私の質問
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Mr.Brianの返事
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BMPという販売元から通販でR-134a用コンパチコンプレッサを購入したら、seltec
TM-15HDというのが届いてしまいました。R-12とラベルされていますが、これはどういう仕様のものでしょうか? |
TM-15HDはグレードで、それはR-12用だ。(うちのは)R-12用とR-134a用とではコンプレッサオイルだけが違うもので他は同じだ。
コンプレッサ本体に8桁の部品番号があるはず。また、本体にどちらかの冷媒仕様かが明記してある。 |
ありました。488-25011という品番です。またR-12とあります。販売元が発送を間違えたのでしょうか? |
488-25011 はR-12用。R-134a用は488-4XXXXという部番が割り当てられている。
それと同一スペックのR-134a用は488-45011か488-45021のどちらかだ。販売元に確認したほうが良い。 |
販売元は「これしかない。」と言っています。窓口担当者は、コンプレッサオイルをエステルオイルに交換すればR-134aにも使えると言っていますが。 |
コンプレッサオイル交換で、R-134a冷媒用としてもそのコンプレッサは使用可能だ。全量交換は出来ないが大抵はこれで問題ないはずだ。オイルはPAGオイル(ZXL100PG)
の粘度46visを使用のこと。 |
販売元は返品には応じるが送料は負担してくれないので高くついてしまいます。コンプレッサのオイル交換は私にも出来るでしょうか?
そのZXL100PGは日本でも入手可能ですか? |
出来るし入手可能と思う。ZXL100PG以外には、出光のDaphne
Hermetic PS 46visというのでもOKだ。
注)ZXL100PGは旧ゼクセル
(現ボッシュオートモーティブ)製。 |
わかりました。他に合理的な手がないのでやってみます。具体的にはどうするのでしょう? |
ヘッド下部のドレンボルトを外し、ここからオイルを出来る限り抜く。
さかさにすると、低圧口や高圧口からもオイルが多少抜ける。
クラッチをまわすとさらに出る。
オイル充填量は150ccだが、抜けたとしても110ccだろう。全量抜き取りは無理なので、残留したオイルについては気にしないこと。PAGオイルは150ccを入れる。
ドレンボルトの締め付けトルクは13〜15Nm。
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どうやらZXL100PGは入手出来そうです。
ところで、コンプレッサ内部のシャフトシールは冷媒によって異なるという話を聞いたのですが本当ですか?
多分ここは自分では交換できないでしょうが。 |
シール材はどちらの冷媒用も共通だ。必要ない。
注)一部の国産コンプレッサメーカーは1992年頃から既にR-134a用の部品対策を行なっているので、seltec
TM-15HDのように注入されているオイルだけが異なる製品があるようです。 |
そういえば、BMPのエンジンマウントキットがどうもSANDENのSD-5シリーズ用らしいのですが、TM-15HDでもOKでしょうか? |
SANDEN SDシリーズとTMシリーズは同じマウントだ。
注)双方のwebにある諸元図面を見たら、マウント位置もクラッチ位置及び径も全く同一でした。 |