#01:天使再臨

#第1期のラストバトルから4年後、
 くだんの一件を元に地球連邦軍から派生した独立治安維持部隊「アロウズ」。
 統一の名を借りたアロウズの独裁・弾圧政策に抗うため、今、再びソレスタルビーイングが…
 で、たぶん間違ってないかと。
 とりあえず冒頭でソーマがポッと頬を染める様にいきなり床上をゴロゴロー

  


「こんなことで凹んでられない…! 宇宙にいれば、いつかは、ルイスに…!」(沙慈)
  でもってすかさず強制労働の刑に従事させられ始めた沙慈クンを見て爆笑のあまり
  再び床上をゴロゴロー え、なに?ドラクエ5の主人公気取りとかそういうの?ねえ?

  


「彼は来る。生きているなら、必ず…!」(ティエリア)
  でもってこちらは今やソレビの重鎮なのか、
  第1期ラストで「これでやっといける…貴男の元へ…ロックオン…」とか意味深なセリフを
  吐いておきながらシレっと登場、ティエリア・アーデ。  
  後で刹那にも言われてたけど、本当、全然お変わりないのね。

  


「変わってない… あの頃から、何一つ…!」(刹那)
「こんなもの… 求めていない…!」.
「ロックオンも、俺も…! こんな世界など!」.
  そして何のひねりも焦らしもなく、刹那・F・セイエイもあっさり登場。
  こういう2期ものの再登場シーンって主人公クラスはもうちょっと引っ張るもんなんじゃ常考。

  


「ガ…ガンダム…!」(ルイス)
「フッ …エクシア。ガンダム・エクシア」(リボンズ)
  ガンダム・エクシア、再臨。
  主要キャラの再登場ラッシュにはピクリともこなかったリビドーアンテナがここで初めて反応。
  瞳孔見開きつつ「いギっ、頭が…」とかなんとか唱えながら酸素欠乏症モードに入ったルイスにも激ゴロゴロー 

  


「破壊する…ただ破壊する…こんな行いをする貴様達を… この俺が、駆逐する!」(刹那)
  ここでかつての決めセリフ「駆逐」リヴァイバル、キター!荒ぶる魂の咆哮キター!
  …の筈が、いくらエクシアが半壊モードで相手が最新鋭のアヘッドとはいえ、そのあまりの捻られっぷりに即絶望。
  あまつさえ単なる雑魚キャラもどきに「貴様の時代は終わっているー!」と見栄まで切らす始末。
  結局一番おいしいとこをもってったのは、そんな刹那の窮状を土壇場で救ったティエリア。
  搭乗のセラヴィーガンダムはヴァーチェ以上の武装を誇るらしいけど、やっぱしナドレモードもあるのか?

  


#本日の魁さん(シレっと生きてたの意)
 よもやのラッセ復活。アルヴァトーレ特攻時の「刹那、俺達の存在を…!」はどうなったんだ。
 フェルトいわく「彼、きっと驚きますよ」、ラッセ自身も「そうだろうな…」とか宣ってるけど、
 これで「あんた誰?」扱いだったら笑うわー

  


「4年ぶりか。ずいぶん雰囲気が変わった」(ティエリア)
「そういうお前は何も変わっていない。あの頃のままだ」(刹那)
「よく言われる」.
  久しぶりの再見を果たす刹那とティエリア。刹那、ティエともに以前の刺々しさは多少薄れたか?

「返してくれ… 二人を…」(沙慈)
「返してくれよォ−−−−−!」.
  冒頭から強制労働させられるわ、オートマトンに殺されかかるわ、
  で、ようやく助かったかと思いきやかつての隣人が自分の大事な人を壊した張本人と分かって
  発狂せざるをえないわと、喜怒哀楽・全ての感情においてとにかく今週は忙しすぎた沙慈クン。
  このまま不幸キャラまっしぐら路線っぽいけど、その抑圧ベクトルが面白い方向へ向くことを激しく期待。
  ただラストでティエに言われていた
「君は現実を知らなすぎる。自分のいる世界ぐらい、自分の眼で見たらどうだ」(ティエリア)
  の意味を考えれば、刹那達と共闘路線を歩むと考えるのが妥当か。

  


「そうか、現れてくれたか。自分が乙女座であったことをこれほど嬉しく思ったことはない」(グラハム)
  もはやガンダム伝統芸の域に達した感もある「仮面の男」。
  シャア、ゼクス、カロッゾ、シュバルツ、ハリー、クルーゼ、ネオに続いて、その8代目就任を果たすグラハム。
  00の主要な名セリフはそのほとんどがこの男から造られるだけに、コーラ、アリーを上回って今後の
  活躍が楽しみすぎる1人。 

  


「ガンダム… ダブルオー、ガンダム…」(刹那) 
  前期までの主役MS・半壊エクシアはここでお役ご免。
  その太陽炉だけはこの後継機に追加換装という形で受け継がれるみたい。

  


「そしてお前も、ガンダム・マイスターとなる」(刹那)
「ライル・ディランディ… いや、ロックオン・ストラトス…!」
  たぶん彼がいなければこの00にここまでの好印象は持てなかった、
  あの伝説的死に様とともにその名をガンダム史に刻んだロックオンの後継者が登場。
  …はいいんだけど前任者のオーラが濃すぎただけに、正直扱い方を間違えれば空気にもなりかねない
  キャラの1人だとも思われ。
  


<次回予告>
  破壊を望む者、拒む者。様々な想いを受け、今、00が覚醒の時を迎える。
  次回「ツインドライヴ」。 それは、ガンダムを駆逐するガンダム。




#02:ツインドライヴ

#太陽炉搭載機種ナンバー0000、「ダブルオーガンダム」遂に起動。
 そのダブル・カタツムリなフォルムがイケてるかどうかについてはひとまず棚上げ。

「紹介しよう。彼はライル・ディランディ」(刹那)
「違うな。俺の名はロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」(ライル)
  刹那の勧誘文句「
お前もニール・ディランディと同じように、この世界を変えたいと思っているなら… 
  その為に戦う覚悟があるなら…
」を至極あっさり受け入れる二代目ロックオンことライル・ディランディ。
  その裏には、反政府組織カタロン工作員としての顔もある模様。
  
「セラヴィー、目標を迎撃する」(ティエリア)
  先週の刹那の「駆逐」に続いて、今回はティエの「迎撃」とともにGNキャノンの一掃攻撃キター
  どうせなら「破砕」の方を使ってほしかったかも。

  


「目覚めてくれ、ダブルオー ここには…」(刹那)
「オーガンダムと、エクシアと、俺がいる!!」.
「ダブルオーガンダム、刹那・F・セイエイ、出る!」.
  刹那の気合い一閃とともに00ガンダム、起動。
  かつてそのデザインを巡り激論交わされたあの∀以上に賛否両論巻き起こしそうな形状だと思うのはミーだけ?

  


「これが俺達の、ガンダムだ!」(刹那)
  
そして登場と同時にあますことなくその無敵っぷりを見せつける刹那と00。
  もしその最大ウエポンが裏から突き出た突起を最大限に活かしての背面アタックだったらたぶん笑い死ぬ。

  


「マリー…」(アレルヤ)
  2週連続でそのあられもない拘束姿を野晒してそっち系の一部女子をさんざ床に転がせしめたと思わしき
  アレルヤ先輩の明日は何処に… でも楽しいよねアレルヤ、アレルヤー!

  


<次回予告>
  
捕われたマイスターを救うべく、失意の戦術予報士が戦火の中へと飛び込む。
  次回「アレルヤ奪還作戦」。 もう、誰も失いたくはないから。




#03:アレルヤ奪回作戦

#今回の奪回作戦でアレルヤも戦列に加わって、遂にマイスターズがコンプリート。

「僕はイオリア・シュヘンベルグの計画を忠実に実行している」(リボンズ)
「それは人には出来ない… 出来るのは僕達、イノベイターだけさ」.
  一応、ラスボス…なんだよね? 
  前作のアレハンドロみたいにさんざ勿体つけた挙句、ティエもどき(リジェネ)にポイ捨て
  されるようなことにならなきゃいいけど。

  


「だからさ、やること一杯あんだろ? よろしく頼むよ、可愛い教官殿」(ライル)
「茶化さないでほしい!」(ティエリア)
  着任早々、真面目一本槍なティエリアをからかって遊ぶライル。
  そのお茶らけキャラは前任者まんまのご様子。血は争えないということか。

「世界は平和だったのに… 当たり前の日々が続く筈だったのに…!」(沙慈)
「そんな僕の平和を壊したのは君たちだ!」.
「自分だけ平和なら、それでいいのか?」(刹那)
「…そうじゃない…! でも、誰だって不幸になりたくないさ!」.
  中東状勢から見た日本の位置付けが今の沙慈。
  なんだかんだ言われている国だけど、でも本当に日本人に生まれて良かったと思ってます。

「僅か300秒の電撃作戦… フン、それでこそスメラギ・李・ノリエガ」(ティエリア)
  00屈指の爆乳を誇る戦術予報士スメラギさん、
  たわわに実ったその果実をブリュンブリュンゆわしつつ、いよいよ戦列復帰か。

  


「なァ、ハロ。兄さんは戦うときになにか言ってたか?」(ライル)
「ネライウツデ!ネライウツデ!」(ハロ)
「オーライ。ケルディム・ガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜ!.
  どこまでも軽いノリのライル・ロックオン。
  「狙い撃つ」復活は嬉しいけど、出しどころはもうちょっと引っ張ってほしかったかも。

  


「ここは死守する!」「てこでも動かん!」(ティエリア)
  セカンドシーズンに入ってからというもの、妙に自己犠牲の精神が目立つティエ。
  ロックオンの件に対する責務をひたすら負おうとしているところからも察するにこれは…(死亡フラグが…)

「変わらないな、君は」(ティエリア)
「…そうかい?」(アレルヤ)
「無理に変わる必要はないさ。おかえり、アレルヤ」.
「ああ… ただいま」.
  随分と穏やかになったティエと、相変わらずの悩める君っぷりを披露するアレルヤとの心温まる瞬間。
  腐属性を皆目持たないこの身をもさりげなくハートウォームさせたティエの笑顔に注目。

  


「刹那…何故なの? 何故、貴男はまた戦おうとしているの?」(マリナ)
「それしかできないからだ」(刹那)
「嘘よ!戦いのない生き方なんて、いくらでもあるじゃない!」.
「それが、思いつかない… だから俺の願いは、戦いでしか叶えられない」.
「そんなの… そんなの… 哀しすぎるわ…」.
「なぜ泣く?」.
「貴男が… 泣かないからよ…」.
  こういったガンダムらしい悲哀シーンをきっちり造ってきてくれるところが「00」の良さの一つ。
  この刹那のセリフを聞いて、希代のネゴシエータ:勇午の「これ以外の生き方が思いつかない」という
  セリフを思いだしたり。

  


<次回予告>
  
過ちをおかしたものは、自分自身でしかそれを正すことはできない。
  贖罪の旅、それ再生の旅。次回「戦う理由」。しかし、罪は消えず。




#04:戦う理由

#フェルト陵辱にスメラギ恥辱と、あざといまでに萌えポインツがバラまかれた回。

「君は?」(アレルヤ)
「マリー」(ソーマ)
「貴男は?」.
「…分かんない、思い出せないんだ。僕が誰だったか、何故ここにいるのか… 名前さえ、思い出せない」.
「だったら、私が名前を付けてあげる」.
「そうねぇ、あなたの名前は… アレルヤでいいわ!」.
「アレルヤ…?」.
「神様への感謝の言葉よ」.
「感謝… なにに感謝するの?」.
「決まっているじゃない。生きていることによ」.
 
それは文字通り、僕にとっての、洗礼だった。.
  幼き頃のソーマとアレルヤ、その邂逅とともに秘められたる過去が今よみがえりはじめる。
  アレルヤのキャラを考えると、どう見てもすんなりハッピーエンドとはいかなそうだけど。

  
 

「乙女の勘がはずれたです」(ミレイナ)
  皆目空気読まず、刹那とマリナに「恋人同士なのですか?」と聞いて即否定くらうミレイナ、
  今後もその天然ドリル頭でもって場を存分に掻き回してくれそう。

  


「フェルト、ロックオン、スキ。フェルト、ロックオン、スキ」(ハロ)
「はっ、ハロ!」(フェルト)
「俺は兄さんじゃない」(ライル)
「分かってる。うん、分かってる…」.
「あんたがそれでもいいって言うなら付きあうけど?」.
(突如キスして)その気があるなら後で部屋…(お約束ビンタ).
「フラレタ!フラレタ!」.
「気づかせてやったんだ。…比較されたらたまらんだろ」.
  ハロにバラされた時のうろたえっぷりにおけるフェルトの可愛さは異常、マジ異常。

  


ミスター、ブシドー(アーサー)
  いよいよ戦国武者扱いされはじめた「仮面の男」ことグラハム・エーカー。
  もうここまできたらとことん突き抜けちゃってほしい。

  


「刹那、私と一緒に来ない?アザディスタンに」(マリナ)
「国を立て直したいの。争いのない、みんなが普通に暮らせる国に。貴男にも手伝ってほしい」.
「…それは出来ない」(刹那)
「何故?」.
「俺に出来るのは、戦うことだけだ」.
「悲しいことを言わないで。刹那、争いからは何も生み出せない。失くしていくばかりよ」.
「ソレスタルビーイングに入るまでは俺もそう思っていた」.
「が、破壊の中から生みだせるものはある。世界の歪みをガンダムで断ち切る、未来の為に」
「それが、俺とガンダムのたたかう理由(わけ)だ」
..
  マリナの頼みをむげなく、と見せかけて、実は断腸の想いで断る刹那。
  以降、今週のタイトルに引っ掛けてそれぞれの戦う理由が示されるシーンは、しんみりと胸にくる。

「戦う意味、見つけられますよ。貴女になら」(アレルヤ)
「戦う理由か。昔なら否定していただろうな」(ティエリア)
「ロックオン、クリス、リヒティ、モレノさん….
 もう一度私に出来るかしら、世界と向き合うことが。そして、大切な人を守ることが…」(スメラギ)
  未だ吹っ切れないでいるスメラギの背中を後押しするアレルヤの一言、そしてそれを温かく見守るティエ。
  刹那が素晴らしく大人な件といい、あまりに悟りすぎると死亡フラグが立っちゃうぞ(最有力はティエ)。

  


「切り札はある!トランザム!」(ティエリア)
  ちょ、2話の刹那といい、最終兵器な筈のトランザムをみんな乱発しすぎ。
  しかもこんなトリノバイトとかいうミズカマキリもどきに。

  


「ダブルオー、目標を…」(刹那)
(回想)私と一緒に来ない?アザディスタンに」.
「…目標を…! 駆逐する!!」.
  ちょっと後ろ髪を引かれ気味の駆逐モード炸裂。哀れミズカマキリは海の藻屑に。

「その剣さばき…間違いない、あの時の少年だ…!.
 なんという僥倖! 生き恥を晒した甲斐があったというもの!」(グラハム)
  いやいや、むしろ生き恥は今だから!そのヘルメットの形そのものが生き恥だから
  でもあえて言おう、それこそがグラハム・エーカーであると!

  


「サイズ、あわないの… きつくて…」(スメラギ)
  ラストのスメラギ辱めバージョンで今週もサービス、サービス。
  萌えモードとシリアス路線、この飴と鞭との使い分けようが今日も我々ガノタを踊らせる。

  


<次回予告>
  アロウズの無慈悲なまでの攻撃に翻弄されるマイスター。
  そして刹那は、紅蓮の炎の中で劇的を味わう。
  次回「故国燃ゆ」。 その再会は劇薬か。




#05:故国燃ゆ

#ソレビとカタロンが肩を組んだその鼻っ柱を基地ごと砕き潰すアロウズ。

「というわけだ。今後、私の指示にも従ってもらう。よろしいな、ミスターブシドー」(カティ)
「断固、辞退する」(グラハム)
「なに?」.
「私は指令部より、独自行動の免許を与えられている。.
 つまりはワンマンアーミー、たった1人の軍隊なのだよ」.
「そんな勝手が…」.
「免許があると言った!」.
  「ミスターブシドー」という呼称が公用語認定されてるのも凄いけど、それ以上に「たった1人の軍隊」認定もすごい。
  これとまったく同じことをかのゴルゴが「激突!AK-100 vs M-16」で言ってたりします。

「あの子供達も君たちの犠牲者だ。君たちが変えた世界の」(沙慈)
「ああ、そうだな」(刹那)
「何も感じないのか?」.
「感じてはいるさ。俺は二度と、あの中に入ることは出来ない」.
「それが分かっていて、何故戦うんだ!?」.
「理由があるからだ。分かって貰おうとは思わない。恨んでくれて構わない」.
「刹那…」.
  事がある度、刹那に噛み付く沙慈の正論を淡々と受け流す刹那の大人っぷりが目立つ。
  しかしそんな刹那にどこか物足りなさを感じているのもまた事実。やっぱ彼は「やっちゃって」くれないと。

  


「なんなら、そのまま帰って来なくてもいい」(ティエリア)
「……馬鹿を言うな」(刹那)
「この4年間に何があったんだい?君が冗談を言うなんて」(アレルヤ)
「…本気で言ったさ」.
「え?」.
「フ、冗談だよ」.
  アザディスタンへマリナを送る約束をした刹那に、本気とも冗談とも取れる発言を投げかけるティエ。
  どんだけ温和になったんだってお話。かつて失態やらかしただけで即「万死に値する!」モードだった
  男とこれが同一人物とは到底思えない。

興が乗らん!(グラハム)
  作戦を途中離脱する程の全理由がこの一喝のみとは、なんたるカプリース、なんたるフリーダム。
  もう独自行動とか自分勝手とかいうレベルじゃねーぞ。

「これが… こいつが、人間のやることか!」(ライル)
「自ら引き金を引こうとしないなんて、罪の意識すら持つ気がないのかー!」(アレルヤ)
「許さなねェ…許さねェぞ、アロウズ! 逃げんなよ…逃げんなよォ、アロウズー!」.
  オートマトンをキルモードで使用したことによるカタロン基地跡のジェノサイドっぷりを見て、
  「テメエらの血は何色だー!」のレイばりに激昂するライルとアレルヤ。
  この手の虐殺行為の自動化に関しちゃ、Zでクワトロが「手に血がつかない人殺しでは痛みは分からんのだ」と、
  またWではトレーズが「命が尊いことを訴えて失われる魂に哀悼の意を表したい」とコメントを残していたっけ。
  とりあえずこのシーンのドサクサでアレルヤが見せたアリオスのクワガタ攻撃には笑った。

  


「私は超兵… 戦う為の存在….
 そんな私が人並みの幸せを得ようとした… これはその罰なのですか、大佐…!」(ソーマ)
「そんな… そんな…! 嘘だァァァァァ!」(沙慈)
  アロウズのいかほどな人非人っぷりに心痛めるピーリスの嘆きと、間接的にやらかして基地を
  全滅に追いやってしまった沙慈の絶望的咆哮からエンディングへと移行していく悲哀演出はなかなか。

「あれは、ガンダム… しかも、あの色は…! まさか!!」(刹那)
「そうよ、そのまさかよ!」(アリー)
  冒頭におけるリボンズの「人間だよ。ある意味、その枠を超えてるけどね」発言が
  予感せしめた00本命中の本命悪役キャラ、アリー・サーシェス、
  業火に包まれたアザディスタン市街をバックに「らしい」セリフで華々しくステージイン。

  


<次回予告>
  
失われた過去、失われた日常、失われた国、そのどれもが誰かの心を掻きむしる。
  次回「傷痕」。 後悔という名の鈍痛が疼く。




#06:傷痕

#スメラギさんのトラウマの一部が判明。

「かのために生まれ、かのために死す… それを運命と言うなら、抗うこと適わず….
 見えない道を旅し、行き着く先にあるものは、命の終焉。それこそが神の導き…」(エミリオ) 
  スメラギさんのトラウマ元でもある元彼のエミリオが死の間際に残した一言。
  連邦在籍時代、彼女とマネキン大佐との戦術予報がぶつかりあった結果の悲劇らしいけど詳細は不明。
  (追記:ハイラントさんによると、スメラギ所属はAEU側とのこと)

  


「自分は違う、自分には関係ない、違う世界の出来事だ。.
 そういう現実から目を背ける行為が、無自覚な悪意となり、このような結果を招く」(ティエリア)
  間接的とはいえ、結果的にカタロン基地を全滅に追いこむ原因を作ってしまった沙慈を責めるティエ。
  現実になぞらえてみれば自分にとっても耳が痛いセリフでもあるので、自戒の意味も込めてのっけておく試み。

「貴女、無理をしている」(ソーマ)
「私の脳量子波がそう感じる。貴女は心で泣いている」.
  ルイスの心中をテレパスばりに読み取るソーマ。副作用さえなければ割と便利な能力かも。

乙女だ…(アンドレイ)
  ルイスに一目惚れるアンドレイ。
  いくら親父に反発したところで、血は争えないというかDNA塩基配列は否定できないというかなんというか…

  


「セラヴィ、ティエリア・アーデ、いきます…!」(ティエリア)
「アイハブコントロール、アリオス、アレルヤ・ハプティズム、迎撃行動に入る!」(アレルヤ)
「ハロ、今日は本気モードでいくぜ」(ロックオン)
「ケルディム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つ!」.
「ダブルオー、刹那・F・セイエイ、出る!」(刹那)
  ここらでシリーズお馴染みかつお約束の各キャラ別出撃サインをまとめてどうぞ。

「く、来るな…! 来ないでくれ…! 僕は…」(沙慈)
「ソレスタル・ビーイング!」(ルイス)
「僕はァ−−!!」.
  互いを分からぬまま、しかも敵味方に分かれてという、無情にも程がある状況下でのニアミスを果たす二人。
  結局、沙慈はトリガを引けなかったけど、今ケースはそれが救いになった模様。

  


<次回予告>
  アレルヤとピーリスによって露呈する過去。
  それはマリーとの再会、それはピーリスとの別れ。
  次回「再会と離別と」。 私は貴男の娘になりたかった…




#07:再会と離別と

#アレルヤとソーマがとりあえずの幸せモードに突入。

「なんと… 機体が万全ではないとは…」(グラハム)
「ならば、斬る価値もなし!」.
「ミスターブシドー、いくらなんでも勝手がすぎる!」(バラック)
「聞く耳、もたぬ」.
  オーバーロードを起こした刹那の00にあえて止めを刺さずに、その場を後にするミスター。
  そのどこまでも天上天下唯我独尊なプレイっぷりにゃミーもすっかり首ったけ。
  コーラ先輩の姿なき今、00の未来を担えるのはコイツしかいない!

「私の中のソーマ・ピーリスがこう言っています」.
「貴男の娘に、なりたかったと…」(ソーマ)
「…そうか。その言葉だけで十分だ」(セルゲイ)
「…生きてくれ。生き続けてくれ。彼と、幸せにな」.
  アレルヤにソーマを任せて、自らは身を引く決意をするかつての乙女マニアことセルゲイ大佐。
  この潔さ、いくらなんでも漢すぎる。未だ「乙女」全開な息子の方に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。

  


「なんだァ?さんざ探し回らせておいて女連れかァ? ハハ、やるじゃないの」(ライル)
  でもって速効で仕上がるソーマ改めマリーとアレルヤのお二人。乙女脱却、速!
  その威力たるや、屈指のおちゃらけキャラたるライルをも、即座に北斗の拳のアイン化させちゃうほど。
  もしこの場面でセルゲイが登場してたら、それこそ即バン☆、だったろうに、

  


<次回予告>
 
 ティエリア・アーデ、リボンズ・アルマーク、革新する二つの存在が遂に合いまみえる
  次回「無垢なる歪み」。 イオリアの計画が加速する。




#08:無垢なる歪み

#リボンズ率いるイノベイターに対して正式に宣戦布告するティエリア。
 あとルイスとティエのドレス姿によるサービスカットあり。

  


「この計画の第一段階は、ソレスタルビーイングの武力介入を発端とする世界の統合」(リジェネ)
「第2段階は、アロウズによる人類意志の統一」.
「そして第三段階は、人類を外宇宙に進出させ、来るべき対話に備える」.
「それが、イオリア計画の全貌… そう、宇宙環境に適応した僕らが、人類を新たなフロンティアに導くのさ」.
「…まったく、余計なことを」(リボンズ)
※※※※※※※※ 中略 ※※※※※※※※
「人類を新たなステージへ導く為には、大きな波が必要だ。そう、変革という波がね」.
「だから…! アロウズの卑劣な行為を黙って見ていろというのか!?」(ティエリア)
「変革は痛みを伴う。君たちだってそうしてきたじゃないか」.
「僕達は計画の為に生み出された。僕達の存在意義は、計画を遂行し、それを完遂すること」.
「君は、自分の存在を自分で否定している」.
  イノベイターの1人、そしてティエのクローンと思われるリジェネ・ジェレッタ、ティエを徹底的に詰めるの図。
  この後ロックオンの幻影に励まされるぐらいだから、そのショックは相当に大きかったと思われ。

  


「サビシイノ?サジ? サビシイノ?サジ?」(ハロ)
  マシーンゆえの子供以上の罪の無さがかえって殺意を煽る。
  正直に言います。自らに置き換えて、危うくモニター割りかけました。
  これを「そうだね、少しね」で流した沙慈はあまりに大人すぎ。

  


「つかぬことを聞きます。二人は恋人なのですか?」(ミレイナ)
「なっ」(マリー&アレルヤ)
「OH〜 乙女の勘が当たったです〜〜」.
  
この天然ドリル女、う、う、う… うっぜえ−−−−! SATSUGAIしてやりたい!
  しかもかのクーガー兄貴の「Oh、ジャマジャマー」ポーズまでパクりやがって。

  


「大佐ァ〜〜〜 来ちゃいました〜〜〜〜〜」(コーラサワー)
 
 遂にこの刻がやって来た!さあ、大擂台祭におけるバキを迎える烈海王のごとく声高らかに讃えよう!
  復ッ!活ッ! コーラサワー先輩復活ッッ! コーラサワー先輩復活ッッ! コーラサワー先輩復活ッッ!
  コーラサワー先輩復活ッッ! コーラサワー先輩復活ッッ! コーラサワー先輩復活ッッ!!

  


「貴官はどこまで馬鹿なのだ!アロウズに関わるなとあれほど!」(カティ)
「アロウズには、自分から志願しました。大佐を守りたいからであります」(コーラサワー)
「ここにいれば、ガンダムと戦うことになる。死ぬことになるぞ」.
「お言葉ですが、自分は7度のガンダム戦を行い、生き抜いてきました。.
 仲間からついた徒名は、不死身のコーラサワー、です」.
「それはあてこすりだ!」.
「いやあ〜そうですかァ〜 まいったなもう〜 ホント人気者ってつらいですよねェ〜」.
「まったく…」.
「本当に… まったくだ…!」.
  相変わらずのアホ全開ではあるものの「大佐を守りたい」の下りにはちょっとジーンときたり。
  これで本当にそうなっちゃったら、本気で泣けちゃうので、最後までアホのままその天命を全うしてもらいたい。

「僕は自分の信じた道を進む! 愚かだと言われようが、がむしゃらなまでに!」(ティエリア)
  リボンズ率いるイノベイターによるイオリア計画に対して異を唱えるティエリア。
  だけどその姿で凄まれてもなー

  


「…見つけたぞ、刹那。世界の歪みを。.
 そうさ、僕達はガンダムで、世界の歪みを破壊する!」(ティエリア)
ところがぎっちょん!(アリー)
  「いつか」倒さなければならない敵がようやく見えてきたところで、
  「今この場で」倒すべき相手が前触れなしに乱入。そして「ぎっちょん」キター

<次回予告>
  思いでに縛られ、未来さえ分からぬ今、人は何を思うか?
  次回「拭えぬ過去」。 明日でさえ、気がつけば思いでの中に…




#09:拭えぬ過去

#スメラギvsカティによる戦術戦がメインの回。その互いの心理の読みあいが見どころ。

  


「まとめて御陀仏!」(アリー)
「クルジスの小僧め、しぶてえ野郎だ… けどなァ、そうこなくちゃいけねェよなァ!」.
こうでなくっちゃァ!.
  刹那の00とティエのセラヴィーを同時に相手取ってなおそれを上回るぎっちょん親父の
  驚異的戦闘力たるや、過去最強と謳われたサイコガンダム搭乗時のフォウとほぼ互角…? 
  いや下手したらそれ以上かも。

  


「イノベイターとの対立は変革を加速させる… 楽しみだわ…」(王)
  意味ありげなことばっか言うわりに、肝心なことは何一つ成してない王さん。
  そのまま単なる蝙蝠お姉さんと成り果てた末、傍観者にもなれずにフェードアウトが関の山?

  


「ライセンスがあります」(リヴァイブ)
  お前もかリヴァイブ・リヴァイバル。なに流行ってんの、こういうエクスキューズ?
  まあ我が道を全開で突き進むミスターブシドーと違って、一応協調性はあるみたいだけど。

  
(搭乗MSはガデッサ)

「すべて過ぎたことだ。昔を悔やんでも仕方ねえ….
 そうさ、俺達は過去じゃなく、未来の為に戦うんだ」(ライル)
  刹那の過去とその告白を聞いた上で、それをあっさり水に流すライル。
  よっぽど器がデカいか、単なるアホなのか、それともあまり深く考えてないのか…

「勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だな」(グラハム)
  ミスターブシドーと呼ばれていることをカタギリに突っ込まれてこの返答。
  よもや迷惑千万だったとは。だったらその仮面はずしとけと。あの角もやめとけよと。
  今週はこれの他にも
「試作段階のあの機体を、私色に染めあげてほしい」.
「最高のスピードと最強の剣を所望する」.
「心眼は鍛えてある」.
  などなど、ミハエル以上でもブシドー以下でもない名セリフがところどころに。

「南無三!」(ラッセ)
  重力圏内のしかも海中から一気に大気圏離脱の無謀極まりない強行作戦を謀るスメラギ。
  そりゃ豪胆でならすラッセさんもソーラシステム特攻中のガトーばりに叫ぶってもんか。

「逃げられないのね、私は…」(スメラギ)
「あの忌わしい過去から… 拭えない過去から…」.
  スメラギvsマネキンの第1ラウンドは「予測の範囲内ね」でスメラギの読み勝ち。
  が、互いに相手を認知する結果に至ってしまったことは、今回の勝利分を差し引いてなおマイナスかも。

<次回予告>
  死を考えることで生を実感する。ならば過ちがないと人は正しき道を選べないのか。
  次回「天の光」。それは罪を背負った天空の輝き。




#10:天の光

#ソレビ、イノベイター双方の新キャラ顔見せに、新兵器「オーライザー」のお目見え、
 あとコロニーレーザーもどきとか色々盛り沢山だけど、名セリフ的にはいまいちお寂しい回。

  

  イノベイターズの新キャラ「ブリング・スタニティ」。いまさら寡黙キャラってのもなー

「…どうしていいか分からないんです。.
 僕のせいで多くの人が命を落とした。その償いはしなきゃいけない」(沙慈)
「でも戦うことなんて… 人を殺すことなんて…! 僕にはとても…」.
「できないのが当たり前です」(マリー)
「でも! …なにかしないと。自分に出来ることを、なにか…」.
「…あの、聞いていいですか?」.
「なにをです?」.
「貴女は、これからも彼等と一緒にいるつもりですか?」.
「ええ、アレルヤがここにいる限りは」.
「戦いに巻き込まれても?」.
「私は軍人でしたし、そういう覚悟も出来ているつもりです。.
 それに、もう決めたから。私は何があっても、アレルヤから離れないと」.
「羨ましいな。僕にもそう思える人がいて、もし再会することがあったら、二度と離れないって思ってて…」.
「でも、なんだか不安で… 無性に不安で…」.
  色々抱えこんだ思いの丈をマリーにポツリポツリと洩らす沙慈。
  その頃、愛しのルイズさんはGN粒子による細胞障害の影響をモロくらってキマりまくり。

 
 一番当たってほしくないことだけがものの見事にビンゴってしまうというこの皮肉や如何に。

  


「うるさい!」(カティ)
「大佐ァ〜」(コーラサワー)
  こちらは愛しの大佐に新型MSをおねだりしすぎのツケくらって一喝され、
  フレイ様に手玉状態のキラばりに叱られすぎたチワワと化すコーラサワー先輩。

  


「統一?画一の間違いじゃないのかい?」(リジェネ)
「いいや、統一だよ。僕らの元に集まってくるという意味ではね」(リボンズ)
  メメントモリなる大出力レーザー砲使用にひっかけて、言葉遊びをお楽しむイノベイターズ。
  リヴァイヴにブリングと飛車角揃ってる上に未だヒリングという切り札を残してるだけあって
  流石に余裕が感じられるね。

「量子が…こっちに向かって加速してきやがる…!」(ハレルヤ)
「…ったく。オチオチ寝てもいらンねえぜ」.
  メメントモリ射出の波動にお脳を揺らされ、再び出てきたハレルヤ先輩。
  マリーとラブラブ天驚拳全開なところへ「楽しいよなアレルヤー!アレルヤー!」な出現状況
  じゃなくて本当に良かったねアレルヤさん。

  


<次回予告>
 
 ダブルオーライザーで真に目覚めたツインドライブが、刹那を未知の領域へと誘う。
  次回「ダブルオーの声」。それは新たな世界が放つ産声か。


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