【ゲスト#2-31】 PON さん
片寄くん:
お待たせしました。今日はですね、ラジオにまだあまり
出たことがないという新人さんなんですけども、公の場に登場する
のはですね、もしかしたらまだ数度目かもしれないですね。PONさ
んですね、って呼んだらいいのかな?
PONさん:はいっ。
片:
スタジオに遊びに来てくれました。自己紹介をお願いします。
シルビアさん:ようこそー。
ポ:
去年の8月に「White Kids」という歌で、この、今かかって
いる曲なんですけれども、それでデビューしました。PONです。よ
ろしくお願いします。
片:
えー、PONさんって呼んでいいのかな?
ポ:あ、はい。
片:
ジャネット・ジャクソンやローリング・ストーンズなんかが所
属するヴァージンがあるんですけれどもね、ヴァージンが立ち上げ
た唯一の邦楽レーベル、ヴァージン・トウキョウからですね、第一
弾アーティストとして昨年の夏に、今かかってるこの曲でデビュー
したということなんですけれども。えー、僕もヴァージンなんです
けどね、グレイト3も。それとはまた全然違うとこなんだよね、た
ぶん。系列は一緒なんだろうけど。だから僕がヴァージン行ったと
きもですね、向こうで、イギリスでヴァージンやってる、今別の会
社にいる人なんですけど、えらい人がいましてですね、日本でこの、
ヴァージン・ジャパン、ようするにヴァージン・トウキョウを立ち
上げたいっていう話をね、2、3年前に聞いたことがあったんだけ
ど、そん時にはね、叶わなかったんだよね。で、その後僕はこの曲
が入ったCDをもらった時に、ヴァージン・トウキョウが出来たって
聞いて、その第一弾アーティストってことは、これはよほど、、、
自信がある、、、レコード会社的にも自信のあるアーティストなん
かなーと興味ひかれて聴いたんですけどね。これ、ビデオも僕観
ました。
ポ:ありがとうございます。
片:
ダンスもなかなか。好きなんですか、そういうの。
ポ:
違うんですよ。あのですね、こっちに高校卒業して来たんで
すけれども、初めて習って。
片:そうなんだ。
シ:
高校卒業してから来たっていうことは、その前は。
ポ:
北海道出身で、かなり山奥で、自分の家はFMとか遮断されて、
山に遮断されて、電波が入んなくて、聴こえなくて、それで、なん
か本当に田舎なんですが。
片:
今、19歳? 19歳なんだよね。えー、ラジオじゃわからない
んだけどもね、髪は白くてですね、すごく印象的な感じがします。
シ:
すごい目も、すごく大きくて。
ポ:
ありがとうございます。
片:
じゃあ北海道から出て来たってことなんですね。
ポ:
はい、田舎者です。
片:
これから、東京にね、、、じゃあもう今東京に住んでるわけ
なんだ。
ポ:
はい、、、あ、いや、今は川崎。
片:
でもすぐだね。で、3枚出してるんだね。「White Kids」
「プラチナズム」と出してきて、今回新しいニューシングルで
すね、こちらの「BLUE STAR」、これが出たわけなんですけど。
どうですか、だいたい3枚やってきて、変わってきたことなんか
あります? 自分の中で。
ポ:
やっぱり、「White Kids」の時とか「プラチナズム」の時
とかは、やっぱりこう、周りの人たちの、こう、自分がストレス
を感じてたこととかで、状況を変えたいっていう願いとかを込め
てすごいやってたんですけど、今度はこの「BLUE STAR」って
いう曲では、じゃあ自分はどうなんだっていうことにすごい考え
てみたくなって、だからそういう面では少し大人になったかなっ
ていうか、精神的にちょっと上がれたんじゃないかなっていうふ
うに思ってます。
片:
歌詞なんか見てるとね、基本的に僕、すごい感じたのが、現
実と自分が持ってる理想との差からこう歌詞が生まれるタイプな
のかなと思ってて。
ポ:
はい、もう、それです。
片:
今回の「BLUE STAR」、それがどっちかっていうと、すご
く、ま、んーなんていうのかな、恋愛や愛情とか、恋愛とは限
らないね、いわゆる愛情みたいな、
ポ:
ええ、広い、、、
片:
意味での愛情にたいなところにそれが向けられてるんじゃ
ないかなと感じたんですけども。じゃあ早速2月10日にリリ
ースになったばかりのニューシングルを聴きたいんですけども。
5. BLUE STAR PON
片:
昨年ね、8月にデビューしたということなんですけども、こ
の曲はですね、ま、デビュー曲とはまた違った感じで、すごくや
っぱり、声にあってるんじゃないかと思うんだよね。なんかせつ
ないじゃないですか、上の高いところにいった時とか、すごく。
そのね感じがなんか、声が濡れてるって言ったらあれなのかな、
感じがしてね、すごくあってるんじゃないかなと思って。これ、
マキシ・シングルなんですけどもね、これ、「Sweet Piano
Mix」っていうタイトルで、2曲目に今の曲のリミックスが。
これ、好きなんだよね。
ポ:
あたしも、これ、すごく好きです。
片:
なんていうか、まあさっきみたいなリスム&ブルースのね、
メロディなんだけども、それじゃなくて、浮遊感あるトラックに
のってるってのがまたね、いいなと思って。結構あの、このプロ
フィールなんか見るとですね、好きなアーティストだとか、ミュ
ージシャン、ジャンルなんかが書いてあるんだけども、まあソウ
ル、ブラックの他に例えばパンクだったりとか、って書いてあっ
たりするんだけども、そういうのも好きだったりするの?
ポ:
あの、友だちが、ひとり、パンクがすごい好きな人がいて、
自分でもやってたんですよ。で、その一時的なもので、その影響
を受けてファッションとかもパンクになったりして、なんか、ハ
イ・スタとか、、、かなりミーハーなんですけど。
片:
ハイ・スタってよく知ってますよ。すごいいいよね。
ポ:
はい。
片:
そういったなんか、これからアルバムに向けていろんな要素
とかも入ってくるんじゃないかなと思うとね、楽しみなんですけ
どね。まあ、話、ちょっと戻るんだけど、ヴァージン、ヴァージ
ン・トウキョウっていうね、新しく出来たレーベルから、洋楽レ
ーベルの中の邦楽アーティストということなんだけれども、この
レーベルは独自のオーディションシステムを持ってて、新人の発
掘とか育成からデビューまで一貫してみるのが特徴っていうのが
ここに書いてあるんですけど、どんなことされるんですか? な
んか、頭ん中、仮面ライダーの養成事務所みたいなイメージがあ
るんですけど、、、そんなことないんだよね。
ポ:
それはないんですけど、あたしが初めて行った、行ったとい
うか、まずテープで審査されるんですよ、それが一昨年の秋くら
いで、自分が高3の時だったんですけど、そん時に出して、それ
で行って、そん時に他の結構ほかの人もいたんですよ。
シ:
じゃ、最終に残ったみたいな感じなんですかね。
ポ:
段階がすごいあって、会う人がその度に違って、行くってい
う感じで。それで、最終的にほんとにもう、デビュー目前ってい
う人たちがいて、で、その人たちはなんかダンスを習ったり、育
ててもらってるって、、、オーディションの時期に一緒に育成も
するっていうすごいめずらしい、、、
片:
そうだね、普通受かってからだもんね。
ポ:
そうです、それがなんか面白いなーと思って。で、実際、自
分がデビューできるよって聞いたのが、5月くらいだったんです
よ、去年の。で、8月だったんですけど、、、あ、それはね、6
月でした。6月に聞いたんですけど、ほんとはもう5月に決まっ
てたらしいんですけど、なんか、デビューが目的じゃなくって、
それからその後だっていう、会社の人たちの方針があって、それ
で、やっぱりデビューできたからっていうふうになって、モチベ
ーション下がっちゃったりする人がいるからってことで、そうい
うことだったらしいです。
片:
いいレーベルですね
ポ:
ほんとに考え方とかが大好きです。
片:
やっぱ育てていこうっていうね、今、レコード会社少ないで
すからね、ま、メジャーの会社は特にそうなんだけど、使い捨て
みたいなとこが多いからね。だから、さっき名前出たけど、ハイ
・スタンダードみたいなああいうパンクのバンドとか自分でレー
ベル持ってやってる連中とかも出て来てるくらいだからね。こう
いうふうにね、育ててくれるんだったら、いいよね、歓迎だよね
。これからアルバムのレコーディングに入るという感じなのかな
?
ポ:
いえ、えーと、まずは春ごろに、次の4番目のシングルを、
今考えているというか。
片:
じゃ、とりあえずシングルでどんどん出してってって感じか
な。
ポ:
はいそうですね。4番目くらいを出したいっていうか。
片:
それで自分の中でいろいろまとまってきたものをいつかアル
バムにして。
ポ:
はい。
片:
ライブなんかはどうなの、考えてるの?
ポ:
春から夏にかけてとかできればいいなと思っていて。
片:
楽しみですね。まだ、じゃあ、そういうライブっていうのは
あまりやってないのかな。
ポ:
そうですね、ライブは、みなさんの前では、やってないです
ね。
片:
じゃ、今聴いて好きになったりした人とか楽しみにしてるん
じゃないかなと思うんですけども。まあ、今日バレンタイン特集
というわけなんですけど、なんかバレンタインに思い出とかあっ
たりします?
ポ:
あのですね、、、、困るな、、、いつもですね、いないんで
すよ、行事の時期に、何故とい
うくらいにいないんですが。
片:
どこ行ってるの?
ポ:
えーと、なんか友だちと、今年もさみしいぜーっ、みたいな、
ガーッてやって終わっちゃうっていう。
片:
ああ、いないって、、、相手がね。どっかに、僕、遊びに行
ってるんだと思っちゃった。あーそっかそっか。バレンタインデ
ーっていうのはね、女の子からアプローチするチャンスでもあり
ますからね。
シ:
男性でもいいんですよ。
片:
男性でもいいんですか? 知りませんでした。
シ:
毎年言ってますけど。
片:
僕は毎日バレンタインデーみたいなものですから、、、すい
ません、、、僕の話はどうでもいいんですよね。じゃあね、PON
さんですね、このラジオで聴いて初めて知った人もたくさんいる
と思うんですけども、リスナーのみなさんに何かメッセージがあ
ったら。
ポ:
えっとですね、やっぱり、あたしは曲の中で、全部自分のこ
とを書いてるんですよ。それっていうのは、自分自身に負けたく
ないっていうのがあるし、いつもやっぱり見失っちゃうんですよ。
あの、なんかこう、自分がわかんなくなったりして、でなんか、
そういう時にね、自分の曲を聴いて、あたしは、こう、迷わない
ように、星を打ち上げて、うん、なんか、っていうイメージで
「Blue Star」の今回の曲もそういう感じなんですけど、だから、
みんなも、自分に負けないでほしい。
片:
そうだね、自分で自分のこと疑うようになっちゃうとね、
どんどん、こう、崩れてくっていうのかな、それはあると思うん
だよね。やっぱりこう、疑うのはもちろんあるんだけれども、最
終的にどっかで信じてないと、夢は叶わないからね、気がします
けどね。
ポ:
なんか、生きてく上で永遠のテーマだと思うんで。
片:
そうだね。俺もそう思うな、それは。
シ:
若いのにしっかりしてるね。
片:
そうだね。
ポ:
それは他の部分で欠落してるんで、それで、こう、ミュージ
シャンとして、結構それしかできなかったりっていう部分があっ
て。
片:
それだけできれば十分です、ミュージシャンとしてはね。社
会的失格でも大丈夫ですからね。僕がいい例ですからね。最後に
バレンタインにちなんだリクエストにお答えしてお別れしたいと
思うんですけど。
ポ:
ブリジット・バルドーとセルジュ・ゲンズブールの、あの、
「JE T'AIME MOI NON PLUS」。
片:
ジェーン・バーキンが歌う前のバージョンなんだよね。
ポ:
そうなんですよ、ジェーン・バーキン、なんか嫉妬して歌っ
たとかって。
片:
そうそうそう、焼きもちやいて、歌い直したらしいんだけど
ね。まあ、セルジュ・ゲンズブールも罪な男というわけで、じゃ
、曲紹介お願いします。今日はありがとうございました。