終戦の詔勅2 | ||
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朕深く世界の大勢と帝国の現状とに鑑み、非常の措置を以て時局を収拾せんと欲し、茲(ここ)に忠良なる爾(なんじ)臣民に告ぐ。 朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対し、その共同宣言を受諾する旨通告せしめたり。 抑(そもそも)帝国臣民の康寧(こうねい)を図り、萬邦共栄の楽を偕(とも)にするは、皇祖皇宗の遺範にして、朕の拳々(けんけん)措かざる所。曩(さき)に米英二国に宣戦する所以も亦(また)実に帝国の自存と東亜の安定とを庶幾(しょき) |
注 康寧(平穏無事) 拳々(心中に銘記する) 曩に(先に) 庶幾(切望する) |