付録 ハワイ遠征
アロ〜ハ〜オエ〜、この章では、ウクレリストならではの、ハワイでの楽しみについてレッスンしましょう。
 何を隠そうわたくし自身が今回初の渡ハである。果たしてパックツアーごときでハワイに乗り込んで何ができよう、と皆さん思うかもしれない。いや、私も思いました。そこで今回のテーマは「ハワイで本格的ウクレレをゲットしよう」という事に絞りたいと思います。
 本格的ウクレレといえばカマカである、創業1916年、あのハーブ大田氏も愛用するウクレレの代名詞です。(ハーブ太田モデルもあり)
 さて、ホノルル空港に降りたったあなたは、とりあえずどうすればよいか、ウクレレ持参の場合はとりあえずポロリンとやってみるのもいいが、もう少しアクティブな生き方の人はとりあえず今日は何曜日かチェックしましょう。われわれが目指すカマカのウクレレショップは土日が休みです。もし、土日に到着したのならばあわてても仕方がないので、アラモアナショッピングセンターなり、ワイキキビーチなりへと繰り出していってかまいません。行動開始はしばらくあとです。
 せっかちなあなたは、電話帖で楽器店を調べてウクレレを探しにいくのもいいかもしれません。ただしカマカウクレレは慢性的に品薄らしいので、見つけられるかどうかの保証はいたしません。どうしてもウクレレを買って帰りたいという人は、あらかじめこうして在庫チェックに精を出しておくことも大切でしょう。その理由はあとでわかります。
 さて、到着が平日だった人はのんびりしていてはいけません。ホテルにチェックインしたら、さっそく以下のメモを持って出発です。

Kamaka Ukulele ink.
south.st 550

工場直営店が開いているのは朝8時から夕方4時まで、のんびりトロピカルドリンクを飲んだり、ABCストアで買ったおにぎりなど食べていては駄目です。(そのくらいの時間は大丈夫か?)それから、メモと鉛筆をお忘れなく。
ホテルでタクシーを呼んでもらったら、タクシーの運ちゃんにメモを見せていよいよ出発です。ワイキキビーチ近くのホテルからだったら約15分、$15ほどで到着します。目標はRestrantRowという建物です。
お金がもったいないというしっかりやさんはバスでいけばたったの$1。
 さて、。目指すカマカのウクレレショップに到着しました。

燦然と輝くカマカのマークが頼もしい一方、案外味もそっけもない外観に一瞬びびりますが、気にせずドアを押しましょう。
 さて、この工場直営店で扱っているのはFactorySecondと呼ばれる、いわゆるB級品です。小さい傷などがついているのが理由ですが、もちろん音には影響がありません。おまけに定価の1割引で購入できるわけで、うきゃっほーと叫びたくなります。
 しかし、ここに実は大きな落し穴があります、最初からB級品を作るやつはいない、という事です。A級品を作ろうとして、それでも思いかなわず、仕方なく生まれて来るものがB級品なのです。世はまさにアウトレットばやり、ハワイにゆけばアメリカンブランドのアウトレット買いだしツアーなるものまであるが、果たしてアウトレットなるもんが、そんなに倉庫いっぱいにあるものなのか、兼ねてより私は疑問であった。まあ、よしんばあったとしよう。しかし、倉庫いっぱいのアウトレットを生み出すほど製造ロスの多いメーカーの製品を喜んで買うというのもどうなのかという疑問にもかられる。
 さておき、ことカマカに関しては正真正銘のアウトレットである。したがって、あなたがはりきって店の扉を開いて「アローハー」などといって、友好的な日本人を演じてみたところで、「ない日はない」のである。はるばる日本から来たのだ、とわめいても仕方がないのである。
 そこで、逆上してはいけない、今日は下見である。あなたがすべき事は、壁にはってある仕上がり日をチェックすることである。(図1)


こんな感じ(*内容はテキトーです)

そこにはパン屋の「パン焼き上り時間」みたいに、各ウクレレごとに、何日にできるかみたいな事がずらりとリストアップされています。あなたはとりあえずお目当てのウクレレが何日に出来上がるかを鋭くメモして、その日は退散しましょう。もちろん、その時に運良くウクレレを買う事ができるならば、迷わずゲットです。また今度などと思ってはしばらく入手できないと思ってよろしい。


さて、あとは予定の日までぶらぶらと過ごしつつ、販売日には朝一番で買いにいきましょう。これであなたもカマカのウクレレをゲットすることができると思います。クレジットカードもばっちり使えます。大体一つの種類のウクレレは月に一日しか出ませんから、本当にゲットしたい場合は、日本から問い合わせて、その日程にあわせて渡ハする必要があるでしょう。ただし、

  • Factory Secondは必ずあるとは限らない。
  • バックオーダーは受けてくれない
という点に注意してください。バックオーダーをもし受けたとしたら、何百ものオーダーを抱える事になってしまうので、絶対に受けないのだそうです。したがって、買えればラッキーぐらいの心の余裕でのぞむ事が、大人として大切だということでしょう。


  先生は何も知らずに帰国の前日にいきなり行ったのだが、運良くパイナップル型ウクレレの発売日だった。今思えば、ラッキーだったということになる。$235、迷わずゲット。
  私が入手したモデル。音はいわずもがな、ハンドクラフトの素晴らしさがわかる一品である。ケースは$31なので、けちらずに買おう。(取っ手がすぐに壊れたが……)


ハワイでウクレレを習う

せっかくハワイに来たのだから、ウクレレを買うだけじゃなく、少しは上達もしたい、という人のために、ウクレレ教室をやっているところを紹介しよう。といっても、私が直接調べてきたわけではないので、色々変わっているかもしれん。違ってたらごめん。 どなたかハワイに行った方、情報求む。

Royal Hawaiian shopping center
Honolulu
でウクレレ教室をやっているみたいです。ホノルルの街のどまんなかなんで、すぐに見つかるでしょう。


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