「日本電子検閲自動化協会」

　アメリカの通信法改正を受け、日本における通信および検閲のあり方を調査するとともに、現在飛躍的な増大の傾向を見せつつある電子情報に対し少ない労力で効果的に検閲作業を行うために、官民から放送や法曹に関連する人材を集めて組織した任委団体。略称、電閲協、英語名称Japan Electronic Censorship Automization Association、同略称JECAA。この協会の設立により、いわゆる放送禁止コードの明文化とコンピュータによるそれらの管理という、後の社会に多大な影響を及ぼす重要な要因を、言論の自由や人権の保護に対して欧米とは異なる一定の考え方を持つ日本が誕生させてしまうこととなる。