第1話:ガンダム大地に立つ!!

#記念すべき第1回。一番の見所はシャア初出シーンか。

「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。.
 地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。.
 宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。.
 この一ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。.
 人々はみずからの行為に恐怖した。戦争は膠着状態に入り、八ヶ月あまりが過ぎた」(ナレーション)
  今や30年余にも及ぶガンダム史、その第一歩を記した名ナレーションがこれ。
  ここから全てが始まった。

「あ‥アムロの親父さんみたいな軍事技術者がここにこなければ僕らは…」(ハヤト)
  ハヤト初登場。柔道着一つだけを抱えてフレームイン。
  そのあまりにもぞんざいすぎるキャラ作画は、今や衝撃的をこえて、もはや伝説的ですら。

  


「私もよくよく運のない男だな」(シャア) 
  記念すべきシャア初出のセリフがコレ。作戦終了後に連邦V作戦を掴んでの発言。
  本当にそう思って言ったわけではなかろうが、この後の彼には、この言葉通りの展開が、
  次から次へと降りかかることに。

「シャア少佐だって、戦場の戦いで勝って出世したんだ!」(ジーン)
「手柄をたてちまえばこっちのもんよ。へ、敵を倒すにゃ早いほどいいってね」.
  先走るジオン新兵ジーン。カウパー君と呼んであげたい。

「父さん!人間よりモビルスーツの方が大切なんですか!」(アムロ)
  「避難民よりガンダムが先だ!ホワイトベースにあげて戦闘準備させるんだ」
  と、民間人の安全より軍の都合を優先させる父に対してアムロきれる。

「走れフラウボウ! 走れ…フラウ…(ここでフラウこける)そうだ‥フラウボウ…いいぞ…」(アムロ)
  爆撃で両親を失い半狂乱になるフラウに対してアムロ張り手一閃、半ば強引に避難させる。
  アムロが戦争への怒りと哀しみに目覚めた記念すべきシーン。坂の途中でこけるフラウの姿も見所。

「こいつ…動くぞ!」(アムロ)
  アムロが始めてガンダムのコクピットに座ったときに発したセリフ。
  一般的な使用例としては、彼女とかの前で自分の息子をピクピクさせつつ使うとか。マウント・ボコられ確定。

「すご…い…!5倍以上のエネルギーゲインがある…!」(アムロ)
  ガンダムのコクピットに座って機動スイッチを入れた直後の第一声がこれ。
  「bBb」さんより推薦いただきました。

「な、なんてモビルスーツだ… ライフルをまったく受けつけません!」(ジーン)
  ガンダムの厚い装甲にザク・マシンガンを全てはばまれて動揺するジオンの兵士。
  まさにガンダムの圧倒的戦闘能力を象徴するかのようなセリフ。
  特種的な使用例として、彼女が鉄の処女だった時に「な、なんて処女膜だ…ボクのバズーガーを(以下略)」
  これで始めての夜もすっかり台なしだ!(ニカッと歯をみせて笑いながら)

「立ってくれ…立てよ!」(アムロ)
  コクピットからザクを視認してパニくるアムロ。初々しくて大変よろしい。
  ちなみに一般的使用例としては…まあ、分かるだろ?(懇願するような目で)

「やってやる‥いくら装甲が厚くたって!」(ジーン)
  超近距離射撃での破壊をもくろみガンダムに迫るジーン。
  この後エネルギーチューブを引きちぎられて「あああ!ああああ!」と情けなくわめくことに。
  挙げ句の果てに空中でまっ二つ、ちなみに断末魔は「うわああああああ!」 合掌。

「ああ…あれが連邦軍のモビルスーツの威力なのか!」(デニム)
  この後「ええいよくもジーンを!」と叫びながら敵討ちも空しくコクピットごとビームサーベルに
  貫かれて空気中の粒子と化す。合掌。

「認めたくないものだな、自分自身の。若さ故の過ちというものを」(シャア)
  1話の最後で遂に、ガンダム史上においても名セリフ中の名セリフにあげられるであろうコレが出る。
  ↓ 近付くサイド7を見ながらムサイの中でボソっと呟くシャア。カッコ良すぎ!

  


<次回予告>
 
 サイド7を脱出するホワイトベースを待ち受けていたシャアは、ついに赤い彗星の本領を発揮してガンダムに迫る。
  それは、シャアにとってもアムロにとっても、初めて体験する恐ろしい戦いであった。
  機動戦士ガンダム、次回「ガンダム破壊命令」。 君は生きのびることができるか!



第2話:ガンダム破壊命令

#セイラさんの「あの」張り手が炸裂する回。これにくらべれば他のシーンなんて!

「戦いとはいつも2手3手先を考えて行うものだ」(シャア)
  補給艦を待たずにサイド7に侵入するシャア達。その臨機応変な行動力を容赦なく見せつける。

「それでも男ですか!軟弱もの!!」(セイラ)
  「の‥乗るのかい」とカイが言っただけでいきなりビンタをかますセイラ。
  見よ、このインパクトの瞬間の素晴らしい手首の返し方を。それを支える驚異的なリストの力を。
  これぞビンタの中のビンタ。まさに キング・オブ・BINTAと言える。

  


「お高く止まりやがって! あ、あんたセイ、セイラとか言ったよな…」(カイ)
「そんな!不良みたいな口の利き方! おやめなさい!」(セイラ)
  セイラさん=「お高く止まっている」というキャラ設定を完全確立させた名場面。
  このあとリュウに言われてちゃんと怪我人運びを手伝うカイ。実は結構いい奴なのに。

「あ、あの…クルーザー級のスペースグライダーのライセンスが役に立つとは.
 思いませんが、わたくしでよければ…」(ミライ)
  ホワイトベースの操縦手が負傷で欠けてしまったことを知り、自らその役を申し出るミライ。
  その後に続くパオロ艦長の「そうか、あのヤシマ家の…」というセリフが彼女の出自の確かさを伺わせる。

「初陣にはやや若すぎるが古来15、6歳の出陣がなかったわけではない」(パオロ)
  艦長の重みある決断。これによりアムロは正式にガンダムのパイロットとして認められる。
  彼女が中学生以下で深部までの接触をごねたときに使うと効果的。

「撃つぞ… 撃つぞ… 撃つぞォォォォォ!」(アムロ)
  敵をスコープに捉えて興奮するアムロ。とっとと撃てや。
  でも人間みたいな小さい目標をビームライフルで狙撃するのは、あまりにも無理がありすぎる。
  一般的な使用例としては、「撃つぞ!」を「イクぞ!」に変えて…以下説明すんのもめんどくせー

「でもブライトさん、このスピードで迫れるザクなんてありはしません。.
 1機のザクは通常の三倍のスピードで接近します!」(オスカ)
  
”通常の3倍”という名ワードの基となったあのシャア・ザクがWBに迫る。

「シャ…シャアだ… 赤い彗星だ!」(パオロ艦長)
「ルウム戦役で5隻の戦艦がシャア一人の為に撃破された…に、逃げろーッ!」
  シャアの凄さを象徴するようなシーン。画面反転と相成ってその効果は絶大。

「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」(シャア)
  ガンダムを前に猛るシャア。赤いザクを駆り、その卓越した操縦能力でもってアムロを追い詰める。 

「どうだ!(ニヤリ) …バカな、直撃のはずだ!」(シャア)
  マシンガン直撃でもノーダメージ。ガンダムのそのあまりの装甲の厚さに思わず唖然とするシャア。  
  ガンダリウム合金は伊達じゃない!

「こ‥これが…戦いッ…」(アムロ)
  シャアに一方的に攻め立てられ怯えるアムロ。この後、発狂して無闇にライフルを連射しまくる。

「当たらなければどうということはない!」(シャア)
  ガンダムのビームライフルを見て怖じ気づく部下の気弱さを一言で一刀両断するシャア。

「い、一撃で!一撃で‥撃破か!」(シャア)
  ついでにアムロも驚く。「一撃で…ざ、ザクを…」
  そしてスレンダー爆死。断末魔は「てアーーーー!」 合掌。

「させるかーっ!」(シャア)
  出た!これまた名セリフ中の名セリフ! ザクを目の前で撃破されてブチ切れるシャア。
  実はアムロもこのセリフ、結構使っていたりする。

「ガンダムの性能を当てにしすぎる。戦いはもっと有効に行うべきだ」(ブライト)
  この後アムロは「あ、わ、な、なに…」と口から泡を吐き、見ている方が気の毒になるくらい憤る。
  このアムロ×ブライトの模様はそのまま下記コンボへと展開していく。まさに名セリフのオンパレード。

「甘ったれるな!ガンダムをまかされたからには貴様はパイロットなのだ!この船を守る義務がある」(ブライト)
「い、言ったなァ」.(アムロ)
「こう言わざるを得ないのが現在の我々の状態なのだ、やれなければ今からでもサイド7に帰るんだな」.
「やれるとは言えない… けど、やるしかないんだ、僕には貴方が…」.
「ああ憎んでくれていいよ。ガンダムの整備をしておけ、人を使ってもいい」.
  
憎んでくれていいよとあっさり言い放つブライトの見せかけの冷たさに注目。

<次回予告>
  
シャアのムサイが補給を受ける。
  この隙を突こうとコアファイター、ガンダムが強襲をかけた。
  しかしシャア以外にもジオンには兵士がいた。戦士の叫びが轟く。
  機動戦士ガンダム、次回「敵の補給艦を叩け!」。 君は生きのびることができるか!




第3話:敵の補給艦を叩け!

#ガンダムの宇宙戦闘シーンに目を奪われがちだが、一番注目すべきは根性軍人ガデムの存在。
 よくありがちだった勧善懲悪アニメとの明確な差がここに現れている。

「宇宙に出たの… 初めてなんですよ…」(ブライト)
「エリートでいらっしゃったのね」(セイラ)
(ムッとした感じで)皮肉ですか」.
「弱気は禁物でしょ、ブライトさん」
  おすまし中のおすましキャラであるところのセイラさんの性格設定がここでも浮き彫りになる。
  使用例として、冒頭のセリフの「宇宙」を「風俗」に置き換えて使うと効果的なことも。

「ブライトを気にしてむきになることないのに」(フラウ)
「そんなこと関係ないよ、死にたくないからやっているだけさ」(アムロ)
「ふーん、そうかしら?」.
「…(少し考えて)そうかい?」
  「そうかしら?」の後に絶妙な間があっての「そうかい?」はまさに名場面。
  この「間」こそが、なぜガンダムが最高の人間ドラマであるかということへの答えにもなっている。

「そういう言い方、やめてほしいものだな」(ブライト)
  攻撃してこないムサイの様子を見て、こちらから攻撃をしかけるか否かで揺れるブライト。
  その優柔不断っぷりを、セイラに「館長に聞いてみたら?」と突っ込まれてムッとする。
  しっかし、この頃のセイラさんの性格の悪さったらないなあ。

「赤い彗星が補給を欲しがるとはな。ドジをやったのか?」(ガデム)
  根性軍人ガデム登場。
  シャアに補給を急かされて「分かっているよ、わしがそんなにノロマかね?年の割りには素早いはずだ」と発言。
  徹底的に無骨な軍人キャラを演じる。
  このあと連邦に急襲を食らうが、それでもなんとかシャアにザクを渡そうと軍人魂を見せる。

「ハッチ開け!コンベアパイプ、ドッキング急がせ!」(シャア)
  小気味よく命令を飛ばすシャア。
  使用例として「チャック開け!(以下略)」

「MSの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」(シャア)
  ガンダムの攻撃をかわして逆に弾き飛ばすシャア。
  アムロはこの後「いける!」と発言するが、全然いけてなかったり。

  この後の攻防の流れとしては
   ・アムロ、バズーガーを投げつける。
   ・シャア、その頭の悪い攻撃を軽々とガードしてショルダータックル。
   ・アムロ、「なに?」と叫びシールドでそれをガードしようと目論む。
   ・シャア、「甘いな」と呟いてシールド越しにショルダータックル。
   ・見事に弾き飛ばされるアムロ。「くくくっ止っ止まれー!」と噴射ブレーキ。
   ・シャア、その隙に加速して超接近。
   ・突如アムロの目の前にシャアザクのモノアイ出現。「わあっ!?ぐ!」発狂アムロ、バルカン連射。
   ・シャア、それをかわしてガンダムのボディにミドルキック。
   ・アムロ。「うっ!くっ!」 吹き飛ばされる。
   ・そしてシャアのこの↓名セリフに繋がる。
「ええい!連邦軍のMSは化け物か!!」(シャア)

「カイ!ハヤト!ガンタンクはどうした!?砲撃を!砲撃を!」(ブライト)
  ムサイからのメガ粒子砲を受けてテンぱるブライト。その筆舌に尽くしがたいテンパりっぷりは必見。
  思わずミライが「落ち着いてください!」とたしなめる程。

  


「カイシデン聞こえて? 3秒で発進! よろし?」(セイラ)
  これがなければセイラさんじゃない! 「よろし?」 くーッたまんねーッス!
  セクースの最中に言ってもらいたいセリフNO1。
  「サカイ聞こえて? 3秒で発射! よろし?」 「よっよろしいであります!あああああああああッッッッッ!」 
  めくるめくヘヴン。これぞ僕らの楽園だ。

「ミサイル撃ってきたらどーすんだよ?」(カイ)
「補給中ですので撃ってこないと思います!」(ハヤト)
「撃ってきたらどーすんだよ?」.
「分かりません!」
  カイとハヤトのデコボコ漫才の初出。絶妙なボケと突っ込み。ナイスかけあい。
 
「ザクもミサイルも食料もシャアに渡してやる!補給部隊の面子にかけてな!」(ガデム)
  そう言って未装備のザクで補給物資を押し出すガデム。まさに軍人の鑑。

素人め!間合いが遠いわ!(ガデム)
  
武器も持たぬままガンダムに特攻するガデムの素ザク。
  アムロのビームサーベルをかわして、こう言いつつショルダータックル。ここまでは格好よかった。
  しかしガンダム、そのタックルをものともせず、そのままサーベルでザクの腰を切断。
  「わはあ!連邦軍があれほどのモビルスーツを、か開発したのか、うわあああああ!」ガデム死す、合掌。
  ちなみに使用用途の方だが、AVの男優に文句たれたりしたい時に使うと良いかも。

「うむう、パプワがやられガデムも死んだ… どういうことなのだ?」(シャア)
「MSにしろ、あの船にしろ、明らかに連邦軍の新兵器の高性能の前に敗北を喫した、それは分かる」.
「しかし… 一体どういうことなのだ?」.
「連中は戦法も未熟なら、戦い方もまるで素人だ…」.
「どういうことなのだ…」
  どういうことなのだ…を3回繰り返すところにシャアの苦悩っぷりが伺える。

「リュウさん!僕本当にあの人、殴りたくなってきた!」(アムロ)
  シャアと立派に渡りあうもブライトに厳しくされてプンプンするアムロ。ちょっと可哀想。

<次回予告>
  
アムロ達は味方の連邦軍に囚われてしまった。
  その間にも、ガンダム破壊の執念に燃えるシャアらの潜入部隊が忍び寄る。
  味方の兵を倒してでもホワイトベースを救出しなければならないのか?
  機動戦士ガンダム、次回「ルナツー脱出作戦」。 君は生きのびることができるか!




第4話:ルナツー脱出作戦

#ワッケイン司令との対立により、ルナツーに足留めをくらうWB。
 最後のワッケイン司令の一言はガンダム史に残すべき名セリフ。

「敵を目の前にしても捕捉されんとは奇妙なものだな。.
 科学戦も詰まるところまで来てしまえば、大昔の有視界戦闘に逆戻りという訳だ」(シャア)
  大胆にも巡洋艦1機でルナ2に攻撃を仕掛けようと目論むシャア。
  そのくだりにてさりげなく「ミノフスキー粒子」の解説をおこなってくれていたりも。

「君に戦略を云々する資格は無い!」(ワッケイン)
  
WBを封印してしまうワッケイン。横暴だと詰め寄るブライト達を一喝。
  
「食事は銃に弾を詰めるみたいなものだ、兵士は食べたくなくても食べなきゃいけない!」(リュウ)
  ワッケイン司令の命令で拘束されたWBクルー一同。苛立つアムロを抑えてリュウが大人の一言。

「貴男の敵はジオン軍なんですか?それとも私たちなんですか?」(ブライト)
  軍規にこだわるワッケイン司令にブチ切れて啖呵を切るブライト。
  しかしミライの登場ですぐにその存在はかすむ。

「軍規!軍規!それが何だって言うんですか!軍人が軍規にのっとって死ぬのは勝手です!」.
「でも、他の民間人がそのまきぞえになるのは理不尽ではないでしょうか?」(ミライ)
  
流石WBのおふくろさん。同じ一言でも只の童貞青年将校とは迫力が違う。

「ジオンとの戦いがまだまだ困難を極めるというときに、我々は、学ぶべき人を続々と失っていく….
 寒い時代だと…思わんか?(ワッケイン)
  WBクルーに明日を託して、パオロ艦長、死す。
  パオロの死に際前の一言で心を解いたワッケインが、去り行くWBをルナツーから眺めながらこの一言。
  その死を悼む、あまりにも深くて重い哀悼の言葉。

  


<次回予告>
  重力に任せて落ちれば燃え尽きてしまう大気圏突入。
  その瞬間にシャアはホワイトベースに奇襲を掛けた。
  我も危険なら彼も危険、共に大地を見ることができるのか?
  機動戦士ガンダム、次回「大気圏突入」。 君は生きのびることができるか!




第5話:大気圏突入

#これまた見所満載の回。
 大気圏突入時の戦闘描写 及び その中でザクが燃え尽きるシーンはあまりにも有名。

「新たに3機のザクが間に合ったのは幸いである。20分後には大気圏に突入する。.
 このタイミングで戦闘を仕掛けたと言う事実は、古今例が無い。.
 地球の引力に引かれ、大気圏に突入すれば、ザクとて一瞬の内に燃え尽きてしまうだろう。.
 
しかし、敵が大気圏突入のために全神経を集中している今こそ、ザクで攻撃するチャンスだ。.
 
第1目標、木馬! 第2目標、敵のモビルスーツ!.
 
戦闘時間は2分と無いはずだが諸君等であればこの作戦を成し遂げられるだろう。期待する!」(シャア)
  大気圏突入タイミングとシンクロさせた作戦のブリーフィングを行うシャア。
  一つ間違えれば命取りとなる作戦だけに、兵卒達も流石に緊張を隠せない様子。

「おだてないでください!」
(アムロ)
  大気圏突入時の戦闘に際して色々言われてブーたれるアムロに対してセイラが一言。
  「貴男なら出来るわ」と優しく諭す。ああっお姉たま☆ それに対してアムロ照れ切れ。
  この後もアムロは通信モニター越しのセイラさんに延々と操縦され続けることになる。

「やらせるかァ!」(アムロ)
  こちらはアムロ・バージョン。大気圏突入準備中のWBを姑息に狙うザクに対してブチ切れライフル連射。
  しかし弾はまったく当たらず、残弾を使い切り、その間抜けぶりをシャアの前におめおめと晒す。

「くそう、死にたくなかったら何かしろ!その辺にミサイルの撃ち方の教科書があるだろ」(リュウ)
  敵が目前に迫っているというのに「僕はもともとミサイル要員じゃないんです」とか
  たわけたことぬかしてるハヤトに業を煮やして。

「お姉ちゃん私もやっつけにいく!」(キッカ)
「戦争なんだぞ!」(カツ) 「怖くないもん!」(キッカ)
「怖いんだぞ!」(レツ) 「怖くないもん!!」(キッカ)
  カツ・レツ・キッカの掛け合い漫才。
  しかしカツよ、お前が子供の頃のこの思いを忘れていなければ、功をあせって命を落とすこともなかったろうに…

「舐めるなァ!」(シャア)
  ガンダム・ハンマーでコンのザクをブチ壊したアムロに対して切れるシャア。そしてなんと肉弾エルボー!
  もはやプロレスだ。このファースト以後、MS同士のあからさまな肉弾戦は逆シャアまで封印されることになる。

「しょっ少佐!助けてください!げっ減速できませんッシャア少佐ァ!助けてください!!」(クラウン)
  
アムロとの戦いに気を取られすぎたクラウン、小ムサイへの帰還を自ら不可能にしてしまう。
  「クラウンは!?」と問うシャアに対して「駄目です残念ながら回収不可能です」とあっさり言い放つドレン。
  うう、冷たすぎる。そしてこの後、この名セリフが↓

「クラウン…ザクには大気圏を突破する性能はない、気の毒だが….
 しかしクラウン…! 無駄死にではないぞ!」(シャア)
  いや、無駄死にだって。どこから見たって。
  この後、クラウンは「うわがうばあああ!」と言い残しザクもろとも燃え尽きる。合掌。

  


「ようやくわかりましたよ、シャア少佐。.
 よしんば大気圏突入前に敵を撃ち漏らしても、敵の進入角度を変えさせて.
 我が軍の制圧下の大陸に木馬を引き寄せる、二段構えの作戦ですな」(ドレン)
「戦いは非情さ。そのくらいのことは考えてある」(シャア)
  WBの大気圏進入角度を変えさせて自国勢力圏内に追い込むことに成功するシャア。

<次回予告>
  ガルマ・ザビの機動力はホワイトベースを地上に追い詰める。
  正規軍との戦いは一瞬の息抜きも許されなかった。更に地球の重力はアムロ達に苦戦を強いる。
  機動戦士ガンダム、次回「ガルマ出撃す」。 君は生きのびることができるか!



第6話:ガルマ出撃す

#ガルマ初登場。確かシャアのシャワーシーンもこの回じゃなかったか?
 なんか妙なことばっか覚えてるなあ。

「いよう、シャア。君らしくもないな、連邦軍の船一隻にてこずって」(ガルマ)
「言うなよガルマ。いや、地球方面軍司令官ガルマ・ザビ大佐とお呼びすべきかな?」(シャア)
「士官学校時代と同じガルマでいい」.
「あれが木馬だな?」.
「うん、赤い彗星と言われるほどの君が仕留められなかった船とはね」.
「わざわざ君が出てくることもなかったと言いたいのか?」.
「いや、友人として君を迎えに来ただけでもいい、シャア」.
「大気圏を突破してきた船であるということをお忘れなく」.
「ああ。その点から推測できる戦闘力を今、計算させている。.
 君はゲリラ掃討作戦から引き続きだったんだろ?休みたまえ」.
「お言葉に甘えよう。しかし、ジオン十字勲章ものであることは保証するよ」.
「ありがとう、これで私を一人前にさせてくれて。.
 姉に対しても私の男をあげさせようという心遣いかい?」(ガルマ)
  WBを撃てば勲章ものだとシャアに言われて答えるガルマ。その素晴らしきシスコンぶりを早くも発揮。
  シャアこれを聞いて大笑い。そら笑うしかないだろう。したら↓こうなった。

「笑うなよ、兵がみている…」(ガルマ)
  髪をクルクル指でまきながらこのセリフ。ますます笑うしかないシャアに少し同情。

「この木馬野郎!」(ドップ・パイロット)
  木馬という名前が一般兵にまですっかり定着。しかし”この木馬野郎”はどうかと思う。

「分かるものか…」(ブライト)
  リード中尉の無茶な指揮に切れ寸ブライト。「突破できるんだな」の一言に対してボソっと呟く。
  その後も「退け後退だ!いや前進しろ!」と無茶な指揮を繰り返すリードに遂にブチ切れ。
  指揮権を横取りして大見栄を切る↓
「敵の包囲網を突破してごらんにいれればよろしいのでしょう?」(ブライト)

「もう!これだ!すべてこれだ!」(アムロ)
  発進を急ぐアムロを「急がないで、ガンタンク発進までスタンバイです」と優しくさとすセイラ。
  それに対してアムロ、ブーたれる。
  この後も「女に作戦を聞くわけにはいかない、ブライトが始めからはっきりしていりゃあ!」と女性蔑視発言。
  放送当事の背景を考えると、まだまだそういう時代だったのであろう。

「ちェ、気取りやがってよう、戦ったのは何もガンダムばかりじゃねえんだよォ」(カイ)
  激闘したアムロを「おおおーいアムロお疲れさま!」と優しく出迎えるカイ・リュウ・セイラ・ハヤト。
  それに対して完全シカトで歩き去るアムロ。感じが悪いにも程がある。
  そらカイも毒の一つや二つ、吐きたくなるというもんだ。

「シャア」(ガルマ)
「なんだ?」(シャア)
「私はよい友を持った」.
「水臭いな、今更。ハハハハハ」.
  ガルマのお人好しっぷりをよく表している1シーン。
  いやいやガルマさん、アンタ完璧にたばかられてますから。

「一人にしてくれよ… なっ?」(アムロ)
  WBクルーに対して失礼な態度を取った直後も、カツ・レツ・キッカの
  「お祝いのパイ、シャンペン、パイで乾杯しようよう」との歓迎に対して、溜め息つきつつ、
  心底疲れきったようにこう呟くアムロ。まあ15才の少年が戦争をやったのだから無理もないが…

<次回予告>
  連邦軍本部と連絡を取る為、アムロは敵陣を飛び越す作戦を実行した。
  しかし、シャアがその作戦の出鼻をくじく。
  コアファイターはガンダムに換装してシャアに立ち向かえるのか?
  機動戦士ガンダム、次回「コアファイター脱出せよ」。 君は生きのびることができるか!




第7話:コアファイター脱出せよ

#アムロの提案を全てチャカしまくるカイ。それに対してのアムロのキレっぷりは必見。
 あと、じじい共の叛乱とか。

「あなたは一体なんなんですゥ!?」(アムロ)
  いちいちアムロのやることなすこと、ちゃちゃを入れるカイに対して声を裏返す程ブチ切れるアムロ。
  そしてこれを軽々といなすカイ↓

「そう、俺は軟弱ものだ‥腹を立てるほどの人間じゃないのさ」(カイ)
  む、第1話でセイラに張り飛ばされるたことを未だに根に持っていると思われ。

「大丈夫、貴男なら出来るわ!」(セイラ)
  ガンダムで空中戦をやれといきなれ迫るブライトに対してアムロ逆上。
  それに対してセイラの必殺おだて攻撃が炸裂。
  しかしアムロ、流石に今回は騙されない。猿よりは利口になってきたかと思われ。
  「勝手すぎます!ぼ僕にはそんな器用なこと… できません!」 悲痛なアムロの叫び。
  しかしセイラさん、この叫びをなんと完全にシカト。「生き抜きたくないのアムロ?WB着艦、急ぎなさい」
  それを聞いてすねまくるアムロ。でもこの後、結局こうなった↓

「もう! …いいですよ?」(アムロ)
  「アムロ、誰だって自信があってやっているんじゃないわ、でもね、アムロ?貴男には才能があるわ、自信を持って!」
  セイラさんにこう言われて、またもや操縦されてしまうアムロ。単純すぎる…

「地球での自由落下という奴は、言葉でいうほど自由ではないのでな」(シャア)
  アムロと空中で戦闘しつつ、こう呟くシャア。何を言っても憎たらしいほど様になる。

「りょ… 了解!」(シャア)
  WB及びガンダムの圧倒的戦力を見せつけられたあげく、ガルマに「戻れ、検討しよう」と言われて、
  屈辱を噛み殺すように呟くシャア。画面の反転も効果大。

「子供に年寄りの気持ちが分かるか!」(名もなきじじい)
  年寄り共がWBから降りたい降りたいと駄々をこねるシーン。
  「あなた方は自分のことしか考えられないんですか!」と切れるアムロに対して、何と名も無い爺いが逆切れる。

  


  こんな心に響く名セリフもそうはあるまい。
  このセリフに対してアムロ、本家子供の駄々で対抗↓

「ぼくは… もう、やめますよ!?」(アムロ)
  すげえ、子供と爺いの喧嘩。もう勝敗は誰にも分からない。

<次回予告>
  
避難民を地上に降ろす為に戦いがやんだ。が、その隙に次の戦いの為の陣が敷かれる。
  そして、ペルシア親子が帰るべき大地に見たものは?
  機動戦士ガンダム、次回「戦場は荒野」。 君は生きのびることができるか!




第8話:戦場は荒野

#カイ、ガンキャノンではじめて出撃す。その奮闘ぶりに注目。
 あとはシャアのガルマに対する毒の吐きっぷりとか。

「どうもお坊っちゃん育ちが身に染み込み過ぎる、甘いな…」(シャア)
  自分の提案をあっさり聞き入れるガルマに対して呟くシャア。
  その後、
「これで勝てねば貴様は無能だ…」とも呟く。粘着カコワルイ。

「お、お…俺だって! 俺だって!」(カイ)
  カイ、ガンキャノンで初出撃。
  敵弾でもみくちゃの滅茶苦茶にされつつもも奮闘。半べそでこう叫ぶ。
  童貞君が初体験で狂ったように腰を振る様にもよく似ていて、非常に好感が持てる。
  この直後の「ああっ…!た弾が、弾がない…わあっ!」という恐慌っぷりも実に良し。
  娘の嫁にしたいくらいだ。(いないけど)

  


「へっ、俺にだってこれくらいはな」(カイ)
  カイ、ザクを一機つぶして見栄を切る。おめでとう、脱童貞!

「ああッ、このような失態を姉上になんといって報告したらいいのか!」(ガルマ)
「挽回するチャンスはまだある。.
 それに、我々指揮官は最前線で士気を鼓舞しなければな。次は私も行かせてもらおう」(シャア)
「た、頼む」.
  忘れてた、ここにも童貞がいたよ、加えてシスコン。まさに社会のゴミ。
  どうしようもない、死ぬしか。

<次回予告>
 
 ガルマ・ザビみずからがホワイトベースに攻撃を掛ける。
  戦いに疲れきったアムロは体に鞭打ってガンダムを操り、ついに空中戦を行わしめる。
  共にシャアの深い陰謀も知らずに…
  機動戦士ガンダム、次回「翔べ!ガンダム」。 君は生きのびることができるか!




第9話:翔べ!ガンダム

#タイトルを「アムロ、殴られる!」に変えるべき回。それくらいインパクトは高い。
 この回でアムロのニュータイプ能力は、開花のきざしを見せる。

「現場を知らんのだ! 戦場を!」(リード中尉)
  援護をしてくれない連邦参謀本部に対して、激しく愚痴を吐くリード中尉。
  そこら中の会社で使われていそうなセリフ。実際、私もこれのモデファイ・バージョンを使用したことアリ。

「私には姉に対しての立場だってあるのだよ」(ガルマ)
  出陣を諌めるシャアに対してのガルマのセリフ。ここでもシスコン魂 炸裂。
  いいからお前は早く死ね。イセリナを俺に捧げて一刻も早く死ね。

「戦いが終わったらぐっすり眠れるっていう保証があるんですか!」(アムロ)
  出撃を促されて、思わず逆ギレするアムロ。
  ブライトも流石にこれには意表を突かれたみたいで、思わず「保証…?」と聞き返してしまう。
  使用用途としては、彼女に連戦を求められたときに使うとよかろう。

「アムロが駄目なんです戦いたくないって」(フラウ)
「自分でも、どうしようもないんだ…」(アムロ)
「私、アムロが戦ってくれなければとっくに死んでたわ」.
「僕だってそうなんだよ… だけど、もう怖いのヤなんだよ!!」
  アムロ、遂に壊れる。
  戦いたくないと駄々をこねるアムロを必死になだめるフラウの努力も虚しく…
  このやり取りを見たブライトはアムロの部屋に猛ダッシュ。刻々とアムロ初殴りの瞬間が近付く。
  その頃、外では↓

「すぐガンダムも降りるわ、戦力的には自信を持って!」(セイラ)
「へいへい、セイラさんは気休めがお上手で」(カイ)
 
 この頃、頼みのアムロは戦闘拒否の真っ最中。本当の気休めだったりして。

「僕だって… 出来るからやっているわけじゃないんですよ」(アムロ)
  駄々&屁理屈こねまくりのアムロ。それに対してブライト逆上。遂に修正が入る。
  そして永遠のモラトリアム君すべてが憧れる、このセリフが遂に出る↓

「殴ったね!」(アムロ)
  むしろ注目すべきは、このセリフの直後。
  アムロを勢いで殴ってしまい、一瞬しまった!と言う顔を見せるもその後すぐに居直るブライト↓。

「殴ってなぜ悪いか!貴様はいい、そうして喚いていれば気分も晴れるんだからな!」(ブライト)
  む、確かに正しいぞ、ブライト。
  が、そういうセリフはちゃんと正面を向いて相手の目を見つつ言わないと意味がない。
  あとそのポーズ、芝居がかりすぎ。

  


「ぼ、ぼくがそんなに安っぽい人間ですか!」(アムロ)
  アムロ、上記のセリフを受けてまた余計な一言を吐き、この後もう1発ツラを張られることに。
  あたかも”無駄な一言が多い人間はとことん損をする”という事実を証明するかのようだ。
  で↓

2度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!(アムロ)
「それが甘ったれなんだ! 殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」(ブライト)
「も、もうやらないからな、誰が2度とガンダムなんかに乗ってやるものか!」.
  さ、最高ォ! どんなコントよりも面白い。
  そしてまだまだブライトの罵倒攻撃は続く↓

「アムロ! 今のままだったら貴様は虫ケラだ!(ブライト)
  ごめんなさい、もうお腹痛いです、このへんで勘弁してください。

「自分のやったことに自信を持てない人なんて嫌いよ!」(フラウ)
  フラウにまでこう言われる始末。もう踏んだり蹴ったり。

「悔しいけど、僕は、男なんだな…」(アムロ)
  フラウに喝を入れられて、意を決しガンダムに向かうアムロ。
  ま、ここまで単細胞生物なのもどうかと思うが… 

「ブライトさん… ア、アムロがあんな戦い方をしている…!」(フラウ)
「ああ、あいつのいいところだ。ふさぎこんでいても戦いのことを忘れちゃいなかった…」(ブライト)
「ええ…」「アムロ、強くなったわね」.
  MS単体による初の空中戦を易々と行うアムロの戦いっぷりを見て。
  ニュータイプの面目躍如といったところか。

「この化け物が!落ちろ!落ちろォ!」(ガルマ)
  圧倒的な空中戦を繰りひろげるガンダムに対して完全にブチ切れたガルマ。ドップで特攻をかける。
  そして互いにすれ違っての一撃後、アムロがこの一言↓
「や…やるゥ!」(アムロ)
  これまた人生の中で5回は使ってみたい名セリフ。

「貴男の戦いがなければ私達もやられていたわ。ありがとう。あなたはエスパーかもしれない」(マチルダ)
  マチルダさん遂に登場。この一言のセリフでアムロを完全にノックアウト。
  ”一瞬の香りを残してマチルダは去った。アムロにとって、それは初めて知った女性の香りであったのだろうか”
  と、くくられる最後のナレーションもポイント高し。

<次回予告>
  ホワイトベースを討ち漏らすことはイセリナとの恋に賭けてもできなかった。
  最後の強襲を掛けるガルマ・ザビ。アムロ達が闇の中に恐怖を見た時、シャアのたくらみがガルマを包む。
  機動戦士ガンダム、次回「ガルマ散る」。 君は生きのびることができるか!


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