第31話:ハーフムーン・ラブ

#Zきっての小生意気小娘、サラ・ザビアロフにスポットを当てた回。
 そのケツの青さっぷりをカミーユごときに突っ込まれる辺りと、ドサクサにまぎれて押し倒されてる辺りが
 注目ポイントか。

「貴男と、一度ゆっくり話してみたかったの、二人で…」(サラ)
「なら、なぜ、逃げた!?」(カミーユ)
「怖くなったからよ …そんな眼で私を見ないで!」.
「君が危険な人に思えたから」.
「嘘!他の人は私を危険だと… ううん、私が若すぎるパイロットだと分かると、生意気だ、.
 ニュータイプならエウーゴに行けと言うわ。そんな私を貴男は追い掛けたわ?まるで叱りに来るように」
「そんな…」
  シロッコの特命を受けて、月のフォンブラウン市に爆弾を仕掛けにきたものの、
  その帰りに偶然カミーユと鉢合わせてしまい、しどろもどろになりながら誤魔化しているうち、
  すっかり頭に血がのぼった挙句、敵であるカミーユに対して独白までし始めてしまうサラ。
  これまた随分とうっかりさんである。

  


「嫌なら辞めちゃえばいいだろ」(カミーユ)
「なにを?」(サラ)
「今の自分をさ、普通の女の子になればいいじゃないか。.
 アイスクリームを食べて、おしゃべりして…」.
「…! できない!そんなこと!」.
「そうやって、何故、やってみようとしないんだ」.
「無茶よ」.
「無茶なもんか!」.
  と言い放って、アイスを買いに行ったところをファに見つかり、ジト目で睨まれるカミーユ。
  それにしても「アイスを食べて、おしゃべりして…」ってたかがそれだけのことに対して、
  「できない!そんなこと!」って。これまた随分と生真面目さんであることだなあオッホッホ。

  


「でも私は、貴男よりも先にシロッコに出会ったのよ。仕方のないことよ」(サラ)
  パイロットをやめるよう説得するカミーユに対し(全てが手遅れだと決めつけて)それを頑に拒否するサラ。
  どうしようもない自分の業がなんたらかんたら、とか分けのわからない理屈をこねはじめてる辺り、
  完全に中2病である、しかもありふれた感じの。
  
「この子は強化人間なんかじゃない、どこか普通なんだ」というカミーユの評は当たっていると言えよう。

「新型だからって!」(カミーユ)
  新規投入された可変MSハンブラビの攻撃をものともしないZとカミーユ、流石である。
  それとも、まだパイロットがヤザンでないからか。

  


「アイスクリーム、おいしかったね」(サラ)
  去り際、カミーユに奢ってもらったアイスクリームに思いはせつつ、シロッコのもとへと戻っていくサラ。
  「哀しくなる」というよりも、ただただ「切なくなる」場面。
 
  


「君は、向こうへ行っちゃいけない子なんだー!」(カミーユ)
「サラ… ば馬鹿な… 分かっていながら… 何故、身を滅ぼそうと言うんだー!」.
  そう慟哭しつつ、天に向かってZのライフルを放つカミーユ。
  この時のカミーユの苦悶の表情は必見。

  


<次回予告>
  
ヤザンは、シロッコの期待通り、アーガマを危機に追い込んだ。
  しかし、アーガマを助けるモビルスーツ隊が出現して、後退をした。
  シャアは、一人密かに、唇を噛むのだった。
  次回、機動戦士Zガンダム「謎のモビルスーツ」。君は、刻の涙を見る…!




第32話:謎のモビルスーツ

#ヤザンとハンブラビ、キチガイに刃物ばりのコンピレーションが容赦なくカミーユを襲う。
 あと。最後の最後で、遂にあの人物が…!

「カミーユ」(クワトロ)
「はい」(カミーユ)
人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格がいる.
「分かってますよ、そんなこと。大尉には資格があります!」.
「…そうかな、いくつになっても、そういうことに気付かずに、人を傷つけるものさ.
  レコアの様子が変だと勘づき「何か気付きませんか」と聞いてきたカミーユに対して。
  よくもまあ… どの口さげてホザきますかそのセリフ?といった感じである。
  が、このとき既に、レコアの心はシャアから離れはじめていた。
  そらレコアにしてみれば、頼みごとするだけで、いちいちグラサンはずしてポーズとるような
  ナル男に、いつまでも関わっていられるかって話しだろう。

  


「なにを苦しんでいる?」(クワトロ)
「…そうね」(レコア)
「それも分からない?」.
「ええ、自分のこと、そんなに正確に分かる人って、いるのかしら?」.
「…いないだろう」.
「だから、分かることは何もかも捨てて、どこかへ行ってしまいたいって、ことだけ」.
「それは出来ないな。人は誰も、引きずっているものは死ぬまで捨てられんよ.
「…分かっています」.
「………大尉って、泣くことあるんですか?」.
「あるさ」.
「嘘です」.
「本当さ」.
  相手が不機嫌なのを見てとるや、さりげなくケツにタッチしてすかさずスーキーかまし、
  肉欲作戦に持ち込んで何もかもうやむやにしようとしてしまう辺り、本場のジゴロも真っ青な
  竿師っぷりである。
  だけど、この時、考えていたことは、たぶん「あー、俺やっぱ15才以下がいいわー
  に相違ないと思う。ロリコンのくせに無理しやがって…!

  


「気にいらんな」(ヤザン)
「ほう、何故だ」(シロッコ)
「得体のしれない力を感じる。この感じ、好きではない」.
「そう思うのは、ヤザン大尉が今まで楽をしてきたからだ」.
「俺が楽を!?」.
「戦いは力だけでは勝てんよ。その必要性を感じたからこそ、大尉はドゴスギアに来たのだろう。.
 …違うかな?」.
「…むう」.
「君がドゴスギアの空気に戸惑っているのは、ドゴスギアに私がいるおかげで、.
 別の力を抱いているからだ。その大尉の感じ方は、素敵だ。君の可能性を感じさせるのだよ」.
「…フフフフフ、パプティマス・シロッコ。お前は面白いな!」.
  Zにおける2代特濃キャラ、互いの腹のさぐり合い。
  とりあえず、この場での凱歌は、シロッコに上がった模様。
  実際、いつも不敵なヤザンが、ここまであせった顔をするのも珍しい。
  一部… じゃないな、ものすごく極一部のとことんマニアな腐れ女子のみに限り、
  たまらない場面だと思う。

  


「偶然とは言え、あのようなものが出てくるのには、わけがある。.
 …それは、時代の流れを示すものかも知れんのだ。そんなものに逆らっては、勝てないよ」(シロッコ)
  アクシズのMS軍が、アーガマを助けたのを見て、一旦引くシロッコ。
  素早く状況分析したのち速やかに一時撤退を下すその手際の良さを見るに、多少性格に難あれど、
  やはりガンダム史のトップに名を残す名将であることだけは確かなようだ。

「私には私というものがあるわ。貴男に関心を持ってもらいたくないわ」(レコア)
「レコア…ロンド…」(カミーユ)
  一瞬、シロッコのいるドゴスギアに心奪われて戦闘をおろそかにしたことを、
  カミーユに鋭く突っ込まれ、それを軽く逆プチ切れることで誤魔化そうとするレコア。
  シャアじゃ満足できなかったのはいいとして、代わりに選んだのが、あの究極のナル男とは…
  彼女もとことんダメンズである。

「あのモビルスーツに …いるのか、彼女は」(クワトロ)
  ハマーン様、遂にキター!
  この時点ではまだキュベレイが出来ていないゆえ、ガザCに乗って御登場。
  これ、かなりレアなショットだと思う。

  


<次回予告>
  
ハマーン・カーンとミネバに、シャアは動揺をした。それが、カミーユ達に危機を呼んだ。
  グワダンから脱出するアーガマの中で、シャアは、己の運命の業の深さに泣いた。
  次回、機動戦士Zガンダム「アクシズからの使者」。君は、刻の涙を見る…!




第33話:アクシズからの使者

#アクシズが遂にその姿を現わしたことにより、物語は急展開を迎えることになる。
 戦闘シーンでの見どころは、ヤザン・ハンブラビ隊(ヤザン・ラムサス・ダンケル)VSカミーユ、か。
 
  

  (あと「ジオンのノーマルスーツを着用したブライト」なんて珍しいものも見れる)

「確かにザビ家だ、この連中には時間の流れがないのか」(ブライト)
  懐かしきジオン軍服と、その後ろにみえるジオン紋章を見て、ポツリと一言。
  ところで、どうしてハマーン様は軍服着ていないの? そこ、すっごく残念。

  


「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて、なんとするか!」(クワトロ)
  ハマーンの傀儡と化して、ただ言われた通りのセリフを淡々と棒読むミネバを見て、
  かつての思いでとともに哀しみと怒りを覚え、猛然とハマーンに掴みかかるシャア。
  このシーンからは、沈着冷静なようで実は激情の人であるシャアの本質が垣間見える。

  

  


「ザビ家を再び興すのが、大尉の目的ではなかったのですね」(レコア)
「私は、ザビ家とは関係ない。私は、いつも一人の男だった」(クワトロ)
  冷静沈着という仮面の裏にいつも本当の自分を隠している男が、珍しく素直になったシーン。
  ザビ家の忘れ形見を利用しているハマーンの狡猾さを目の当たりにして、流石のシャアも
  自分を抑えきれなくなっているようだ。

「このパプティマス・シロッコ、ミネバ様の御為ならば、.
 この身を滅ぼしてまでも、尽くす所存にございます」(シロッコ)
「ようく分かった、パプティマス・シロッコ。余のためにその命、捧げてもらおう」(ミネバ)
「はっ、身に余る光栄でございます」.
「(こういう馬鹿な男もいる。世の中、捨てたものではないぞ)」(ハマーン)
  オスとメス、ともにキツネ属性同士の化かしあい。
  これによりティターンズ・アクシズ連合軍VSエウーゴという図式が成立することになる。
  それにしても、膝まづくシロッコを悠然と見下ろすハマーン様のその笑顔がステキー
  あと、常に己のプライドなんかより「実」を優先するシロッコも流石と言えば流石。

  


「…こんな不様な戦い…!私はあの女に惑わされている。ハマーン・カーン… ジオンの亡霊め!」(クワトロ)
  シロッコほど大人になることも、カミーユほど感情に流されることも出来ず、
  ただ一人、惨めにほぞを噛むしかない、哀れな負け犬君がこんなところにいたー

  


<次回予告>
  
敵の中に、自分が求めるものを見つけてしまったレコア。
  それが、不幸かどうかは誰にも分からない。
  カミーユは、それがシャアの責任だと責めたが…アーガマのレコアは死んだ。
  次回、機動戦士Zガンダム「宇宙が呼ぶ声」。君は、刻の涙を見る…!




第34話:宇宙が呼ぶ声

#レコア、遂にエウーゴを離脱。

「そんなに朴念仁に見えます、僕が?」(カミーユ)
  シャアとレコアのことばかしが気になって、互いの挙動全てにいちいち気をもむカミーユ。
  その様子をトーレスに(お前はどうなのよ?)的に突っ込まれた挙句、あっさり「(朴念仁に)見えますね」
  と返されて、このふくれっ面。まだまだガキである。

  


「思想とか信念じゃないのよ。自分がギリギリのところにいないと、生きている気がしない….
 そんな性格になってしまっていたのね」(レコア)
「…いい男がいなかったせいもあるかな」.
「…男、ですか?」(ファ)
「そう、男よ。」.
「この世界には、昔から男と女の、二つのセックスしかないわ。.
 だとしたら、それには何か意味があるわけでしょ?」.
「そうですね。それは、そうです」.
「ファは、私みたいな女になっては駄目よ?」.
  子娘ファに男女論をたれるレコア。サボテン眺めながらってとこがなんか、怖いよ
  ファが去った後も、「誰の帰りも待っていない部屋だわ…ここは…」ってなんか1人呟いてるし…!
  それにしても「
私みたいな女になっては駄目よ?」に「はい!」って即答するファはすごい。
  素直すぎるって、本当に罪だと思う。

  


「フフ、私は死ぬのも怖くない。そう、だから死にたかったんだ。.
 でも、誰かが呼んでいるのならば、私は… 誰?あなた?あなたなの?」(レコア)
「教えて。呼んだのはあなたなの?」.
  ヤザンに迎撃され死を身近にイメージした段階で、完全無欠のメンヘル女と化したレコアさん。
  明らかに電波なたわごとをくっちゃべりながら、宇宙空間を彷徨いはじめる。
  その電波な波動が気になったヤザン、「まともそうな女が、なんで?」と呟きながら回収。
  こうして、はれて彼女は、念願だったシロッコの元へと向かうことになる。

  


「貴男が、もう少しレコアさんに優しくしていたら….
 あんなことにはならなかったんです! 分かりますか!」(カミーユ)
  レコアが電波を全開に振りまいていた頃、レコア死亡の知らせを聞いたアーガマは大騒ぎ。
  いつものごとくカミーユが短絡的に暴走して、シャアを思いきり殴りつける。
  …って、お前、なにげに殴られてんの2回目な。でも流石に「2度も殴った!」とは口が裂けても
  言えないわな。何せそれのオリジネイターが永遠のライバル:アムロであるからにしてイーッヒヒヒ

  


  で、地べたにはいつくばりつつ、子犬の目でカミーユを見上げるシャア。
  挙句、出てきたセリフが↓これ。

「サボテンが、花をつけている…」(クワトロ)
  あ、やっちゃったー
  そら、カミーユもこんな顔するわ。

  


<次回予告>
  
ヤザン隊の攻撃をかわした百式は、Zガンダムと共に、キリマンジャロに降下した。
  ティターンズの基地に潜入をしたシャアとカミーユは、そこに、ジャミトフとフォウを見た。
  次回、機動戦士Zガンダム「キリマンジャロの嵐」。君は、刻の涙を見る…!




第35話:キリマンジャロの嵐

#カラバと共闘してのキリマンジャロ基地総攻撃作戦、開始。
 そしてカミーユは再び、あの機体と、それを操るあの人物に相見える。

  


「地上のミサイルがそうそう当たるものじゃない!」(ブライト)
  そいや、かつてシャアもそんなこと言ってましたね。
  「ウロウロ逃げるより当たらんものだ!私が保証する!」って。

「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか!」(クワトロ)
「意外と速いものだな…!」.
  ヤザン率いるハンブラビ隊の海ヘビ攻撃にまんまとやられ、なすすべなく大気圏へと落下
  していくシャアの百式。結局、カミーユまで巻き込んで、おめおめ地球圏へと舞い戻るはめに。

  


「させるか!」(アムロ)
  おっと、こちらは頭分と久々、アムロ君。
  リックディアスの後継機ディジェに乗り込んで、さっそうと登場。

  


「貴男まで来るとはな…」(アムロ)
「カミーユならいいのか」(クワトロ)
「何故すぐにあの二人を止めなかった…」.
「あの、フォウという娘のことか」.
「貴男には分かっている筈だ… もう一度同じ事を繰り返させるつもりなのか…」.
  そしてシャアと会うや否や、さっそく口ゲンカ開始。
  「お前くんなよ」「カミーユならいいのかよ」って、お前等どこまでお子さまなんだ。

  


<次回予告>
  
フォウは、サイコガンダムから離れることが出来ない。
  しかも、その自分の運命を哀しむ事も知らず、ただカミーユに抱きしめられるだけだった。人の革新は遠い。
  次回、機動戦士Zガンダム「永遠のフォウ」。君は、刻の涙を見る…!




第36話:永遠のフォウ

#フォウ、Z中、唯一のサービスカットを置き土産に、表舞台から去る。

  


「止まれ、あやしい奴。動くと撃つ! ……………バーン!!」(フォウ)
  バーン! バーンきた!朗らかな笑顔でバーンきた!
  その後「ずっと好きよ」だって、だって。こりゃカミーユならずとも、オトされるわ。

  


「お前は誰だ………… 敵だな!!」(フォウ)
  で、その10分後にはこんなんなってました。
  オンとオフの切り替わりが怖すぎます、幻魔大戦か、お前は
  それを止めようとしたカミーユの言葉が
「フォウ、戦っちゃいけない、君は病気なんだ!」
  
って、ある意味、正解!

  


「カミーユ、Zに乗れ!」(クワトロ)
「僕に、フォウを撃てって言うんですか?」(カミーユ)
「…これは戦争だぞ!カミーユ!」.
だけど、僕は人間です!.
「こんなところで子供の理由を振り回すな!戦いの中で人を救う方法もある筈だ!」.
「それを探せ!行くぞ!」.
「………あるわけないだろ!」.
  へらず愚痴はその後、
「大尉の言うことの方が、よっぽど理想論だ」と、こう続く。

「死ね、カミーユ!」(ジェリド)
「ジェリド!」(カミーユ)
「来るなー!」(フォウ)
「カミーユ、悲しまないで… これで私は、いつでも貴男に会えるわ….
 本当に、貴男の中へ入ることが出来るんだから…」.
  フォウ、復讐鬼と化したジェリドのバイアランからカミーユをかばい、キリマンジャロの平原に散る。
  合掌… ララアと同じ役どころを担ったキャラだったんだろうが、Zという作品の陰鬱のせいもあり、
  随分と悲惨な境遇を辿らされてしまった不遇キャラの代表格だと思う。

  


「フォウ…目をあけろよ! 嘘だろ!こんなの嘘だろ!目をあけてくれよー!」(カミーユ)
「…人は、同じ過ちを繰り返す………まったく…!」(アムロ)
「同じか…………」(シャア)
「カミーユ、可哀想だが、君はまだ死ねない体だ! カミーユ、乗れ!」.
戦士は………生きている限り、戦わねばならんのだ…!.
  フォウの亡骸を抱きしめて慟哭するカミーユ。
  やりきれない思いを吐き出すアムロの一言と、ポツリと呟くシャアの表情に注目。

  


「…僕はもう、貴男のことをクワトロ大尉とは呼びませんよ。.
 貴男は、シャア・アズナブルに戻らなくてはいけないんです!」(カミーユ)
「………そうだな、カミーユ」(シャア)
  かくして、クワトロ・バジーナは、再びシャア・アズナブルとなり、一年戦争終結以来、
  アステロイドベルトに置いてきた筈の理想を、今、再び、追いはじめることとなる。

  


<次回予告>
  
カラバは、地球連邦政府の議会を制圧した。
  シャアは、そこで自分の正体を明かし、ティターンズの危機を世界に訴えた。
  それは、時代の変わる狼煙であった。
  次回、機動戦士Zガンダム「ダカールの日」。君は、刻の涙を見る…!




第37話:ダカールの日

#Zというストーリーの根底に流れる、
 いや、全ガンダムを通しての共通テーマが垣間見える最重要回。

「戦えそうか?」(アムロ)
「動いているほうが、楽ですから。泣いてたって、フォウは戻らないこと、分かっています」(カミーユ)
「大切なことだ。僕とシャアはそれが分かるのに、7年もかかった」.
  いや、まだ分かってないと思う
  それどころか、死ぬまで、いや死んでも分かってなかったっぽい。
  馬鹿は死んでも治らない、という言葉は、この二人の為にあるといっても過言ではないかも。

「でも、僕には、戦う意味というのが、まだ分からないんです」(カミーユ)
「意味はないよ、戦い自体には。でも、人間は戦い続けて歴史を作ってきた。.
 それがなければ人間は滅んでいたさ」(アムロ)
「ベルトーチカさんが変わったのは、それを見つけたせいですか?」.
「何故?」.
「ダカールに事前工作に行くなんて、前には考えられませんでしたもんね」.
オールドタイプなのさ。ちょっと前の痛みを忘れて、次のことをやる.
「人間て、いつまでもそうでしょうかね」.
  ちょっと前の痛みを忘れて次のことやってんのは、貴様もシャアも同じだろうに…!

「君に乗せてもらうことにして、良かったと思っている。今のままでは、すぐに落とされる」(シャア)
「迷うことはないはずだ。君しか今のエウーゴを率いるものはいないんだから」(アムロ)
「自分一人の運命さえも、決断できない男がか?」.
「大衆は常に英雄を求めているのさ」.
「自分に、道化を演じろということか」.
「貴男に舞台が回ってきただけさ。シナリオを書き換えたわけじゃない」.
「アムロ…」.
「…人は変わっていくものだろう?」.
 
 だから、何一つ変わっていけなかったんだって、お前等は
  ああ、「逆シャア」という作品さえなければ、ものすごく感動的なシーンだった筈なのに…!

「議会の方と、このテレビを見ている連邦国国民の方には、突然の無礼を許していただきたい。.
 私は、エウーゴのクワトロ・バジーナ大尉であります。.
 話の前に、もう一つ知っておいてもらいたいことがあります。.
 私はかつて、シャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ.
 私はこの場を借りて、ジオンの意志を継ぐものとして、語りたい。.
 もちろんジオン公国のシャアとしてでなく、ジオン・ダイクンの子としてである。.
 ジオン・ダイクンの意志は、ザビ家のような欲望に根ざしたものではない。.
 ジオン・ダイクンがジオン公国を作ったのではない。.
 現在、ティターンズが、地球連邦軍を我が者にしている事実は、ザビ家のやり方より悪質であると気づく。.
 人が空に出たのは、地球が人間の重みで沈むのを避けるためだ(シャア)
「そして、空に出た人類は、その生活圏を拡大したことによって、人類そのものの力を.
 身に付けたと誤解をして、ザビ家のような勢力をのさばらせてしまった歴史を持つ。これは不幸だ。.
 もう、その歴史を繰り返してはならない。.
 宇宙に出ることによって、人間はその能力を広げる事が出来ると、何故信じられないのか!.
(放送を聞きつつ)ティターンズも、それをやっている!」(ジェリド)
「我々は、地球を人の手で汚すなと言っている。.
 ティターンズは、地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食いつぶそうとしているのだ!」..
「人は長い間、この地球というゆりかごの中で戯れてきた。.
 しかし、時は既に人類を地球から巣立たせるときが来たのだ。.
 その後に至って、何故人類同士が戦い、地球を汚染しなければならないのだ!.
 地球を自然のゆりかごの中に戻し、人間は宇宙で自立しなければ、地球は水の惑星ではなくなるのだ!.
 このダカールさえ砂漠に飲み込まれようとしている。それほどに地球は疲れきっている!」.
「今、誰もがこの美しい地球を残したいと考えている。.
 ならば自分の欲求をはたす為だけに、地球に寄生虫のようにへばりついていて、よいわけがない!.
「現にティターンズは、このような時に戦闘を仕掛けてくる。見るがいい、この暴虐な行為を。.
 彼等はかつての地球連邦軍から膨れ上がり、逆らうものは全てを悪と称しているが、それこそ悪であり、.
 人類を衰退させていると言い切れる!」.
  
シャア、一心不乱の大演説。
  「地球に魂を引かれた人々」・「地球は疲れきっている」などのエコ思想は、
  やがて「地球がもたんときが来ているのだ!」「地球に対して贖罪」などの民族殲滅論へと形を変え、
  この6年後に発芽することとなる。

  

  
  ベルがプロパガンダ戦略の先鋒をきって大活躍したり、カミーユがティターンズの兵士を助けたり、
  放送を聞いたティターンズが互いに論争しあったりと、実に見どころ満載なこの場面だが、
  その中でも特に着目すべきは、やはりファースト最終回以来37話ぶり登場のセイラさんだろう。
  そのお美しい凛とした横顔と、身にまとった近寄り難きオーラは相変わらずだ。

「ティターンズは力だ!力があってこそ全てを制するんだ!」(ジェリド)
  おうおう。負け続けた男ならではの、実に身勝手なロジックつけだ。

「ティターンズってなひでえことするなあ」(酔っぱらいA)
「人殺しの集まりだよ、ティターンズは」(酔っぱらいB)
「そういうお前も人殺しだよ、みーんな人殺しだ。傷を舐め合いながら生きて殺しあうんでえ」(酔っぱらいC)
「自分が可愛いんだろ」(酔っぱらいD)
  おっと、なにげにカイも登場していた。
  シャアの演説を裏びれた飲み屋で酔っぱらいの戯れ言とともに聞きつつ、1人静かに酒をかたむける。

  


「どうしたんだ?」(アムロ)
「いや…」(シャア)
「君のおかげで、エウーゴもカラバも、今までになく盛り上がっている」
「しかしな… これで私は自由を失った」.
「そういうことか」.
「…ああ」.
「地球に居残った人々を宇宙(そら)にあげようというのだ。.
 こんな大仕事に、一人や二人の人身御供はいるよ」.
「私は人身御供か」.
「人身御供の家系かもな」.
  随分と突っ込みにくいことを、至極あっさり宣うアムロ。
  その空気の読めなさっぷりと歯に衣きせぬ上からの物言いは相変わらず。
  だが、今はそれ以上にシャアとアムロの関係が良好なようで、両者、満足げに頷きあいながら
  互いのグラスを重ねあったりしちゃってる。なんだ、その「やりとげたー」的御満悦ツラは?
  ちょっと前まで、「君を笑いにきた」「……喋るな!!」等、罵声を浴びせあっていた関係とは
  到底思えない。


  

「不思議ね、貴男とこんなに静かに話せるなんて」(ベルトーチカ)
「…そうですね」(カミーユ)
「人って、誤解を重ねて憎みあったりしてしまうんですかね」.
「違うね、先が見えてる人と、見えてない人がいるってこと。.
 一生懸命すぎると、何も見えないときがあるって分かったのよ、私」.
「え?…へえ〜〜」.
「ほうら、私を馬鹿にした」.
「違いますよ、感動してるんです。人って絶対共感できるって」.
「でも、それには時間が必要です。一人二人が相手じゃないから」.
「でもね、全ての人たちとの共感が得られる時代が来たら、.
 死んでいった人たちにも、どこかで巡り会える、そんな気がするんです…」.
  こっちもこっちで、これまた随分と馴れ合いやがって。本当、ちょっと前まで
  「ガンダムに乗らないアムロ・レイなんて、おかしいと思わない?
  「それは貴女の同情ですね」「そんな哀れみは、いつかアムロさんを殺すんじゃないですか
  とかさんざっぱらやりあってた関係とは到底思えない。ま、ベルがいくら健気になったところで、
  いずれアムロにゃフラれる運命が待ち受けていたりするんスけどね。

  
.

<次回予告>
  
カミーユとシャアは、軌道上に待機するアーガマと合流するために、宇宙に戻った。
  しかし、ティターンズの攻撃を排除する間に、二人は、敵艦に奇妙なプレッシャーを感じた。
  次回、機動戦士Zガンダム「レコアの気配」。君は、刻の涙を見る…!




第38話:レコアの気配

#ニュータイプ能力覚醒の兆しを見せるレコアに注目。
 シャアの気配を瞬時に感じとってメガバズーガの狙いをはずさせる、というシロッコばりの
 芸までやってのける。 

「いろいろやっかいをかけたな、ハヤト艦長」(シャア)
「なあに。それより大衆は熱しやすく冷めやすいものです。作戦を急いでください」(ハヤト)
「ベルトーチカにも同じことを言われた」.
「彼女がねえ。オールドタイプの老婆心と思ってください」.
「いや、それが人というものの正しい捉え方かも知れない」.
「その人の有り様を変えるのが、貴男の仕事でしょ?」.
「いやあ、我々の仕事だよ。ハヤト艦長」.
「ハッハッハ、そうでした!」.
  な、なんだ、このほのぼのアットホーム感、最後の下りなんかほぼ美味しんぼノリだ。
  Zのシャアはあまりに人間的すぎて、いいんだけど、いくない、と思うことも多々あったり。
  そういう意味では極悪と純粋、両面をみせた逆シャア期のアズナブル君が一番好きです。

  


「地球のことは任せてほしい、シャア・アズナブル」(アムロ)
「…変わったな、アムロ。昔のアムロ・レイに戻ったようだ」(シャア)
「変えてくれたのは、貴男だよ」.
  アムロとシャア、Zにおける最後の対面。
  再び邂逅することになる6年後、まさか今度は生死をかけて戦うことになろうとは。

  


「苦しくはないか?」(シャア)
「…いえ。でも何度味わってもイヤなものですね、この感じ」(カミーユ)
「ひと昔前の人々は、この何倍ものGに耐えながら宇宙に出た」.
「知っています」.
「彼等は宇宙にこそ希望の大地があると信じた。.
 自分達を宇宙に追いやった地球のエリート達を憎むことより、その方がよほど建設的だと考えたのだ」.
「…地球の重力を振り切ったとき、人は新たなセンスを身に付けた。.
 それがニュータイプの開花へと繋がった。そういう意味では、確かに宇宙(そら)に希望はあったのだ」.
「よく分かる話です。僕もその希望を見つけます。それが今、僕がやらなくちゃいけないことなんです」.
「(…そうしなければ、フォウは俺の中に生き残ってはくれない)」.
  宇宙に向かうシャトルの中で。カミーユとシャアの語り合い。
  
「確かに宇宙(そら)に希望はあったのだ」あたりの下りは、本気でいい話しだと思う。
  この時点ではまだ人類への希望を捨てていなかった筈のシャアが、何故、あそこまでの極論を抱くに至ったか、
  その謎は未だに明らかとなっていない。

  


「私は、自分の心に背きたくなかった…それだけです」(レコア)
「主義者だと言うのは、信じられんな」(ガディ)
「自分の心に従いたい、という主義なんです!分かりません?」.
「分からんな」.
「わがままなんです」.
「それで敵へ寝返りか?」.
「いけません?」.
  ガディに「(シロッコ側についた)本当の狙いはなんだ?」と聞かれて、居直りもいいところな
  逆ギレ発言を至極堂々とブチかますレコア。
いけません?って、ちょ、おま、いけないに決まってんだろ!
  いやー、一度、電波認定されちゃった女は、失うものないだけに強いわー

  


<次回予告>
  
戦いの中の一時、カミーユはコロニーのある別荘地で、ロザミアとミネバ、そしてハマーン・カーンと出会った。
  その偶然に、シャアは唖然とした。カミーユには、敵を呼ぶ力があるのだろうか。
  次回、機動戦士Zガンダム「湖畔」。君は、刻の涙を見る…!




第39話:湖畔

#ロザミィ再登場。カミーユの振り回されっぷりに注目。

「大佐、エウーゴの中で、プレッシャーを強く感じる船があります」(シロッコ)
「アーガマか」(バスク)
「お気をつけください」.
「シロッコ… 貴公の許せんことは、自分以上に能力の高いものがいないと思っていることだ….
 馬鹿にするな!」.
  シロッコの回りくどい挑発兼嫌味に対し、バスク、おおいに猛るの図。
  ちなみに攻殻機動隊バトーの先祖はこのバスクだという説があったり… はしない。

  


「おにいちゃん…? おにいちゃん!」(ロザミア)
  電波ヒロインの代表格、ロザミア・バダム、再登場。
  その比類なき電波力を四方に容赦なくまき散らして、ファを大いに憤慨させる。
  それにしてもこのセリフは… あまりに時代を先取りしすぎてる…!

  


「女、それは違うぞ!」(ミネバ)
  ハマーンの波動を警戒したロザミィの「あんたのところには戻りたくないってよ」
  という物言いに対してミネバがキツい口調で一言。ミネバがここまで自己主張するのは珍しい。
  案外、ハマーンって愛されているんだね。
  ちなみに何故これが名セリフかと言うと、僕が五飛の「女!聞こえているかッ!女っ!」を
  筆頭とする男尊女卑セリフが大好きなため。

  

 
「ええい、ままよ!」(シャア)
  「コロニーを潰す気か!」
  コロニー破損の危険を考えず発砲を繰り返すティターンズのゲリラ部隊とハマーンの
  護衛MSに対して思わずカーッとなった挙句、次の瞬間には自ら率先して発砲しだすシャア。
  お前がコロニーを潰す気か? 彼の存外に短絡的な性が見てとれるワンシーン。

  


<次回予告>
  
グリプス2を偵察するアーガマに、レコアが接触をした。
  カミーユには、レコアの言う大人の理屈が分からなかった。
  その間に、グリプス2のコロニーレーザーは、一つのコロニーを撃破した。
  次回、機動戦士Zガンダム「グリプス始動」。君は、刻の涙を見る…!



第40話:グリプス始動

#レコア、アーガマと決別するの回、パート1。
 様々な「大人の事情」を一方的に叩き付けられて、ますます屈折していくカミーユ君。

「君は、君の魂の安らぎが欲しい為に、ここへ来たのだろう?」(シロッコ)
「魂の安らぎ…?」(レコア)
「君の心が傷ついているのに、アーガマの男達にはそれに気づくナイーブさがなかった」.
「だから君は強い女を演じるしかなかった。…が、君は疲れ果てた、疲れを癒す場所が欲しかった」.
「まるで、見たようなことをおっしゃる…… あっ…!うう、えう…!」.
(強引に抱き寄せつつ)…このぬくもりこそ、君が、求めていたものだよ」.
「もし、仮にこれが偽りのものなら、君は、私の胸を刺すがいい」.
「パプティマス・シロッコ…」.
「そのときは、抵抗はしない」.
 
 Z高校ホスト部のナンバーワンことシロッコ。
  君を理解してあげるトークとオラオラ営業を織りまぜつつ、そのまま抱擁へと持ちこむ手練の技を披露。

  

「生きていたのですか、レコアさん!」(カミーユ)
「…カミーユ、久しぶりね」(レコア)
「任務なんでしょう?ティターンズに潜入して、敵の秘密を探って…」.
「優しいのね… でも違う。.
 私は、自分の意志でティターンズに… 本当よ、すすんでティターンズのパイロットになったの」.
「そんな…スパイする為に味方を欺くっていう方法は、よく聞きます」.
「カミーユ、お願いよ!」.
「勝手じゃないですか!!」.
「憎んでくれていいわ!さっきだって、本当に手柄を立てようと思って…」.
「…いやだ!」.
「カミーユ!?」.
「なんで、生きてる間に、こんな出会い方をしなくちゃならないんです!.
 敵になるっていうのは、殺しあうことでしょう!」.
「…カミーユ、困らせないで …私、アーガマにいたって、何もないから…」.
「僕じゃ、不足でしょうけど、守るぐらいのことはできます。それじゃいけないんですか!」.
「あ、貴男って人は… 残酷なくらい、優しい子なのね… でも、いつか私の心変わりの気持ちは…」.
「分かりません!そんなの!」.
「そうしないと、自分を殺してしまうような生真面目さに、とりつかれるわよ」.
「生真面目さに殺される?」.
  カミーユとレコア、最後の対談。
  ママン僕を捨てないで〜 的なカミーユの振るまいからはマザコン、もしくは母親に対する何らかの
  後悔の念が見てとれる。そいやあまり相手にされなかった上、「なにやってんですゥ〜?」の一言と
  ともに目の前でバラバラにされちゃったものなあ、実の母親。ホント、不憫なガキやで。
  そしてレコアの「
生真面目さに殺される」という指摘は、当たらずとも遠からずの結果になる。
  いくら一生懸命だとしても、その感情をむき出しにして相手にあたってはいかん、という教訓。

  


「殺してしまうべきだったのよ!」(エマ)
「貴男だって、ティターンズを裏切った人でしょう」(カミーユ)
「あたしの場合とは、レベルが違います」.
「主義で行動することが、そんなに正しいんですか!」.
(カミーユをひっぱたいて)生意気言わないで!感情に任せて生きることなら、誰にだってできます!」.
「パンパン人をひっぱたく人の言うことですか!?」..
「カミーユ、やめろ。エマ中尉も」(ブライト)
「グリプス2のコロニーレーザーが完成したという情報は信じたいな、艦長」(シャア)
「大尉!そんな情報こそ当てになりません!」..
「いや、私も信じている。そうでなければ、我々はあまりに救いがない…!」..
「この件は、我々の間だけの秘密だ。理由は分かっているな」..
大人のやり口ですね。小賢しいですよ! 隠して何になるんです?」..
「カミーユ!」..
「分かってました。大人をやりゃあいいんでしょ。分かったふりをして!..
  あまり目立ってないけど、実はかなりの名セリフ「
大人のやり口ですね。小賢しいですよ!」がここで炸裂。
  汚れ仕事を断りたいときなどバンバン使っていこう。やりすぎると会社から在籍自体を断られるけど。
 
  


「いや〜 お医者さんはいや〜」(ロザミア)
  またもや時代を先取りしすぎた、最重要キーワード炸裂。
  これ、狙ったんでなければものっすごい天然だね、Zの脚本家って。
  ちなみに理由は「だって先生こわいもん〜」だそうで。

  


「…なんだ、この感覚! 悲しみと苦しみが、入り交じって…!」(カミーユ)
「一人の人間の力で、あれを止めることなんて、できや、しない…!」.
  中立コロニーと月に向けて、ティターンズの力を誇示する為、てグリプス2の
  コロニーレーザーを発射するバスク。このホロコーストにより、サイド2・18バンチは壊滅。
  アムロ曰く「あれは憎しみの光だー!」と称したコロニーレーザーによる惨状の感覚を、
  カミーユは、このように感じとる。

<次回予告>
  
レコアがガス攻撃の指揮をとった日に、ロザミアはアーガマを出た。
  それが、ロザミアの強化人間として覚醒する時だった。カミーユの乗るゼータを自分の敵と気が付いたのだ。
  次回、機動戦士Zガンダム「目覚め」。君は、刻の涙を見る…!



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