最後に注意点を!

 私も初めて北海道ツーリングに出かけた時のことを思い出します。期待と不安で小学生の修学旅行のような気分ですよねぇ〜。きっと北海道、気に入るでしょうね!! ですから本当に唯一注意するのは、絶対無理はしないこと。北海道は春までは事故が低いですが、夏場にバンバン事故を起こしてしまうために、秋に入ると全国ワースト1になってしまいます。事故現場を目撃したりすると、「楽しい北海道ツーリングだっただろうになぁ」と残念に思えてなりません。=写真:ゆったり走ってれば、牛さんだって寄ってくる???=

 そこで・・・道警の取り締まりが行われている?訳ですが、対向のバイク、四輪がパッシングやサインを出した時は、安全速度を守っていることを確認しましょう。私は、カッ飛ばしている地元の四輪などに道を譲ったり、他のバイクの後ろを追随したりという感じで、マイペースで走るようにしてます。基本的に法定速度(60km/h)の道路よりも、「40km/h」「50km/h」制限の掛かっている道路での方が、取り締まりが多いようです(ここらでは地元車も速度を守ります)。まぁ生活道路だったり、子供が遊んでいたりするので、スピードを落とすに超したことはないでしょう。地元車といっても「れ」ナンバーや「わ」ナンバーの車はレンタカーなので、急加速、急減速など不可思議な走りが多いです。(^^;)

 広い真っ直ぐな道では、みな恐ろしいほどスピードを出します(特に地元車)。だいたい農道を100km超のスピードで走る車なんて、想像もつかないでしょう!? こういう直線道路では、遅い車を追い越すために対向車線にはみ出す車がすごく多い。よって、事故もカーブだけでなく、むしろ直線道路で多発してるようです。この点、もらい事故には注意しましょうね。私も直線道路で対向車がこちらに飛び込んできて、死に物狂いで回避したことが何度かあります。

 それと、都市間を直接結ぶ国道はトラックの通行量が多いので、意外と神経を使います。大都市(札幌、旭川、帯広、釧路)を横切るような行程は、なるべく避ける方がいいかもしれないです。特にキャンパーは、睡眠不足&疲労が溜まりがちですから、繰り返しになりますが、無理はしないように・・・。

 あ、そだそだ、北海道はなぜか舗装が甘いので、アスファルトの駐車場や道路にバイクを止める時は、スタンドに「つぶした空き缶」を挟むのを忘れずに!! 最初は誰でも一度はバイクを倒しそうになる恐い思いをしてます(^^;) ぼこぼこ穴が空いて、スタンドの跡が付いている所は特に注意。(車場で、他のバイクがどんな停め方してるか、よくチェックしてね! 空き缶 or 小石 or 木片がポイントかなぁ。(^^;)=写真:つぶした空き缶は必需品!=
 アスファルト舗装が甘い理由については、「冬にひび割れしないように」との説もありますが、ホントかどうか知りません(^^;)

ということで・・・

 すごく長くなりましたが、ひとまず私のアドバイスはこんなところでしょうか。行程作り、準備を進めるうちに、具体的に疑問が湧いたり、相談したくなった場合は、メールで連絡ください。できる限りお答えしますので(^^;) ちなみに毎年お盆前後の2週間ほど、北海道に出かける予定なので、その間は連絡が取れなくなりますが・・・(^^;)

日景 聡/hikage@st.rim.or.jp