PHASE21: さまよう眸

祝!ガンダム完全ラブコメ化!.
 ここまでやってくれると、もう逆らう気にもならない。完全降伏して来週からは素直に萌えるとするよ。

「えええーっ!だあっ(転落)(アスラン)
  起きた途端、ラクスもどき(ミーア)が横でお寝んねしてんのに気づいて錯乱した末の、
  その華麗なるベッド落ちを見よ。今週はのっけから飛ばし過ぎだ。

  

  
「ありがとう。でも、どうぞお先にいらしてくださいな。.
 アスランは後からわたくし(語尾あげ↑)とまいりますわ」(ミーア)
「あ、あ、あ、え、あ…はい…!」(ルナマリア)
  朝食を一緒にとアスランを誘いに来たルナマリアも、この真正電波の餌食に。
  ドアを開けられざま、ミーアにきっつく言い放たれてもうタジタジ。
  鳩が豆鉄砲どころか、見栄春が早朝馬くらったばりの「ほえ?」ってなビックリお目々に注目。

  


「ラクスは… そんなことはしない!」(アスラン)
「えっ?」「しないの?」「なんで?」(ミーア)
  天然子娘ミーアの攻撃はまだまだ終わらない。
  声を裏返しながら「いったいどうして?いつ?なんでこの部屋に!?」と詰問するアスランに対し
  「久しぶりに婚約者にあったら普通は…(セックスするでしょ)」的カウンターを返し、もはやKO
  寸前のアスランにさらなる駄目をおす。「もう助けてー」ってなアスランのアクションに注目。
  ごめん、正直萌えた。アンタの勝ち。(もうなにやってもいいよ)

  


「女でも叩きます?」(ルナマリア)
  ミーア・アタック以降、とにかく態度が悪いルナマリアに対してお説教しようとして
  逆に先制攻撃くらうアスラン。ルナ様、すげー怖えー
  その過程での華麗なる百面相変化、ツラひん曲げバージョンと怒髪天衝バージョンをどうぞ。
 
  



#今週は天然電波ミーアのみならず、もう1人のメンヘル電波、ステラ様のご活躍もものすごい。

  


  海辺の崖の上を鼻歌まじりにヒラヒラ舞った挙句、1人勝手に転落してあっさり溺れる羽目に。
  たまたま居合わせたシンがやっとのことで救出して、お説教した途端スイッチが入ってさあ大変。

「死ぬ気か、この馬鹿!」(シン)
「い…いや… 死ぬの…いや…!」(ステラ)

  


  その三秒後には「いや…ヤアアアアアアアアアアア!」なる、キチガイのキチガイによるキチガイ
  のための新時代への扉をこじあけるネオ・バーサークを遂げ、「死ぬのいや!こわい!」と絶叫しつつ、
  沖の方へ向かって猪突猛進しはじめるという言葉とはまるで逆の行動をとりはじめた末、それを止めようと
  したシンを完膚なきまでに叩きのめすというものすごい仕上がりっぷりを見せる。すごい、完璧。

  

  
(トルチェック!トルチェック!)

「まもる…」(ステラ)
「うん、だからもう大丈夫だから…君は死なないよ、絶対に…」(シン)
「ま も る」(ステラ)
  なんとかこのキチガイを落ち着かせようとして適当に放ったシンの「君を守るから」という一言が
  ただでさえ腐って柔らかくなったお脳の一番気持ちいいところにもろヒット。
  「君は死なないよ」の下りの方を軽々とスルーして、お気に入りマイワードのコレクションに新しく
  加えられた「まもる」「しなない」を脳みそ梅毒に侵されたオウムのごとく連呼、比肩なきキチガイ
  っぷりに加え、いかんなき白痴っぷりをも見せつけはじめる。もはや いつ「ちぃ…」とか呟きだしても
  おかしくない。
  この後もシンとステラの間で「ステラ まもる」「しなない」「う、うん、死なないよ」的類人猿
  もどうかというIQ小数点以下の心暖まる交流が延々と繰り返されることに。どーすんだ、これ。
  いや、面白いからいいけど。

  


<次回予告>
 
 戦えば勝敗は決する。だが、それは終わりを意味しない。
  反攻を狙う地球軍に、新たに加わるのはオーブ。戦わねばならぬのか。かつてよく知るあの国と。
  が、苦汁の戦場に舞い降りる、もう一つの力は。
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。蒼天の剣。
  混迷の戦火、打ち抜け、フリーダム!




PHASE22: 蒼天の剣

#こういうことを平気で突っ込めちゃうような奴はガチで素人ドーテイかキモオタ鉄板
 と言われてもそら仕方ねえわと頭で理解しつつ、それでも今日は突っ込まざるを得ない。
 下記・前話と今回のスタートシーンにおけるキャプションに注目。

  


「いや、駄目! これは駄目…!」(ステラ)
「あっち行って!触んないで!」.
  ってなステラの身悶えから今話はいきなり始まったンで、何かエッチい実験でもされてんのかと
  期待値高めつつすかさずジャージおろしてスタンバってみればなんのことはない、子娘のただの
  我が儘だったゆえ、当方も今週のSDレビューはまるでやる気ナッシングなり。

  


「ま、今日からこのメンバーが仲間ってことだ。息をあわせてバッチリいこうぜー(語尾↑)(ハイネ)
  素面で聞いたら頭にくることこのうえないセリフ・ナンバーワン。
  先週からその出しゃばり具合が色濃くなってきた新キャラ:ハイネ・ヴェステンフルス、態度もウザけりゃ
  その長ったらしい名前までウザいわ。どうもこういうアクの強い体育会系キャラは好きになれないなァ。

  


「戦いたくないか…オーブとは」(ハイネ)
「…はい」(アスラン)
「じゃあ、お前、どことなら戦いたい?」.
「えっ? いや、何処とならって、そんなことは…」.
「あ、やっぱり? 俺も」.
「……」.
「…そういうことだろ」.
「割り切れよ。今は戦争で、俺達は軍人なんだからさ」.
「…でないと、死ぬぞ」.
「はい」.
  
なにが「そういうことだろ」だ!
  おちゃらけ属性装備の典型的体育会系キャラを基本ベースに、たまにチラ見せる真面目モードでギャップ萌えを
  喚起させて、やる時ァやる的好感度をアピールってか?お前が死ね。あーウザいウザーい(シャニー戻ってきてー)

  


「フリーダム…!? キラ!」(アスラン)
  終わり際に脈絡なく登場してきて、ミネルバのタンホイザをいきなり破壊するフリーダム。
  ここから察するにまたまたキラvsアスランってな構図になるのかな? 
  うーん、繰り返しにはなるけれど前作でも一番盛り上がったところだし、シンをうまく絡ませる
  ことにより、多少は面白くなるかも。

  


<次回予告>
  
白き機体。青き翼。それはかつて、良く知る友共の。
  動乱の時を経て尚、親しいその彼が、今また同胞を撃つのは何故か。
  混迷の戦場に響き渡る、カガリの言葉は。
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。戦火の蔭。
  厚き海、切り裂け、グフ!




PHASE23: 戦火の蔭

#こんなに呆気にとられた回もない。ガンダム史に革命的功績を残した回と言えよう。
 (もちろん酷い方向に) 

「僕には分かる!僕には分かる!お夫だぞ僕は!」(ユウナ)
  突き抜けたヘナキャラとしてガンダム史にその名を残すユウナさんのフォルムに
  シャギア(X)の面影を感じるのはミーだけ?
  ところで「夫」の部分がカツゼツ悪くて、どーしても「大人」に聞こえてしまってイヤーン。

  


「ザクとは違うんだよ、ザクとは!」(ハイネ)
  やっちゃったー!やっちゃったよー!
  貴様ごときがあの偉大なるランバ・ラル様の名セリフを…!
  でもステラ様のカオスをそのムチでビシばしひっぱたいて思う存分 身悶えさせたので許可。

  


「落としちゃうぞ☆」(バルトフェルド)
  久々に出てきたかと思いきや、ほぼ自殺モンのあの小っ恥ずかしいコスに身ィ包んで
  これまた首吊り級に趣味悪い金色MSで御登場ときやがった。生き恥とはまさにこのこと。
  恥を知らないという言葉はこの男のためにあると言える。

  


#今週のポカーン
 先週、あんだけカッコつけたフリで満を持して登場してきたかと思ったら、即死亡
 口ポカしつつ、思わず頭の中で「ええー?」って呟いちゃいました。
 好き嫌い以前に感情移入する暇もなかった。これは意外、ハイネは遺骸、むしろ存外、あまつさえ論外。
 正直こんなに「使い捨て」感が強いキャラ見たことないよ。
 水着姿でVガンに突っ込んでって生身のまんまビームサーベルで滅殺されたあのネアカ隊の
 使い捨てっぷりに勝るとも劣らない虫ケラっぷり、マジ感動した、その妥協なき投げ捨てっぷりに。
 というわけでニコルばりに腰斬の刑に処せられたハイネさんには、カイさんに「早い!早いよ!」と
 100万回罵倒されちゃうがもっとも似合うで賞を特別進呈。…それにしても哀れ極まりない。

  

 
<次回予告>
 
 思いだけでも、力だけでも… それを知る心は同じ。
  何が隔てたのか分からぬまま、人はいつのまにか違う道に立つ。
  そうして流れいく時の中に、今また、シンとレイの見たものは…
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。すれ違う視線。飛び立てセイバー!




PHASE24: すれ違う視線

#名セリフは少ないが、各キャラのリアクションという点において、かなり楽しめる回。
 ところで肝心の話しの方はというと、ザフト(ミネルバ)・元オーブ(アークエンジェル)
 ・地球連邦(ネオ部隊)という3すくみ状態が出来上がったところで停滞気味。

「まず決める そしてやり通す」(ラクス)
「それが何かを成すときの、唯一の方法ですわ、きっと…」.
  入浴中、ラクスに水鉄砲とばされて、はからずとも顔射シーンを強制的に演じる羽目
  になるカガリ。これ絶対意識してやってんだろうなー、サービス過剰にも程がある…
  どんな名セリフも直接的エロの前にはまるで意味がないということを良く現わしている
  カットだと思うナリ。

  

  
というわけで、顔射、ここに置いておきますね。カガリファンは思う存分お使いください。

#今週のストーキング
 なんだかんだ言ってもアスランのことが大好きでしょーがない様子のルナマリア。
 遂には、昼夜を問わずレベルのストーキングまではじめちゃったよ。今後どこまで
 エスカレートするかが見もの。

  


#今週の「ギル…」
  やばげなバイオ工場みた途端、単なる楳図かずおキャラに成り果てる「ギル…」。
  クールキャラに意外なアキレス腱ってな、昔からのお約束だけど、まさかここまで
  笑かせてくれるキャラだったとは。

  


<次回予告>
  事象は一つ、事実は揺るがぬもの。
  だが、その行為の意味は。言葉の裏は。知る由もないそれは、常に胸の闇の中か。
  語らぬものと、語れぬものの真実は何処に。
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。罪の在処。
  ぶつかりあう今を撃て!ガイア!




PHASE25: 罪の在処

#展開的には、Zにおけるムラサメ研とかオーガスタ研とかニュータイプとか強化人間とか
 精神汚染とか頭の中を蛇がのたうつ感覚(byフォウ)とか、そーいうノリになってきた。
 この回よりOP変更。

「…自分だけ分かったような、綺麗ごとをいうな!
 お前の手だって、既に何人もの命を奪っているんだぞ!!」
(アスラン)
  「戦って、討たれて失ったものは、もう二度と戻らないから…」というキラのセリフを
  聞いたが途端、さあ大変。先だってのハイネの件も手伝って、どの口がホザくかーとばかり
  激昂しまくるアスラン。それに対して「うん、僕そんなこと知ってるもん」とばかり淡々と
  返すキラの天然っぷりもすごい。こういうのって先にアツくなっちゃった方の負けなのよね。

  


「理解はできても、納得できないこともある… 俺にだって…!」(アスラン)
  かつての仲間と今の立場の間で板挟みにあい、葛藤に悩むアスラン。
  シリアスだろうがコミカルだろうが、苦悩させたらピカイチなキャラだと思う。

「しんじゃう…」(ステラ)
「しんじゃう… しんじゃうはだめ… こわい… ま、も…る… まもる…!」
  アウルが情緒不安定になって「か、あさんが、かあさんが、死んじゃうじゃないか!」
  などと意味不明なことを呟きだした途端にステラのスイッチもめでたくオンと相成って。
  今週はみんな仲良く発狂でーす。ってか、なんのアニメだ、これは?

  


<次回予告>
 
 言葉を告げたのは想いから。ゆく時の中でも、それはまぎれもない真実。
  だが、昨日を持たぬものには、全てが無意味な夢か。
  信じる心が探す、明日への道標は?
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。約束。
  ひとすじの光、守り抜け、フリーダム!




PHASE26: 約束

#とらえたステラに色々イタズラしちゃうぞの回。他の見どころ、まるでなし。
 あ、そいやひっそりとED変更。

#今週の陵辱。
 左、覚醒した途端、いきなりシンにのしかかるステラ。キチガイは騎乗位がお好み?
 右、全身をあますことなく拘束されちゃって、おいしゃさんゴッコされるステラ。
 デスノートのミサ拘束シーンを思い起こさせるような素晴らしいシーンだとは思わんかね。

  

<次回予告>

  異なる想いはどれも正義か。
  互いに向ける銃口の先にそれぞれが見る夢は。
  次回、届かぬ想い。歪む飛沫、打ち砕け、アークエンジェル。




PHASE27: 届かぬ想い

#ザフト対オーブ&連邦連合軍との第2ラウンド、開始。

「いいのよ、私のやることに、あーだこーだ文句言う男なんて、.
 こっちからふってやるんだから!」(ミリアリア)
  「こんなとこ来てちゃ嫁の貰い手がなくなっちまうぞ?」と言われて、すかさず切り返すミリィ。
  こうなってくると哀れなのはディアッカ、なんか早々とポイ捨てされたっぽいね。

  


「弔い合戦、にもならんがな、ステラ… だが今日こそは、あの艦を討つ!」(ネオ)
  普段は軽口モードのネオもここにきてようやくやる気になったようで。
  先代「不可能を可能にする男」の遺伝子を継いだその真価が発揮される時は近いのか?
  といってもコイツ自身、目立った戦闘は4話以降あまりないわけだが。

  


「世界の皆も好きだから、写真を撮りたいと思ったんだけど、.
 
今はそれが全部危ないんだもの。だから守るの。私も」(ミリアリア)
  オーブとの度重なる戦闘にうろたえてキョドりまくるカガリを励ましついでに、
  アークエンジェルへの完全復帰を果すミリィ。あのチャッキー・ミリアリアが
  再び見られる日もそう遠くはない?(ディアッカ、浮気でメッタ刺しとか)

  


<次回予告>
  譲れぬ想いは色を分け、時は結末へと向けてただ針を刻む。
  次回、残る命 散る命。混迷の空を裂け!ムラサメ!




PHASE28: 残る命 散る命

#ガンダムSD中盤最大の見どころと思われる回。
 雑魚キャラなりともその意地・もしくは矜持をみせて、次から次へと玉砕していく
 オーブ兵士の姿には多少なりとも胸を熱くさせられる。

「なんで、あんたは…そんな奇麗ごとを…いつまでもォー!」(シン)
「おまえも…ふざけるなーッ!」.
  オーブ軍との戦闘に横槍いれてきたカガリとキラを見てブチ切れるシン。
  その新旧主人公キャラ同士の激突にアスランも加わって戦闘シーン的には最高調。
  が、キラとシンが戦う必然性が薄い故、盛り上がりはいまいち希薄か。

  


「ハッハッハッハ、もらったぜ、てめえら!」(スティング)
  もらったぜのセリフを吐く奴は逆にもらわれちゃうの法則にのっとり(ミゲル参照)
  キラに牛裂きの刑に処せられ、MS五体をコナゴナにされちゃうスティング君。

  


「どこ見てんだよコラ!」(アウル)
  よそ見を指摘する奴ほど逆にお手元がお留守になってることに気づかないの法則にのっとり、
  シンに本家ギンをも凌ぐ「射殺せ神鎗」の刑に処せられ、そのまんま海葬されちゃうアウル君。合掌…

  


「討ってはならない。自身の敵ではないものを、オーブは討ってはならない!」(カガリ)
「そこをどけ…! これは命令なのだ。今の我が国の指導者、ユウナ・ロマ・セイラの」(馬場一尉).
「ならばそれが国の意志。なれば我らオーブの軍人はそれに従うのが努め!」.
「お前…!」.
「その道、いかにたがおうとも敵くとも、我らそれだけは、守らねばならぬ。お分かりかァー!.
「お下がりください。国を出た折より、我らここが死場所と、とうに覚悟は出来ております」.
「我らの涙と意地、とくと御覧あれ!!」.
  「いやあああああああ!!」ってな気合いもろともミネルバ横っ腹にスレッガーばりの特攻。
  初代をコケにしているかのような(ザクとかハイネのアレとか)演出を時折見せるこのSDだが
  ああいうのは全部ファーストに対するオマージュだと素直に受け取った方がこの先面白いかも。
  ガデム・ガイア・ワッケイン…ガンダム史を裏から支えてきた影薄き根性軍人の魂は確かに
  このSDにも受け継がれているということを、この馬場一尉が証明してくれた。…合掌。

  


#今週の危機一髪。
 単なる雑魚キャラである筈の根性軍人集団Aに、軽々と突貫されちゃうルナ。
 「あーはー」が断末魔。ば‥馬鹿な! …と思ってたけど生きてるっぽい、よかったー
 来週からSD見る意欲を完全になくすところだった。

  


「アスラーン!」(キラ)
「仕掛けてきているのは地球軍だ、じゃあお前達はミネルバに沈めと言うのか!」(アスラン)
「どうして君は…!」.
「だから戻れと言った!討ちたくないといいながらなんだお前は!!」.
「分かるけど… 君の言うことも分かるけど…!」.
「でも、カガリは今、泣いているんだ…!」.
「こんなことになるのが嫌で、今、泣いているんだぞ。何故、君はそれが分からない!」.
「なら、この戦闘も、この犠牲も、仕方がないことだって…全てはオーブとカガリのせいだって….
 そう言って君は撃つのか? 今、カガリが守ろうとしているものを!」.
「な…う… キラ…!」.
「なら、僕は、君を討つ!!」.
  キラのシスコンパワー、大炸裂。
  その勢いに気押された挙句、空中でMSボディをこれ以上ないというくらい木っ端微塵にされた末、
  「ああ…」ってな惚けツラ残してそのままフリーフォールしていくアス。え…まさかこれで死亡…?

  


「総司令殿をお送りしろ!貴様等も総員退艦!」(トダカ一佐)
「これは命令だ! ユウナ・ロマではない、国をまもるために!」.
「私は残らせていただきます」(アマギ一尉)
「駄目だ」.
「聞きません」.
「駄目だーッ!」.
「これまでの責めは私が負う、貴様はこの後だ」.
「いえ…!」.
「既にない命と思うのなら、思い同じくするものを集めて、アークエンジェルへ行け!」.
「それがいつかきっと…道を開く!」.
「トダカ一佐…」.
「頼む… 私と、今日無念に散ったもの達のためにも…!」.
「行け!」.
  上記の馬場一尉に続く、ガンダム的根性軍人シリーズ・パート2。
  軍人としての意地見せつつ華々しく散っていくのは、何もガルマやドズルみたいな主要キャラだけじゃないのだ。
  (SEED的にいうならアデスなんかもろにそうだが、たぶん誰も憶えちゃいないだろう)
  オーブ壊滅時にシンを助けたこのトダカ一佐が、知らずとは言えシンにやられちゃうってな伏線及び
  同戦におけるウズミの姿とダブるような死に様も手伝って、涙腺決壊度は更に倍。

  


<次回予告>
  
何故。それは幾度となく繰り返されてきた言葉。
  哀しき友の幻影は、デュランダルに何を語るのか。
  次回、FATES。新たな世界へ、飛べ、ガンダム!




PHASE29: FATES

#デュランダルが、過ぎ去りしかつての日々を、延々と回想する回。
 ストーリー的には重要かも知れないが、見てる方にとって特に面白みは感じられない。

「全てのものは生まれ、やがて死んでいく… ただそれだけのことだ」(クルーゼ)
「だから何を望もうが、願おうが、無意味だと?」(ギルバート)
「いーやいや、そうではない。ただそれが我らの愛しきこの世界、.
 そして人という生き物だということさ。どれだけ、どう生きようとも」
「誰もが知っていることだが、忘れていることだ。だが私だけは忘れない、決してそれを忘れない」
.
「こんな私の生に価値があるとしたら、知ったときから片時も、.
 
それを忘れたことがないということだけだろうな、ハッハッハッハ」
「…だが、君とて望んで生きたのだ。まるで何かに抗うかのように。求めるかのように」.
「願いは叶わぬものと知ったとき、我らはどうすればいい? それが定めと知ったときに」.

  
  
なにげに変態仮面4号(クルーゼが)ツラ公開してます。
  (参照;一号・シャア、2号・ゼクス。3号・鉄仮面)

「そんなことは私は知らない。私は私のことしか知りはしない」.(クルーゼ)
「迷路の中を行くようなものさ。道は常に幾つも前にあり、我らは選び、ただ辿る。.
 君達はその先に願ったものがあると信じて、そして私は。やはりないのだと、また知るために」.
「選びえなかった道の先にこそ、本当に望んだものがあったのではないか?」(ギルバート)
「そうして考えている間に時はなくなるぞ」.
「選ばなかった道など、なかったと同じ」.
「もしもあのとき… もしもあのとき…」.
「いくら振り返ってみても、もう戻れはしない。何も変えることなどできない」.
「我らは常に、見えぬ未来へと進むしかないのだ」.
「きっとそこにはある、素晴らしいものが…」.
「それを求めて、永劫に、血の道を彷徨うのだろう、君達は。…不幸なことだな」.
「救いはないと?」.
「救いとは何だ? 望むものが全て、願ったことが全て、叶うことか?」.
「こんな筈ではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届くことか?」.
「なれば次は間違えぬと、確かに言えるのか、君は?」.
「誰が決めたと言うのだ。何を?」.
「…ならば私が変える、全てを。戻れぬというなら、始めから正しい道を。.
 己の出来ることを。己のすべきことを。それは、自身が一番良く知っているのだから…!」.
  語りの相手役を故クルーゼがつとめている辺り、過去におけるギルとの意外な人間関係が伺えて
  その辺なかなか興味深かった。他にもキラとかレイの誕生秘話がキーワード的に隠されていそうだったが
  いまいち前後関係がよく分からず。 
  クルーゼの喋るセリフは、ほとんどが芝居がかっているので、名セリフになりやすいね。
  現時点における各陣営キャラのアクのなさを思うにつけ、実に惜しいキャラをなくしたものだと思う。

<次回予告>
 
 守れなかったもの。守りたいもの。守れないもの。
  掴みえぬのは、いまだ小さきこの手のせいか。
  苦しむ少女に、ただ一つと望むシンの約束の時は?
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。刹那の夢。
  闇夜を超えて、飛べ、インパルス!




PHASE30: 刹那の夢

#リュウが死んで以降、ガンダム伝統となっている「僕が(私が)がわるいんだー」的
 傷のなめあいで、激闘となった対オーブ戦の後始末をはかっている回。他にはアス半泣きとか。
 あ、冒頭でカガリのサービスシーンあり。どうでもいいけど新OPでの脈絡ない水着姿といい
 24話での顔射もどきシーンといい、最近の扱いの酷さがちょっと笑える。
 
  

  
(カガリだと思ったら、これ、タリアさんだったのね、驚いた。おばさんとかいって御免なさい)

(だが目的は達せられなければならないのだよ、全ての命令は必要だから出ているのだ。.
 遊びでやっているわけではない。その為のお前達だということを忘れるな)(ロード)
「なんの為に戦うのか… そんなことを考えはじめたら‥終わりだな、俺達は」(ネオ)
  ここ最近のあまりのボコられ具合に、ジブりんのかつての叱責をシンクロさせ、多少なりとも落ち込むネオ。
  なんだこのカスっぷり。クルーゼのような確信犯的発狂キャラになってくれとは言わないが、
  せめてもう少し覇気を持ってもらわないと困るなあ。(敵が弱いと虚しくなるんだby五飛)

「あんま強くないよね、あの人」(シン)
  シンごときに「なーんであれでフェイスなんだか。昔は強かったって奴?」とまで小バカにされるアス。
  Zでカツになじられたアムロを見て少しばかりムカついたのと同じものを感じたあたり、どうやらミーは
  アスランが相当すきらしい。

「そうやって偉そうな顔したって、何もできなきゃおんなじです!」(シン)
「なんだと…!」(アスラン)
「悪いのは全部地球軍なんだ!あんただって、それと戦うためにザフト軍に戻ってきたんでしょ!」.
「だったらもっと…しっかりしてくださいよ」.
  あまつさえ面と向かってなじられて、涙までチョチョ切らす始末。
  またしてもシンごときに…! とは、このシーンでは不思議なことに、毛の先程も思わなかった。
  (そのヘタれっぷりがハマりすぎてて)

  


「お前は、戻ってくるんだな」(レイ)
「……当たり前だ」(シン)
「なら、急げ。ゲートは俺が開けてやる」.
「えっ?」.
どんな命でも、生きられるのなら、生きたいだろう.
  そりゃお前みたいな生き恥キャラが生きていられるんだからな、とか思った思わないはともかく、
  ”閉まりかけてたエレベーターを強引にこじあけてまで”の描写が妙に気に入ってしまったシーン。
  冷静沈着に漢らしさを合わせもつところへ、子犬・発狂とギャグ要素までをも搭載してしまった、
  まさに奇跡のようなキャラであるこのレイ・ザ・バレルの今後の活躍が至極気になるのはおそらく
  僕だけではあるまい。

  


「死なせたくないから返すんだ!」(シン)
「だから絶対に約束してくれ、決して戦争とか、MSとか、そんな死ぬようなこととは絶対遠い、.
 優しくて、あったかい世界へ彼女を返すって!」.
「……約束、するよ」(ネオ)
  せっかく苦労して確保した不思議ちゃんを、御丁寧にも敵の元へ返還しちゃうシン。
  事情がよくのみこめず、鳩豆ツラで口を半開きにしてるネオがちょっと面白い。
  いや、むしろ「いや、いらないから」的迷惑ツラで、「なにたわけたこと言ってんのコイツ」
  と呆れ果てて口を半開きにしていただけかもしれない。

  別れ際に
「忘れないで、ステラ。俺、忘れないで…」と半泣きツラで叫んでるシンにゃ悪いけど、
  「約束するよ」のその約束があっさり破棄されるだけならともかく、「忘れないで」の方まで
  おクスリきいた2時間後にはきれいさっぱり忘却の彼方行きな辺り、流石に少し哀れみを覚える。
  その見事なまでのハムっぷりに。(ハムっぷり→ものすごく空回りしてるの意。ハムスターから)

  


<次回予告>
  
信じるしかなかった、託すしかなかった。違う結果を見たくなかったから。
  切望する心を踏みにじるのは、見も知らぬ神か。それとも人の手か。
  闇の先を知ったとき、その眸に、新たに宿るものは。
  次回、機動戦士ガンダムSEED・DESTINY。明けない夜。
  業火の道、なぎはらえ、デストロイ!


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