていく。お疲れさまでした。

  

<次回予告>
  ゴットンが頑張ってコアファイターを盗み、挙句の果てにはイーノが捕まり、マシュマーまで出てきた。
  しかしイーノは馬鹿じゃない。ラビアンローズから別パーツを持ってきた、偉い!
  んで、小型戦闘機らしいものが、遂に…遂に!遂に!
  次回、ガンダムZZ「始動!ダブル・ゼータ」。見たか、隕石斬り。


[ MenuNext ]