第1話:月に吠える

#ロラン、キース、フランの視察先遣隊3人組、遂に地球に降り立つの巻。
 血生臭い戦闘シーン一切抜きからスタートするガンダムなんて、この「∀」くらいじゃなかろうか。
 あ、冒頭にキエル&ソシエのサービスカットあり。

「パートナーを選びます!」(キエル)
  宵越しの祭にて成人式を執り行うキエルお嬢様。パートナー選択の際のギラついた目が実に妖艶。

  


「年寄が政治と外交をやっていれば、そうするしかないでしょう」(グエン)
  工業化社会への変革に絡む次世代産業興しを目指す、「御曹子」ことグエン・ラインフォード、登場。
  物語の中核を担う重要人物の1人にして、ロランをローラ呼ばわりして「アッー」を目論む変態紳士さん。

  


「ブ−−−−−−−−ン!」(ソシエ)
  脈絡なく「ブーン」を繰り出すソシエお嬢様の天真爛漫っぷりときたら。

  


「みんな、地球って、とってもいいところだぞ。早く戻ってこい!」(ロラン)
「地球はとてもいいところだ! みんな! 早くもどってこォ−−−い!」.
  希代の名曲「月の繭」がバックに流れる中、ロランが月へ向かって叫ぶこのシーンは、
  「∀」全話を通しても屈指の見どころなんじゃないかと。最終回との対比で見ると更にグー。

  


<次回予告>
  
ビシニティが僕の故郷になる日、ミリシャの人々は、ディアナ・カウンターを見て過剰に反応してしまった。
  僕もホワイトドールの石像が崩れたとき、息を飲んでしまった。モビルスーツが現れたからだ。
  次回∀ガンダム「成人式」 風が吹いた!




第2話:成人式

#第1話で描写された成人式の主役をキエルからソシエに代えて、そのままなぞる回。
 ソシエのポロリもあるでよ。

「今日は僕の成人式だー!」(ロラン)
  地球降下から早2年、遂にロランも成人式を受ける許可を与えられることに。

「地球の連中って、なんで見上げるばっかりで、見下ろさないんだろ?」(キース)
「地面から離れたくないからだろ」(ロラン)
  地球の生活にほぼ慣れきったとはいえ、ムーンレイスからしてみれば、まだまだ地球人には
  不可思議なところがたくさんある模様。

「彼はローラの方が似合うだろ?」(グエン)
  キエルからどうしてロランをローラと呼ぶのか聞かれて。

「どう思うシド。飛行機が空を飛ぶ時代に、まだこんな儀式をやっている」(ジョゼフ)
「理屈だけで世の中が動くわけじゃないし、別にいいじゃろ」(シド)
  のちに御大将からブラザー呼ばわりされた末、電撃責めの栄誉を賜る男ことジョゼフと
  黒歴史の採掘者ことシドじいさんの山師コンビ、登場。

  


「出てくる…」(ロラン)
「こ…これしないと、大人になれないの?」.
  成人式にて互いの背中に付けあう聖痕の正体がヒルと知り、思いっきりビビくるロラン。
  むしろここではソシエの裸にまったく興味を示さないことの方が問題。

  


「なんだ…? コイツ等、正気なのか? なんて不愉快な連中だ!」(ポゥ)
  ディアナ・カウンターの主力MS「ウォドム」を駆って颯爽登場の筈が、
  豆鉄砲にも程がある軽飛行機からの機銃掃射くらって、いきりたつポゥ少尉。

  


「やられた!被害は!?今度は直撃をくらうのか!」(ポゥ)
  そしてポゥが放った威嚇用ビームは、ホワイトドールと呼ばれる遺跡の中から「∀」を顕現させる。
  この時、ドサクサで放ったミサイルがハイム家の2階を直撃し、キエル&ソシエの親父、死亡。

  


<次回予告>
  
キエルとソシエお嬢さんだけは戦争に巻き込ませたくない。
  けどノックスの町はやられたらしいし、御屋敷では旦那様が…
  キースは逃げたがっているけど、僕はホワイトドールに乗ってしまった。覚悟なんかつかないけど…
  次回∀ガンダム「祭の後」 戦争の風が吹いた。




第3話:祭の後

#ディアナ・カウンターの急な到来のせいで、ノックスの街はパニックに。

「あたし、なんてはしたないことを…!」(ソシエ)
  
∀の降下式コクピットが急に作動した反動で、ソシエの膝にタマを潰され悶絶するロラン。

  


「言ったじゃないか、やめなさいって。アンタ達!」(ポゥ)
「まさか、かかってこないよな!?お前達のオモチャ以下の飛行機で」.
「本気やってんだぞ!!」.
  圧倒的な戦力差を前にパニックになってるのは、むしろ有利な側のポゥだったりして。

「ヤツね、ヒゲがあるんです」(シド)
「ヒゲのある機械人形なのか?」(グエン)
「おヒゲのある、ホワイトドール…」(キエル)
  いまでこそ鬚ガンダムの愛称で受け入れられてる「∀」のデザイン、
  放映当時は圧倒的に「否」が多数派の賛否両論で、いろいろ物議を呼びまくりでした。

「どうしたらいいの… どうしたらいいのロラン…!」(ソシエ)
「これが… これがディアナ様のなさることなんですか…」(ロラン)
「泣きなせェ、気が済むまで泣きなさりゃいい…」(ジェシカ)
  無惨な姿になった父親と対面し、悲しみにくれるソシエとロラン。
  今までが牧歌的なストーリー進行だっただけに、ギャップ効果と相まってこのシーンはかなりキツい。
  
  


<次回予告>
  ミリシャとディアナ・カウンター、どちらが先に手を出したかではない。
  戦いが人の心を歪ませて、それに押し潰される人々もいるということなのだ。
  でも僕は、そのことに気づいてはいなかった。
  次回∀ガンダム「ふるさとの軍人」 夏なのに、風は冷たい。




第4話:ふるさとの軍人

#ディアナ・カウンター先遣隊とグエン率いる地球側との本格的交渉開始。

「止めてくださいよ、僕は戦うつもりなんてないんです!」(ロラン)
  通称「わんわんお!」こと対人兵器ウァッドと∀ガンダムとの語らい場面。
  この作品、日常風景のみならず、戦闘シーンまでもが妙に牧歌的なんだよね。

  


「地球の人はやることが無茶苦茶だァ」(ロラン)
  単なるプロペラ機で巨大MSウォドムとやりあうメシェー&親父を見て思わず嘆息するロラン。
  その後に続く地球人の皆様の主力部隊はなんと農場用トラックと旧式マシンガン、しかもセリフが
「畑を荒すなー!」「畑を守れー!」(地球人の皆様)
  って、そりゃポゥにも
「野蛮な!やはり地球人は蛮族としかいいようがない!」って言われちゃうわ。

  


「椅子に座っているだけで地球に帰れるのか…! 戦争になっているんだよ…」(ポゥ)
  地球人に対しての発砲を許可しないお偉方に業を煮やすポゥさん。

「ハッハッハッハッハ、地球の雨とは温かいものだな。緑の地球、我らが故郷か」(ハリー)
  出たな、変態ユニバース仮面。
  ガンダム史を彩る「仮面の男」の中じゃ、性格的にはかなりマトモな方なんだけどね。

  


「まさか御本人ではあるまい」(フィル)
「お連れした覚えはない」(ハリー)
  キエルを見て衝撃的真顔になる二人。それほどディアナ様に似てるってことね。

  


「戦うのなら銃にお持ちかえを!」(ハリー)
「野蛮人め、血で購え! これがイングレッサの総意か!」(フィル)
「購えというなら私をやれ!しかし交渉は続けたまえ!」(グエン)
「代償が先だ!」.
「アジ大佐の命の代償を、老躯で支払ったと思うなよ、グエン・ラインフォード!」.
  ディアナカウンターと地球側(御曹子達)との交渉中、早速起こる揉め事にて、双方の爺いがデスる。
  ちなみに銃を構えるフィルの横でくたばってるのがアジ大佐ね。

  


<次回予告>
  ディアナ様を待つしかないと思っていた。
  ソシエお嬢さんがミリシャのパイロットになって しまったし、
  奥様のことでキエル様もおつらいとわかるから、僕は戦うことでそういうものを見ないようにする。
  次回∀ガンダム「ディアナ降臨」 風よ、収まれ。




第5話:ディアナ光臨

#ミリシャとディアナ・カウンターとの小競り合い続く中、遂に月の女王「ディアナ・ソレル」光臨。
 この回から「黒歴史」の発掘物である「カプール」も登場。あ、この時代では「カプル」か。

  


「一度プロペラを止めたら、どうやって回すんだよォ」(メシェー)
  スロットルを絞りすぎた新米パイロットのソシエをしごくメシェー。素直に「はい」言うソシエが可愛いー

  


「男に生まれてきて、くださいよォ…………!」(ロラン)
  飛行船からメシェー&ソシエのプロペラ機に乗り移るという離れ技をやった際、股間をもろ痛打、
  にもかかわらず、両者から「なにふざけてんの!」「アンタはいつもこうなんだから」というお叱りを受け、
  悶絶しつつ苦悶の抗議をするロラン。

  


「けだもの?メスか?こんなのが地球人か!?」(作業員)
  フェンス設置マシーン(モビルリブ)のトップに飛び乗って、トンカチで操縦席を叩き始めたメシェーを見て。

「まったくさ、こんな野蛮人なんか殺す価値もないんだよね。.
 なのにアンタらは私達と戦争が出来るつもりでいる。クサクサするんだよね蛮族相手でさ!」(ポゥ)
  上記メシエーの野蛮極まりない所行に、ウォドムを持ち出して対抗するポゥ。
  ディアナ・カウンターと地球側との戦力の差をよく言い表わしているセリフ。

「蛮族には蛮族のやり方に合わせろと?」(ハリー)
「残念ながら、そういう言い方を認めざるをえません」(グエン)
  
ム−ンレイス程の学問も知識もなかったが故、無線交渉した2年の内容をなかったことにしたいという
  御曹子側の主張を聞いて、血気立つハリー。

「ソシエが兵隊になっていく…」(キエル)
  ソシエ駆るプロペラ機を自宅の窓から望んで、哀しそうに呟くキエルお嬢様。

  


「はずしたければ10キロ痩せな!」(ポゥ)
  ウォドムのアームでメシェーを捕獲するポゥ。
  チマチマ・ジタバタするメシェーがつまみ食いしたリスみたいで可愛いー

  


「なにが「様」だ!」(ヤーニ)
  ディアナに癖で思わず「様」付けしてしまったロランをなじるヤーニ・オビュス軍曹。

  


<次回予告>
  
力がない人々は、ディアナ様をさらおうとする。
  おかげで僕は、ディアナ様を間近で見ることが出来て、幸せだった。
  けれどキースやフランの都合や、ビシニティのびっくり箱の仕掛けは、多分いいことへの始まりではないと思うんだ。
  次回∀ガンダム「忘れられた過去」 風に、色がつく…




第6話:忘れられた過去

#双方のMSが小規模レベルで相対。あとディアナ・ソレルとキエル・ハイムが初対面。
 
  


「わたくし達はあそこから来たのです」(ディアナ)
「信じさせてください、ディアナ・ソレル」(グエン)
「私を信じなさい」.
  ノックスの町中から月を見て、ふと呟くディアナ・ソレル。
  御身一つで大騒動を招いているというのにこの余裕、流石1000年女王。
  ∀ガンダムとぶつかり尻餅つくスモーを見て笑う、なんていう茶目っ気も垣間見せたり。

  


「撃つなよ、貴様」(ハリー)
「クロス・コンバットのつもりか?なめられたな」.
  親衛隊長ハリーの黄金スモーと対峙する∀ガンダム。いちおうパワーは互角みたいだけど。

  


「ムーンレイスのキースにだって地球のパンは焼けたんだ。うまくいくって」(ロラン)
  地球人とムーンレイスの関係を心配するキースに比べると、あまりに楽観的すぎるロラン。

  


「数も気になるが、機能も気になる!」(フィル)
(ミサイルを)よけられたー!」(ソシエ)
  偵察隊の目からマウンテンサイクルの秘密を守る為、囮役を買って出るソシエ&メシェーのカプル・コンビ。
  しかしまあMS自体が歩いてる姿だけで可愛いってどういうこと?正直アッガイたんを超えますた。

  


「ふざけてんのか? アレだけあって何故これだけが? くそッ!」(ロラン)
「いかにも蛮族がやりそうなことをー!」(フィル)
「地球は戦争するところじゃないでしょー!」.
  
専用武器庫から唯一劣化してなかったソレを引っ張りだしてウォドムと相対するロラン。
  しかしよりにもよって「ガンダム・ハンマー」とは。おそれいりました。
  ちなみにソレを使い終った後のロランの感想は「なんなのコレ一体?」でした。

  


<次回予告>
 
 流石にディアナ様!地球と月の人々の仲を取り持つ為にダンスパーティーをお開きになるという。
  僕はホワイト・ドールのパイロット、ローラとして出席しなければならない。
  そのために、キエルお嬢さんからとんでもない特訓を受けることになった。
  次回∀ガンダム「貴婦人修行」 風のように、僕が舞う。




第7話:貴婦人修行

#御曹子の変態性炸裂の回。だが女装したロランを見るかぎり、完全にGJ。  

「戦争はいけません。パーティを催しましょう」(ディアナ)
  事ここに及んでなにを呑気な… だがこの空気の読めなさもディアナ様の魅力の一つ。

「嘘でしょ…」(ロラン)
  御曹子ことグエンに女装して親睦パーティに出席することを強要されるロラン。
  キエルにレディとしての立ち振舞から、コルセット着装までを仕込まれ、悲鳴をあげるの図。

  


「天地創造の苦労が分かったよ」(キース)
  パ−ティ用の巨大ケーキ作成を頼まれ、「地球と月」というテーマを前に四苦八苦するキース。

  


「ローラ、口を閉じなさい」(キエル)
「あ……… なんか、僕…」(ロラン)
「わたくし!」.
「わたくし、こんなの初めてだから…」.
  この回は「キエルにキビキビ調教されるロラン」という関係図が非情に面白い。
  あ、地球側の御夫人方によるハリーのファッションセンスの評価は
「趣味の悪いこと(笑)」でした。
  (ヒゲ人形さんから推薦いただきました)

  


<次回予告>
  
月から帰還してきた一家と知り合いになるのも不思議ではないけれど、
  クーエンさんは赤ちゃんに飲ませるオッパイがなかった。
  ディアナ・カウンターは民間人の心配などはしないから、僕達がミルク探しを始めた。
  それにソシエお嬢さんがついてきてしまった。
  次回∀ガンダム「ローラの牛」 風はミルクを運べない。




第8話:ローラの牛

#ムーンレイスな民間人の生活を守る為、ミルク探しを手伝うロラン達。
 民間レベルの目線から見た紛争を描いている、「∀」ならではのエピソード。

「あの子は一つの秘密を隠す為に、ほかのことには正直であろうとしています」(グエン)
「だから、とてつもなくいいヤツなんです」.
  御曹子のロラン評。てことはこの時点でロランがムーンレイスであることを知ってたってこと?

「聖痕は付け損なったけど、大人になったから、つべこべ言わないわ」(ソシエ)
  ロラン、キース、フランの関係を大いに怪しむソシエ。鋭いところはあるんだけど、どこか間が抜けてたり。

「人は皆、人ですから」(ロラン)
  本来なら敵側であるはずのムーンレイスを助ける理由をハリー中尉から聞かれて。

「同じ人間じゃないですか、子供だっているんですよ?.
 助けてあげてもいいじゃないですか!死ねばいいなんて酷い!酷すぎます!」(ロラン)
「ロラン! ロラン、駄目だ!」(キース)
「…僕は、僕はもう… 我慢して、いられないんだ…!」.
「皆さん、僕はね、僕は…… ムーンレイスなんです。ムーンレイスなんですよォ−−−!」.
「‥‥‥いいヤツなんです」.
「正直すぎるよ」(フラン)
「僕は2年前に月から来ました。けど、月の人と戦います!だけども、地球の人とも戦います!.
 人の命を大事にしない人とは、僕は誰とでも、戦います!」.
  人気のない村から牛を勝手に運んだことを農民に責められるクーエンさんを見て、感情を爆発させるロラン。
  キースとフランの言葉が、ロランの性格をよく表しているんじゃないかと。

  


「嘘つきロラン−!」(ソシエ)
  ソシエお嬢様のビンタ一閃。地球の為に頑張ってる代償がコレとは、いくらなんでもあんまりだー
   
  


<次回予告>
  地球帰還作戦の恩赦で出てきたコレンは、独断でマウンテン・サイクルに奇襲をかけてきた。
  カプルで応戦したメシェーたちはピンチに陥ってしまい、ソシエさんのホワイトドールが立ち向かえば、コレンはこう叫んだ。
  次回∀ガンダム「コレン、ガンダムと叫ぶ」 その声は風に乗った…!




第9話:コレン、ガンダムと叫ぶ

#そのアクの強さは全ガンダム史においてもトップクラス、
 あの御大将と双肩を成す「∀」屈指の奇天裂キャラ、コレン・ナンダーがこの回から登場。

「どこかでこうなるとは思っていたけど、見るまで分からないというのが、人間なのかもしれない。.
 月から降りてきた人々と地元の人々との諍い。それは力だけで治められるようなものではないと思う。.
 だから僕くらいは、嘘をつかないでいたいと思ったんだ」(ロラン)
  自らムーンレイスであることを暴露してしまった心境を、冒頭のナレーションで語るロラン。

「地球の重力って奴も、なかなかややこしいもんだな」(コレン)
  物語の賑やかしにして、終盤においては重役を担う男、コレン・ナンダー軍曹、登場。
  お付きの腰ギンチャクは、左がブルーノで右がヤコップ。

  


「おォーい、ミリシャを責めてんだァ!畑を占領してんだァ!ヒゲのガンダムよぅ!出て来いってよォ!」(コレン)
「ガンダムちゃーん、出てきてよォ−ン! ガンダムゥ−−!」.
  アホ全開かつ粗暴極まるキャラに見えるけど、ディアナへの忠誠心はトップクラス。
  顔のアザは冷凍刑に処せられた時についたものらしい。登場MSは「イーゲル」、武装が棍棒て。

  


「テメエラ、俺だって地球の重力に勝てる程、タフじゃねェんだ!.
 今の俺には地球がメリーゴーランドのように回って見えてンだよォ−!」(コレン)
  その第一ラウンドは、ビームサーベルを上手く使いこなしたロランの優勢勝ち。敗者の弁は上記の通り。

  


<次回予告>
  それは、ほんのいたずら心で始まった。
  ディアナ様はご自分の後ろ姿を眺めてみたいと思っただけだし、キエルお嬢さんもいつもと違う自分を演じてみたかったんだと思う。
  でもそれがお二人を、苦労の道に向かわせることになった。
  次回∀ガンダム「墓参り」 風が挽歌に聞こえた。




第10話:墓参り

#ディアナ様とキエル嬢が初「入れ替わり」、その仲睦まじさに萌え〜

  


「あの女が地球に降りてきたおかげで、お父様は死んだのよ!.
 お母様だって、その為に、ご自分が何処にいるのか分からないようになってしまったのよ….
 あんな女を守る必要なんてないのよ!!」(ソシエ)
  姉のキエルに思いの丈をブチまけるソシエ。
  だが実際にこれを聞いていたのは、ここでいう「あの女」こと入れ替わったディアナ様。
  現実を知ってしまったディアナ様の表情の変化に注目したいシーン。

「お父様、ごめんなさい! お墓参りが遅くなってしまって、申し訳ございませんでした。.
 仕事にかこつけて、ついつい家に戻ることが遅くなりまして、本当に申し訳ございませんでした…!.
 安らかにお眠りくださいまし………」(ディアナ)
「(…………ディアナ・ソレル、ありがとうございます。.
           それが…それが貴女のお心でしょうか…)」(キエル)
  入れ替わったまま、キエルの父の墓参りに臨むディアナ。
  キエルを演じているというよりは、実際の感情の吐露にも見えるその姿に涙するキエル。

  


<次回予告>
  
マウンテン・サイクルから機械人形が掘り出されていく中、ミリシャがソレイユ攻撃をしかけた。
  その攻撃の中、ソレイユは離陸をしてしまい、キエルお嬢さんはその軍艦にまで交渉に行くと言いだした。
  けれど、マウンテン・サイクルも敵の砲火にさらされ…
  次回∀ガンダム「ノックス崩壊」 交渉の風が止まった。



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