<天鳳・鬼畜編>
あ、自分、嘘つきました。
「たかが麻雀ゲームの「天鳳」ごときで深夜に絶叫?なにそれ?」とか皆目嘘でした。
いや、正確には嘘ではなかった「筈」でした。
理不尽という名の偶然が生み出す天鳳名物「ド腐れ外道モード」を前にしてなお紳士的
態度でその理外の出来事を楽しめるまでに成長していたつもり、でした。
二日前、階下の中国人のバカ騒ぎをものともせず一心不乱で天鳳に興じていた時のアレが
起こる瞬間までは。
というわけで、我が自信の三面待リーチが対面の腐れドラ単追っかけにもろくかつ儚くも
拙くもあっけなくも勿体なくも一発で敗れ去ったザ・その刹那、大の大人があげる悲鳴を
書かせたら右に出るものはいないと言われる北枕先生もかくやな絶叫が夜のとばりを切り裂いた
その直後に階下在住の中国人と交わされた「ぱカヤロー!」「バカヤロー、だ!」の応酬、
憎悪に憤怒を掛け合わせた渾身全力のキャッチボールは、今後の両国交が素晴らしいもので
あることを予見させるに十分足るものであったと。
後に彼はそう語ったといいます。
ああ、天鳳、あなたはどうしてそんなに天鳳なの?
そして階下の中国人さんへ。
おい、ぱナナダイエットって10回言ってみろ。