第19話:ランバ・ラル特攻!
#一番の見所はアムロのガンダムとランバ・ラル駆るグフの激闘だろう。
その後のアムロの感情噴出シーンも素晴らしい。
「僕、乞食じゃありませんから…」(アムロ)
「気に入ったぞ小僧。それだけはっきり物を言うとはな」(ランバ・ラル)
モノを恵んでもらう理由がないと、ハモンのおごりをきっぱりと突っぱねるアムロ。
ハッキリした物言いをしたせいで、何故かランバラルにまで気に入られてしまう。
この後、フード下で密かに銃を構えていたアムロに対して、さらに賞賛の言葉をかけるラル。
「それにしてもいい度胸だ。ますます気に入ったよ」(ランバ・ラル)
「しかし、戦場で会ったらこうはいかんぞ。がんばれよ、アムロ君」
ラルの男臭さが光るシーン。
この後、ラルさんは「こうはいかんぞ!」と自分で言ったセリフの意味を、
アムロから全力で投げつけ返されることになる。
「あ、アムロ… 今頃!」(カイ)
グフのヒートロッドでまたもやビリビリやられるカイ君。
「でゅわー!!駄目だァァァァ!!」 情けない咆哮をあげたところにガンダムのビームライフル一閃。
ギリギリのところで救われるも、助けられた本人は照れ隠し気味の逆ギレをかます。
ちょっと嬉しそうにキレるところがポイント。
「まさかな、時代が変わったようだな… 坊やみたいなのがパイロットとはな!」(ランバ・ラル)
「見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!.
そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!!」.
「ま、負け惜しみを!」(アムロ)
ファースト史上における希代の名勝負、アムロvsラル。
身をかがめてグフのビームサーベルをかわし、下からその両アームを切り上げるガンダム。
勝負後のセリフのやりとりも名勝負に相応しいものと言える。
「ぼくが、一番、ガンダムを、うまく使え‥るんだ… 一番‥ 一番うまく使えるンだ!」(アムロ)
独房の中で屁理屈いいまくるアムロに、次から次へと厳しい言葉を浴びせかけるWBクルー。
それに頭きたアムロ君、延々と負け犬の遠吠えをあげ続ける。
「話をすればわかるんだ、出して下さい!こんな所に入れることないでしょ!ブライトさん!ミライさんでもいいんだ!
セイラさん!来てください!話を聞いて下さい!リュウさん!セイラさん話を!僕だって言いたいことはあるんだ!」
その後も半狂乱でWBクルーみんなの名前を呼ぶアムロ。
「テレビモニターで聞こえてるはずです!答えて下さい!セイラさん!セイラさん!」
よくよく聞くとセイラさんの指名回数が一番多い。セイラさん!セイラさん!セイラさん!ばっか。
なんとフラウにいたってはゼロだ。で、フラウがこの一言。「バカな、アムロ…」
ま、セイラさんへの嫉妬というわけではないだろうが、こう言われても当然だろう。
そんな狂乱と錯綜の中で出た名セリフ中の名セリフが冒頭の↑
感情の噴出とその合間の息継ぎが絶妙なタイミングで融合しなければ、この名セリフは完成しえない。
語尾で全ての感情を爆裂させた後に「一番…一番上手く使えるんだ‥ううう」と泣き崩れるのも忘れてはいけない。
「ぼくは… ぼくは… あの人に勝ちたい…!」(アムロ)
泣き崩れた後、瞳に炎を宿すアムロ。スポ魂系お約束だが、何時みても胸がアツくなる。
そしてランバ・ラルの言葉を脳裏にフラッシュバックさせつつ、情感を込めて一言。
これまた言うことなしの名セリフ。
<次回予告>
ついにホワイトベースに敵が乗り込む。少年達は恐怖の中、抵抗をする。
銃身は焼け、ガンダムはギャロップを撃破する。
しかしその代償はあまりにも大きく、アムロ達を傷つける。
機動戦士ガンダム、次回「死闘!ホワイト・ベース」。君は生き延びることができるか!
第20話:死闘!ホワイト・ベース
#ランバ・ラル逝く。合掌…
「一人でムキになったって、人間が変わるもんか」(アムロ)
相変わらず弄け虫のアムロに対してリュウが再度修正、思いっきりブン殴る。
これでブライトの2発にリュウ並ぶ。ホワイトベース・ドン・フライ杯の勝者は果して?
それはともかくとして、マチルダさんの言葉まで引用して何とかアムロを奮起させようとするリュウに対して、
アムロのアクアブレス炸裂。「マチルダさんか…自分の言葉でお説教したらどうなんです?」かーコイツ殺してえ。
で、これに呆れ果てたリュウとフラウにうち捨てられ1人残された独房の中で、冒頭の毒を吐く。
「いや、このランバ・ラル、例え素手でも任務はやりとげてみせると、.
マ・クベ殿にはお伝え下さい」(ランバ・ラル)
マ・クベ部隊の配下ウラガンから援護は出来ないと言われて、根性軍人の真骨頂を見せるランバ・ラル。
この素手絶対精神はその後マスターアジアこと東方不敗に受け継がれ…というのはまた別の物語(大嘘だけど)
「なるほど…いくさバカとはこういう男のことを言う…」(ウラガン)
上記のラルのセリフを受けて、ボソっと呟くウラガン。
いや確かにその通りだけどさ…そんな悲しいこと言うなよ‥別れ際にさよならなんて言うなよ…
…なんかフォーカスがずれてきたぞ?
「この風!この肌触りこそ戦争よ!」(ランバ・ラル)
キュイでWBに向かう途中、おおいに猛るランバ・ラル。
あたかも消え尽きる前のローソクの炎のような… この後、ラル達はWBに対して一斉に肉弾特攻を仕掛ける。
「なんでこんな子供がいるんだ…!」(クランプ)
「下がってろ! 怪我するぞ!」.
「下がれと言っているッ!!」
WBブリッジの窓まで辿り着いたところでガラス越しにキッカを発見し、うろたえるクランプ。
爆弾を仕掛けようとして、なかなか踏ん切りがつかないところが、いいヤツっぽくて大変よろしい。
ちなみにキッカはミライが無事退避させた。
「ひ姫‥姫様か…間違いない、アルテイシア様に違いないな! 私をお忘れか。.
あなたの父上、ジオン・ダイクン様にお仕えしたジンバ・ラルの息子、ランバ・ラルですぞ」(ランバ・ラル)
「アルテイシアと知って、なぜ銃を向けるか!」(セイラ)
ランバラルに銃を向けられたセイラさんのこれまた有名な名セリフ、そして動揺するラル。結局これが命取りに。
よくよく考えると、このセイラの存在がなければラルのWB乗っ取りは成功していたかも知れない。
同じようなことが後のシャアにもいえることを考えるに、この子娘の存在こそが1年戦争のキーだったのかも知れない。
「ハモン‥すまぬ… 木馬をギャロップで撃破してくれ….
このランバ・ラル、戦いの中で、戦いを忘れた…」(ランバ・ラル)
リュウと相討ちになり傷ついたランバラルが、ハモンと最後の通信を交わすシーン。
これまた涙ものの場面。正直ちゃかすポイントが見つからない。
「君たちは立派に戦ってきた!だが兵士の定めがどういうものか、良く‥見ておくのだな」(ランバ・ラル)
そう言い放って手榴瓶を作動させるラル。もはや涙なくしては語れないシーン。
この後、WBデッキから飛び下り空中で凄絶に自爆。ちなみに最後のセリフは「ぬおおおおおおおおお!」。
…御冥福をお祈りします。
<次回予告>
戦死したランバ・ラルの意志をハモンが継いだ。
数少ない武器を持って迫るハモンはついにガンダムを討ちとるのか?その危機に、
リュウ・ホセイのコアファイターがハモンを襲う。
機動戦士ガンダム、次回「激闘は憎しみ深く」。君は、生き延びることができるか!
第21話:激闘は憎しみ深く
#ランバ・ラルの仇とばかりにハモンが逆襲。ガルマの時のイセリナの逆襲と対比すると面白い
あとリュウ死す。最後の「僕が悪かったんだ」「いや僕が…」的キズのなめあいが見ていてツラい回。
(ランバ・ラルは、私にはもったいないくらい実直な男性だった。.
あんな心を寄せてくれた人のために、よしんば、砂漠で散るのも後悔はない…)(ハモン)
ハモンの回想シーン。悲壮な決意と覚悟が見てとれる。
「この作戦に不服があるものは参加しなくともランバ・ラルは怒りはしません。私もです…」(ハモン)
「その心配はございません、ハモン様。全員退かぬ覚悟であります」(ジオン兵)
ランバラルとの思いでを胸に、命を賭してWBを撃つ覚悟を決めるハモン。
そしてその心意気に答えようとする兵士達。その兵達一人一人声をかけるハモン。
例えるなら、ロンドベル/アクシズ特攻前のブライトの「すまんが皆の命をくれ」のシーンと同義か。
「あの坊やが邪魔するようなことがありましたら‥あなた、守ってくださいましね」(ハモン)
特攻前にアムロのことを考えるハモン。切ないわー
「俺だって!俺だって前の俺とは違うんだ!引かねぇぞ!引かねぇぞ!」(カイ)
第8話:半泣きになりながら「お、お…俺だって! 俺だって!」のバージョンアップ版。
カイの成長が伺える1シーン。
「ホワイトベースがやられちまえば、病気だ怪我だって言えるかよ!」(リュウ)
怪我をおしてガンタンクを何とか動かそうとするリュウ。結局コレが命取りに。
やっぱし猪突勇猛型のリュウよりも軟弱慎重型のカイのような生き方の方が長生きできそう。
「上から!? 出来るか?」(アムロ)
両手使用不可、背後からはザク、前面上部からマゼラアタックの状況でアムロの神業炸裂。
爆薬を積んだギャロップの突進を両手で止めつつ、背後からのザクのヒート・トマホークをかわして
そのままエルボー食らわせつつ、その機体を抱え上げてなんと盾として使用。
マゼラアタックの上部からの攻撃を見事に受け止め、その後ザクを投げつけて空中の敵機もろとも撃破。
アムロの超人的な機体操作術の中でも1・2を争う名シーンと言える。
<おまけ:アムロ神業ランキング>
・1位:ジェット・ストリーム・アタック回避
・2位:これ
・3位:コンスコン強襲ドム撃破しまくり
「ホント… 好きだったよ坊や…」(ハモン)
ギャロップを抱えこんだまま動けないガンダムに対して、背後から迫るハモンのマゼラアタック。
絶対絶命のアムロ。そこへ突っ込むリュウのコアファイター!
最後の気合いは「ぬううううあああああああああああああ!」(ガトーと同じ?) 合掌。
「違います!やめて下さい、ジョブ・ジョンさん!僕だってそうです、ハヤトだってそうかもしれない!.
みんな…みんな…みんなが!みんなが!」(アムロ)
「アムロの言う通りだ。我々が、我々が未熟だったために‥リュウを殺し、何人もの仲間を…」(ブライト)
(膝をついて泣き崩れるブライト)
「勘弁してくれ、リュウ、勘弁してくれよ!なあ…俺達、これからどうすりゃいいんだ….
え?教えてくれ… 教えてくれんのだな、もう…」.
「ブライトさん、やめましょう。ジオンを倒すしかない‥戦争が終わるしか…」(セイラ)
「そうさ、そうですよ…! それしかないんですよー!!」(アムロ)
(それしかないんですよー!!).
リュウの死に対して、それぞれ自分を責めるWBクルー達。
アムロの悲痛な叫びが、荒涼とした荒野にこだまする。
<次回予告>
リュウの亡きあとブライトが倒れる。
その隙を突くかのようにマ・クベの包囲作戦が行われた。
静かに、そして激しく。戦闘中の空中ドッキングはついにアムロを危機へと陥れてゆく。
機動戦士ガンダム、次回「マ・クベ包囲網を破れ!」。君は、生きのびることができるか!
第22話:マ・クベ包囲網を破れ!
#リュウのデス・ショックがWBクルーからまだ抜けていない状況の中、ブライトが病気で倒れる。
ミライが代理を勤めるも慣れないせいでボロボロ、そのせいでWB自体もボロボロになってしまう回。
あ、フラウボウの微乳が見れるのもこの回だけ。
「ミスタージュダック」(マ・クベ)
「は?」(ジュダック)
「襟を直したまえ。連邦軍のカラーが見えているぞ」.
「あ…」
身だしなみにもうるさいマ・クベの図。
「はっは。何のためにレーダーを残したかも知らんで。.
なまじレーダーがあるからこそ、自分で勝手に状況を判断して、我々の網にかかってくれる」(マ・クベ)
「さすがです、大佐!」(ウラガン)
「ハッハ… まあ」(マ・クベ)
部下から作戦の指揮を賞賛されて、得意げマ・クベ。
「さすがです大佐!」とか言われてまんざらでもなさそうに答える。
ちょっと照れくさそうに言うところがポイント。なんか少し可愛いかも。
<次回予告>
ミデア輸送部隊がグフに強襲され、救援物資が宙に舞う。
応戦するガンダムもグフのパワーの前に傷ついていった。
輸送機からGパーツを引き出してマチルダは叫ぶ。アムロ、立て!と。
機動戦士ガンダム、次回「マチルダ救出作戦」。君は、生きのびることができるか!
第23話:マチルダ救出作戦
#ボロボロになったWBを助けるべく、補給物資を届けに向かうマチルダの輸送部隊。
「連中はまたモルモットにされるのかと怒るだろうがな」(レビル将軍)
マチルダにガンダムのパワーアップ物資輸送を依頼するレビル。
これによりガンダムにGファイター・Gブル・Gアーマー3形態のオプションがつくことに。
この時点でWBはすっかり連邦の新兵器実験テスト部隊と化している。
「ま、マチルダさんが!」(アムロ)
マチルダのミデア部隊を救出せよとの命を受けて、やたら張り切るアムロ。
それを冷めた目で見ているフラウがなにげに怖い。
「へいへい、では、おだてのセイラさん!いきますよ〜」(カイ)
セイラさんのその場しのぎおだてを逆手に取った実にカイらしい軽口セリフ。
「お前達にマチルダさんの補給物資をやらせるかー!!」(アムロ)
ちょっとはりきりすぎアムロ。
「リュウ…お前のやり方は利口じゃなかったかもしれんが、俺達に模範を示してくれた….
何をやったかで人間の値打ちは決まる…」(ブライト)
ミライのぎこちない指揮を病室のモニターで見つめてやきもきするブライト。
リュウのことを思いだして、モニターごしにミライを激励するその姿に、激しく漢を感じる場面
<次回予告>
マチルダがホワイトベースを守る為に死んだ。数多くの戦友と共に。
黒い三連星と徒名される重モビルスーツ、ドムの攻防は、ただ激烈であったのだ。
機動戦士ガンダム、次回「迫撃!トリプル・ドム」。君は、生き延びることができるか!
第24話:迫撃!トリプル・ドム
#あの伝説のジェット・ストリーム・アタックが遂に炸裂。そしてマチルダさん死す。
「おふざけでない!」(キシリア)
部下を叱りつけるキシリア。こう言い放ってビンタ一閃。
是非ともセイラさん辺りとタイマンはってもらいたい。
このキシリアの命により、黒い三連星と呼ばれるドム使い3人が地球へ向かうことになる。
(一口メモ:ルウム戦役時、レビル将軍はこの黒い三連星により捕虜になっている)
「ヒャッホゥゥゥゥゥゥ!」(アムロ)
マチルダさんとの集合写真を手にして、嬉しさのあまり、マリオばりのジャンプを見せるアムロ。
「戦争と言う破壊の中で、ただ一つ、物を作って行くことが出来るから…かしらね」(マチルダ)
何故補給部隊に入ったんですか?とアムロに聞かれて、答えるマチルダ。
彼女の人柄が伺える名セリフ。
「エンジン全開!発射軸合わせ! よろし!?」(アムロ)
この回からガンダムG系パーツで出撃することになったセイラさん、アムロにお株のセリフを取られる。
「なんてドジだい俺は。敵の足を止めることさえ出来やしない!」(カイ)
ドムのその圧倒的起動力についていけず自分を責めるカイ。
「うわあ爆発しちまう!」とか言ってた頃に比べれば、随分成長したものだ。
「あと一息でWBは生きのびるというのに…こんな所でむざむざと傷つけられてたまるものか!」(マチルダ)
その意気や良し!といいたいところだが、死んじゃったら何にもならないよマチルダさァン…
「あのパイロットめ、只者じゃないぞ… オルテガ、マッシュ!.
モビルスーツにジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!」(ガイア)
JSA、遂に炸裂す。
3機のドムを直線上に並べて、目標に対して連続で波状攻撃を仕掛ける必殺戦法。
「おああ!俺を踏み台にしたァ!」(ガイア)
トリプルドムのJSAをすり抜けるガンダム。踏み台として利用されたガイアの驚愕の表情にも注目。
しかし同時にマチルダの乗ったミデア機がオルテガのドムに叩きつぶされてしまう。嗚呼マチルダさん…
「ジェット・ストリーム・アタックをすり抜けるなんて…信じられん…」(オルテガ)
あたかもアムロの神業の凄さを証明するかのような一言。
「ミデア輸送機、マチルダ隊の戦死者に対し!全員敬礼!」(ブライト)
WBの上から哀悼の意を込めて全員敬礼。
みな、マチルダの思いでを胸に、それぞれの哀しみにふける。
「マチルダさん…×5」「マチルダさぁぁぁぁぁァァァン×2」(アムロ)
アムロの絞り出すような慟哭。まさに古屋徹にしか出すことが出来ない名セリフ。
これ以後、ストーリのシビアさは加速し、展開はますます面白くなっていく。
<次回予告>
オデッサ作戦開始前に裏ぎり者が捕らえられたことが、地球連邦軍を勝利に導いた。
しかし、三連星の生き残りの二機のドムは執拗にガンダムに迫る、仲間の仇を討たんが為に。
機動戦士ガンダム、次回「オデッサの激戦」。君は、生き延びることができるか!
第25話:オデッサの激戦
#オデッサ作戦本番、マッシュの仇討ちとばかりにガイア・オルテガが命を賭して逆襲してくる。
見所は飛んできた水爆ミサイルの制御装置のみを空中で切断するアムロの神業。
「マッシュの魂よ、宇宙に飛んで、永遠に喜びの中に漂い給え…」(ガイア)
ドムから空砲を撃ってマッシュを弔うガイアとオルテガ。彼等の結びつきの強さを示しているシーン。
「あなたにも事情があるとおっしゃりたいんでしょ、けれど違いますよ!.
あなたみたいな人のおかげで何十人となく無駄死にしていった人がいるんです!解りますか!?.
あなたみたいな人のおかげで!!」(アムロ)
連邦将校の裏切りを知りブチ切れるアムロ。マチルダさん戦死の直後だけにその怒りも半端じゃない。
「我々も負けたくないのでな」(マ・クベ)
部隊前進を停止させねば南極条約で禁止されている水爆の使用をも辞さないと、
追い詰められたマ・クベが遂にジョーカーを切る。
(レビル将軍は一言も語らなかったと言う。ただ前進を示すための手を降っただけであると)
マ・クベの水爆使用勧告に対してのレビル将軍の断固たる姿勢を示した名ナレーション。
「ドムとてこういう芸当は出来る!」(ガイア)
ジャンプして空中でガンダムのシールドを叩っ切るガイアのドム。
その後、健闘虚しく破れて「マッシュ…オルテガ…すまん!」と言い残しガイア散る。合掌。
シャアとかラルとかの主役級敵キャラを除けば、ドレンの次に好きな脇役キャラだったかも。
「アムロ、聞こえるか? 敵が水爆を使う!」(ブライト)
「水爆? だってあれは…」(アムロ)
「そうだ。敵は使ってはならん武器を使うのだ。ミサイル発射まで30秒はかかる。.
モビルスーツはいい、水爆ミサイルを破壊するほうが先だ!」.
「そんな!できるわけないでしょう!」.
「データーを送る。赤いとこが水爆を爆発させるとこだ。点線のとこで叩き切ればいい」.
「こ、こんな雑な分解図で、役に立つんですか!?」
”核ミサイルの爆発を阻止せよ” そのあまりにも無茶な要求に唖然とするしかないアムロ。
送ってきたデータがまたぞんざいなんだな、これが。
「や…やれるか!?」(アムロ)
飛行してくる水爆ミサイルの弾頭部分だけを空中で正確に切り落とし、その爆発を阻止するアムロ。
彼のニュータイプ能力はほぼ覚醒しつつある。
「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えてみろ、我々が送り届けた鉱物資源の量を….
ジオンは、あと10年は戦える…」(マ・クベ)
ザンジバルで戦場を脱出後、壷を弾きつつこう呟くマ・クベ。なかなかにしぶとい奴だ。
<次回予告>
マッドアングラー隊から水陸両用モビルスーツ、ゴッグが発進する。
木馬を討て、ガンダムを倒せと奇妙なくらい巧妙に、ホワイトベースに迫る。
そう、マッドアングラー隊の指揮官、彼こそ…!
機動戦士ガンダム、次回「復活のシャア」。君は、生き延びることができるか!
第26話:復活のシャア
#遂にヤツが帰ってくる。大型潜水母艦マッドアングラーの艦長としてシャア復活。
他の見所としては、初の水陸両用MSゴッグの戦闘シーンとか、ミハル登場とか。
「マッドアングラー隊に回されて早々に木馬に出会うか… 私は運がいいッ」(シャア)
高速小型連絡艇シーランスを駆り、自らWBの偵察に向かうシャア。
心なしかウキウキしているようにも見える。
「流石ゴッグだ、なんともないぜ!」(ジオン兵)
水雷に触れても無傷のゴッグ。
この後もアムロをして「なんてMSだ!バルカン砲を何とも感じないのか!」と言わしめる。
「全軍を指揮する者が弾の後ろで叫んでいては、勝つ戦いも勝てんよ」(レビル将軍)
本部がゴッグの猛攻に晒される中、部下に退避を勧められるも、その提案を退けるレビル。
なかなかやる!
「流石は大佐だ。いい腕をしておられる」(ブーン)
WB偵察を終えて、マッドアングラー甲板上に鮮やかに着陸するシャアのシーランス。
それを見たブーン少尉の一言。
「子供じみてるだろ、フフフ… そう、私のプライドを傷つけたMSだからな!」(シャア)
ゴッグ2機をもってしてもガンダムを落とせなかったことを悔やむ部下に対して、
笑いながら「それでいい」と答えるシャア。
いぶかる部下に「私は、これだけは私の手で倒したいと思っているくらいなんだ」と答えて、
冒頭のセリフを呟く。シャアのガンダムに対する思いの丈をあらわしているシーン。
<次回予告>
シャアの指揮のもと、ホワイトベース殲滅の攻撃が続く。
軍人を嫌うカイ・シデンは仲間との別れを告げたものの、再び戦いに加わる。
が、その彼の後ろには少女がいた。
機動戦士ガンダム、次回「女スパイ潜入!」。君は、生き延びることができるか!
第27話:女スパイ潜入!
#戦争に嫌気がさしWBを降りるカイと、ジオンの女スパイ:ミハルとの交流を描いた回。
ここら辺りの回から、カイがカッコよく化けはじめる。
「カイさん、僕はあなたの全部が好きというわけではありません。.
でも、今日まで一緒にやって来た仲間じゃないですか」(アムロ)
「そういう言い方好きだぜ、アムロ。…ま、元気でやれや」(カイ)
ほとほと戦争に疲れ果てたカイ。
「しゃあねーなー。軍人なんてお固いのは性に合わねェンだから」と言い残し、アムロに別れを告げる。
「ホント…やだねえ…」(カイ)
ミハルの持つバッグの中に拳銃が隠されていることを確認して、この一言。
そしてますます戦いがイヤになるカイ。WBクルーの中ではコイツが一番好きかも。
「カンケーねえよ、し…しかしよう、畜生!なんで今さらWBが気になるンだ!」(カイ)
「ホント… 軟弱ものかもね…」(カイ)
遠方からWBの戦いっぷりを見て、自らの心の葛藤に悩むカイ。
と同時に頭の中でセイラさん軟弱ものビンタシーンがフラッシュバック。
自分の心に正直に生きるべきか、ともに死線をくぐり抜けてきたWBの仲間達と戦うべきか。
で、悩んだ末、結局カイは後者を選択する。
結局、WBクルーの中で一番不器用なのはコイツなのかも知れない。
<次回予告>
シャアの追撃の手は休むことを知らない。
危機の連続の中、カイとミハルの小さな心のふれあいが悲劇を生む。
ミハルよ、安らかなれ、と誰が言えよう?
機動戦士ガンダム、次回「大西洋、血に染めて」。君は、生き延びることができるか!