あけますた.
星人が ぐろぐろ 開設,おめでとうございます.名前はやっぱり どくどく と対をなすものでしょうか. カレーの画像や楽しいアイコンなどもあり,心暖まるページですね.一見は. ところどころエグイねたも混っている気がするが自爆になるのであえて直リンクしない
昨年末の Rogers-Ramanujan Identities につづき,また数セミからのネタですが,書評コーナーに載ってて気になってた本を今日ゲットしたので 報告します.
ブツは, 「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由,フェルミのパラドックス」 スティーヴン・ウェッブ 著, 松浦 俊輔 訳 で, 原著は Stephen Webb, If the Universe is Teeming with Aliens - Where is Everybody? Fifty Solutions to the Fermi Paradox and the Problem of Extraterrestrial Life, 2002. です.
内容は,文字通りです(ぉぃ).広い宇宙に地球人以外の知的生命体,または,その痕跡が見当たらないことを 説明するストーリーないし仮説を 50通り(実は来ている/存在するがまだ連絡がない/存在しない,に大別されている),一見は荒唐無稽に 映るもの含め紹介し,先入観を入れずに妥当性を真面目に検証して行くというものです. 一つ一つの説がどうで,という話はここではしません.ただし詳しいことがあまり分り得ない状況で, 物事(たとえば,惑星が,生物を許容する環境にあること)の確率を上下からおおづかみにバウンドして, それなりに意味のある結論を引き出すアプローチに感動します. ちなみに,50番目は著者自身の説です.どういう説かは...読んでのおたのしみ...
幾つかの説に出てくる,知的生命体が存在するための環境が極めて微妙なバランスの上に成り立っていて, 必要な条件が満されるのは,極めて確率の小さい事象である,という議論はかなり耳に沁みます. 昨年末に 小惑星衝突の恐怖,大地震 などを-- スマトラ大地震後の tsunami で,海面がわずか数十メートル上がれば 人はバタバタと死ぬという現実を含め -- 見てしまっていますので . (ちなみに 2004 MN4が2029年4月13日に衝突する件は,Sぐん率いる1千万ヲタクのパワーで 本日現在はほぼ排除されている模様 です)
http://www.st.rim.or.jp/~donogo/2005/01/06.html