96/08/14

台風12号に追われながら出港!

(自宅〜東京港フェリーターミナル = 19.3km)

 21:20、文京区内の自宅を出発した(写真左)。首都高速に乗り、レインボーブリッジを通過。台風12号が日本海を北上中で、既に東京も暴風圏内に入っており、風速12mもの強い風が吹いている。XJR400のハンドルにしがみつきながら、どうにか橋を渡る。
 21:45、東京フェリーターミナルに到着。バイクは既に乗船作業が始まっている。急いで手続きを済ませる。ターミナルの玄関には「台風12号の影響で大幅な遅れが予想されている」との張り紙。台風の進路が、東京港発〜苫小牧行きの「
さんふらわあ さっぽろ」丸の航路と交差するのは確実。覚悟を決めて船に乗り込む。船室に荷物を置いたあと、デッキに出て出港の様子を見守る。息をするのも辛いほどの強風で、嵐の海へとフェリーは出港した。



96/08/15

台風一過で穏やかな太平洋!

(洋上 =  0.0km)

 覚悟を決めて乗り込んだフェリーだったが、一夜明けてみると、意外と海は穏やかになっており、ところどころに白い波頭が見える程度。空も次第に明るくなり、青空がかいま見えるほどになってきた。幸い台風12号は一足先に三陸沖へと抜けた様子。船は一時20分ほど遅れていたが、このあと順調に進み、苫小牧到着は定刻通りとのこと。ゆっくりと船旅を楽しむ余裕もできてきた。

 台風のせいでキャンセルが多く出たのか、船は意外とガラガラ。2等和室では4〜5人しか入ってない部屋や、だれもいない部屋まである。おかげでレストランや売店の営業時間が通常のオンシーズンよりも短縮されていたので、食事はバタバタとなってしまった。空いているというのも、考えものかも!?



日景 聡/hikage@st.rim.or.jp
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