「番組」放送のしくみ

  1.  放送センターに寄せられた原稿を、電子的な文字データに変換する。
     電子メールで送付されたものはそのまま使用するが、葉書、封書、FAXにて送られてきたものは文字認識プログラムにかけられる。同様に、電話を通じてセンター側に録された原稿は、音声認識プログラムにかけられて文字データに変換される。
  2.  検閲作業を実施する。
     変換された文字データは、日本電子検閲自動化協会(JECAA)の提供する自動化検閲機に通され、個人の秘密に関する項目や、公共の福祉を著しく乱す恐れのある言葉を含む原稿をふるい落とす。その後さらに完全なチェックを期すため、テレビ・ラジオの放送関係者や法律関係者等のボランティアによって、人の目を通した検閲作業が行われる。
  3.  文字データに付加情報を与える。
     文字データを文脈認識プログラムにかけ、音声の種類、発話速度、感情・個性を考慮した音程の変化を文字データに加える。
  4.  PHS通信網に原稿を送信する。なお、データを載せる順序やチャンネルの番号はほぼ無作為に決定される。
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