第11話:アレルヤ

#人革連・超人機関研究施設への武力介入作戦に絡む、過去との対決シリーズ。
 「アレルヤ」編。

「モビルスーツの性能が、勝敗を分かつ絶対条件ではないさ…!」(グラハム)
  久々に出てきたかと思いきや、いきなりパクリきた!冒頭からいきなりパクリきました! 
  勿論オマージュとしての意味をもこめたパロディだろうけど、ならもう少しいい場面で
  使ってほしかったかも。

「でもいいの? 貴男は自分の同類を…」(スメラギ)
「構いません」(アレルヤ)
「もう1人の貴男はなんて?」.
「聞くまでもありません」.
「本当にいいのね?」.
自分の過去ぐらい、自分で向き合います.
  超人機関研究施設への武力介入作戦を自ら進言するアレルヤ。
  他の三人の過去及びその業に関しても、このレベルで掘り下げてくれることを激しく期待。
  ここまでの時点でのミーの「00」に対する評価は「予測をかなり上回る面白さ」。

「アレルヤ・ハプティズム… そうか、彼は…」(ティエリア)
「人類というものは… 人間というものは… ここまで愚かになれるのか…」.
「過去というものが、あの男を歪ませているのなら、それは自らの手で払拭する必要がある」.
「それでこそ、ガンダムマイスターだ…!」.
  アレルヤの今行動に関するティエリアのコメント。
  前回の「万死に値する!」から一転、今回は随分とお優しいみたいで。

「ひとりよがりな考えを相手に押しつけるな。.
 どんな小奇麗な言葉を並べたてても、お前の優しさは偽善だ。.
 優しいふりして自分が満足したいだけなんだよ!」(ハレルヤ)
「敵に情けはかけるな!それともなにかァ?また俺に頼るのかァ?.
 自分がやりたくないことに蓋をして、自分は悪くなかったとでも言うのか?.
 …俺はやるぜ…!他人なんざどうでもいい!俺は俺という存在を守る為に戦う!」.
引き金くらい感情で引け!己のエゴで引け!無慈悲なまでにィ!.
  「ためらわないさ、僕はガンダムマイスターだ!」とまで言っておきながら、案の定ためらっちゃった末、
  今度は「ガンダムマイスター(の義務)として…」とか抜かしだしてるアレルヤの尻を綺麗ごと抜きの
  激情でもって蹴っとばすハレルヤ。そしてこの箴言に突き動かされ、狂ったように絶叫しつつも「己が意志で」
  その引き金を遂に引くアレルヤ。これまでの中でも3本の指に入る屈指の名シーンかと思われ。

  


「スメラギさん、僕にも一杯もらえませんか?」(アレルヤ)
「なんで?」(スメラギ)
「酷く、そういう気分なんです」.
「未成年はダメよ、犯罪者になっちゃうもの」.
「僕らは希代のテロリストですよ?」.
「それでも、駄目なものは駄目」.
「それが、もういいんです」.
「グリニッジ標準時間で、つい先程、20歳になりましたから」.
「…! そうなの。こんな時にいうのもなんだけど、おめでとう」.
「ありがとうございます」.
(一杯飲んで)………何故、こんな、苦いものを?
「そのうち分かるわ、きっとね」.
  冒頭の「酒に逃げるスメラギをたしなめるアレルヤ」から繋がる伏線回収シーン。
  自身もスメラギと同じく酒に逃げようとして、それすら適わなかったアレルヤの空回りっぷりが
  妙に可愛くて面白かったので、会話の流れを全て載っけてみる試み。

  


<次回予告>
 
 アザディスタンで起きた内紛により、故郷へと向かう刹那。
  彼がそこでうける断罪とはなにか?
  次回「教義の果てに」。 希望の背後から、絶望が忍び寄る。




第12話:教義の果てに

#アザディスタン紛争編、前編。
 見どころはグラハムとの対戦におけるロックオン初の近距離戦闘か。

「ところがぎっちょん!」(アリー).
  アザディスタン軍蜂起を予測して既に待機済みだったロックオン、
  その裏をかいてミサイル攻撃のカウンターとは、なかなかやりおりますわ。

  

 
「ひと呼んで、グラハム・スペシャル!」(グラハム)
「あえて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると!」.
  ロックオン必中の「狙い撃つぜ!」を飛行形態からMS形態への急速チェンジでまず回避、
  更に次弾の「二度目はないぜ!」をも交わして、ロックオンを驚嘆せしめるグラハム・エーカー。
  その評価も「
俺がはずした?」「俺に剣を使わせるとは!」「このしつこさ、尋常じゃねえぞ!
  と、かなりの高得点な模様。
  ドサクサにまぎれてギレンもどきの見栄を切ってる辺り、その中2マインドも変わらず健在なようで。 
  
  


「身持ちが堅いな、ガンダム!」(グラハム)
  デュメナス、その防御の前に攻撃を弾かれての一言。
  
この人、本気でガンダムを女性として口説いている御様子、変態ですね。
  
名無しさんから推薦頂きました。どもです。

「ベタベタしないで!」(ルイス)
  フェルトと並んで「00」の萌えパートを担うルイスさん。
  今週のそれは沙慈をすっかり気に入ってしまったお母上へのプンスカ焼きもち。

  


「俺は…ガンダムになれない…!」(刹那).
  幼き頃のトラウマを刺激され、意図せぬバーサークを発動しちゃった末、
  街一つを壊滅状態に追いやってのこの一言。「俺は…ガンダムになれない…!」って、えー
  当たり前だと突っ込む気にもさせない程の電波っぷり、ここまでくるとむしろ清清しい。
  あと、予告の「刹那、ガンダムとなる」が気になりすぎます。なるななるな。

<次回予告>
 
 信念を砕かれた刹那に立ちはだかるアリー・アル・サーシェス。
  紛争根絶のため、エクシアが再び立ち上がった。
  次回「聖者の帰還」。 刹那、ガンダムとなる。




第13話:聖者の帰還

#アザディスタン紛争編、後編。
 刹那の無抵抗主義っぷりと笑いどころの突然忍者介入、それから映画的なラストの引きに注目。

「GNシステム、リポーズ解除。プライオリティを刹那・F・セイエイへ」(刹那).
「外壁の迷彩被膜解凍。GN粒子散布状況のまま、フローディングモードへ」.
  ガンダムが持てる複雑な機能の数々を遠隔操作一つで制御する刹那。
  これだけの表面積がありながら攻殻機動隊やフルメタに出てくる光学迷彩ばりの機能を実現している
  エクシア自体のテクノロジーも相当すごい。

  


「アンタの戦いは、終わってないのか!」(刹那)
「クルジスは…滅んだ!」.
「知ってるよォ!」(アリー).
「アンタは何故ここにいる!」「アンタの神は何処にいる!」.
「答えろ!」.
「そんな義理はねェなァ〜」.
  刹那vsアリー、第2ラウンド。
  激情に駆られたまま繰り出される刹那の直線的な攻撃を、余裕でいなしている辺り、
  まだまだアリーの方に一日の長がありそう。

  


#普段は王留美の執事役「紅龍(ホンロン)」さん、唐突に赤影と化すの巻。
 このシーン見た瞬間、ソファーから思いっきりズリ落ちた。

  


「確かにわたくしは、彼等の行いには賛同できない。罠である可能性だってある…」(マリナ)
「でも、それ以上に信じたい… 信じたいのよ…!」.
  ソレスタルビーイングが救出したアザディスタン要人の返還申し入れに応じるマリナ。
  上記事象に対する各主要キャラのコメントは以下。
  
「刮目させてもらおう、ガンダム」(グラハム)
  
「沙慈から離れてよォ、ママァ〜」(ルイス)

「今度こそ…」(刹那).
「今度こそ… ガンダムに…!」.
  銃撃を受けても砲撃を食らっても完全無抵抗状態を解かないまま、
  ただ静かにアザディスタン王宮へと歩を進めていく刹那とエクシア。
  この行為には、アレルヤいわく「世界にみせつける必要があるのさ、ソレスタルビーイングの想いを」
  なる狙いがあるらしいが。

  


「刹那・F・セイエイ! 本当に… 本当に貴男なの?」(マリナ).
「マリナ・イスマイール。これから次第だ。俺達がまた来るかどうかも」(刹那)
「刹那…」.
「戦え。お前の信じる神の為に…!」.
「刹那!」.
  流血なしでの紛争終結という机上の理想に少なからずとも近づいた刹那とソレスタルビーイング。
  「人は争いを止める為に、歩み寄ることが出来る」という王のセリフと、
  「しかし、アザディスタンでの内紛は未だ続いている」というラストのナレーションが印象的。

  


<次回予告>
  3つの国家軍による合同軍事演習に仕掛けられた紛争。
  死地へと赴くマイスターの胸に去来するものとは。
  次回「決意の朝」。 それが、ガンダムであるなら。




第14話:決意の朝

#ユニオン・AEU・人類革新連合の3強国家軍による対ガンダムに向けた合同作戦開始。
 あと、この回からOP・ED変更。

「悪いが、そろそろ時間だ」(コーラサワー).
「この埋め合わせは、今度な!」.
  美女の誘惑を袖にして、爽やかな笑顔を決めざま颯爽と立ち去るコーラサワー先輩。
  「押すなよ!」「絶対押すなよ!」的な前振りはバッチリっス。

  


「AEUのエース、パトリック・コーラサワー、ただいま…(殴られて)オウワ!」(コーラサワー).
「遅刻だぞ、少尉」(カティ).
「……なんだ、女…? よくも男の顔に…(再度、殴られて)オウワ!」.
「に、二度もぶった…!」.
  案の定、カティ・マネキン大佐なる新キャラにいきなり殴られて、すかさず五飛化するコーラサワー先輩。
  口応えするや否や即座に再殴打されて今度はアムロ化、ついでにちゃっかり惚れてる辺り、ますます最高っス!
 
  


「それでもやるのがソレスタルビーイングです」(ティエリア).
「ガンダムマイスターは生死よりも目的の遂行、及び機密保持を優先する。.
 ガンダムに乗る前から決まっていたことです。いや、その覚悟なくしてガンダムには乗れません」.
  ユニオン・AEU・人類革新連合の3強国家軍による合同演習を罠と見抜きながら、
  それでもなお介入作戦を提議するティエリア。
  何故そこまでして?と問われたならば、そう、これがソレスタルビーイング(お約束)。

「こいつはヘビーだな。手加減は出来そうにないな!」(ロックオン).
「これが世界の答え…」(アレルヤ).
  スメラギ召集の元、続々と拠点に集結するガンダムマイスター達。
  ロックオンの軽口が普段より重めなのは、作戦自体のかつてない難易度を見越してのことか?

「何故、この世界は歪んでいる? 神のせいか?人のせいか?」(刹那).
「………神は平等よ。人だって分かりあえる… でも、どうしようもなく、世界は歪んでしまうの…!.
 だから… 私達、お互いのことを……(既に姿はない)(マリナ).
「…何が歪んでいる? それは何処にある?」.
  脈絡なくマリナの寝込みを襲ったかと思えば、その行動以上に脈絡のない質問を投げかけ、彼女をますます
  困惑させる刹那。そこまでやっときながら、ようやく答えを絞り出し始めたマリナを一顧だにすることなく、
  そのまま立ち去ってしまう辺り、あまりに気紛れがすぎるかと。
  1人打ち捨てられて「えー?」って顔してるマリナに少し同情。

「楽しくなってきたじゃねえか!こりゃ戦争だぜ、それもとんでもねえ規模のなァ!」(アリー).
  初回の登場こそ派手だったものの、回をおうごとに見掛け倒し臭がプンプンしてきた感のあるアリー。
  せめて今作戦にてグラハムと同じくらいのキャラ個性を放ってくれれば…

<次回予告>
  圧倒的な物量、絶間なく続く攻撃。
  これが世界の答え。これがガンダムマイスターの終焉。
  次回「折れた翼」。 刹那、神の名を叫ぶ。




第15話:折れた翼

#832機の最新鋭MS群vsガンダム4機。
 「300」のスパルタ兵士さながら獅子奮迅の戦いっぷりを見せるマイスター達に注目。

「ママが帰って落ちこんでます」「励ましてください」(ルイス).
「元気だしてよルイ…(強制キャンセル発動)物理的に!お願いします」(沙慈&ルイス)
  沙慈にジュエリーをおねだりするルイスさん。
  えー、名セリフでも何でもありませんが、不覚にも萌えてしまったので掲載。
  
「あたしの為に買って!」「買って買って!」って、買う買う何でも買う〜

  


「ヴァーチェ、離脱ルートを確保する」(ティエリア).
「GNバズーガー、バーストモード。粒子圧縮率97%。GN粒子、開放」.
  ヴァーチェの巨体を数十メートルも後退させる程の反動と、コロニーレーザーばりの貫通力を持つGNバズーガ、
  その威力に傾注。

  


「思う壷かよ!」(ロックオン).
  キュリオスとは分断、敵機には包囲されと、もう散々な目のロックオン兄ィ。
  ハロの励まし代わりな軽口がないところを見るに、これは本当のピンチかも。

「おい…名前は?」「教えろよ」(ハレルヤ).
「超兵一号、ソーマ・ピーリス少尉だ!」(ソーマ)
「ソーマ・ピーリスかァ、いい名前だ… 殺しがいがある!」.
  絶体絶命の窮地に追い込まれたところで、ハレルヤ君、覚醒。
  が、ソーマが退くなり即座に引っ込んでしまう辺り、その気紛れ属性も相変わらず。

「大人は嫌いだ」(リボンズ)
  アレハンドロの従者、リボンズ・アルマーク君は少し中2病気味な模様。
  ちなみに声あててんのは「蒼月昇」名義で、アムロ役の古谷徹。
  <後日追記>
  その声でバレバレなのに蒼月昇名義なのは古谷さんが、アムロ以外のガンダムのキャラは
  やりたくないからだそうです(ナレーターはOkらしい)。東北不敗さん、情報どもです。

  


「隊長ヅラしてェ!」(ジョシュア)
  グラハム率いるオーバーフラッグス隊の凄腕ニューフェイス、通り名「アラスカのジョシュア」、
  予想通り、これ以上ない噛ませ犬っぷりをいかんなく発揮しつつ散る。
  この調子だと、同じく前話初登場組「ジョージアのランディ」「イリノイのスチュワート」も危ないとみた。
  
「アラスカのジョシュア」は、種に出てきたアラスカのJOSH−A基地(サイクロプスが地下にあったアレ)
  が元ネタだと思います。なので他2名よりも圧倒的な死亡フラグだったような…
   むしろ最初に名前が出てきた時は「あれ?この人もしかして味方上層部の裏切りで死ぬの?」とか思いましたが、
  さすがにそれはありませんでしたね。
という意見も頂きました。ねここさん、どうもです。

  


「抱きしめたいな、ガンダム!」(グラハム)
「まさに、眠り姫だ!」.
  15時間にも及ぶ連続戦闘の末、遂にはグラハム操るフラッグに取りつかれてしまうロックオン。
  他のマイスターもロックオン同様、ティエリアはコーラサワー先輩に、アレルヤはセルゲイとソーマに、
  刹那はアリー駆る新型MAアグリッサにそれぞれ詰められている模様。

  


「よくやった!俺のおかげだな!」(コーラサワー).
  こちらは絶好調、コーラサワー先輩。ヴァーチェの鹵獲に成功し、すっかり御満悦の模様。
  よもやカティ大佐の
「私がお前を男にしてやる」が、こんなにも効果ありだったとは。

  


「死ぬ…? 死ぬのか…?」(刹那).
「この歪んだ世界の中で… 何にもなれぬまま… 失い…続けたまま… 朽ち果てるのか…」.
「ガン…ダム… ガン…ダム…! ガンっ…!ダァァァァァァム!!.
  ヴァーチェ、デュナメス、キュリオスの3機が既に鹵獲され、アリー駆るアグリッサの特殊兵装
  「プラズマフィールド」の前にもはや刹那自身の命も風前の灯火… 
  と、この最高においしいタイミングで遂に新ガンダム登場。それを見てキリスト光臨の目撃者ばりに
  感極まってる刹那の咆哮に注目。

  


<次回予告>
  新たに登場した3機のガンダム、彼等が放つGN粒子の光が映しだすものとは。
  次回「トリニティ」。 鳴り響くベルの音は、第2幕の始まり。




第16話:トリニティ

#三つ子操る新ガンダム、トリニティ・シリーズ登場。
 なにはともあれ、皆も一緒に叫びましょう、くぎゅーーーーー!

「生きてる?」(ネーナ).
「大丈夫してる? エクシアのパイロット君?」.
  新マイスター、ネーナ・トリニティ操るスローネ・ドライ登場。
  もうね、喋った途端、部屋の中で思わず絶叫ですよ。くぎゅーーーーー! 

  


「このままガンダムを本部へ連行する。.
 指揮を採ったのはこの俺、パトリック・コーラサワーだ!」(コーラサワー)
「そうさ、ガンダムが手に入れば、(カティ)大佐の気持ちだって………ん? うわっ!」.
おわ−−−−−−−−−!.
  戦慄の出オチ男、コーラサワー先輩。
  スローネ・アインの砲撃により、愛機イナクトを瞬時にして射抜かれ、即撃墜。
  今週も期待にたがわぬやられっぷりを見せつけてくれました乙。

  


「なに?このプレッシャーは!」(ソーマ)
  ミハエル・トリニティ駆るスローネ・ツヴァイからの殺気を敏感に察知するソーマ。
  「プレッシャー」という物言いは、「来たなプレッシャー!」(逆シャア)や、
  「私にプレッシャーをかけるパイロットとは…いったい何者なんだ?」(哀・戦士)辺りに
  対するオマージュ?

  


「いけよ、ファング!」(ミハエル)
「もろい!もろいぜー!」.
  スローネ・ツヴァイから次々と射出される数十以上のファンネルもどき群。
  その動き自体はファンネルそのものなんだけど、使ってる状況が重力下であることを考えるに、
  あんなに俊敏な動き、出来る筈ないんだけど、GNなんとかで補完してるのだろうか?

  


「聞いてないぞ、ガンダム!」(グラハム)
  こちらはヨハン・トリニティ搭乗のスローネ・アインに助けられるロックオン兄ィ。
  その襲撃を受けたグラハムいわく「まさか他にも機体があったとは!」「聞いてないよ!」って、
  言ってくれるわけないじゃん。

  


「シャーネーナ!シャーネーナ!」(ハロ)
  スローネ・ドライ搭載のハロはAIの性格設定が少々ツンデレ気味な模様。
  でもそんなの関係ねえ!くぎゅーーーーーー! あ、もちろんルイスも…
  
「あたし、煮え切らない男ってキラーイ」 あっあっ嫌わないで…!嫌わないでー!

  


<次回予告>
  武力介入を開始したトリニティの猛攻に、世界は震撼し、翻弄され続けるしかないのか。
  次回「スローネ強襲」。 理念に隠された野望が、鎌首をもたげる。




第17話:スローネ強襲

#トリニティ三兄弟、大暴れの回。
 スローネ・アインとドライの2機合体によるGNメガランチャーの威力に注目。

  


「ノゾカレテッゾ、ノゾカレテッゾ。イーノカヨ、イーノカヨ」(ハロ)
  先週からスローネ・ドライ搭載のツン(デレ)ハロが気になって仕方ない。
  ロックオンのハロに「ニイサン!ニイサン!」言われざま、
「ダレダ、テメー!ダレダ、テメー!」
  
「シンネーヨ!シンネーヨ!」と突き飛ばすところなんか、もう最高。
  「ニイサン、キオクガ…キオクガ…」 戻ったらどうなるのかにもかなり興味あり。

「君ね!無茶ばかりするマイスターは!」(ネーナ).
「そういうとこ、すごく好み!(いきなりキス).
(ネーナを突き飛ばして)俺に、触れるな!」(刹那).
  ミーのほのかな恋心、たったの1週間でオワター!

  
ってか、初対面での挨拶代わりが、いきなりの熱きベーゼって!?
  しかもこの悪びれない態度、この人どんだけビッチ?

  


「はじめて意見があったな」(ティエリア)
「…なにをだ?」(刹那)
「口にしなくても分かる」.
  冷静沈着そうなヨハンはともかく、血気盛んなミハエルに色魔淫売のケがあるネーナを、
  生真面目なティエリアはあまりお気に召さない御様子。

「旧世代のMSにまんまとしてやられた不様なマイスターのツラを拝みに来たんだよ」.
「なんだと!」(ティエリア)
「ナーンツッテナ、ナーンツッテナ」(ミハエル).
  小バカ指数マックスで、ティエリアをおちょくるミハエル。
  「人を怒らせる方法」的に、このセリフと仕草は使えすぎると思われるのでマスターしておくが吉。

  


「あたしを怒らせたら、駄目よ」(ネーナ).
  刹那に無視され続けて、遂に暗黒面を垣間見せるネーナ。
  ピースサイン連発なフェイバリット笑顔とのギャップたるや… 

  


「堪忍袋の緒が切れた…! 許さんぞガンダム!」(グラハム)
「破壊して、蹂躙して、殲滅してやるゥ! 行けよファング!」(ミハエル).
「それがどうした!!」.
  
レイフ・エイフマン教授を殺され、怒り心頭のグラハム。
  フラッグ乗りとしての意地を「それがどうした!」の一言にのせ、圧倒的戦力を誇る相手と
  互角にやりあうその勇姿たるや、まことに天晴れと言うしか。
  これぞまさに「MSの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを…」そのもの。
  あとミハエルのさりげないクロト化にも傾注、「殲滅ー!」。

  


「見せてやる、ガンダム!」「これがフラッグの力だ!」(ハワード)
「…このままではやられる… わけねえだろ!」(ミハエル).
「ハワード、メイスン!!」(グラハム)
「隊長… フラッグを…」.
「ファングなんだよォ!」.
  今にして思えば、出撃前にダリルに語った言葉、
  
「俺達はフラッグファイターだ。矜持を見せろよ」は死亡フラグだったか。
  最後の最後にその意地を垣間見せるも残念ながら及ばず。
  その遺志をグラハム及びフラッグという機体に託して、ハワード・メイスン虚空に散る。合掌…

  


「お別れのチューしで」(ルイス)
「ええっ!」(沙慈)
「チューじで!」.
「なっ…あっ…! 出来ないよォー!」.
「もう沙慈ったら気にしすぎ。でも、そういう沙慈がいいよ!」.
  シリアスパートの後は、沙慈とルイス恒例のラブコメパートでもって存分にお和みください。
  舌たらずな喋りとチュー待ちのタコ口が可愛すぎー

  


<次回予告>
  信念や理念があろうとも、戦場で散りいくは人の命である。
  今日もまた誰かの涙がこぼれゆく。
  次回「悪意の矛先」。 刹那、ガンダムを否定する。




第18話:悪意の矛先

#トリニティ三兄弟、軍役のみならず一般市民をも大虐殺の回。
 ちょ、ネーナ自重…!

「あ…あっあっ悪魔だ…!」(AEU兵士)
「アッハハハハハ、も〜ォう、たまンない〜」(ネーナ)
  スローネがもてる圧倒的火力により、AEU軍を一蹴するネーナ。
  その徹底した蹂躙っぷりは、歴戦の兵士である筈のマイスター達をして
「アレルヤじゃないが、世界の悪意が聞こえるようだぜ…」(ロックオン)
「あれが、ガンダムのすることなのか…!」(刹那)
  とまで言わしめるほど。

  


「ならば、ハワードメイスンに宣誓しよう」(グラハム)
「私、グラハム・エーカーは、フラッグを駆って、ガンダムを倒すことを」.
  前話で散ったハワードの墓参りに赴き、その墓前でガンダム打倒を誓うグラハム。
  「フラッグ」という機体が、その性能を超越したところでスペシャルなものになった瞬間。

死んじゃえばいいよ(ネーナ)
  お仕事中、たまたま眼に入った結婚式の様子が気に障ったからって、それだけの理由で
  民間人に無差別攻撃するか普通!?
「ごめーん、スイッチ間違えちゃって!」じゃねーよ。
  キチガイに刃物、ヒイロにウイング、ネーナにスローネ。
  巻き込まれた末、なんの意味もなく皆殺されちゃったルイス親族は本当いい迷惑。

  


「君に譲れないものがあるように、僕にも譲れないものはある」(ビリー)
  
その負傷をおして、エイフマンがチューンしたフラッグの整備を黙々と続けるビリー。
  グラハム同様、ここにも戦死者の遺志を継ぐものが。

  


「そんな道理!私の無理でこじあける!」(グラハム)
  単機出撃を咎められての一言。
  元となったセリフは逆シャアにおけるアムロの「そんな理屈!」かとも思ったけど、
  よくよく考えたら「無理を通して道理を蹴っとばす、それが俺達グレン団!」の方が有力くさい。
  <後日追記>
  スクライド、劉鳳の「その無理、私の道理でこじ開ける!」ではないかとの意見も頂きました。

「どれ程の性能差であろうと…!今日の私は…阿修羅すら凌駕する存在だ!」(グラハム)
  祝、グラハム、スーパーサイヤ人化。
  「クリリンのことかー!」的ブーストパワーを駆使して、ヨハンのスローネ・アインを敗走に
  追い込むその手際は見事の一言。が、直後
「この程度のGに体が耐えられんとは…!」と吐血
  している辺り、その代償は決して安くなかった模様。
  
  


「ごめんね、沙慈」(ルイス)
「せっかく買ってもらったのに… すごく綺麗なのに… もう、はめられないの」.
「はめられないよ…」.
「ごめんね、沙慈…」.
  ネーナの憂さ晴らし風味な気紛れアタックにより、両親も親戚も失い、自らは左手首欠損
  という重症をおってしまうルイス。よもや15話におけるジュエリーおねだりの伏線がこんな
  形で示されようとは。この件で復讐の鬼と化した沙慈が第2部の主人公となって刹那達と相対!
  とかそういうレベルの回収じゃないととても畳めそうにない、この陰惨きわまる展開の風呂敷は。

  


  とかく戦死者の多いこのガンダムシリーズだけど、肉体の一部を失ってなお生き延びた人物となると
  正直83におけるケリィか、Vガンのカテジナさんぐらいしか思いつかない。
  <後日追記>:種死のバルトフェルド、08MSのシローを忘れてました。御指摘感謝。
  
「エクシア、目標を補足」(刹那)
「三機のガンダム・スローネを紛争幇助と断定し、武力介入を開始する」.
「エクシア、目標を駆逐する…!」.
  自らの中の正義に従い、スローネ断罪に動く刹那。
  物語を勧善懲悪的な方向へ導きたいなら、まずは「分かりやすい敵像」を定着化させ、
  悪に立ち向かうヒーロー側へと感情移入させてしまうことが一番簡単な手段であり、
  そういう意味で捉えるなら今話におけるネーナの信義なき虐殺及びそれがもたらした凄惨
  きわまる結果は、演出上必要なことだったのかもしれない。(しかも効果的だったし)
  が、敵味方の善悪をはっきりさせない曖昧さにこのシリーズの魅力を見い出していた自分に
  とっては、この選択はあまりにも安易と断せざるをえなかったのもまた事実。
  いや、実際のところこのシーン見て「キター!」叫んじゃったミーが言うのもなんだけど。
  (踊らされまくり)

<次回予告>
  復讐すべき相手は己のすぐ側にいた。
  その事実を知ったロックオン・ストラトスは激情とともに銃を手にする。
  次回「絆」。 狙い撃つ相手、それは…




第19話:絆

#旧マイスターズvsトリニティズの構図、ここに確定。
 登場から3話でもう敵同士って、ここにきてちょっと展開が速すぎるような…

「お前たちが… その機体が… ガンダムで、あるものかー!」(刹那)
「貴様はガンダムではない!」.
「ヴァーチェ、目標を破壊する」(ティエリア)
  旧マイスターズvsスローネ軍団との抗争勃発。
  その口火を切るは自称「俺がガンダムだ!」こと、刹那・F・セイエイ。
  3機相手じゃ流石に分が悪いかと思いきや、そこにティエリアまでもが絡み、
  事態はますます混迷の一途を辿っていく。
  あ、後日、このシーンに関して、
  
ネーナの「私たちは仲間でしょ!」の発言におもわずお前が民間人殺したからだろがー!
  とつっこんでしまった。
との意見を頂きました。まったく同意です。

「あいつはガンダムそのものになろうとしている… 紛争根絶を体現するものにな」
「ドースル?ドースル?」(ハロ)
「ぶっちゃけ、撃つ気満々だ!」(ロックオン)
  刹那のガンダム化をどちらかといえば肯定気味な兄ィも、トリニティズとはやる気満々?

「私はね。この世界が変わりさえすればいいの。どんな手段を使ってでも」(ワン)
  久々に出てきたかと思いきや、何気なく怖いこと宣ってるワン嬢。
  アレハンドロ及びその従者が徐々に存在意義を増してきた中、ここらで頑張っとかないとマリナ化、
  もしくは種死のシン化しかねないしね。

「フ… まさか君とともにフォーメーションを使う日が来ようとは思ってもみなかった」(ティエリア)
「…俺もだ」(刹那)
  反目しあっていた筈の二人が共通の敵を得たことにより協力しあう的な王道展開、
  Wのヒイロと五飛しかり、種のアスランとイザークしかり、お約束と分かっていても、
  こう、熱くならざるをえない何かが。

「君たちはガンダム・マイスターに相応しくない… そうとも…万死に値する!」(ティエリア)
  あのナドレが10話以来の再登場。
  使った直後に口惜し泣いてた前回に比べて、随分あっさり使っちゃうんだなオイ。
  それほどまでにミハエルの「ナーンツッテナ、ナーンツッテナ」口撃にムカついていたとか?

  


「これで3vs3だ。フェアプレイの精神でいこうぜ」(ロックオン)
「やってやンよォー!」(ミハエル).
  ここに至ってデュナメスも遂に参戦、ますます潰しあいの様相を呈してきた。
  だけど対刹那戦でファングを使い切っちゃったミハエルは本当にやれんのか?やれんのか!?

  


「ねえ、私の夢を沙慈に託してもいい?」(ルイス)
「夢を叶えて。それが私の夢なの。だから私の夢を叶えて、沙慈」.
「約束よ」.
  一緒にいることで沙慈の夢が潰れてしまうことを危惧し、日本へ帰るよう沙慈を諭すルイス。
  彼が去った後に見せた泣き顔が切ない…

  


「刹那。俺は今、無性にお前を狙い撃ちたい」(ロックオン)
  自分の家族を無惨な死に追いやった自爆テロ、
  それを起こした元凶であるKPSAという組織に少年兵時代の刹那が属していたことを知り、
  刹那へと銃を向けるロックオン。それに対する刹那の答えが以下。ロックオン、撃ってよし。
「この世界に、神はいない」(刹那)
「この世界に、神はいない」.
  しかも2回言った。2回言った。

  


「刹那、これだけは聞かせろ。お前はエクシアで何をする?」(ロックオン)
「戦争の根絶…」(刹那)
「俺が撃てば出来なくなる」.
「構わない。代わりにお前がやってくれれば。この歪んだ世界を変えてくれ」.
「だが生きているなら俺は戦う。.ソラン・イブラヒムとしてではなく、.
 ソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイとして」.
「ガンダムに乗ってか」.
そうだ。俺が…ガンダムだ…!.
「…ハッ、アホらしくて撃つ気にもなんねえ。まったくお前はとんでもねえガンダム馬鹿だ」.
「ありがとう。最高の誉め言葉だ」.
「…これが、人間か」(ティエリア)
  結局のところこの場の軍配は、「俺がガンダムだ」の一言と放映以来初となる笑顔で、
  美味しんぼやこち亀級の和みを作り出すことに成功した刹那の電波勝ちと相成ることに。

  


<次回予告>
  大いなる計画の改編が、世界のバランスを劇的に変えた。
  その中で、人は涙し、戦い、そして死するしかないのか。
  次回「変革の刃」。 この苦悩、誰に届く…




第20話:変革の刃

#30機もの新ガンダムを付与されたことにより、三大国による新軍事同盟が確立。

「正直…僕は不安に思う」(ティエリア)
「僕…、か」(ロックオン)
  前回辺りから妙にツンケンしたところがなくなってきたティエリア。
  てか普通にいい奴っぽくなってるし。よもや死亡フラグじゃないだろうな。

「私はフラッグでガンダムを倒す。ハワード・メイスンの墓前にそう誓ったのだよ」.
「男の誓いに、訂正はない!」(グラハム)
  ガンダムタイプの機体提供の申し出を「断固辞退しよう」の一言で切って捨てるグラハム。
  先に散ったハワードへの誓いとともにフラッグ乗りとしての矜持を押し通そうとするその意地や良し。

「少尉。今、世界は大きな変革期を迎えようとしている。.
 その事について考えるようなことはないのか?」(カティ)
はい!ないです!(コーラサワー)
「………………まったく、放っておけん男だ」.
  グラハムがすっかりマジになってしまった今、00のギャグパートをその一身に担うこととなった
  戦慄のKY男、コーラサワー先輩。アホすぎるが故の可愛げで駄目元デートがかなって良かったね!

  


「知っているでしょう。ソレスタルビーイングの所有する、.
 あのクルジスの少年兵がパイロットをしている… あのガンダムです」(アリー)
「クルジスの… 少年兵…!」(絹江)
「そのガキをですね。.
 誘拐して洗脳して戦闘訓練を受けさせてゲリラ兵に仕立て上げたのは何をかくそう、この私なんです」.
「貴男は…!」.
「戦争屋です。.
 戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる、最低最悪の人間ですよ」.
  恋人のみならずお姉様の方にも死亡フラグがキター
  というか、当座は拷問とか泳がせるとかして利用すんのかと思いきや、即座に殺っちゃったー
  悪党としてのキャラ立ちに寄与するフルメタのガウルンばりなその躊躇の無さは結構好きかも。
  ちなみにお姉様の最後のセリフは
「父さん… さ、沙慈…」でした、合掌。

  


「拾ってくださったことへの御恩返しはさせて頂きます」(リボンズ)
「リボンズ、君はまさしく私のエンジェルだよ」(アレハンドロ)
  ええー?アレハンドロが裏切り者ー?代々に渡って計画への介入を画策してきただってー?
  という白々しい驚きはともかく、中2病気質が時折垣間見えるリボンズ君が、初期のグラハムばりに
  どんどんキモくなっていくアレハンドロをいつ裏切るかが今後の見どころかと。

「私はイオリア・シュヘンベルグが提唱する理念に従う者。.
 それ以上でもそれ以下でもありません」(ワン)
  おっと、こちらではワンが現ソレビとトリニティとの間でコウモリ化?
  しかしアレハンドロといいこのワンといい、もともと存在価値の薄かった奴等の立ち回りを見せられても、
  あまりピンとくるものがないというのが正直なところ。
  あとドサクサにまぎれてクワトロ先輩の名セリフをパクんな。

  


「それほどまでに、今の世界がお嫌いですか?」(ホンロン)
「ええ。変わらないのなら、壊れてもいいとさえ思うほどに」(ワン)
  こんなところにも中2病気質が… いや、むしろこの考え方はゆとりに近い?
  「中2」や「ゆとり」に振り回される世界ってのも、なんだかなあ…
  終わり間際にも
こんなにも世界が変わっていく…その向こうには一体何があるのかしら?
  とかホザいてるけど、たぶんその先って何もないっぽいよ。

「なんという性能だ。やはりこの機体… すごい!(セルゲイ)
「機体が私の反応速度についてくる… これがガンダムの力…!」(ソーマ)
  三大国による軍事同盟へ新たに提供された新型ガンダム10機を使って、
  トリニティズを見事に撃退し、
「少尉は始めて味わうんだったな。これが勝利の美酒というものだ」(セルゲイ)
  の一言とともに勝利の余韻を味わうセルゲイ以下、人革連チーム。
  でも何時の間にか雑魚キャラに成り果ててるっぽいトリニティの皆さん達の今度が少し心配。

  


<次回予告>
  ガンダムに対して新型MSが牙を剥く。
  それは戦争根絶などという、夢想を求めてきた者達への断罪か。
  次回「滅びの道」。 これが、世界の答え…



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