「総合目次」にもどる |  「作品総覧の目次」にもどる |  最終修正:2002-12-31(火)

未発表曲リスト

※順不同です。

●「わたしのややこ」

ベンチャーズ風のリズムにハードな演奏という、6th『無限の住人』収録の「辻斬り小唄無宿編」に近い乗りの曲。
高3の11月ころ、和嶋氏が作った曲。当時のタイトルは「へその緒ハートブレーカー」。ギターリフはドリフのズンドコ節から着想を得たという。
人間椅子の初期のライヴでは必ずといってよいほど演奏されていた名曲。本サイト作成者個人としては、発表希望率No.1。
2002年1・2月のツアー【ビデオ「見知らぬ世界」発売記念ツアー】で、冒頭に和嶋氏の語りがついて久しぶりに演奏された。

●「Big Fat Mama」
89年10月20日の芝浦インクスティックで初演。オーソドックスなブルースナンバー。初期のライヴではよく演奏されていたようだ。
イントロは2nd『桜の森の満開の下』収録の「甲状腺上のマリア」の原曲と思われる。中間部でテンポが変わるアレンジはビートルズの「ヤー・ブルース」を思わせる。

●「造反有理」
初期のライヴで演奏されていた。1st『人間失格』収録の「針の山」と同様に、バッジーの"Crash Course In Brain Surgery"(邦題「脳外科手術の失敗」、初期シングルで発売。後に4thアルバム"In For The Kill!"に再収録)にオリジナルの日本語の歌詞を付けたもの。歌詞は2nd『桜の森の満開の下』収録の「太陽黒点」に似ている。
2nd『桜の森の満開の下』収録が予想されていたが、結局リリースされず。

●「神経症 I LOVE YOU」
最初のミニアルバム『人間椅子』に収録されているバージョンよりも歌詞が長い。96年3月26日の渋谷Egg-manのライヴで演奏された。

●「陰獣」
最初は17分(7分という説もあり)もある長い曲だった。最初のミニアルバム『人間椅子』収録バージョンよりも当然長い。イカ天出演時に3分に短縮された。
「陰獣もどき」というシーモンキーズによるアンプラグド・バージョンもある。

●「鉄格子黙示録」
1st『人間失格』収録バージョンと違い、歌詞がついた初期バージョン。
83年(高校3年)に和嶋氏が作曲。曲の演奏の後半でアップテンポになり、和嶋氏の歌が入る。

●「夏の墓場」
初期のライヴ(90年8月の渋谷Egg-manのライブなど)で演奏されていたアコースティック曲。
98年7月のツアー【奇数月ライヴ七月 サマーツアー'98】(98年7月25日の渋谷ON AIR WESTなど)で久々に演奏された。

●「猿面冠者」
初期のライヴで演奏されていた。タイトルは太宰治の小説から。
曲調は音頭風のレッド・ツェッペリンという感じで、2nd『桜の森の満開の下』収録の「心の火事」「憂鬱時代」を思わせる部分もあり。

●「反剋の使徒」
初期のライヴで演奏されていた。かなりハードな曲だったが、UFOの曲でリフが似ている曲があり、収録できなかったという。
曲調は、9th『怪人二十面相』収録の「刑務所はいっぱい」に似ている。

●「薬の唄」
不詳。初期のライヴで演奏されていた。タイトルから判断すると、3rd『黄金の夜明け』収録の「わ、ガンでねべが」の原曲か?

●「Dr. Crippen」
不詳。アマチュア時代に作曲。最初で最後の英語詞の曲。タイトルはイギリスの有名な猟奇殺人犯の名前。

●「(仮)男はつらいよ」
93年頃の渋谷Egg-manの2Daysで初披露後、94年頃の「羅生門」ツアー時の心斎橋クラブクアトロやファンの集いなどで演奏。
その後ちゃんと歌詞がつき「刀と鞘」として6th『無限の住人』に収録された。シングルカットもされている。

●「なまけ者の人生」
90年10月頃の渋谷Egg-manなどで演奏。4th『羅生門』に収録の同名曲とは、歌詞も曲も全く別の楽曲。
当時人気のバンド「ジッタリンジン」の曲のリズムの部分を真似して和嶋氏が作ったという軽い感じの曲だが、鈴木氏には好まれていなかったという。

●「夜叉ヶ池」
90年10月頃の渋谷Egg-manなどで演奏した初期バージョン。
2nd『桜の森の満開の下』収録のバージョンとは、サビ部分の歌詞とアレンジが違っている。「山の彼方の空遠く 恋人達の驅(むくろ)あり」「花と生まれて 蝶と生まれて 夢一途」など。

●「心の火事」
90年10月頃の渋谷Egg-manなどで演奏した初期バージョン。
2nd『桜の森の満開の下』収録のバージョンとは、歌詞とメロディ・ライン(「たまや」「かぎや」の部分が顕著)、演奏のアレンジが多少違っている。「火事だ 火事だ どこ火事だ 心の中の寺子屋だ … 逃げてく村を捕まえて誰か」(聴き取りにつき一部不詳)など。

●「憂鬱時代」
90年11月頃の渋谷Egg-manなどで演奏した初期バージョン。
2nd『桜の森の満開の下』収録のバージョンとは、サビ以外の部分のメロディが違っている。歌詞については不詳。

●「充血」
94年頃のファンの集いなどで演奏。大正期の洋画家/詩人の村山槐多の作品「充血」を歌詞として唄っていた。
その後アレンジを変えオリジナル歌詞を付け、6th『無限の住人』の「黒猫」の後半、アップテンポ部分として収録された。

●「包帯の女」
92年11月26日のライヴで演奏されていた。2nd『桜の森の満開の下』収録の「甲状腺上のマリア」路線の、アコースティックな曲。

●「マッチ売りの少女」
ラジオ番組「遺言状放送」で演奏されていた。アコースティック曲で、和嶋氏と鈴木氏のコーラス。

●「青森640のテーマ」
94年10月頃の弘前のライヴで演奏されていた。その他、94年12月4日の千葉LOOKでは「“犯罪百科”のテーマ」というタイトルで演奏された。
最終的には、98年発表のオムニバスアルバム『ヴィンテージ・ギター・ファイル Vol.02』に「丑三つ13ch系報道番組『殺人者の因果律』opening theme『サイコパス』〜挿入歌『アリゾナ砂漠の追跡劇』」として収録された。

●「追跡と脱走のサンバ」
94年12月4日の千葉LOOKで演奏されていた。タイトルは筒井康隆の同名小説から。
98年発表のオムニバスアルバム『ヴィンテージ・ギター・ファイル Vol.01』に「丑三つ13ch系報道番組『殺人者の因果律』ending theme『猟奇の果て』」として収録された。

●「メンバー紹介唄」
初期のライヴで演奏されていた。91年春の「桜前線ツアー」のツアーパンフレットに歌詞が載っている。

●「セピア色の思い出」
デビュー前の初期のライヴで演奏。89年12月4日のMZA有明では上館氏が唄った。
シーモンキーズで和嶋氏が提供した「御伽姫」と同一曲。アコースティック調の美しい小品。

●「夢女」
デビュー前の初期のライヴで演奏(89年12月4日のMZA有明など)。和嶋氏が中学時代に作ったという。
ボーカルにファズをかけたかなりおどろおどろしい感じの曲。ライヴではスライドギターを使って演奏。

●「14歳」
90年5月のビッグコミック スピリッツ誌の企画イベント”イカスピ”向けに作られた、楳図かずお氏とのジョイント曲。曲名は、同誌に当時連載されていた楳図かずお氏の漫画のタイトル。

●「僕はチキン」
「14歳」と同じく”イカスピ”向けに作られた、楳図かずお氏とのジョイント曲。曲名は、同誌に当時連載されていた楳図かずお氏の漫画のキャラクターから。

●「美・美・美・美・美・美・美・美佐子」
和嶋氏、みうらじゅん氏、池田貴族氏の3人によるユニット「シーモンキーズ」で演奏。インディーズレーベル「エクスプロージョン」(INGレーベル?)「SEA MONKEYS」に収録。和嶋氏によれば「高校生時代につくった恥ずかしい歌の供養」とのこと。

●「御伽姫」
和嶋氏作の同名の小説のサウンドトラック?として作られた曲。小説の内容は、家出をした少年が花火屋の因業婆が裏でやってる淫売宿の白痴の少女と恋に落ちるというもの。
前者とあわせ、告白の為に創った曲で、その後「ノブコ」(表記不明)と言う曲を経て、相手が替わるごとに曲を創っていては埒があかないと、「御伽姫」を創ったとのこと。
「美・美・美・美・美・美・美・美佐子」と同様、「SEA MONKEYS」に収録。人間椅子のライヴで演奏された「セピア色の思い出」と同一曲。
これとは別に、和嶋氏の作ったキーボードやベースなども入ったフルバージョンで非常に美しい仕上がりのバージョンも存在するらしい。
ラジオ番組「遺言状放送」で、鈴木氏が歌ったことがある。

●「君は千手観音」
みうらじゅん氏などとのユニット「大仏連合」の曲として1時間で作った曲。
92年7月31日に日本テレビ「ロック鳴缶II」で初演。その後93年12月30日のフジテレビ「輝け!ロック爆笑族」で再演。
98年に大槻ケンヂ氏のソロアルバム『スケキヨ』に収録された。

●「死ね死ね団のテーマ」「ワイルド娘」
ライヴで演奏。
人間椅子の前身バンド「死ね死ね団」時代のレパートリー。高校時代に作った。

●「君忘れじの田舎館村」
2000年10月29日、青森 田舎館村役場文化会館の「青森ロック大臣」放送開始記念ライヴで演奏。
曲はアイアン・バタフライ「ガダ・ダ・ヴィダ」だが、和嶋氏のオリジナル歌詞で演奏した。

●「阿Q正伝」
2002年11月2日、渋谷 ON AIR WESTでのライヴでサワリだけ演奏。
「3つ前のアルバム(『二十世紀葬送曲』?)のボツ曲」というMCがあった。歌詞はなし。リフがなかなかかっこいい曲。

※ 作成者注
上のリストに上がっている曲ですが、私はほとんど聞いたことがありません。「わたしのややこ」「神経症 I LOVE YOU」くらいです。これらの曲の詳しい情報や、これ以外の曲をご存じでしたら、ぜひ私までメールしてくださいね。よろしくお願いします。

このリストは、山口 玲氏からの貴重な資料をもとに構成しています。

「御伽姫」「美・美・美・美・美・美・美・美佐子」について、Akira Iwamoto氏、rakuda氏からの情報を追加しました。(97-06-29)

「男はつらいよ(仮)」について、katsumi sugiyama氏から情報をいただきました。(97-07-13)

「造反有理」「鉄格子黙示録」について、Hiroki氏から情報をいただきました。(97-09-07)

「御伽姫」「美・美・美・美・美・美・美・美佐子」について、rakuda氏からの情報を追加しました。(97-10-12)

「純潔」「包帯の女」「青森640のテーマ」「陰獣もどき」について、rakuda氏からの情報を追加しました。(97-11-30)

「御伽姫」「マッチ売りの少女」について、rakuda氏からの情報を追加しました。(97-12-14)

「夏の墓場」について、舞夢氏からの情報を追加しました。(98-03-15)

「鉄格子黙示録」について、ie氏の情報を追加しました。(98-05-05)

「夢女」について、なべ氏の情報を追加しました。(98-05-05)

「死ね死ね団のテーマ」「ワイルド娘」について、中野氏からの情報を追加しました。(98-05-05)

「セピア色の思い出」「夢女」「Big Fat Mama」「反剋の使徒」について、miyossy氏からの情報を追加しました。(98-12-31)

「なまけ者の人生」「夜叉ヶ池」「心の火事」について、坂東氏からの情報を追加しました。(2001-01-05)


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