ず〜っと仕事をしてた合間に、Netscapeを2.0β3にしてみたところ。これはなかなかすごいでないですか。View Document Sourceのところが日本語対応になって、構文のチェックまでしてくれちゃったりなんかして。自分のページ見てみたら、間違ってて叱られました(笑)
　ところで「デカルトなんかいらない？」という本を読み切ったんでちょっと読書感想文。副題に「カオスから人工知能まで現代科学をめぐる20の語らい」（だったかな）と銘打たれたこの本は、20人の科学者へのインタビューをまとめたもので、おおざっぱに言うと決定論と非決定論をたのしく読ませる本だ。とはいっても僕は科学な人ではなく、誤読している可能性が十二分にあるので信用してはいけない。
　デカルトはこれまたおおざっぱに言えば、事象はすべて細分化によって明確にすることができる、つまり（これまたおおざっぱだが）n^mのシステムであるとした。これがすべてのことにあてはまるならば、間違いなく世界は決定論によって動いている。それに対して非決定論者はカオスや散逸構造などの、相互作用から起こる予測のできない事象を挙げて決定論を退けようとするが、決定論者は「ごく複雑な、隠れた法則」があるのではないかと反論する。
　人工知能についても同じようなもので、n^mシステムであるコンピュータが人間同等、もしくはそれを越える知性を持つかについて、忘却や誤り、そして直感などからくる創造性を持たない人工知能にそれは不可能だとする意見と、大規模・分散・並列なシステムはいつかそれを越えるであろうという意見があるわけだ。
　デカルトが正しいかどうかはおそらく永遠にわからないだろうが、人工知能が創造性においても人間を越えるという可能性は大いにある。
　このへんから映画になった攻殻機動隊の話をしようと思ったんだけど、試写会しか行ってないし寝てないんで、も一回劇場で観てからにしとこう。間違って叱られないように:)

　まだず〜っと仕事をしているが、今日は仕事の合間に

久川綾のサイン会に行ってきたぞ:)
　今回は完徹で仕事場から池袋アニメイトに直行だ。アニメイトのイベントに参加するのは初めてだったんで、整理券の番号になんの意味もないことを知らなかったけんだど、12:00開始なんで11:30くらいに行ったところ、整理番号より前よりの順番だったような気が。まぁこういう場合1番か最後でなけりゃ順番などどうでもいいのだが。
　サイン会は順にその場で本にサインしてもらって、ちょろっとお話できちゃったりして、握手してもらっちゃえるおトクな進行だ。2台もプレイディア買わなくても握手できるとはなんとリーズナブルなんだろう(笑)
　こまかいことは読んでもうざったいだろうから省略。いいのだ。わかる人だけわかってくれれば。
　しかし並んでる間に後ろでひたすらしゃべり続けているコンビにはさすがに辟易した。僕が定義する「悪いおたく」、つまり「自分の持っている特化された情報で他人に迷惑をかける人」の典型、そのうえ「ひさがわ」って誰だよ(;_;) 自分がサインもらいにきてる人の名前知らんのか(;_;)

寝てろ（寝言は寝てから言えの省略形）。
　ちなみにぼのやまさんのところで僕が立派なおたくと書かれているけど、僕はフツーのおたくです。フツーのおたくは知識量が足りないから、なるべく余計なことはいわないように気をつけなくてはいけません。立派なおたくとは、「正確な知識と正しい判断力を持って、役に立つ一言を言える人」のことですから。
　それはおいといて、しあわせな気持になって仕事に戻る途中、都営地下鉄新宿線市ヶ谷駅構内で楽しげなもの発見。東西の改札をつなぐ道に展示場があって、いつもはここにどこぞの絵画教室の絵とか小中学校の写生会なんかが展示されてるんだけど、なんと今は「マンガ原稿のコピー」が展示されているのだ。作者は安藤奈津というのーみそとろけそうなペンネームの人で、りぼんで賞をとったこともあるマンガ家のタマゴだそうだ。展示してあるのは12/05まで。
　ついでに思い出したんだけど、うちの近くのパチンコ屋に貼ってあるセル画調のポスター、作者の名前が書いてあって、画風はというと（士郎正宗＋中山たろう）/２といった感じなのだった。
　もう仕事しないとCD-ROM明日朝一で印刷屋に渡せないんでこのへんで。

　まだ仕事してるぞ。晴海でやってるDOS/V ExpoにはTOKYO INTERNETのブースにサンタねーちゃんがいるから要チェック。
　晴海に行く途中でリクルートの売ります買いますゆずって教えて仲間になって雑誌「じゃマ〜ル」を読んでいて、電車の中で思わず吹き出しそうになった。エンタテイメント／コミック・マンガ族のところは創刊号からそれなりに飛ばしてたんだけど、拍車がかかっている。悪いけど吹き出しそうになったやつを全文引用。

一生懸命おたくしてる娘っていいな★（原文はハート）

　おたくでネコ好きな女の子っ！ぼく
と一緒におたく道を極めませんか。
ジャンル不問。水野亜美に似ている
娘ならなお可(笑)。さあ、晴海の夜
明けは近いぞっっ！


　ちなみに投稿者は僕ではありません。念のため:)
　ほかにも「天王はるかLove Love!!」とか「私に生の「めぐ姉」を見せてください★」とか、ナイスな投稿がいくつか。なんでじゃマ〜ルに投稿するんだろう。
　あっ、市ヶ谷駅のマンガは別の人のになってる！ なんかマンガ研究所みたいなところがやってるみたいだからもしかしてこれから毎週変わるのか？ しかしあまりにもﾋﾟｰだぞ(^^;

　朝一でゴジラVSデストロイアの初日舞台挨拶を見に行く。映画の内容はヒドいものだったのでここでは触れない。誰か脚本書きに設定という言葉を教えてやってくれ。
　ところでIRCで話してて思い出したんで、ちょっと3日の補足。立派なおたくとは、「正確な知識と正しい判断力を持って、役に立つ一言を言える人」である、とは対一般人でのことだ。おたく間においてこれはあてはまらないし、また「立派におたく」と「立派なおたく」は当然違う(笑)
　ついでにおたくには「正確な知識と正しい判断力を持って、役に立たない一言を言う人」が多いが、これにも本当に役に立たない場合とそうでない場合がある。本当に役に立たないとは、間違っている／意図を汲み取っていないこと以外に、全員が知っている場合もあてはまる。これは情報価としては0、つまりはうざったい。うれしはずかし君(C)大森英司はよくこの状態になるんだけど。
　おたくの集まりでは大抵みんなある程度の情報を持っている以上、よっぽど特化もしくは精度・鮮度が高く、なおかつ誰かの興味を引くことが分かっている場合じゃないと意味がない。だから自然と役に立たない、内輪ウケやろくでもないことばかりを話すことになるんじゃないでしょうか。
　補足にしては長いな。

　起きたら夕方。高校時代の後輩と秋葉原に98を買いに行く。以前目をつけたやつをげっとしようとしたらなんと売り切れていて、くやしいので出物を探す。マップの中古屋に同スペックのマシンがやはり同じ値段であり、これにしちまえと一瞬思ったけど、ソフマップカードを置いてきていたので見送り、スタンバイに行って見たら9821Ap2のメモリ7.6MB、HDD540MB、倍速CD-ROM、MGA搭載モデルが69,800であったのでげっと。しかしなんかすごい値段だよなぁ。各パーツ代引いて行ったら98本体の値段ってなくなっちゃうような気がするんだけど。
　家に帰ってずーっと仕事してたあいだにたまりにたまってた録画の消化にかかる。6時間分の最後のほうで、見てる途中で気を失うのだった…

　仕事もしないで映画セーラームーンSuperSの先行イベントへ。内容は映画の先行上映と声優のトーク、抽選会で、またまたこれが発売10分でチケット完売だったそうだ。
　イベント自体はまあよくあるタイプのものだったんで特にいうことはない。しかし。

「亜美ちゃんの初恋」はいい。
　本編より全然できがよく、もう1本の同時上映「あずきちゃん」もごくいいできだし、本編はまったくもって立ち場がない。
　本編のほうははっきりいってテーマが見えず、設定もごく甘く、こんなのテレビでもできるじゃん、って感じのお話なんだよなぁ。劇場版ってことでCG使ってみましたってぐらいでしょうか。作画も気合抜けてるし。はるか・みちる・せつなファンなんかは登場シーンで激怒するんじゃないか？
　しかしスタッフにコンピュータ系の人間がいたのか、水野亜美の装備がヤケにそれっぽくなっている。マーキュリー印の小型コンピュータはしっかりとしたキーボードとインジケータがついてるし、ゴーグルに出てくる表示も芸が細かい。いや、ただそれだけだけど。
　というわけで前売券は別に持ってるんで、今度行くときは朝から夜までずっといるに違いない。15分間のために:)

　朝までビデオのダビングをして気を失い、ふと気づくとOESのうた会の時間に遅れている。ダッシュで会場にたどり着くと、1本目の上映テープが終わるところだった。
　今回は9:20-21:00というすごい上映時間予定で、さすがに1時間しか寝てないもんで途中数度意識を失う。なんか最近意識を失ってばかりいるような気がするが…
　それにしても実時間で9時間近くのOP/ED/ISを歌うことになるわけだが、ここで上映されるテープはそれぞれの作成者が持ち寄る方式で、今回は10本のテープが用意されたのだが、特に連絡を取っているわけでもないハズなのに、曲のダブリが両手で数えられる程度なのはなかなか凄い。テープ一本あたり平均25曲は入っているから、実に250曲ほど歌ったわけだ。もちろんその全部を僕が歌えたわけじゃないけど。
　うた会が終わってから毎週恒例の麻雀に行って、1時に家に帰ってばったり。こんな生活をしていてはたしていいのか。

　そして朝8時に起こされて姉貴の引っ越しの手伝い。家から徒歩10分もないアパートに引っ越すのだが、家から持っていく家具類の量が多く、友人の1tトラックで2往復。これで昼飯おごってもらうだけとはいくらなんでもワリがあわんぞ。しかし休む間もなく

久川綾のX'mas LIVE '95
at 日本青年館に行くのだった。以前書いたとおり座席は1階A列14番。座ってみるとほんとにはじっこで、しかも客席用のスポットが目の前にあって舞台が良く見えないというあんまり嬉しくない場所だった。でも近くで見れるということは違いない。
　ライブの内容についてはいろいろ言いたいこともあるが、とりあえず一つだけ。しかもファンじゃないとなんの意味もないことを。
　「赤い砂時計」に手拍子を入れるのはまったくもって納得できない。なぜ「僕の好きなひと」「金木犀」に続いて「赤い砂時計」という曲順になっているのかを理解してないし、だいたい「赤い砂時計」という曲自体に手拍子を入れようと思うこと自体がわけわからん。あのテンションの張り詰めたサビの部分に「パン・パパン」なんて間の抜けた手拍子入れるは、最後の聞かせどころのオケが切れて「会いたい」にも手拍子が入っちゃうは、これじゃ曲ブチ壊しだろうが。ついでだけど原曲ではサビ部分で本人の声がコーラスに入ってるのをライブでは何も対策を立てなかったのも腹立たしい。たとえチープ広石の男性コーラスでも入れるべきだったのではないか？　といった青年の主張を終わる。わかんない人ごめんなさい。でも「赤い砂時計」はほんとにいい曲なんだ。ほんとに。
　夜の部は1階P列50番、ちょっと遠いけど舞台全体が見えていい感じだった。途中、声をあてているキャラの歌を歌うところがあるんだけど、そこでの衣装が十番中学のセーラー服。「27才で〜〜す」はいいけど、スカートやセーラーカラーがサテン地なのはカンベンしてほしい。ほんとに風俗なおねーさんみたいだから(笑)
　といった感じでおおむねよかったっす。3月発売のアルバムも期待。ちょっとした不安もあるものの。
　ライブ後は松本＠名大理さんと喫茶店で綾しいお話。自分のまわりに久川綾のファンがいないもんで、実に有意義(笑)なお話ができて嬉しかったです:)
　ん。28日テレビ朝日昼12:00から久川綾がTVに出るらしいぞ。そんなとこで。

　言わずと知れたコミケ2日め。1日目は仕事してたし行く気もなかったんでいってないっす。
　実は今回、初めてプレスで入った。ちゃんと仕事で。しかし開場前に入れてくれないのは納得いかん。開場後にサークルに取材なんかできるわけがない。コミケでモノを売ってるブースの前でいきなり取材を始めたらたいていイヤがる。なにしろモノを売りに来ているのに余計な時間を割かれて人は寄ってこなくなるし、その上コミケそのものとの関りでヘンに気をつかわなくちゃならない。
　しかも物理的な問題まである。今回コンピュータ系のところに行ったんだけど、新館1階は混んでて混んでて取材どころじゃない。コミケにくる人を取材するならそれもいいんだろうけど、こっちはモノとサークルを取材したいのだ。しかしまあ大半CG集でPC/AT関連はほとんどなかったから取材のしようもなかったのだが。
　それにしても今回は人が多く感じた。毎度のこととはいえ、男性向け創作つまりはエロ系が入っているB館の混み方なんか異常だ。すべてのブースが混んでるようなもんで、ちょっとしたところは必ず列ができてるし、列のできてないところでも前に行って本を見ることさえ一苦労。こんな状況で本が買えるのはプロだけだ。売ってるほうもプロだったりするが。そういったプロ対プロの戦いに意見する気は毛頭ない。
　今回買った本の中から一つ紹介すると、サークル「でんぐりやまね」の船戸明里、この人の本はイイ感じだ。電撃とかでカット描いてたり、マンガ「LUNAR 幼年期の終わり」とか描いてる人だから、知ってる人も多いんではないかと思うけど、やはり紹介せずにはいられない。絵がうますぎるし、今回のエヴァ本のブチ切れたセンスには脱帽だ。
　あとはせらむんのサークル「あざぶ愚民党」のはばきくにゆき。この人は「今僕がもっとも好きな水野亜美を描く」人で、とにかくマンガがうまい。行ったらコピー誌がすでに完売しており、セラコミＲでオフにして出すという話なのでなんだか自分に気合が入ってしまった。なんだそりゃ。
　ちなみに今回のコスプレのヒットは「極楽りんごの森乱丸」。まさかこんなののコスプレをやる人がいるとは。よかったね林正之先生。ウソだけど。いや、ホントの話。
　コミケ終了後は友人の車で新宿まで行って新宿牧場でしゃぶしゃぶ。待っていると中からキャリーに段ボールをのせた女の子3人組みが…。中に入って食ってると名札をつけた集団が…。まあそんなものであろう。今年も終わりよのう…

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